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公開番号2024141266
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-10
出願番号2023052811
出願日2023-03-29
発明の名称火災報知設備用機器におけるフック部材取付構造
出願人能美防災株式会社
代理人弁理士法人きさ特許商標事務所
主分類G08B 17/00 20060101AFI20241003BHJP(信号)
要約【課題】フック部材を筐体前面よりも突出しない位置で、簡単な構造で筐体に取り付けることが可能な火災報知設備用機器におけるフック部材取付構造を提供する。
【解決手段】火災報知設備用機器1は、箱状の筐体4の背壁21が壁面Wに固定されて設置されるものである。電話機の送受話器40を係止するフック部材10は、上下方向に延びる平板部11と、平板部11の上端から前方に延びる上部フック部12と、平板部11の下端に設けられ、送受話器40が係止される下部フック部13と、を有する板状部材である。筐体4の背壁21の下端部には、筐体4の外部下方からフック部材10の上部フック部12を受け入れて係止する係止部30が形成されており、フック部材10は、上部フック部12が係止部30に係止され、平板部11が壁面Wに当接した状態で筐体4に取り付けられるものである。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
火災報知設備用機器の筐体に、電話機の送受話器を係止するフック部材が取り付けられる火災報知設備用機器におけるフック部材取付構造において、
前記火災報知設備用機器は、箱状の前記筐体の背壁が壁面に固定されて設置されるものであり、
前記フック部材は、
上下方向に延びる平板部と、前記平板部の上端から前方に延びる上部フック部と、前記平板部の下端に設けられ、前記送受話器が係止される下部フック部と、を有する板状部材であり、
前記筐体の前記背壁の下端部には、前記筐体の外部下方から前記フック部材の前記上部フック部を受け入れて係止する係止部が形成されており、
前記フック部材は、前記上部フック部が前記係止部に係止され、前記平板部が前記壁面に当接した状態で前記筐体に取り付けられる火災報知設備用機器におけるフック部材取付構造。
続きを表示(約 530 文字)【請求項2】
前記係止部は、前記背壁の前記壁面との接触面から前方に凹む凹部であり、
前記凹部は、下方が開放され、且つ前記凹部の前記壁面に対向する前面が、前記フック部材の前記上部フック部を係止する段差状に形成されている請求項1記載の火災報知設備用機器におけるフック部材取付構造。
【請求項3】
前記フック部材は、前記筐体に取り付けられた状態で、前記上部フック部の前方に向いた先端面が前記凹部の一部に当接して前後方向の位置決めがなされる請求項2記載の火災報知設備用機器におけるフック部材取付構造。
【請求項4】
前記フック部材の前記下部フック部は、前記平板部の下端から前方に延びた後、上方に延びて形成された形状を有する請求項1又は請求項2記載の火災報知設備用機器におけるフック部材取付構造。
【請求項5】
前記フック部材の前記下部フック部は、前記平板部の下端から前方に延びる前方延出部と、前記前方延出部の先端から上方に延びる上方延出部と、を有し、
前記上方延出部は、前記送受話器に形成された凹部に係止する形状を有する請求項1又は請求項2記載の火災報知設備用機器におけるフック部材取付構造。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、火災報知設備用機器におけるフック部材取付構造に関する。
続きを表示(約 2,500 文字)【背景技術】
【0002】
従来の火災報知設備用機器は、筐体の前面の操作パネルに電話ジャックを有し、電話機の送受話器の電話プラグを電話ジャックに接続することで、例えば火災時や保守点検時に端末機器側の保守員と通話できるようになっている(例えば、特許文献1参照)。特許文献1の火災報知設備用機器は、筐体前面の操作パネル以外の部分に、通話の中断時等に送受話器を係止するためのフック部材が取り付けられている。フック部材は、フック部材の下部の左右両端部で筐体前面に回動可能に支持されており、未使用時には、筐体前面に設けた凹状のフック収納部に収納されて筐体前面に略面一とされ、使用時には約90°の位置まで回動して手前に突出させることで、送受話器を係止可能としている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2001-111662号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1の火災報知設備用機器では、フック部材の下部の左右両端部に一対の軸凹部が設けられ、フック収納部にフック収納部内に突出する一対の軸凸部が設けられ、一対の軸凸部が一対の軸凹部に嵌合することで、フック部材が回動するようになっている。このように、特許文献1の火災報知設備用機器では、フック部材とフック収納部との取り付け部分に、フック部材を回動自在に支持する軸構造が必要であるため、必然的に構造が複雑化する。また、特許文献1の火災報知設備用機器では、使用時にフック部材が筐体前面よりも手前に突出するため、人の腕等が衝突して破損を招く可能性があり、フック部材の使用時の位置に関し改善の余地がある。
