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公開番号
2024140001
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-10-10
出願番号
2023050980
出願日
2023-03-28
発明の名称
糸巻取機
出願人
村田機械株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
主分類
D01H
15/013 20060101AFI20241003BHJP(天然または人造の糸または繊維;紡績)
要約
【課題】製造コストの低減を図れる糸巻取機を提供する。
【解決手段】紡績機1は、糸を巻き取ってパッケージを形成する複数の紡績ユニット2と、複数の紡績ユニット2が並んで配置された並置方向に沿って走行する糸継台車3と、複数の紡績ユニット2のそれぞれに対応して設けられ、各紡績ユニット2に対する糸継台車3の作業位置を規定する複数の規定部52と、を備え、複数の規定部52のそれぞれは、開口52Aを有しており、糸継台車3は、規定部52の開口52Aに進入して規定部52に係止される係止部32を有する。
【選択図】図4
特許請求の範囲
【請求項1】
糸を巻き取ってパッケージを形成する複数の巻取ユニットと、
複数の前記巻取ユニットが並んで配置された並置方向に沿って走行する作業台車と、
複数の前記巻取ユニットのそれぞれに対応して設けられ、各前記巻取ユニットに対する前記作業台車の作業位置を規定する複数の規定部と、を備え、
複数の前記規定部のそれぞれは、開口を有しており、
前記作業台車は、前記規定部の前記開口に進入して前記規定部に係止される係止部を有する、糸巻取機。
続きを表示(約 810 文字)
【請求項2】
複数の前記規定部は、前記作業台車が走行するレールに設けられている、請求項1に記載の糸巻取機。
【請求項3】
前記規定部は、一つの前記巻取ユニットに対して一つ設けられており、
前記作業台車は、一つの前記係止部を有する、請求項1又は2に記載の糸巻取機。
【請求項4】
前記係止部を形成している材質の硬度は、前記規定部を形成している材質の硬度よりも低い、請求項1~3のいずれか一項に記載の糸巻取機。
【請求項5】
前記規定部は、金属から形成されており、
前記係止部は、樹脂から形成されている、請求項4に記載の糸巻取機。
【請求項6】
前記係止部は、前記並置方向に垂直な水平方向から見て、前記並置方向における端部を構成する面が曲面である、請求項1~5のいずれか一項に記載の糸巻取機。
【請求項7】
前記係止部の外形は、前記並置方向に垂直な水平方向から見て、円形状を呈している、請求項1~6のいずれか一項に記載の糸巻取機。
【請求項8】
前記係止部は、前記開口に進入する先端側が先細りとなる形状を呈している、請求項1~7のいずれか一項に記載の糸巻取機。
【請求項9】
前記作業台車は、
前記係止部を移動させる駆動部を有しており、
作業対象となる一の前記巻取ユニットの一つ前の前記巻取ユニットを通過すると、前記駆動部によって前記係止部を移動させて前記係止部を前記レールに接触させ、前記係止部を前記レールに接触させた状態で走行する、請求項2に記載の糸巻取機。
【請求項10】
前記作業台車は、
分断された前記糸の糸継ぎを行う糸継装置を有しており、
機台内に設定されている走行領域を走行する、請求項1~9のいずれか一項に記載の糸巻取機。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、糸巻取機に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)
【背景技術】
【0002】
糸巻取機は、複数の紡績ユニットと、複数の紡績ユニットの並置方向に沿って走行する糸継台車と、を備えている(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2018-135160号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
糸継台車は、紡績ユニットにおいて糸が切断されたり、何らかの理由により糸が切れたりした場合、当該紡績ユニットまで走行し、当該紡績ユニットに対する作業位置において停止して、当該紡績ユニットにおいて糸継ぎを行う。糸巻取機では、糸継台車が走行するレールに、糸継台車の作業位置を規定する位置決めピンが設けられている。位置決めピンは、複数の紡績ユニットのそれぞれに対応して設けられており、レールの延在方向において所定の間隔をあけて配置されている。糸継台車は、位置決めピンが挿入される挿入穴が設けられている位置決めプレートを有している。糸継台車は、糸継ぎを行う紡績ユニットまで走行し、当該紡績ユニットに対応する位置決めピンを挿入穴に挿入させて作業位置を決定する。
【0005】
位置決めプレートの長さは、位置決めピンの間隔に基づいて設定されている。位置決めプレートの長さが隣り合う位置決めピンの間隔よりも短いと、位置決めプレートが隣り合う一対の位置決めピンの間に入り込み、糸継台車が紡機ユニットに対する作業位置以外の位置で停止するおそれがある。そのため、位置決めプレートの長さは、隣り合う位置決めピンの間隔よりも長く設定されている。この構成では、位置決めプレートがねじれる等して姿勢がくずれる(位置がずれる)と、位置決めプレートの端部が位置決めピンに引っ掛かり、糸継台車の走行が阻害されるおそれがある。そのため、従来の糸継台車では、位置決めプレートの姿勢が維持されるように、位置決めプレートにおいて剛性を確保する必要がある。このために、高い剛性を有する部材を用いて位置決めプレートを形成する必要があり、製造コストが増大する。
【0006】
本発明の一側面は、製造コストの低減を図れる糸巻取機を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の一側面に係る糸巻取機は、糸を巻き取ってパッケージを形成する複数の巻取ユニットと、複数の巻取ユニットが並んで配置された並置方向に沿って走行する作業台車と、複数の巻取ユニットのそれぞれに対応して設けられ、各巻取ユニットに対する作業台車の作業位置を規定する複数の規定部と、を備え、複数の規定部のそれぞれは、開口を有しており、作業台車は、規定部の開口に進入して規定部に係止される係止部を有する。
【0008】
本発明の一側面に係る糸巻取機では、作業台車の係止部が規定部に係止される構成であるため、従来のように剛性を必要とするプレートを備えなくてもよい。そのため、糸巻取機では、製造コストの低減を図れる。
【0009】
一実施形態においては、複数の規定部は、作業台車が走行するレールに設けられていてもよい。この構成では、規定部を配置する部材とレールとを1つの部材により構成することができるため、規定部を設置するための専用の構造を必要としない。そのため、糸巻取機では、製造コストの低減を図れる。
【0010】
一実施形態においては、規定部は、一つの巻取ユニットに対して一つ設けられており、作業台車は、一つの係止部を有していてもよい。この構成では、部品点数を少なくすることができるため、製造コストの低減を図れる。
(【0011】以降は省略されています)
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