TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
公開番号2024140349
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-10
出願番号2023051449
出願日2023-03-28
発明の名称乳性飲料
出願人アサヒ飲料株式会社
代理人個人,個人,個人,個人
主分類A23L 2/38 20210101AFI20241003BHJP(食品または食料品;他のクラスに包含されないそれらの処理)
要約【課題】外観において白色以外の色を有する乳性飲料において透明性を高めることができる新規な技術を提供する。
【解決手段】大豆多糖類と着色成分とを含有し、ハンターLab表色系におけるL値が12以上22以下、a値が-1以下または1以上、b値が-1以下または1以上であり、波長720nmにおける濁度が0.1以下である、容器詰めの乳性飲料。
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
大豆多糖類と着色成分とを含有し、
ハンターLab表色系におけるL値が12以上22以下、a値が-1以下または1以上、b値が-1以下または1以上であり、
波長720nmにおける濁度が0.1以下である、乳性飲料。
続きを表示(約 560 文字)【請求項2】
前記乳性飲料の酸度が0.10g/100ml以上0.39g/100ml以下である、請求項1に記載の乳性飲料。
【請求項3】
前記乳性飲料の大豆多糖類の含有量が0.001質量%以上0.04質量%以下である、請求項1または2に記載の乳性飲料。
【請求項4】
前記乳性飲料のpHが2.8以上3.3以下である、請求項1または2に記載の乳性飲料。
【請求項5】
前記乳性飲料の無脂乳固形分量が1.0質量%以下である、請求項1または2に記載の乳性飲料。
【請求項6】
波長720nmにおける濁度が0.02以上0.1以下である、請求項1または2に記載の乳性飲料。
【請求項7】
大豆多糖類と着色成分とを含有し、ハンターLab表色系におけるL値が12以上22以下、a値が-1以下または1以上、b値が-1以下または1以上であり、且つ酸度が0.10g/100ml以上0.39g/100ml以下、大豆多糖類の含有量が0.001質量%以上0.04質量%以下、無脂乳固形分量が1.0質量%以下、およびpHが2.8以上3.3以下である飲料を調製し、
得られた飲料を加熱することを含む、外観において白色以外の色を有する乳性飲料の透明性を高める方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は乳性飲料に関し、特に、外観において白色以外の色を有することを視認できる乳性飲料に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
乳を含み、該乳由来の風味を楽しむことができる乳性飲料が親しまれている。乳性飲料においては、消費者等が乳を想起することができるようにすることなどを意図し、白色の外観を呈するように構成された飲料が知られている(例えば特許文献1)。
【0003】
また、乳性飲料においては、例えばフルーツオレと称される飲料のような、外観において白色に加えて白色以外の色も有し、白濁している乳性飲料(例えば、白色と果汁を想起させる色とが混ざったような色をしており、透けて見えない飲料など)も知られている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2022-119291号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明は、外観において白色以外の色を有する乳性飲料において透明性を高めることができる新規な技術を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明者は、外観において白色以外の色を有する乳性飲料であって、より透明性を高めた飲料を提供することを着想した。
鋭意研究の結果、本発明者は、外観において白色以外の色を有する乳性飲料を構成するにあたり、乳と大豆多糖類を飲料中に含有させるとともに、酸度、大豆多糖類の含有量、無脂乳固形分量およびpHがそれぞれ所定の範囲である飲料とし、該飲料について加熱することで、透明性を高めることができることを見出した。
【0007】
本発明の要旨は以下のとおりである。
[1]
