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公開番号
2024139353
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-10-09
出願番号
2023050247
出願日
2023-03-27
発明の名称
自動倉庫システム
出願人
村田機械株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
主分類
B65G
1/04 20060101AFI20241002BHJP(運搬;包装;貯蔵;薄板状または線条材料の取扱い)
要約
【課題】入出庫台車の走行距離を低減することにより入出庫能力を向上させることができる自動倉庫システムを提供する。
【解決手段】自動倉庫システムSは、それぞれに荷物Aが載った複数のパレットPLを保管するラック2A,2Bと、各パレットPLを入出庫させる入出庫ステーション10及びスタッカクレーン3と、スタッカクレーン3を制御するコントローラ20と、を備える。コントローラ20は、複数のパレットPLのそれぞれについて出庫確率を求める出庫確率算出部22と、求めた出庫確率が高いほど、ラック2A,2B内における入庫位置が入出庫ステーション10に近くなるように各パレットPLの入庫位置を決定する入庫位置決定部23と、を有する。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
それぞれに荷物が載った複数の支持体を保管するラックと、
前記複数の支持体のそれぞれを入出庫させる入出庫ステーション及び入出庫台車と、
前記入出庫台車を制御するコントローラと、を備え、
前記コントローラは、
前記複数の支持体のそれぞれについて出庫確率を求める出庫確率算出部と、
求めた前記出庫確率が高いほど、前記ラック内における入庫位置が前記入出庫ステーションに近くなるようにそれぞれの支持体の入庫位置を決定する入庫位置決定部と、を有する、自動倉庫システム。
続きを表示(約 520 文字)
【請求項2】
前記出庫確率算出部は、前記複数の支持体のそれぞれ若しくは前記荷物の前記入出庫ステーションへの移動頻度、前記支持体若しくは前記荷物が在庫から無くなる単位時間当たりの量、及び、前記支持体若しくは前記荷物の在庫量に基づいて前記複数の支持体のそれぞれについて前記出庫確率を求める、請求項1に記載の自動倉庫システム。
【請求項3】
前記出庫確率算出部は、前記複数の支持体の少なくとも1つを一時的に出庫した後の再入庫時に、当該少なくとも1つの支持体について前記出庫確率を求める、請求項1又は2に記載の自動倉庫システム。
【請求項4】
前記出庫確率算出部は、高ランク品である所定の荷物を載せ、一括で入庫された前記複数の支持体につき、入荷時の当初算出時よりも後の所定のタイミングで前記出庫確率を再度求める、請求項1又は2に記載の自動倉庫システム。
【請求項5】
前記出庫確率算出部は、所定の荷物を載せ、一括で入庫された前記複数の支持体につき、当該支持体の在庫量に変化があった場合に、入荷時の当初算出時よりも後の所定のタイミングで前記出庫確率を再度求める、請求項1又は2に記載の自動倉庫システム。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、自動倉庫システムに関する。
続きを表示(約 1,800 文字)
【背景技術】
【0002】
自動倉庫システムにおいて、ステーションを通じて荷が入出庫される際、荷の入庫位置が決定される。特許文献1に記載されるシステムでは、自動倉庫の棚群が、ステーションからの距離を基準として3つのブロックに分割される。そして入出庫頻度の高い荷は、ステーションから近い棚に、入出庫頻度の低い荷はステーションから遠い棚に入庫される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開平3―8602号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記した従来のシステムでは、荷の入庫位置(保管位置)を荷単位、すなわち商品単位で管理している。例えば、入出庫頻度の高さは、月間の出荷量の多さに基づいて判断される。出荷量に基づく入出庫頻度の判断において、入荷頻度、入荷量、又は既存の在庫は考慮されていない。
【0005】
多くの同一の商品が、複数のパレットなどの支持体に分かれて自動倉庫に保管される場合がある。その場合に商品単位(すなわち荷物単位)で保管位置を管理すると、自動倉庫内における入出庫台車の走行距離が全体として増大してしまう可能性がある。例えば、ある日時に、ある商品が複数のパレットに分かれて入荷された際、その商品の入出庫頻度が高いことに基づき複数のパレットがステーションから近い棚に保管されたと仮定する。その場合、一部のパレットは比較的早期に入出庫台車により出庫されるが、残りのパレットは自動倉庫内にて動かないまま日数が経過するかも知れない。そして、ステーションから近い棚に比較的長期間にわたって動かないパレットが保管され、より短期間で動かす(出庫する)必要のある別の商品を載せたパレットが、ステーションから遠くに保管されるという状況が生じ得る。この状況は、入出庫台車の走行距離の増大につながり、結果として入出庫能力の低下を引き起こすおそれがある。
【0006】
本開示は、入出庫台車の走行距離を低減することにより入出庫能力を向上させることができる自動倉庫システムを説明する。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本開示の一態様に係る自動倉庫システムは、それぞれに荷物が載った複数の支持体を保管するラックと、複数の支持体のそれぞれを入出庫させる入出庫ステーション及び入出庫台車と、入出庫台車を制御するコントローラと、を備え、コントローラは、複数の支持体のそれぞれについて出庫確率を求める出庫確率算出部と、求めた出庫確率が高いほど、ラック内における入庫位置が入出庫ステーションに近くなるようにそれぞれの支持体の入庫位置を決定する入庫位置決定部と、を有する。
【0008】
この自動倉庫システムによれば、コントローラの出庫確率算出部が、複数の支持体のそれぞれについて、出庫確率を求める。出庫確率が高い支持体は、入出庫ステーションに近い入庫位置に保管される。これとは逆に出庫確率が低い支持体は、入出庫ステーションから遠い入庫位置に保管される。例えば、多くの同一の荷物(商品、又は商品を入れたケースなど)が複数の支持体に分かれてラックに保管される場合でも、支持体ごとに、出庫確率が求められ、その出庫確率(すなわち、入庫位置から入出庫ステーションへと支持体が移動させられる移動頻度)に基づいて入庫位置が決定される。これにより、入出庫ステーションに近い棚の回転率を上げることができ、全体として、入出庫台車の走行距離を低減することができる。その結果、入出庫能力を向上させることができる。
【0009】
出庫確率算出部は、複数の支持体のそれぞれ若しくは荷物の入出庫ステーションへの移動頻度、支持体若しくは荷物が在庫から無くなる単位時間当たりの量、及び、支持体若しくは荷物の在庫量に基づいて複数の支持体のそれぞれについて出庫確率を求めてもよい。この場合、出庫確率算出部は、出庫確率を適切に求めることができる。
【0010】
出庫確率算出部は、複数の支持体の少なくとも1つを一時的に出庫した後の再入庫時に、当該少なくとも1つの支持体について出庫確率を求めてもよい。ある支持体の再入庫時に、出庫確率算出部が当該支持体の出庫確率を求めることで、出庫確率が高まっているタイミングで入庫位置の変更(支持体の保管位置の入れ替え)ができる。
(【0011】以降は省略されています)
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