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公開番号
2024141420
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-10-10
出願番号
2023053053
出願日
2023-03-29
発明の名称
通信システムおよびプログラム
出願人
富士フイルムビジネスイノベーション株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
H04L
12/66 20060101AFI20241003BHJP(電気通信技術)
要約
【課題】複数のネットワークに接続された情報処理装置において、通信先への通信経路を特定することが可能な通信システムを提供する。
【解決手段】複数のネットワークに接続するための複数の通信インターフェイスを有する情報処理装置100の通信システムであって、情報処理装置100は、接続可能な複数のネットワークA200、B300の各々におけるルータ210、310を経由して到達可能なネットワークのネットワーク番号と、ルータ210、310に接続するために用いられる通信インターフェイスと、を対応付けた対応情報に基づき、複数の通信インターフェイスのうち、通信先アドレスのネットワーク番号と一致するネットワーク番号を有するネットワークへの接続に使用する通信インターフェイスを決定し、決定した通信インターフェイスを用いて通信先に接続する。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
複数のネットワークに接続するための複数の通信インターフェイスを有する情報処理装置の通信システムであって、
1または複数のプロセッサを備え、
前記プロセッサは、
接続可能な前記複数のネットワークの各々におけるゲートウェイを経由して到達可能なネットワークのネットワーク番号と、当該ゲートウェイに接続するために用いられる通信インターフェイスと、を対応付けた対応情報に基づき、前記複数の通信インターフェイスのうち、通信先アドレスのネットワーク番号と一致するネットワーク番号を有するネットワークへの接続に使用する通信インターフェイスを決定し、
決定した前記通信インターフェイスを用いて通信先に接続すること
を特徴とする、通信システム。
続きを表示(約 1,500 文字)
【請求項2】
前記プロセッサは、
前記複数の通信インターフェイスを用いて接続可能な前記複数のネットワークの各々に関して、当該ネットワーク上のゲートウェイから経路情報を取得し、
取得した前記経路情報から得られる前記ゲートウェイを経由して到達可能なネットワークのネットワーク番号と、当該ゲートウェイに接続するために用いた通信インターフェイスとを対応付けた対応情報を記憶装置に格納し、
前記記憶装置に格納された前記対応情報に基づき、通信先アドレスのネットワーク番号と一致するネットワーク番号を有するネットワークに接続するための前記通信インターフェイスを決定すること
を特徴とする、請求項1に記載の通信システム。
【請求項3】
前記プロセッサは、前記通信先アドレスへの通信の有無とは別に予め定められた取得条件に従って、前記経路情報を取得することを特徴とする、請求項2に記載の通信システム。
【請求項4】
前記プロセッサは、
送信先がホスト名で指定される場合、自装置が接続可能なDNSサーバに名前解決を依頼し、
名前解決の結果得られた送信先アドレスのネットワーク番号を抽出し、当該ネットワーク番号と一致するネットワーク番号を有するネットワークへの接続に使用する通信インターフェイスを決定すること
を特徴とする、請求項1に記載の通信システム。
【請求項5】
前記複数の通信インターフェイスを用いて接続可能なDNSサーバのアドレスと、前記複数の通信インターフェイスのうち当該DNSサーバに接続するために使用可能な通信インターフェイスとを対応付けたDNS情報を前記情報処理装置の記憶装置に保持し、
前記プロセッサは、前記DNS情報を用いて、前記DNSサーバに接続する前記通信インターフェイスを決定し、当該通信インターフェイスを用いて当該DNSサーバに名前解決を依頼することを特徴とする、請求項4に記載の通信システム。
【請求項6】
前記プロセッサは、前記複数の通信インターフェイスの各々が接続するネットワークの何れかのネットワーク番号と、通信先アドレスのネットワーク番号とが一致する場合、前記対応情報に関わらず、ネットワーク番号が一致したネットワークに接続する通信インターフェイスを用いて通信先に接続することを特徴とする、請求項1乃至請求項5の何れかに記載の通信システム。
【請求項7】
前記プロセッサは、前記複数の通信インターフェイスの各々が接続するネットワークにおける自装置のアドレスと、当該ネットワークに関するサブネットマスクとに基づき、当該ネットワークのネットワーク番号を取得することを特徴とする、請求項6に記載の通信システム。
