TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
10個以上の画像は省略されています。
公開番号2024140060
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-10
出願番号2023051047
出願日2023-03-28
発明の名称回路装置及び表示システム
出願人セイコーエプソン株式会社
代理人個人,個人,個人,個人
主分類G09G 3/36 20060101AFI20241003BHJP(教育;暗号方法;表示;広告;シール)
要約【課題】減衰率の計算精度とテーブルの記憶容量を両立できる回路装置等を提供すること。
【解決手段】回路装置100は、記憶部170と照明輝度演算回路150と色補正回路160とを含む。記憶部170は、光源素子と画素の距離に対する光の減衰率分布を示すルックアップテーブルLUTを記憶する。照明輝度演算回路150は、ルックアップテーブルLUTから出力される減衰率情報と、各光源素子が発光する輝度を示す光源輝度情報とに基づいて、表示パネル220の対象画素が複数の光源素子により照明される輝度を示す照明輝度情報を演算する。色補正回路160は、照明輝度情報に基づいて入力画像データを色補正する。ルックアップテーブルLUTは、第1距離範囲では、第1距離分解能で減衰率情報を出力し、減衰率分布の傾きが第1距離範囲より大きい第2距離範囲では、第1距離分解能より高い第2距離分解能で減衰率情報を出力する。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
複数の光源素子と表示パネルとを含む表示装置を制御する回路装置であって、
光源素子と画素の距離に対する光の減衰率分布を示すルックアップテーブルを記憶する記憶部と、
前記ルックアップテーブルから出力される減衰率情報と、前記複数の光源素子の各光源素子が発光する輝度を示す光源輝度情報とに基づいて、前記表示パネルの対象画素が前記複数の光源素子により照明される輝度を示す照明輝度情報を演算する照明輝度演算回路と、
前記照明輝度情報に基づいて入力画像データを色補正する色補正回路と、
を含み、
前記ルックアップテーブルは、
第1距離範囲では、第1距離分解能で前記減衰率情報を出力し、前記減衰率分布の傾きが前記第1距離範囲より大きい第2距離範囲では、前記第1距離分解能より高い第2距離分解能で前記減衰率情報を出力することを特徴とする回路装置。
続きを表示(約 1,500 文字)【請求項2】
請求項1に記載された回路装置において、
前記ルックアップテーブルは、
前記減衰率分布の傾きが前記第2距離範囲より小さい第3距離範囲では、前記第2距離分解能より低い第3距離分解能で前記減衰率情報を出力し、
前記第2距離範囲は、前記第1距離範囲と前記第3距離範囲の間であることを特徴とする回路装置。
【請求項3】
請求項1に記載された回路装置において、
前記第1距離分解能及び前記第2距離分解能の少なくとも一方は可変であることを特徴とする回路装置。
【請求項4】
請求項1に記載された回路装置において、
前記第1距離範囲及び前記第2距離範囲の少なくとも一方は可変であることを特徴とする回路装置。
【請求項5】
請求項1に記載された回路装置において、
前記ルックアップテーブルは、
複数のインデックスの各インデックスに距離情報が格納された第1ルックアップテーブルと、
前記各インデックスに前記減衰率情報が格納された第2ルックアップテーブルと、
を含むことを特徴とする回路装置。
【請求項6】
請求項5に記載された回路装置において、
前記照明輝度演算回路は、
前記対象画素と前記各光源素子との距離を示す距離情報に対応したインデックスを、前記第1ルックアップテーブルの前記複数のインデックスから選択し、
選択された前記インデックスに格納された前記減衰率情報を、前記第2ルックアップテーブルから読み出し、
読み出された前記減衰率情報を用いて前記照明輝度情報を演算することを特徴とする回路装置。
【請求項7】
請求項6に記載された回路装置において、
前記照明輝度演算回路は、
前記距離情報に基づいて、前記第1ルックアップテーブルの前記複数のインデックスから第1インデックスと第2インデックスを選択し、
前記第2ルックアップテーブルから、前記第1インデックスに格納される第1減衰率情報と、前記第2インデックスに格納される第2減衰率情報とを読み出し、
前記第1減衰率情報と前記第2減衰率情報を補間することで、前記距離情報に対応した減衰率情報を求め、
求められた前記減衰率情報を用いて前記照明輝度情報を演算することを特徴とする回路装置。
【請求項8】
請求項5に記載された回路装置において、
前記第1ルックアップテーブルは、
光源素子と画素の距離の二乗が前記距離情報として格納されることを特徴とする回路装置。
【請求項9】
請求項5に記載された回路装置において、
前記第1ルックアップテーブルは、
前記各インデックスに、水平走査方向における距離を示すx距離情報と、垂直走査方向における距離を示すy距離情報とが格納され、
前記第2ルックアップテーブルは、
前記各インデックスに、前記x距離情報及び前記y距離情報に対応した前記減衰率情報が格納されることを特徴とする回路装置。
【請求項10】
請求項9に記載された回路装置において、
前記記憶部は、
