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公開番号
2024113571
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-08-22
出願番号
2023018653
出願日
2023-02-09
発明の名称
印刷装置
出願人
ヤマハ発動機株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
B41F
15/08 20060101AFI20240815BHJP(印刷;線画機;タイプライター;スタンプ)
要約
【課題】マスクに対する半田ペーストの回収及び供給を行うための半田移載シートの移動量の、基準移動量に対するずれ量を推定することが可能な印刷装置を提供する。
【解決手段】印刷装置1は、基板Pの上方に配置されるマスク4と、マスク4上で半田ペーストSPを移動させることにより基板P上に半田ペーストSPを印刷するスキージ6aと、第1方向D1に所定の基準移動量SLで周回移動することによりマスク4上から半田ペーストSPを回収する回収動作と、第2方向D2に基準移動量SLで周回移動することにより回収した半田ペーストSPをマスク4上に供給する供給動作と、を行う半田移載シート52と、半田移載シート52上の検出対象を所定の基準位置P1において検出する検出部8aと、検出部8aの検出結果に基づいて、半田移載シート52上における検出対象の基準位置P1に対する位置ずれ量を認識する位置ずれ認識部301と、を備える。
【選択図】図7
特許請求の範囲
【請求項1】
基板上に半田ペーストを印刷する印刷装置であって、
印刷用開口部を有し、前記基板の上方に交換可能に配置されるマスクと、
前記マスク上で前記半田ペーストを移動させることにより、前記印刷用開口部を通じて前記基板上に前記半田ペーストを印刷するスキージと、
長手方向に延びるシートであって、前記長手方向に沿った第1方向及び前記第1方向とは反対の第2方向に周回移動可能に設けられ、前記マスクに対し、前記第1方向に所定の基準移動量で周回移動することにより前記マスク上から前記半田ペーストを回収する回収動作と、前記第2方向に前記基準移動量で周回移動することにより回収した前記半田ペーストを前記マスク上に供給する供給動作と、を行う半田移載シートと、
前記半田移載シート上の検出対象を所定の基準位置において検出する検出部と、
前記検出部の検出結果に基づいて、前記半田移載シート上における前記検出対象の前記基準位置に対する位置ずれ量を認識する位置ずれ認識部と、を備える、印刷装置。
続きを表示(約 1,700 文字)
【請求項2】
前記検出部は、前記半田移載シートの周回移動が停止された状態で前記検出対象を検出する、請求項1に記載の印刷装置。
【請求項3】
前記検出部は、画像に基づき前記検出対象を検出するカメラ、及び、レーザー光に基づき前記検出対象を検出するレーザーセンサの少なくとも1つを含む、請求項1に記載の印刷装置。
【請求項4】
前記検出対象は、前記半田移載シート上において前記長手方向に一定の間隔をあけて設けられた複数のマーク又は孔からなる複数の目印部であり、
前記検出部は、前記半田移載シートによる前記回収動作の前に前記基準位置において前記目印部を検出する第1目印検出動作と、前記半田移載シートによる前記回収動作の後であり且つ前記供給動作の前に前記基準位置において前記目印部を検出する第2目印検出動作と、を行い、
前記位置ずれ認識部は、前記検出部の前記第1目印検出動作における検出結果に基づいて前記位置ずれ量として第1目印位置ずれ量を認識する第1認識処理と、前記検出部の前記第2目印検出動作における検出結果に基づいて前記位置ずれ量として第2目印位置ずれ量を認識する第2認識処理と、を行う、請求項1に記載の印刷装置。
【請求項5】
前記基準移動量は、前記マスク上の前記半田ペーストの塊である半田ロールの幅を示す半田ロール幅に応じて設定され、
前記半田移載シート上に設けられた前記複数の目印部において、互いに隣接する前記目印部同士の間隔は、前記半田ロール幅に所定のマージン値を加えた値に設定される、請求項4に記載の印刷装置。
【請求項6】
前記半田移載シート上に設けられた前記複数の目印部において、互いに隣接する前記目印部同士の間隔は、前記基準移動量と同一に設定される、請求項4に記載の印刷装置。
【請求項7】
前記半田移載シートの周回移動を制御する制御部を、更に備え、
前記制御部は、
前記半田移載シートによる前記回収動作の前に、前記第1目印位置ずれ量に応じて前記半田移載シートを周回移動させることにより、前記基準位置に対する前記目印部の位置を補正する第1位置ずれ補正処理を行い、
前記半田移載シートによる前記回収動作の後であり且つ前記供給動作の前に、前記第2目印位置ずれ量に応じて前記半田移載シートを周回移動させることにより、前記基準位置に対する前記目印部の位置を補正する第2位置ずれ補正処理を行う、請求項4に記載の印刷装置。
【請求項8】
前記検出対象は、前記回収動作により前記半田移載シート上に回収された前記半田ペーストの塊である半田ロールを示す回収半田ロールであり、
前記検出部は、前記半田移載シートによる前記回収動作の後であり且つ前記供給動作の前に、前記基準位置において前記回収半田ロールを検出する回収半田検出動作を行い、
前記位置ずれ認識部は、前記検出部の前記回収半田検出動作における検出結果に基づいて、前記位置ずれ量として回収半田位置ずれ量を認識する、請求項1に記載の印刷装置。
【請求項9】
前記半田移載シートの周回移動を制御する制御部を、更に備え、
前記制御部は、前記半田移載シートによる前記回収動作の後であり且つ前記供給動作の前に、前記回収半田位置ずれ量に応じて前記半田移載シートを周回移動させることにより、前記基準位置に対する前記回収半田ロールの位置を補正する位置ずれ補正処理を行う、請求項8に記載の印刷装置。