【請求項8】
複数のネットワークに接続可能なコンピュータを制御するプログラムであって、
前記コンピュータに、
接続可能な前記複数のネットワークの各々に関して、当該ネットワーク上のゲートウェイから経路情報を取得する機能と、
取得した前記経路情報から得られる前記ゲートウェイを経由して到達可能なネットワークのネットワーク番号と、当該ゲートウェイに接続するために用いた通信インターフェイスとを対応付けた対応情報を記憶装置に格納する機能と、
通信先アドレスのネットワーク番号と、前記記憶装置に格納されている前記対応情報とに基づき、使用する通信インターフェイスを決定する機能と、
決定した前記通信インターフェイスを用いて通信先に接続する機能と、
を実現させることを特徴とする、プログラム。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、通信システムおよびプログラムに関する。
続きを表示(約 3,900 文字)
【背景技術】
【0002】
ネットワークを介して外部装置と通信を行う情報処理装置において、複数のネットワークアダプタを備え、それぞれ相異なるネットワークに接続される構成が採られる場合がある。このような構成において、特定の通信先に接続するために何れのネットワークを介して接続すれば良いかが不明である場合に、ネットワーク上のDNS(Domain Name System)サーバによる名前解決の結果を用いて通信先を特定する従来技術がある。
【0003】
特許文献1には、複数のIPネットワークのうち、アクセスすべきIPネットワークの情報を取得し、取得されたIPネットワークに対応するDNSサーバへ名前解決の要求を送信し、取得されたIPネットワークに対応しないDNSサーバへは名前解決の要求を送信しないように制御することにより、他の通信装置にアクセスするための名前解決をよりセキュアに実行する通信システムが開示されている。
【0004】
特許文献2には、ホスト名の名前解決を外部に依頼し、依頼したホスト名の名前解決が成功した場合に、名前解決に成功したDNSサーバが対応付けられている通信インタフェースを特定し、特定された通信インタフェース経由で名前解決の結果得られたIPアドレスで特定される外部装置と通信を行うための経路情報をルーティングテーブルに登録する通信システムが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2021-118437号公報
特開2021-197687号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
特定のネットワークの特定の通信先に対してのみデータを送信する場合、通信先への正確な通信経路を特定することが必要となるが、ネットワークの構成によっては、DNSサーバによる名前解決の結果だけでは、通信先への通信経路を特定することができない場合があった。
【0007】
本発明は、複数のネットワークに接続された情報処理装置において、DNSサーバによる名前解決の結果を用いて通信先を特定する手法と比較して、通信先への通信経路を特定することが可能な通信システムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
請求項1に係る本発明は、
複数のネットワークに接続するための複数の通信インターフェイスを有する情報処理装置の通信システムであって、
1または複数のプロセッサを備え、
前記プロセッサは、
接続可能な前記複数のネットワークの各々におけるゲートウェイを経由して到達可能なネットワークのネットワーク番号と、当該ゲートウェイに接続するために用いられる通信インターフェイスと、を対応付けた対応情報に基づき、前記複数の通信インターフェイスのうち、通信先アドレスのネットワーク番号と一致するネットワーク番号を有するネットワークへの接続に使用する通信インターフェイスを決定し、
決定した前記通信インターフェイスを用いて通信先に接続すること
を特徴とする、通信システムである。
請求項2に係る本発明は、
前記プロセッサは、
前記複数の通信インターフェイスを用いて接続可能な前記複数のネットワークの各々に関して、当該ネットワーク上のゲートウェイから経路情報を取得し、
取得した前記経路情報から得られる前記ゲートウェイを経由して到達可能なネットワークのネットワーク番号と、当該ゲートウェイに接続するために用いた通信インターフェイスとを対応付けた対応情報を記憶装置に格納し、
前記記憶装置に格納された前記対応情報に基づき、通信先アドレスのネットワーク番号と一致するネットワーク番号を有するネットワークに接続するための前記通信インターフェイスを決定すること
を特徴とする、請求項1に記載の通信システムである。
請求項3に係る本発明は、
前記プロセッサは、
