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公開番号
2024138345
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-10-08
出願番号
2024107469,2024508586
出願日
2024-07-03,2023-06-13
発明の名称
密封装置
出願人
NOK株式会社
,
NOKクリューバー株式会社
代理人
弁理士法人旺知国際特許事務所
主分類
F16C
33/78 20060101AFI20241001BHJP(機械要素または単位;機械または装置の効果的機能を生じ維持するための一般的手段)
要約
【課題】必要とされる特性を充分に発揮することができる密封装置を提供すること。
【解決手段】密封装置10は、本体部3と、本体部3から突出する第1リップ41と、本体部3から突出し、第1リップ41よりも第1リップ41の半径方向の内側に位置する第2リップ42と、を備え、第1リップ41および第2リップ42は、本体部3から内側部材または外側部材の一方に向かって延びており、第1リップ41の表面に塗布された第1グリスG1と、第2リップ42の表面に塗布された第2グリスG2と、を備え、第1グリスG1の特性と、第2グリスG2の特性とは、互いに異なる。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
ハブベアリングの相対的に回転する内側部材と外側部材との間の環状の隙間を封止する密封装置であって、
本体部と、
前記本体部から突出する第1リップと、
前記本体部から突出し、前記第1リップよりも前記第1リップの半径方向の内側に位置する第2リップと、を備え、
前記第1リップおよび前記第2リップは、前記本体部から前記内側部材または前記外側部材の一方に向かって延びており、
前記第1リップの表面に塗布された第1グリスと、
前記第2リップの表面に塗布された第2グリスと、を備え、
前記第1グリスの特性と、前記第2グリスの特性とは、互いに異なる、
ことを特徴とする密封装置。
続きを表示(約 600 文字)
【請求項2】
前記第1グリスのJISK2220:2013に規定されたちょう度番号と、前記第2グリスのJISK2220:2013に規定されたちょう度番号とは、互いに異なる、
請求項1に記載の密封装置。
【請求項3】
前記第2グリスのJISK2220:2013に規定されたちょう度番号は、前記第1グリスのJISK2220:2013に規定されたちょう度番号よりも小さい、
請求項2に記載の密封装置。
【請求項4】
前記第2グリスのしゅう動時のせん断粘度と、前記第1グリスのしゅう動時のせん断粘度とは、互いに異なる、
請求項1に記載の密封装置。
【請求項5】
前記第2グリスのしゅう動時のせん断粘度は、前記第1グリスのしゅう動時のせん断粘度よりも小さい、
請求項4に記載の密封装置。
【請求項6】
前記第1グリスに含まれる増ちょう剤の含有率と、前記第2グリスに含まれる増ちょう剤の含有率とは、互いに異なる、
請求項1に記載の密封装置。
【請求項7】
前記第1グリスの耐水性は、前記第2グリスの耐水性よりも高い、
請求項1に記載の密封装置。
【請求項8】
前記第1グリスの色の濃さは、前記第2グリスの色の濃さよりも濃い、
請求項1に記載の密封装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、密封装置に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)
【背景技術】
【0002】
例えば、自動車のハブ等に、転がり軸受が用いられている。転がり軸受の内部を密封する密封装置としては、例えば特許文献1に記載の密封装置が挙げられる。
【0003】
特許文献1に記載の密封装置は、軸受けの内輪と外輪との間に圧入装着される。当該密封装置は複数のリップを有する。各リップの先端面が内輪の内周面に対して弾性摺接することにより、外部からの汚泥または塵埃等の異物の侵入が抑制される。また、各リップの先端面には、摺動性等の観点からグリスが塗布されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2010-185491号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
従来は、各リップに塗布されるグリスは全て同じである。このため、従来の密封装置では、各リップに必要とされる機能を充分に発揮することが難しい。よって、従来の密封装置では、密封装置に必要とされる機能が充分に発揮されていなかった。それゆえ、例えば、異物の侵入の抑制と低トルク化との両立を充分に図ることが難しかった。
【課題を解決するための手段】
【0006】
以上の課題を解決するために、本発明の一態様に係る密封装置は、ハブベアリングの相対的に回転する内側部材と外側部材との間の環状の隙間を封止する密封装置であって、本体部と、前記本体部から突出する第1リップと、前記本体部から突出し、前記第1リップよりも前記第1リップの内側に位置する第2リップと、を備え、前記第1リップおよび前記第2リップは、前記本体部から前記内側部材または前記外側部材の一方に向かって延びており、前記第1リップの表面に塗布された第1グリスと、前記第2リップの表面に塗布された第2グリスと、を備え、前記第1グリスの特性と、前記第2グリスの特性とは、互いに異なる。
【発明の効果】
【0007】
本発明では、密封装置に必要とされる特性を充分に発揮することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
第1実施形態に係るハブベアリングを示す断面図である。
密封装置の一例であるシール部材の使用時の部分断面図である。
図2のシール部材がハブベアリングに配置される前の状態を示す図である。
複数のシール部材を積み重ねた状態を示す図である。
第1グリスのちょう度とトルクとの関係を示す図である。
第2グリスのちょう度とトルクとの関係を示す図である。
ちょう度の測定方法を説明するための図である。
ちょう度の測定方法を説明するための図である。
耐泥水性およびトルクと、グリスとの関係を示す図である。
第1変形例のシール部材を示す図である。
第2変形例のシール部材を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、添付図面を参照しながら本発明に係る好適な実施形態を説明する。なお、図面において各部の寸法や縮尺は実際と適宜に異なり、理解を容易にするために模式的に示している部分もある。また、本発明の範囲は、以下の説明において特に本発明を限定する旨の記載がない限り、これらの形態に限られない。
【0010】
1.第1実施形態
1-1.ハブベアリング
図1は、第1実施形態に係るハブベアリング100を示す部分断面図である。なお、以下では、任意の地点から図中の上方に向かう方向を「X1方向」といい、任意の地点から図中の下方に向かう方向を「X2方向」という。また、本発明の用途は図1に示すハブベアリング100に限定されず、他のハブベアリングにも本発明は適用可能である。ハブベアリング100は、玉軸受であるが、本発明の用途は玉軸受には限定されず、ころ軸受および針軸受等の他の種類ハブベアリングにも適用可能である。また、図1に示すハブベアリング100は自動車に用いられるが、本発明を備えるハブベアリングは、自動車以外の機械にも適用可能である。
(【0011】以降は省略されています)
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