光源素子の照明領域を第1~第4象限に分割したときの1つの象限における、又は前記1つの象限を分割した領域における前記減衰率分布を示す前記ルックアップテーブルを記憶することを特徴とする回路装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、回路装置及び表示システム等に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、ローカルディミングを行う画像表示装置が開示されている。画像表示装置は、LED出力値算出部と表示輝度データ算出部とLCDデータ算出部とを含む。LED出力値算出部は、画像の各エリアに対応する光源の発光時の輝度を示す発光輝度データを求める。表示輝度データ算出部は、発光輝度データに対して、点拡散関数又は輝度拡散関数を用いた畳み込み処理を施すことで、拡散輝度データを求める。点拡散関数又は輝度拡散関数として、距離を入力とするテーブルが用いられているが、その距離は等間隔となっている。線形補間部は、拡散輝度データに対して線形補間処理を行うことにより、原色別に画素毎の値を持つデータである表示輝度データを求める。LCDデータ算出部は、入力画像データと表示輝度データとに基づいて、原色別に画素毎の光透過率を求め、その光透過率を表すデータをLCDデータとして出力する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2019-095559号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
減衰率分布は、光源素子から画素までの距離と光源素子が画素を照明する光の減衰率との関係を示す。この減衰率分布は、距離に対して減衰率の変化が急な部分と緩やかな部分が存在する。距離を等間隔にして減衰率分布のテーブルを作成した場合、減衰率の計算精度を上げようとすると距離の間隔を小さくする必要があり、テーブルの記憶容量が大きくなる。このように、減衰率の計算精度とテーブルの記憶容量を両立することが難しいという課題がある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本開示の一態様は、複数の光源素子と表示パネルとを含む表示装置を制御する回路装置であって、光源素子と画素の距離に対する光の減衰率分布を示すルックアップテーブルを記憶する記憶部と、前記ルックアップテーブルから出力される減衰率情報と、前記複数の光源素子の各光源素子が発光する輝度を示す光源輝度情報とに基づいて、前記表示パネルの対象画素が前記複数の光源素子により照明される輝度を示す照明輝度情報を演算する照明輝度演算回路と、前記照明輝度情報に基づいて入力画像データを色補正する色補正回路と、を含み、前記ルックアップテーブルは、第1距離範囲では、第1距離分解能で前記減衰率情報を出力し、前記減衰率分布の傾きが前記第1距離範囲より大きい第2距離範囲では、前記第1距離分解能より高い第2距離分解能で前記減衰率情報を出力する回路装置に関係する。
【0006】
また本開示の他の態様は、上記の回路装置と、前記表示装置と、を含む表示システムに関係する。
【図面の簡単な説明】
【0007】
電子機器の構成例。
回路装置の詳細構成例。
照明輝度演算回路が行う処理のフロー。
周囲光源素子の例。
ルックアップテーブルの第1詳細例。
ルックアップテーブルの第1詳細例における減衰率分布の例。
ルックアップテーブルの第2詳細例。
ルックアップテーブルの第3詳細例。
ルックアップテーブルの第3詳細例における減衰率分布の例。
ルックアップテーブルの第4詳細例。
ルックアップテーブルの第4詳細例。
光源輝度決定回路が行う処理のフロー。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、本開示の好適な実施形態について詳細に説明する。なお以下に説明する本実施形態は特許請求の範囲に記載された内容を不当に限定するものではなく、本実施形態で説明される構成の全てが必須構成要件であるとは限らない。
【0009】
1.電子機器、表示システム及び回路装置
図1は、本実施形態の表示システムを含む電子機器の構成例である。電子機器500は、処理装置300と表示システム400とを含む。電子機器500は、一例としては、メーターパネル、センターインフォメーションディスプレイ、ヘッドアップディスプレイ又は電子ミラーを含む車載表示機器、テレビジョン装置、或いは、ディスプレイを含む情報処理装置である。
【0010】
表示システム400は、回路装置100と表示装置200とを含む。回路装置100は、例えば、半導体基板に複数の回路素子が集積された集積回路装置である。なお、図1には回路装置100と表示装置200を別の構成要素として記載したが、回路装置100が表示装置200内に含まれてもよい。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する
Flag Counter

関連特許

キヤノン電子株式会社
表示装置
7日前
個人
リマインダーシステム
1か月前
個人
演習課題添削システム
21日前
オムロン株式会社
表示装置
21日前
株式会社レイメイ藤井
地球儀
1か月前
日本無線株式会社
移乗訓練装置
7日前
個人
課題解決カード及びその使用方法
22日前
アルプスアルパイン株式会社
表示装置
13日前
株式会社ホンダアクセス
車載装置
12日前
株式会社タカトリ
貼付装置及び貼付方法
4日前
リンテック株式会社
表示体
11日前
リンテック株式会社
剥離検知ラベル
11日前
株式会社共和
セキュリティラベルの製造方法
18日前
株式会社トーラス
地図の表示方法
28日前
シャープ株式会社
スタンドおよび表示装置
1か月前
シャープ株式会社
マルチディスプレイ
22日前
セイコーエプソン株式会社
色調整方法
12日前
ソニーグループ株式会社
表示システム
11日前
株式会社小糸製作所
画像投影装置
12日前
株式会社デンソー
表示装置
1か月前
株式会社デンソー
表示装置
4日前
株式会社デンソー
表示装置
1か月前
株式会社デンソーテン
表示装置
7日前
国立大学法人 東京大学
気泡による情報表示媒体
19日前
セイコーエプソン株式会社
投射型表示装置
12日前
矢崎総業株式会社
表示装置
1か月前
公立大学法人札幌市立大学
心臓の模擬装置
12日前
アラオ株式会社
看板用保護部材
5日前
アルプスアルパイン株式会社
表示装置
22日前
アルプスアルパイン株式会社
表示装置
1か月前
株式会社TSグループ
情報処理装置、及びプログラム
1か月前
株式会社JVCケンウッド
拡張画面投影装置及びプログラム
12日前
日東電工株式会社
情報媒体、および情報処理システム
11日前
東レエンジニアリング株式会社
転写方法
22日前
東レエンジニアリング株式会社
転写方法
12日前
大日本印刷株式会社
学習支援装置及びプログラム
12日前
続きを見る