前記通信先アドレスへの通信の有無とは別に予め定められた取得条件に従って、前記経路情報を取得することを特徴とする、請求項2に記載の通信システムである。
請求項4に係る本発明は、
前記プロセッサは、
送信先がホスト名で指定される場合、自装置が接続可能なDNSサーバに名前解決を依頼し、
名前解決の結果得られた送信先アドレスのネットワーク番号を抽出し、当該ネットワーク番号と一致するネットワーク番号を有するネットワークへの接続に使用する通信インターフェイスを決定すること
を特徴とする、請求項1に記載の通信システムである。
請求項5に係る本発明は、
前記複数の通信インターフェイスを用いて接続可能なDNSサーバのアドレスと、前記複数の通信インターフェイスのうち当該DNSサーバに接続するために使用可能な通信インターフェイスとを対応付けたDNS情報を前記情報処理装置の記憶装置に保持し、
前記プロセッサは、前記DNS情報を用いて、前記DNSサーバに接続する前記通信インターフェイスを決定し、当該通信インターフェイスを用いて当該DNSサーバに名前解決を依頼することを特徴とする、請求項4に記載の通信システムである。
請求項6に係る本発明は、
前記プロセッサは、前記複数の通信インターフェイスの各々が接続するネットワークの何れかのネットワーク番号と、通信先アドレスのネットワーク番号とが一致する場合、前記対応情報に関わらず、ネットワーク番号が一致したネットワークに接続する通信インターフェイスを用いて通信先に接続することを特徴とする、請求項1乃至請求項5の何れかに記載の通信システムである。
請求項7に係る本発明は、
前記プロセッサは、前記複数の通信インターフェイスの各々が接続するネットワークにおける自装置のアドレスと、当該ネットワークに関するサブネットマスクとに基づき、当該ネットワークのネットワーク番号を取得することを特徴とする、請求項6に記載の通信システムである。
請求項8に係る本発明は、
複数のネットワークに接続可能なコンピュータを制御するプログラムであって、
前記コンピュータに、
接続可能な前記複数のネットワークの各々に関して、当該ネットワーク上のゲートウェイから経路情報を取得する機能と、
取得した前記経路情報から得られる前記ゲートウェイを経由して到達可能なネットワークのネットワーク番号と、当該ゲートウェイに接続するために用いた通信インターフェイスとを対応付けた対応情報を記憶装置に格納する機能と、
通信先アドレスのネットワーク番号と、前記記憶装置に格納されている前記対応情報とに基づき、使用する通信インターフェイスを決定する機能と、
決定した前記通信インターフェイスを用いて通信先に接続する機能と、
を実現させることを特徴とする、プログラムである。
【発明の効果】
【0009】
請求項1の発明によれば、複数のネットワークに接続された情報処理装置において、DNSサーバによる名前解決の結果を用いて通信先を特定する手法と比較して、通信先への通信経路を特定することが可能な通信システムを実現することができる。
請求項2の発明によれば、ネットワーク上の公開された情報から通信先への通信経路を特定するために用いられる情報を取得することができる。
請求項3の発明によれば、事前に通信経路を特定するための情報を取得するため、通信時に通信経路を探索する構成と比較して、使用する通信インターフェイスを決定するのに要する時間が短縮される。
請求項4の発明によれば、通信先を特定する情報としてアドレスのみを用いる構成と比較して、ホスト名による指定に対応することができる。
請求項5の発明によれば、複数のネットワーク上に複数のDNSサーバがある場合であっても、通信インターフェイスを選択してDNSサーバに接続することができる。
請求項6の発明によれば、ゲートウェイが存在しないネットワークに対しても接続することができる。
請求項7の発明によれば、自装置における既知の情報に基づいて接続先のネットワークのネットワーク番号を取得することができる。
請求項8の発明によれば、複数のネットワークに接続され、本発明のプログラムをインストールした情報処理装置において、DNSサーバによる名前解決の結果を用いて通信先を特定する手法と比較して、通信先への通信経路を特定することが可能な通信システムを実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
本実施形態が適用される情報処理装置を含むネットワーク環境の構成例を示す図である。
情報処理装置の構成を示す図である。
文書処理システムのハードウェア構成例を示す図である。
インターフェイス情報の例を示す図である。
ルーティングテーブルの例を示す図である。
DNS情報の例を示す図である。
通信において使用する通信インターフェイスの決定方法を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)
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