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公開番号2024123876
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-09-12
出願番号2023031664
出願日2023-03-02
発明の名称記録媒体
出願人キヤノンファインテックニスカ株式会社
代理人
主分類B41M 5/52 20060101AFI20240905BHJP(印刷;線画機;タイプライター;スタンプ)
要約【課題】転写フィルムの受容層と、転写フィルムの受容層中または受容層上に形成された画像と、を転写することが可能なアクリル樹脂製の記録媒体を提供すること。
【解決手段】支持体と、複数の加熱素子が配設されたサーマルヘッドによって昇華または溶融されたインクを受容する受容層と、前記受容層中または前記受容層上に前記インクによって形成された画像と、を有する転写媒体の、前記受容層の表面または前記画像の表面に当接されて、前記転写媒体と重ねた状態で加熱および加圧されることで、前記転写媒体から前記受容層と前記画像を転写することが可能な記録媒体であって、アクリル樹脂を含む基材と、前記基材の少なくとも一方の面に形成され、前記受容層の表面または前記画像の表面に当接されて、前記転写媒体と重ねた状態で加熱および加圧されることで、前記受容層および前記画像が接着される接着層と、を備えている。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
支持体と、複数の加熱素子が配設されたサーマルヘッドによって昇華または溶融されたインクを受容する受容層と、前記受容層中または前記受容層上に前記インクによって形成された画像と、を有する転写媒体の、前記受容層の表面または前記画像の表面に当接されて、前記転写媒体と重ねた状態で加熱および加圧されることで、前記転写媒体から前記受容層と前記画像を転写することが可能な記録媒体であって、
アクリル樹脂を含む基材と、
前記基材の少なくとも一方の面に形成され、前記受容層の表面または前記画像の表面に当接されて、前記転写媒体と重ねた状態で加熱および加圧されることで、前記受容層および前記画像が接着される接着層と、を備えている
ことを特徴とする記録媒体。
続きを表示(約 62 文字)【請求項2】
前記接着層は、塩化ビニル・酢酸ビニル共重合物を含むことを特徴とする請求項1に記載の記録媒体。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、再転写方式のプリンターで使用する記録媒体に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
プラスチック素材の記録媒体に印刷する方法として、インクリボンと転写フィルムを用いて印刷する再転写方式のプリンターが知られている(特許文献1)。再転写方式のプリンターは、インクリボンのインクを昇華または溶融させる複数の加熱素子が配設されたサーマルヘッドを備えており、転写フィルムは、サーマルヘッドによって昇華または溶融されたインクを受容する受容層を備えている。また、再転写方式のプリンターによる記録媒体への印刷は、サーマルヘッドによって昇華または溶融したインクを、転写フィルムの受容層中または受容層上に転写して画像を形成する工程と、画像が形成された受容層を記録媒体に当接し、転写フィルムと記録媒体を重ねた状態で加熱圧着する工程と、転写フィルムと記録媒体が接着された接着物から、転写フィルムの支持体と、記録媒体に当接していない受容層を剥離回収する工程と、で実施される。これにより、記録媒体上に画像が転写された記録物が得られる。
【0003】
一方、透明なアクリル板に写真などを貼付し、アクリル板越しに画像が鑑賞できるアクリルフォトやアクリルアクセサリー等が販売されており、アクリル板に直接画像を印刷したいという要望があった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2016-190414号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、再転写方式で用いられる記録媒体は、主にPVC、ABS、PET、PET-G、PCで製造されており、これをアクリルに変更すると、アクリルと転写フィルムの受容層との接着性が低いこと、或いは、アクリルと受容層上のインクとの接着性が低いことが原因で、記録媒体と受容層との間に剥がれが生じ、高品質な記録物が製造できないという問題があった。
【0006】
したがって、本発明の目的は、転写フィルム(以下、転写媒体ともいう)の受容層と、転写フィルムの受容層中または受容層上に形成された画像と、を転写することが可能なアクリル製の記録媒体を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明によれば、以下に示す記録媒体が提供される。
【0008】
支持体と、複数の加熱素子が配設されたサーマルヘッドによって昇華または溶融されたインクを受容する受容層と、前記受容層中または前記受容層上に前記インクによって形成された画像と、を有する転写媒体の、前記受容層の表面または前記画像の表面に当接されて、前記転写媒体と重ねた状態で加熱および加圧されることで、前記転写媒体から前記受容層と前記画像を転写することが可能な記録媒体であって、アクリル樹脂を含む基材と、前記基材の少なくとも一方の面に形成され、前記受容層の表面または前記画像の表面に当接されて、前記転写媒体と重ねた状態で加熱および加圧されることで、前記受容層および前記画像が接着される接着層と、を備えている、ことを特徴とする記録媒体。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、転写フィルムの受容層と、転写フィルムの受容層中または受容層上に形成された画像と、を転写することが可能なアクリル製の記録媒体を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
画像形成装置の断面概略図である。
本発明の記録媒体の断面図である。
本発明のその他の記録媒体の断面図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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