【請求項10】
前記検出対象は、前記半田移載シートによる前記供給動作の後に前記半田移載シート上に残った前記半田ペーストの形跡を示す半田形跡であり、
前記検出部は、前記半田移載シートによる前記供給動作の後に、前記基準位置において前記半田形跡を検出する半田形跡検出動作を行い、
前記位置ずれ認識部は、前記検出部の前記半田形跡検出動作における検出結果に基づいて、前記位置ずれ量として半田形跡位置ずれ量を認識する、請求項1に記載の印刷装置。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、プリント回路基板等の基板上に半田ペーストを印刷する印刷装置に関する。
続きを表示(約 2,100 文字)
【背景技術】
【0002】
従来から、マスク上に供給されるクリーム半田等の半田ペーストを、当該マスクに沿って移動するスキージによって移動させながら、当該マスクに重ね合わされたプリント回路基板等の基板上に印刷するスクリーン印刷装置が知られている。
【0003】
この種のスクリーン印刷装置の一つとして、例えば特許文献1には、基板の品種交換などでマスクを交換するときに、マスク上の半田ペーストを一時的に回収し、当該回収した半田ペーストを交換後のマスク上に供給する半田移載シートを含む半田のせ降ろし装置を備えた印刷装置が開示されている。この印刷装置では、半田移載シートは複数のローラに巻き掛けられており、ローラの回転に応じて半田移載シートが周回移動する。半田移載シートが所定の基準移動量で周回移動することにより、マスクからシートへの半田ペーストの回収と、シートからマスクへの半田ペーストの供給とが行われる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
国際公開第2014/033860号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
マスクに対する半田ペーストの回収及び供給を行うための半田移載シートに撓みや振動などが生じた場合、半田移載シートが周回移動するときの移動量が安定しない虞がある。この場合、マスクに対する半田ペーストの回収及び供給を行うときに、半田移載シートの周回移動の移動量が基準移動量に対してずれる虞がある。半田移載シートの移動量が基準移動量に対してずれた場合、マスク上の半田ペーストをシート上の適正位置に回収することが困難であるとともに、シート上に回収した半田ペーストをマスク上の適正位置に供給することが困難となる。
【0006】
本発明の目的は、マスクに対する半田ペーストの回収及び供給を行うための半田移載シートの移動量の、基準移動量に対するずれ量を推定することが可能な印刷装置を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の一の局面に係る印刷装置は、基板上に半田ペーストを印刷する装置である。この印刷装置は、印刷用開口部を有し、前記基板の上方に交換可能に配置されるマスクと、前記マスク上で前記半田ペーストを移動させることにより、前記印刷用開口部を通じて前記基板上に前記半田ペーストを印刷するスキージと、長手方向に延びるシートであって、前記長手方向に沿った第1方向及び前記第1方向とは反対の第2方向に周回移動可能に設けられ、前記マスクに対し、前記第1方向に所定の基準移動量で周回移動することにより前記マスク上から前記半田ペーストを回収する回収動作と、前記第2方向に前記基準移動量で周回移動することにより回収した前記半田ペーストを前記マスク上に供給する供給動作と、を行う半田移載シートと、前記半田移載シート上の検出対象を所定の基準位置において検出する検出部と、前記検出部の検出結果に基づいて、前記半田移載シート上における前記検出対象の前記基準位置に対する位置ずれ量を認識する位置ずれ認識部と、を備える。
【0008】
この印刷装置によれば、スキージによる半田ペーストの印刷対象の基板の品種交換などでマスクが交換されるときに、半田移載シートが回収動作と供給動作とを行う。半田移載シートは、回収動作において第1方向に所定の基準移動量で周回移動することによりマスク上から半田ペーストを回収し、供給動作において第2方向に基準移動量で周回移動することにより回収した半田ペーストをマスク上に供給する。この際、位置ずれ認識部は、検出部による半田移載シート上の検出対象の検出結果に基づいて、半田移載シート上における検出対象の基準位置に対する位置ずれ量を認識する。この半田移載シート上における検出対象の位置ずれ量に基づいて、半田移載シートの周回移動の移動量の、基準移動量に対するずれ量を推定することが可能である。また、半田移載シートの移動量の基準移動量に対するずれ量を推定することが可能であることにより、半田移載シートの回収動作に応じて半田移載シート上に回収された半田ペーストの適正回収位置に対する回収位置ずれ量の推定が可能であるとともに、半田移載シートの供給動作に応じてマスク上に供給された半田ペーストの適正供給位置に対する供給位置ずれ量の推定が可能である。
【0009】
上記の印刷装置において、前記検出部は、前記半田移載シートの周回移動が停止された状態で前記検出対象を検出してもよい。
【0010】
この態様では、半田移載シートの周回移動が停止された状態で検出部により検出対象が検出される。この場合、検出部は、半田移載シートの周回移動に伴う振動などの外乱が排除された状態で、半田移載シート上の検出対象を検出することができる。これにより、検出部の検出精度の向上を図ることができる。
(【0011】以降は省略されています)
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