TOP
|
特許
|
意匠
|
商標
特許ウォッチ
Twitter
他の特許を見る
10個以上の画像は省略されています。
公開番号
2024167954
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-12-05
出願番号
2023084296
出願日
2023-05-23
発明の名称
微細気泡発生装置
出願人
リンナイ株式会社
代理人
弁理士法人 快友国際特許事務所
主分類
B01F
23/232 20220101AFI20241128BHJP(物理的または化学的方法または装置一般)
要約
【課題】液槽の液体に微細気泡を安定して発生させ続けることが可能な技術を提供する。
【解決手段】微細気泡発生装置の制御装置は、加圧ポンプを駆動してタンク供給路からタンクへ液体を加圧して供給するとともに、タンクからタンク排出路を介して液槽へ気体が加圧溶解された液体を供給する、微細気泡発生運転を実行可能である。制御装置は、微細気泡発生運転の実行中に、第1気体導入動作と第2気体導入動作を交互に実行する気体導入運転を実行可能である。制御装置は、第1気体導入動作において、第1開閉弁を閉じ、第2開閉弁を開いた状態で、気液置換路から液体を排出して気液置換路に気体を導入するように構成されている。制御装置は、第2気体導入動作において、第1開閉弁を開き、第2開閉弁を閉じた状態で、タンクから気液置換路に液体を排出して気液置換路からタンクに気体を導入するように構成されている。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
液体に気体を加圧溶解するタンクと、
前記タンクに前記液体を供給するタンク供給路と、
前記タンク供給路に設けられた加圧ポンプと、
前記タンクから液槽に前記気体が加圧溶解された前記液体を排出するタンク排出路と、
前記タンク排出路に設けられており、前記気体が加圧溶解された前記液体を減圧して微細気泡を発生させる微細気泡発生ノズルと、
前記タンクから前記液体を排出するとともに、前記タンクに前記気体を供給する気液置換路と、
前記気液置換路に設けられた第1開閉弁と、
前記気液置換路において、前記第1開閉弁よりも前記タンクから離れた位置に設けられた第2開閉弁と、
制御装置を備えており、
前記制御装置は、前記加圧ポンプを駆動して前記タンク供給路から前記タンクへ前記液体を加圧して供給するとともに、前記タンクから前記タンク排出路を介して前記液槽へ前記気体が加圧溶解された前記液体を供給する、微細気泡発生運転を実行可能であり、
前記制御装置は、前記微細気泡発生運転の実行中に、第1気体導入動作と第2気体導入動作を交互に実行する気体導入運転を実行可能であり、
前記制御装置は、前記第1気体導入動作において、前記第1開閉弁を閉じ、前記第2開閉弁を開いた状態で、前記気液置換路から前記液体を排出して前記気液置換路に前記気体を導入するように構成されており、
前記制御装置は、前記第2気体導入動作において、前記第1開閉弁を開き、前記第2開閉弁を閉じた状態で、前記タンクから前記気液置換路に前記液体を排出して前記気液置換路から前記タンクに前記気体を導入するように構成されている、微細気泡発生装置。
続きを表示(約 1,200 文字)
【請求項2】
前記タンクの液位が第1液位以上であるか否かを検出する第1液位センサをさらに備えており、
前記気液置換路が前記タンクに接続している箇所の液位が、前記第1液位よりも低く、
前記制御装置は、前記微細気泡発生運転を実行しており、かつ前記気体導入運転を実行していない場合に、前記タンクの液位が前記第1液位未満から前記第1液位以上となると、前記気体導入運転を開始するように構成されている、請求項1の微細気泡発生装置。
【請求項3】
前記制御装置は、前記微細気泡発生運転を実行しており、かつ前記気体導入運転を実行している場合に、前記タンクの液位が前記第1液位以上から前記第1液位未満となって、前記タンクの液位が前記第1液位未満の状態が第1所定時間継続すると、前記気体導入運転を停止するように構成されている、請求項2の微細気泡発生装置。
【請求項4】
前記タンクの液位が第2液位以上であるか否かを検出する第2液位センサをさらに備えており、
前記気液置換路が前記タンクに接続している箇所の液位が、前記第2液位よりも低く、
前記制御装置は、前記微細気泡発生運転を実行しており、かつ前記気体導入運転を実行している場合に、前記タンクの液位が前記第2液位以上から前記第2液位未満となると、前記気体導入運転を停止するように構成されている、請求項1の微細気泡発生装置。
【請求項5】