大豆多糖類と着色成分とを含有し、
ハンターLab表色系におけるL値が12以上22以下、a値が-1以下または1以上、b値が-1以下または1以上であり、
波長720nmにおける濁度が0.1以下である、乳性飲料。
[2]
前記乳性飲料の酸度が0.10g/100ml以上0.39g/100ml以下である、[1]に記載の乳性飲料。
[3]
前記乳性飲料の大豆多糖類の含有量が0.001質量%以上0.04質量%以下である、[1]または[2]に記載の乳性飲料。
[4]
前記乳性飲料のpHが2.8以上3.3以下である、[1]から[3]のいずれか一つに記載の乳性飲料。
[5]
前記乳性飲料の無脂乳固形分量が1.0質量%以下である、[1]から[4]のいずれか一つに記載の乳性飲料。
[6]
波長720nmにおける濁度が0.02以上0.1以下である、[1]から[5]のいずれか一つに記載の乳性飲料。
[7]
大豆多糖類と着色成分とを含有し、ハンターLab表色系におけるL値が12以上22以下、a値が-1以下または1以上、b値が-1以下または1以上であり、且つ酸度が0.10g/100ml以上0.39g/100ml以下、大豆多糖類の含有量が0.001質量%以上0.04質量%以下、無脂乳固形分量が1.0質量%以下、およびpHが2.8以上3.3以下である飲料を調製し、
得られた飲料を加熱することを含む、外観において白色以外の色を有する乳性飲料の透明性を高める方法。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、外観において白色以外の色を有する乳性飲料において透明性を高めることができる新規な技術を提供することができる。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本発明の1つの実施形態について、詳細に説明する。
本実施形態は、外観(容器詰め飲料である場合にはその内容物の外観)において白色以外の色を有する乳性飲料の、透明性の向上に関する。
【0010】
本明細書において、乳性飲料とは、乳を含み、飲んだときに乳の風味(味および香り)を感じることができる飲料をいう。
本実施形態において、原材料として用いる乳は、動物又は植物由来のいずれの乳であってもよい。例えば、牛乳、山羊乳、羊乳、馬乳等の獣乳、豆乳等の植物乳を用いることができ、牛乳が一般的である。これらの乳は、単独又は二種類以上の混合物として用いることができる。また、これらの乳を、乳酸菌やビフィズス菌等の微生物を用いて発酵させた発酵乳として用いることもできる。
乳の形態は特に限定されず、例えば、全脂乳、脱脂乳、乳清、乳蛋白濃縮物が挙げられ、また、粉乳や濃縮乳から還元した乳も使用できる。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する

関連特許

アサヒ飲料株式会社
乳性飲料
7日前
アサヒ飲料株式会社
無糖炭酸飲料
8日前
アサヒ飲料株式会社
ぶどう果汁含有飲料
14日前
個人
月桃茶
3か月前
群馬県
こんにゃく
2か月前
個人
古代食品、醍醐味
16日前
大正製薬株式会社
飲料
1か月前
個人
海苔簀張設具
1か月前
不二製油株式会社
発酵乳
6日前
不二製油株式会社
加工食品
23日前
個人
コーヒー豆焙煎機
2か月前
不二製油株式会社
高栄養冷菓
14日前
池田食研株式会社
風味改善剤
1か月前
池田食研株式会社
灰汁抑制剤
1か月前
池田食研株式会社
風味改善剤
6日前
大正製薬株式会社
固形組成物
2か月前
池田食研株式会社
風味改善剤
3か月前
長谷川香料株式会社
香味改善剤
1か月前
ダイニチ工業株式会社
焙煎装置
1か月前
不二製油株式会社
チーズ様食品
2日前
エムケー精工株式会社
塗布装置
1か月前
ダイニチ工業株式会社
焙煎装置
2か月前
ダイニチ工業株式会社
焙煎装置
2か月前
ダイニチ工業株式会社
焙煎装置
2か月前
ダイニチ工業株式会社
焙煎装置
2か月前
ソマール株式会社
魚肉加工食品
6日前
不二製油株式会社
油脂の製造方法
7日前
日本メナード化粧品株式会社
飲料
2か月前
SoPros株式会社
血圧改善剤
1か月前
不二製油株式会社
被覆用油性食品
6日前
日本製紙株式会社
麺類
2日前
株式会社ノエビア
免疫賦活用組成物
7日前
三井農林株式会社
紅茶葉の製造方法
13日前
個人
フィッシュジャーキーの製造方法
20日前
不二製油株式会社
茹で卵黄様食品素材
28日前
不二製油株式会社
風味油脂の製造方法
1か月前
続きを見る