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公開番号2024140664
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-10
出願番号2023051927
出願日2023-03-28
発明の名称建設機械
出願人日立建機株式会社
代理人弁理士法人広和特許事務所
主分類E02F 9/00 20060101AFI20241003BHJP(水工;基礎;土砂の移送)
要約【課題】点検通路と地面との間、および点検通路と車体の上面との間を昇降装置を利用して移動する。
【解決手段】油圧ショベル1の上部旋回体3は、点検作業を行うときの足場となる点検通路14と、地面と点検通路14との間に配置された下げ位置および点検通路14の上方に配置された上げ位置とに変位する昇降装置19とを備えている。昇降装置19には、下げ位置用ステップ21と上げ位置用ステップ22とが個別に設けられている。昇降装置19を下げ位置としたときには、下げ位置用ステップ21を足場として点検通路14と地面との間を移動することができ、昇降装置19を上げ位置としたときには、上げ位置用ステップ22を足場として点検通路14と外装カバー12の上面との間を移動することができる。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項1】
自走可能な車体と、
前記車体に設けられ、前記車体に対する点検作業を行うときの足場となる点検通路および前記点検通路よりも上方に配置された上面部と、
複数段のステップを有し、地面と前記点検通路との間に配置された下げ位置および前記点検通路の上方に配置された上げ位置とに変位する昇降装置とを備えてなる建設機械において、
前記昇降装置には、前記昇降装置が前記下げ位置にあるときに前記点検通路と地面との間を移動する際の足掛かりとなる下げ位置用ステップと、前記昇降装置が前記上げ位置にあるときに前記点検通路と前記車体の前記上面部との間を移動する際の足掛かりとなる上げ位置用ステップとが設けられていることを特徴とする建設機械。
続きを表示(約 400 文字)【請求項2】
前記昇降装置は、互いに対向する一対の側板と、互いに一定の間隔をもって前記一対の側板間を連結する前記下げ位置用ステップおよび前記上げ位置用ステップと、前記一対の側板の長さ方向に沿って延在し、作業者が把持する手摺りとを含んで構成され、
前記手摺りは、前記昇降装置が前記下げ位置にある場合と前記上げ位置にある場合とで前記一対の側板に対する位置が変化することを特徴とする請求項1に記載の建設機械。
【請求項3】
前記昇降装置を前記上げ位置と前記下げ位置との間で変位させる駆動装置を備え、
前記車体には、前記駆動装置を起動して前記昇降装置を前記下げ位置と前記上げ位置とに変位させるため、前記点検通路よりも下側に配置された下起動スイッチと、前記点検通路よりも上側に配置された上起動スイッチとが設けられていることを特徴とする請求項1に記載の建設機械。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、油圧ショベル等の建設機械に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
建設機械を代表する油圧ショベルは、下部走行体と上部旋回体とを備えた自走可能な車体と、上部旋回体の前側に設けられた作業装置とを備えている。上部旋回体は、ベースとなる旋回フレームと、旋回フレーム上に搭載された原動機、油圧ポンプ、熱交換器等の搭載機器と、これら搭載機器を内部に収容する外装カバーと、旋回フレームの前部左側に配置されたキャブとを含んで構成されている。キャブ内には各種の操作機器が配置され、キャブ内に乗込んだオペレータが操作機器を操作することにより、下部走行体の走行動作、上部旋回体の旋回動作、作業装置の動作が制御される。
【0003】
大型の油圧ショベルには、通常、搭載機器に対する点検作業を行うときの足場となる点検通路が設けられている。この点検通路は、例えば上部旋回体の旋回フレームに取付けられ、車体の前後方向に延びている。オペレータ等の作業者は、点検通路を移動しつつ外装カバーの側面に設けられたドアを開閉し、あるいは外装カバーの上面に上って原動機カバーを開閉することにより、外装カバーの内部に配置された搭載機器に対する点検作業を行う。
【0004】
このため、点検通路を備えた油圧ショベルには、通常、作業者が地面と点検通路との間を移動するときの足場となる昇降装置が設けられている。昇降装置の一例として、地面と点検通路との間に垂直に配置される梯子状の昇降装置が知られている(特許文献1)。また、昇降装置の他の例として、点検通路に回動可能に連結された第1の梯子と、第1の梯子に回動可能に連結された第2の梯子とを有する折畳み式の昇降装置が知られている。この昇降装置は、第1の梯子と第2の梯子とが直線的に展開した状態で地面と点検通路との間に斜めに(階段状に)配置される構成となっている(特許文献2)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2000-142240号公報
特開2009-263876号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
ここで、特許文献1,2による昇降装置は、いずれも地面と点検通路との間に配置されるものである。このため、特許文献2には、点検通路(第1通路)とこの点検通路よりも上側に配置された他の点検通路(第2通路)との間に、昇降装置とは異なる他の昇降装置(階段)が設けられ、作業者は、他の昇降装置を足場として点検通路と他の点検通路との間を移動する構成となっている。このように、特許文献2の油圧ショベルに設けられた点検通路はサイズが大きく、昇降装置とは異なる場所に別の昇降装置を設けるだけの十分なスペースを有している。
【0007】
しかし、点検通路のサイズが小さい場合には、地面と点検通路との間に配置される昇降装置の他に、点検通路と外装カバーの上面との間を移動するための昇降装置を配置するだけのスペースを確保することができない。このため、サイズが小さい点検通路を備えた油圧ショベルでは、外装カバーの上面側から点検作業を行うことが困難であるという問題がある。
【0008】
本発明の目的は、車体に設けられた点検通路と地面との間、および点検通路と車体の上面との間を昇降装置を利用して移動することができるようにした建設機械を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明は、自走可能な車体と、前記車体に設けられ、前記車体に対する点検作業を行うときの足場となる点検通路および前記点検通路よりも上方に配置された上面部と、複数段のステップを有し、地面と前記点検通路との間に配置された下げ位置と前記点検通路の上方に配置された上げ位置とに変位する昇降装置とを備えてなる建設機械において、前記昇降装置には、前記昇降装置が前記下げ位置にあるときに前記点検通路と地面との間を移動する際の足掛かりとなる下げ位置用ステップと、前記昇降装置が前記上げ位置にあるときに前記点検通路と前記車体の上面部との間を移動する際の足掛かりとなる上げ位置用ステップとが設けられていることを特徴としている。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、昇降装置を上げ位置に変位させた状態で、上げ位置用ステップを足掛かりにすることにより、作業者は単一の昇降装置を利用して点検通路と車体の上面との間を移動することができる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

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