前記制御装置は、前記微細気泡発生運転を実行しており、かつ前記気体導入運転を実行してない場合に、前記タンクの液位が前記第2液位未満から前記第2液位以上となって、前記タンクの液位が前記第2液位以上の状態が第2所定時間継続すると、前記気体導入運転を開始するように構成されている、請求項4の微細気泡発生装置。
【請求項6】
前記タンクの液位が第1液位以上であるか否かを検出する第1液位センサと、
前記タンクの液位が前記第1液位よりも低い第2液位以上であるか否かを検出する第2液位センサをさらに備えており、
前記気液置換路が前記タンクに接続している箇所の液位が、前記第2液位よりも低く、
前記制御装置は、前記微細気泡発生運転を実行しており、かつ前記気体導入運転を実行していない場合に、前記タンクの液位が前記第1液位未満から前記第1液位以上となると、前記気体導入運転を開始するように構成されており、
前記制御装置は、前記微細気泡発生運転を実行しており、かつ前記気体導入運転を実行している場合に、前記タンクの液位が前記第2液位以上から前記第2液位未満となると、前記気体導入運転を停止するように構成されている、請求項1の微細気泡発生装置。
【請求項7】
前記気液置換路において、前記第1開閉弁と前記第2開閉弁の間に配置されており、前記気液置換路に前記気体を導入するように構成された気体導入ユニットをさらに備える、請求項1から6の何れか一項の微細気泡発生装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本明細書で開示する技術は、微細気泡発生装置に関する。
続きを表示(約 2,500 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1に、液体に気体を加圧溶解するタンクと、前記タンクに前記液体を供給するタンク供給路と、前記タンク供給路に設けられた加圧ポンプと、前記タンクから液槽に前記気体が加圧溶解された前記液体を排出するタンク排出路と、前記タンク排出路に設けられており、前記気体が加圧溶解された前記液体を減圧して微細気泡を発生させる微細気泡発生ノズルと、前記タンクに前記気体を供給する気体供給路と、前記気体供給路に設けられた開閉弁と、制御装置を備える微細気泡発生装置が開示されている。前記制御装置は、前記開閉弁を開いた状態で、前記タンクから前記液槽に前記液体を供給することで、前記タンクに前記気体を導入する気体導入運転と、前記開閉弁を閉じた状態で、前記加圧ポンプを駆動して前記タンク供給路から前記タンクへ液体を加圧して供給するとともに、前記タンクから前記タンク排出路を介して前記液槽へ前記気体が加圧溶解された前記液体を供給する、微細気泡発生運転を交互に実行する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2009-18118号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1の微細気泡発生装置では、気体導入運転と微細気泡発生運転を同時に実行することができず、気体導入運転でタンクに気体が供給され、微細気泡発生運転でタンクから気体が消費されるので、気体導入運転と微細気泡発生運転を必ず交互に実行しなければならない。しかしながら、気体導入運転の実行中は、タンクから液槽に供給される液体に微細気泡を発生させることができないので、微細気泡発生運転で液槽の液体に発生させた微細気泡が、気体導入運転の実行中に消失してしまい、液槽の液体に微細気泡を安定して発生させ続けることが困難であった。本明細書では、液槽の液体に微細気泡を安定して発生させ続けることが可能な技術を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本技術の第1の態様では、微細気泡発生装置は、液体に気体を加圧溶解するタンクと、前記タンクに前記液体を供給するタンク供給路と、前記タンク供給路に設けられた加圧ポンプと、前記タンクから液槽に前記気体が加圧溶解された前記液体を排出するタンク排出路と、前記タンク排出路に設けられており、前記気体が加圧溶解された前記液体を減圧して微細気泡を発生させる微細気泡発生ノズルと、前記タンクから前記液体を排出するとともに、前記タンクに前記気体を供給する気液置換路と、前記気液置換路に設けられた第1開閉弁と、前記気液置換路において、前記第1開閉弁よりも前記タンクから離れた位置に設けられた第2開閉弁と、制御装置を備えていてもよい。前記制御装置は、前記加圧ポンプを駆動して前記タンク供給路から前記タンクへ前記液体を加圧して供給するとともに、前記タンクから前記タンク排出路を介して前記液槽へ前記気体が加圧溶解された前記液体を供給する、微細気泡発生運転を実行可能であってもよい。前記制御装置は、前記微細気泡発生運転の実行中に、第1気体導入動作と第2気体導入動作を交互に実行する気体導入運転を実行可能であってもよい。前記制御装置は、前記第1気体導入動作において、前記第1開閉弁を閉じ、前記第2開閉弁を開いた状態で、前記気液置換路から前記液体を排出して前記気液置換路に前記気体を導入するように構成されていてもよい。前記制御装置は、前記第2気体導入動作において、前記第1開閉弁を開き、前記第2開閉弁を閉じた状態で、前記タンクから前記気液置換路に前記液体を排出して前記気液置換路から前記タンクに前記気体を導入するように構成されていてもよい。