【0005】
本発明は、上記の課題を解決するためのものであり、フック部材を筐体前面よりも突出しない位置で、簡単な構造で筐体に取り付けることが可能な火災報知設備用機器におけるフック部材取付構造を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明に係る火災報知設備用機器におけるフック部材取付構造は、火災報知設備用機器の筐体に、電話機の送受話器を係止するフック部材が取り付けられる火災報知設備用機器におけるフック部材取付構造において、火災報知設備用機器は、箱状の筐体の背壁が壁面に固定されて設置されるものであり、フック部材は、上下方向に延びる平板部と、平板部の上端から前方に延びる上部フック部と、平板部の下端に設けられ、送受話器が係止される下部フック部と、を有する板状部材であり、筐体の背壁の下端部には、筐体の外部下方からフック部材の上部フック部を受け入れて係止する係止部が形成されており、フック部材は、上部フック部が係止部に係止され、平板部が壁面に当接した状態で筐体に取り付けられるものである。
【発明の効果】
【0007】
本発明の火災報知設備用機器におけるフック部材取付構造は、筐体に設けた係止部が、フック部材の上部フック部を受け入れて係止することでフック部材を筐体に取り付けることができる。このため、本発明の火災報知設備用機器におけるフック部材取付構造は、筐体とフック部材との取り付け部分に軸構造が必要な構成に比べて、簡単な構造でフック部材を筐体に取り付けることができる。また、フック部材は、平板部が壁面に当接した状態で筐体に取り付けられ、いわば壁面に沿って取り付けられるため、筐体前面よりも突出しない。つまり、本発明の火災受信機は、フック部材を筐体前面よりも突出しない位置で、簡単な構造で筐体に取り付けることが可能である。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本発明の実施の形態に係る火災受信機を示す斜視図である。
本発明の実施の形態に係る火災受信機におけるフック部材取付構造を筐体の背面側から見た斜視図である。
本発明の実施の形態に係る火災受信機におけるフック部材取付構造のフック部材を取り外した状態を筐体の背面側から見た斜視図である。
本発明の実施の形態に係る火災受信機におけるフック部材取付構造のフック部材の斜視図である。
本発明の実施の形態に係る火災受信機におけるフック部材取付構造のフック部材の取り付け途中の状態を示す斜視図である。
本発明の実施の形態に係る火災受信機に取り付けられたフック部材に送受話器を係止した状態を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本発明に係る火災報知設備用機器の好適な実施の形態につき図面を用いて説明する。以下では、火災報知設備用機器の一例として火災受信機について説明する。なお、各図中、同一又は相当する部分には、同一符号を付して、その説明を適宜省略又は簡略化する。また、各図に記載の構成について、その形状、大きさ及び配置等は、この発明の範囲内で適宜変更することができる。
【0010】
実施の形態.
図1は、本発明の実施の形態に係る火災受信機1を示す斜視図である。図2は、本発明の実施の形態に係る火災受信機1におけるフック部材取付構造を筐体4の背面側から見た斜視図である。図3は、本発明の実施の形態に係る火災受信機1におけるフック部材取付構造のフック部材10を取り外した状態を筐体4の背面側から見た斜視図である。図4は、本発明の実施の形態に係る火災受信機1におけるフック部材取付構造のフック部材10の斜視図である。図5は、本発明の実施の形態に係る火災受信機1におけるフック部材取付構造のフック部材10の取り付け途中の状態を示す斜視図である。なお、以下の説明で用いる、前、後、右、左、上、下といった用語は、火災受信機1を前面側から見た場合の方向を意味している。これら方向に係る用語は、説明のためのものであって、本発明を限定するものではない。
(【0011】以降は省略されています)

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