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公開番号
2024137124
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-10-07
出願番号
2023048519
出願日
2023-03-24
発明の名称
減泡装置
出願人
株式会社横田製作所
代理人
個人
,
個人
主分類
B01D
19/00 20060101AFI20240927BHJP(物理的または化学的方法または装置一般)
要約
【課題】低コストで、かつ、例えば、工場に設置されたタンクから泡が溢れ出るのを抑制可能な減泡装置を提供する。
【解決手段】液体に含まれる泡を減らすのに用いることが可能な減泡装置1は、気液混合体を吐出路部18内において液体と気体とに遠心分離することが可能な自吸式遠心ポンプ9と、遠心分離された気体を自然排気する第1排気部10とを備えている。
【選択図】図3
特許請求の範囲
【請求項1】
液体に含まれる泡を減らすのに用いることが可能な減泡装置であって、
ケーシングに収容されたインペラと、前記ケーシングにおける前記インペラの回転軸線上に設けられるとともに、気液混合体を前記ケーシング内に導入する吸込口と、前記インペラの周りに設けられた大渦形室及び小渦形室と、前記大渦形室に接続された吐出管部と、前記気液混合体を前記小渦形室に接続された噴出経路から前記吐出管部内に噴出させることにより、該吐出管部内において生成される竜巻状空洞を上流側から受けることが可能な第1空洞受け部と、を有する自吸式遠心ポンプを備え、
前記竜巻状空洞をなす気体を自然排気する排気部を更に備えていることを特徴とする減泡装置。
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【請求項2】
請求項1に記載の減泡装置において、
前記竜巻状空洞を下流側から受けることが可能な第2空洞受け部を備え、
前記排気部は、前記第2空洞受け部において受けられた前記竜巻状空洞をなす気体を自然排気するように構成されていることを特徴とする減泡装置。
【請求項3】
請求項2に記載の減泡装置において、
前記第2空洞受け部は、傘状をなすとともに、前記竜巻状空洞を下流側から受けることが可能な傘状部を備え、
前記排気部は、前記傘状部の内部に接続された第1排気通路部を備えていることを特徴とする減泡装置。
【請求項4】
請求項2に記載の減泡装置において、
前記第2空洞受け部は、前記吐出管部の下流端を閉塞する閉塞部と、前記閉塞部の中央部分に貫通形成された貫通孔部と、を備え、
前記排気部は、前記貫通孔部を介して、又は、前記貫通孔部に挿入することにより、前記吐出管部と接続された第2排気通路部を備えていることを特徴とする減泡装置。
【請求項5】
請求項2に記載の減泡装置において、
前記第2空洞受け部は、前記吐出管部の下流端に接続されるとともに、下流側に行くに従って縮径するよう構成されたテーパ管部を備え、
前記排気部は、前記テーパ管部の下流端に接続されていることを特徴とする減泡装置。
【請求項6】
請求項1~5のいずれか1つに記載の減泡装置において、
前記吐出管部には、前記吐出管部の内壁面に対して接線方向に開口する吐出口が設けられていることを特徴とする減泡装置。
【請求項7】
請求項6に記載の減泡装置において、
前記吐出管部における前記吐出口が設けられた部分は、該部分の上流側の部分よりも内径が大きくなっていることを特徴とする減泡装置。
【請求項8】
請求項1に記載の減泡装置において、
前記吐出管部の周囲に配設された他の吐出管部と、
一端が前記吐出管部に接続されるとともに、他端が前記他の吐出管部にその内壁面に対して接線方向に接続された接続管部と、を備え、
前記排気部は、前記他の吐出管部内の前記気体を前記排気部内に導入する導入口を備え、
前記導入口は、該他の吐出管部における前記接続管部が接続された部分よりも下流側、かつ、前記他の吐出管部内の内周領域に位置していることを特徴とする減泡装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、液体に含まれる泡を減らすのに用いることが可能な減泡装置に関する。
続きを表示(約 1,200 文字)
【背景技術】
【0002】
従来より、液体に気体が混入した気液混入体を遠心分離させることが可能なポンプ装置が知られている。例えば、特許文献1に開示されたポンプ装置は、気液遠心分離用のポンプと、該ポンプと接続された真空装置とを備えている。そして、ポンプにおいて遠心分離された気体を真空装置を用いて排気するようになっている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許第3924730号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、例えば、工場の工作機械において用いられるクーラント液は、工場内のタンクに貯留されているが、該タンク内において発生するクーラント液の泡がタンクから溢れ出てしまう場合がある。これに対して、特許文献1の如きポンプ装置を用いて上記タンク内の泡を処理することが考えられる。しかし、該ポンプ装置は高価な真空装置を備えているので、コストが嵩むという問題がある。
【0005】
本発明は、斯かる点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、低コストで、かつ、例えば、工場に設置されたタンクから泡が溢れ出るのを抑制可能な減泡装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記の目的を達成するために、本発明は、自吸式遠心ポンプを用いて遠心分離した気体を自然排気するようにしたことを特徴とする。
【0007】
具体的には、液体に含まれる泡を減らすのに用いることが可能な減泡装置を対象とし、次のような解決手段を講じた。
【0008】
すなわち、第1の発明では、ケーシングに収容されたインペラと、前記ケーシングにおける前記インペラの回転軸線上に設けられるとともに、気液混合体を前記ケーシング内に導入する吸込口と、前記インペラの周りに設けられた大渦形室及び小渦形室と、前記大渦形室に接続された吐出管部と、前記気液混合体を前記小渦形室に接続された噴出経路から前記吐出管部内に噴出させることにより、該吐出管部内において生成される竜巻状空洞を上流側から受けることが可能な第1空洞受け部と、を有する自吸式遠心ポンプを備え、前記竜巻状空洞をなす気体を自然排気する排気部を更に備えていることを特徴とする。
【0009】
第2の発明では、第1の発明において、前記竜巻状空洞を下流側から受けることが可能な第2空洞受け部を備え、前記排気部は、前記第2空洞受け部において受けられた前記竜巻状空洞をなす気体を自然排気するように構成されていることを特徴とする。
【0010】
第3の発明では、第2の発明において、前記第2空洞受け部は、傘状をなすとともに、前記竜巻状空洞を下流側から受けることが可能な傘状部を備え、前記排気部は、前記傘状部の内部に接続された第1排気通路部を備えていることを特徴とする。
(【0011】以降は省略されています)
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