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公開番号2024140501
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-10
出願番号2023051663
出願日2023-03-28
発明の名称トング装置
出願人親和パッケージ株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類B66C 1/28 20060101AFI20241003BHJP(巻上装置;揚重装置;牽引装置)
要約【課題】空荷吊上げ動作においてトング装置の把持部を拡開状態に自動的にロックする。
【解決手段】本発明はクレーンに吊下げられる第1軸支部60と、第1軸支部60に上端がそれぞれピン支持された一対の第1アーム30、40と、第1アーム30、40の下端部に上端部がそれぞれピン70支持されると共に中間部が第2軸支部50で互いに交差して配設された一対の第2アーム10、20と、一対の第2アーム10、20の下端部に配設された把持部11、12、21とを備え、把持部を重量物Cに係合させて吊上げ、吊下げ可能なトング装置100において、第2軸支部50と把持部11、12との間の一対の第2アームの少なくとも一方10に形成された被係合部(連結板部10cの下端縁10c1)と、第2軸支部50よりも上方の一対の第2アームの少なくとも他方20に配設されて被係合部に着脱自在に係合する係合部90aと、を有することを特徴とする。
【選択図】図3F
特許請求の範囲【請求項1】
クレーンに吊下げられる第1軸支部と、当該第1軸支部に上端がそれぞれピン支持された一対の第1アームと、当該第1アームの下端部に上端部がそれぞれピン支持されると共に中間部が第2軸支部で互いに交差して配設された一対の第2アームと、当該一対の第2アームの下端部に配設された把持部とを備え、当該把持部を重量物に係合させて吊上げ、吊下げ可能なトング装置において、
前記第2軸支部と前記把持部との間の前記一対の第2アームの少なくとも一方に形成された被係合部と、
前記第2軸支部よりも上方の前記一対の第2アームの少なくとも一方に配設されて前記被係合部に着脱自在に係合する係合部と、
を有することを特徴とするトング装置。
続きを表示(約 490 文字)【請求項2】
前記被係合部が、前記係合部の垂直方向下方に形成されていることを特徴とする請求項1のトング装置。
【請求項3】
前記被係合部に隣接してガイド部が形成されていることを特徴とする請求項2のトング装置。
【請求項4】
前記ガイド部が、前記係合部を前記被係合部へ案内する傾斜面で構成されていることを特徴とする請求項3のトング装置。
【請求項5】
トング装置を吊下ろして重量物を地面に着座させたとき、前記係合部が前記傾斜面に沿って摺動して前記被係合部に係合することを特徴とする請求項4のトング装置。
【請求項6】
前記一対の第2アームの一方が、前記第2軸支部から下方で二股に分岐して一対の分岐アームを構成し、当該一対の分岐アームの先端部に前記把持部がそれぞれ形成されていることを特徴とする請求項4又は5のいずれか1項のトング装置。
【請求項7】
前記一対の分岐アームの基端側相互間に連結板部が形成され、当該連結板部の上面によって前記傾斜面が構成されていることを特徴とする請求項6のトング装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、天井クレーン等の運搬手段によって重量物を吊上げ搬送する際に使用するトング装置に係り、特に重量物の左右両側に係合するクロスアームの下端の把持部を、空荷吊上げ動作において拡開状態に自動的にロックするようにしたトング装置に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
従来から、例えば特許文献1~3のように幅寸法の異なる複数種の重量物を把持して天井クレーン等で吊上げ搬送するため、把持幅が広狭自在に調整可能な吊上げ治具(トング装置)が使用されている。特許文献1(特開2021-155185号公報)のトング装置は、荷下ろし後にクロスアームの把持部を重量物の左右両側から係合解除すると共に、手作業で係合部材をストッパーボルトに係合させている(図5Aの状態)。そして把持部を図5Aの拡開状態にロックしてトング装置を空荷吊上げし、次の重量物搬送に向かうようにしている。
【0003】
このように、従来のトング装置は重量物を吊下ろした後、係合部材を手作業でストッパーボルトに係合する必要があった。この係合作業は、荷下ろし位置に予め作業員を待機させておかなければならないので煩雑であり、作業能率がよくない。特許文献2(特開2000-355482号公報)のように遠隔操作による電動式チェーンの昇降で把持部を開閉するトング装置も知られているが、装置のコストアップが課題であった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2021-155185号公報
特開2000-355482号公報
特許第4036704号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
そこで本発明の課題は、空荷吊上げ動作においてトング装置の把持部を簡単な構成で拡開状態に自動的にロックすることにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
前記課題を解決するため、本発明に係るトング装置は、クレーンに吊下げられる第1軸支部と、当該第1軸支部に上端がそれぞれピン支持された一対の第1アームと、当該第1アームの下端部に上端部がそれぞれピン支持されると共に中間部が第2軸支部で互いに交差して配設された一対の第2アームと、当該一対の第2アームの下端部に配設された把持部とを備え、当該把持部を重量物に係合させて吊上げ、吊下げ可能なトング装置において、前記第2軸支部と前記把持部との間の前記一対の第2アームの少なくとも一方に形成された被係合部と、前記第2軸支部よりも上方の前記一対の第2アームの少なくとも一方に配設されて前記被係合部に着脱自在に係合する係合部と、を有することを特徴とする。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、空荷吊上げ動作においてトング装置の把持部を拡開状態に自動的にロックすることができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本発明の実施形態に係るトング装置の正面図である。
トング装置の係合部材の(a)正面側の斜視図と(b)反対側の斜視図である。
トング装置の係合部材の(a)斜視図と(b)正面図である。
トング装置による重量物の吊上げ、吊下ろし時の斜視図である。
重量物の吊下ろし後にトング装置をさらに下降させるときの作動状態を示す斜視図である。
図3Bにおける係合部材の作動状態を示す拡大斜視図である。
トング装置を図3Bよりさらに下降させたときの斜視図である。
図3Dにおける係合部材の作動状態を示す拡大斜視図である。
トング装置の空荷吊上げ時の斜視図である。
図3Fにおける係合部材の係合状態を示す拡大斜視図である。
被係合部の変形例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本発明の一実施形態を図面を参照して説明する。なお、全図を通じて同一又は相当部分には同一符号を付することで、重複した説明を適宜省略することとする。
【0010】
●トング装置の構成
図1は、本発明の実施形態に係るトング装置100の正面図である。このトング装置100は、パンタグラフ式に開閉可能な一対の第1アーム30、40と一対の第2アーム10、20を有する。
(【0011】以降は省略されています)

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