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公開番号
2024168950
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-12-05
出願番号
2023086038
出願日
2023-05-25
発明の名称
脱水機及びそれに用いられる部材
出願人
株式会社鶴見製作所
代理人
個人
,
個人
,
個人
主分類
B01D
33/00 20060101AFI20241128BHJP(物理的または化学的方法または装置一般)
要約
【課題】汚泥などの対象物を適切に排出することができる脱水機及びそれに用いられる部材を提供することである。
【解決手段】脱水機100は、対象物を脱水処理して排出する脱水機であって、対象物が供給される供給口110と、対象物が排出される排出口120と、供給口110から供給された対象物を脱水しながら排出口120まで搬送するように配置された複数の回転体130と、複数の回転体130の回転軸131の両端側から挟むように配置され、少なくとも一部に孔141が設けられている一対の側板140と、脱水機100の外側から着脱可能及び調整可能であって、一対の側板140に設けられている孔141を閉塞するように配置されるフッ素樹脂で構成された部材142と、を備える。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
対象物を脱水処理して排出する脱水機であって、
前記対象物が供給される供給口と、
前記対象物が排出される排出口と、
前記供給口から供給された対象物を脱水しながら前記排出口まで搬送するように配置された複数の回転体と、
前記複数の回転体の回転軸の両端側から挟むように配置され、少なくとも一部に孔が設けられている一対の側板と、
前記脱水機の外側から着脱可能及び調整可能であって、前記一対の側板に設けられている孔を閉塞するように配置されるフッ素樹脂で構成された部材と、を備える、
脱水機。
続きを表示(約 820 文字)
【請求項2】
前記部材は、少なくとも前記一対の側板のうち内壁面位置に到達している、
請求項1に記載の脱水機。
【請求項3】
前記部材は、前記一対の側板のうち内壁面と面一である、
請求項1に記載の脱水機。
【請求項4】
前記部材は、ネジを構成することにより着脱可能及び調整可能である、
請求項1に記載の脱水機。
【請求項5】
前記孔は、前記一対の側板のうち、前記複数の回転体が配置されることにより形成された前記対象物が搬送される搬送路に対応する位置に設けられる、
請求項1に記載の脱水機。
【請求項6】
前記孔は、前記一対の側板のうち、前記排出口近傍に対応する位置に設けられる、
請求項5に記載の脱水機。
【請求項7】
前記孔は、前記一対の側板のうち、前記複数の回転体との干渉を回避する領域に対応する位置に設けられる、
請求項5に記載の脱水機。
【請求項8】
前記複数の回転体のそれぞれは、複数枚の円板を回転軸に沿って積層することにより構成され、
前記複数の回転体のうち少なくともいずれかの回転体は、他の円板よりも大きい円板を当該回転体の両端に配置している、
請求項1に記載の脱水機。
【請求項9】
対象物が供給される供給口と、前記対象物が排出される排出口と、前記供給口から供給された対象物を脱水しながら前記排出口まで搬送するように配置された複数の回転体と、前記複数の回転体の回転軸の両端側から挟むように配置され、少なくとも一部に孔が設けられている一対の側板と、を備える脱水機に用いられる部材であって、
前記脱水機の外側から着脱可能及び調整可能であって、前記一対の側板に設けられている孔を閉塞するように配置されるフッ素樹脂で構成されている、
部材。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、脱水機及びそれに用いられる部材に関する。
続きを表示(約 1,000 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、複数の回転濾過素子を備え、汚泥を脱水処理する濾体回転式脱水装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
具体的には、特許文献1に記載の濾体回転式脱水装置は、多数枚の円板を回転軸に固定した複数の回転濾過素子を備え、供給口から処理室内に供給される汚泥を、各回転濾過素子の回転により排出口に向かって移動させ、その間、前後の回転濾過素子の円板間の間隙に流入した汚泥の水分を処理室の底に流れ落としている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開平10-137795号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、特許文献1に記載の濾体回転式脱水装置では、供給口から供給された汚泥などの対象物を排出口に向かって移動させながら脱水処理する場合、対象物は、回転濾過素子の回転により排出口に搬送されるが、その一部は、当該濾体回転式脱水装置を構成する側板と接触する。この側板と接触した対象物は、排出口まで搬送されずに側板に残留してしまうという問題がある。
【0006】
そこで、本発明は、汚泥などの対象物を適切に排出することができる脱水機及びそれに用いられる部材を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の一態様に係る脱水機は、対象物を脱水処理して排出する脱水機であって、対象物が供給される供給口と、対象物が排出される排出口と、供給口から供給された対象物を脱水しながら排出口まで搬送するように配置された複数の回転体と、複数の回転体の回転軸の両端側から挟むように配置され、少なくとも一部に孔が設けられている一対の側板と、脱水機の外側から着脱可能及び調整可能であって、一対の側板に設けられている孔を閉塞するように配置されるフッ素樹脂で構成された部材と、を備える。
【0008】
上記態様において、部材は、少なくとも一対の側板のうち内壁面位置に到達していてもよい。
【0009】
上記態様において、部材は、一対の側板のうち内壁面と面一であってもよい。
【0010】
上記態様において、部材は、ネジを構成することにより着脱可能及び調整可能であってもよい。
(【0011】以降は省略されています)
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