【0006】
上記の微細気泡発生装置では、微細気泡発生運転の実行中に、気体導入運転を実行して、第1気体導入動作と第2気体導入動作を交互に実行することで、タンクに気体を供給することができる。このため、タンクに気体を供給するために微細気泡発生運転を中断する必要がなく、微細気泡発生運転を継続して実行することができる。このような構成とすることによって、液槽の液体に微細気泡を安定して発生させ続けることができる。
【0007】
第2の態様では、上記第1の態様において、前記微細気泡発生装置は、前記タンクの液位が第1液位以上であるか否かを検出する第1液位センサをさらに備えていてもよい。前記気液置換路が前記タンクに接続している箇所の液位は、前記第1液位よりも低くてもよい。前記制御装置は、前記微細気泡発生運転を実行しており、かつ前記気体導入運転を実行していない場合に、前記タンクの液位が前記第1液位未満から前記第1液位以上となると、前記気体導入運転を開始するように構成されていてもよい。
【0008】
微細気泡発生運転を実行しており、気体導入運転を実行していない場合には、タンク内の気体量が減少していくので、タンクの液位は上昇していく。また、微細気泡発生運転を実行しており、気体導入運転を実行している場合には、タンク内の気体量が増加していくので、タンクの液位は下降していく。上記の構成によれば、微細気泡発生運転の実行中に、タンクの液位が第1液位を超えて過剰に上昇していくことを抑制することができる。
【0009】
第3の態様では、上記第2の態様において、前記制御装置は、前記微細気泡発生運転を実行しており、かつ前記気体導入運転を実行している場合に、前記タンクの液位が前記第1液位以上から前記第1液位未満となって、前記タンクの液位が前記第1液位未満の状態が第1所定時間継続すると、前記気体導入運転を停止するように構成されていてもよい。
【0010】
上記の構成によれば、微細気泡発生運転の実行中に、タンクの液位が過剰に下降していくことを抑制することができる。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPatで参照する
関連特許
個人
担持光触媒
7日前
個人
トリチウム水濃縮装置
1か月前
NOK株式会社
除湿装置
1か月前
株式会社フルヤ金属
触媒
2日前
有限会社レイノ
嘔吐物の処理剤
14日前
株式会社フクハラ
圧縮空気圧回路
7日前
住友金属鉱山株式会社
蒸気回収機構
7日前
松本油脂製薬株式会社
泡消火薬剤用消泡剤
9日前
CYC株式会社
工業炉用煤塵除去装置
16日前
東洋紡エムシー株式会社
濾材およびフィルター
1日前
三菱重工業株式会社
脱硫装置
1か月前
ヤマシンフィルタ株式会社
カプセルフィルタ
15日前
株式会社丸山製作所
液体浄化装置
14日前
株式会社フルヤ金属
担持触媒の作製方法
2日前
大同化学株式会社
ワックスソリューション液の製造方法
8日前
東洋リビング株式会社
除湿ユニットおよび保管庫
8日前
国立大学法人広島大学
二酸化炭素吸放出材
2日前
トヨタ自動車株式会社
吸着システム及び吸着方法
7日前
株式会社デンソー
二酸化炭素供給装置
1か月前
株式会社レゾナック
ノズル、送液装置、及び送液システム
1日前
セイコーエプソン株式会社
気体分離膜
2日前
セイコーエプソン株式会社
気体分離膜
2日前
JFEスチール株式会社
炭酸ガスの固定化方法
1か月前
旭化成メディカル株式会社
多孔質膜
8日前
パナソニックIPマネジメント株式会社
脱気機構
16日前
株式会社パウレック
フィルタ及び粉粒体処理装置
1か月前
CKD株式会社
ガス製造装置、及びガス製造方法
23日前
株式会社タクマ
脱臭装置
1日前
株式会社荏原製作所
排ガス処理装置
1日前
日産自動車株式会社
気体分離膜及びその製造方法
9日前
国立大学法人北海道大学
酸素還元触媒の製造方法
8日前
株式会社デンソー
電気化学セル
16日前
トヨタ自動車株式会社
逆浸透膜
21日前
日本濾過器株式会社
フィルタエレメント及びフィルタ装置
29日前
東洋紡エムシー株式会社
濃縮システム
22日前
東レ株式会社
血液浄化用多孔質中空糸膜及び血液浄化用モジュール
1日前
続きを見る
他の特許を見る