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公開番号2024136993
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-04
出願番号2023048321
出願日2023-03-24
発明の名称プリンタ
出願人ローランドディー.ジー.株式会社
代理人個人,個人,個人,個人
主分類B41J 13/02 20060101AFI20240927BHJP(印刷;線画機;タイプライター;スタンプ)
要約【課題】印刷開始前の無駄な検出動作の発生を抑制することができるプリンタを提供すること。
【解決手段】プリンタ10は、制御装置100を備え、制御装置100は、ピンチローラ60がプラテン16に載置された記録媒体5に当接したときに検出センサ25によって記録媒体5の主走査方向Yの端部の位置を検出する検出動作を実行することができる検出制御部106と、少なくとも位置センサ74によって検出されたピンチローラ60の上下方向Zの位置に基づいて、記録媒体5が第1の状態であるかまたは第2の状態であるかを判定する判定部104と、を備え、検出制御部106は、判定部104によって記録媒体5が第1の状態と判定されたときに検出動作を実行し、かつ、判定部104によって記録媒体5が第2の状態と判定されたときに検出動作を実行しないように構成されている。
【選択図】図5
特許請求の範囲【請求項1】
記録媒体が載置される載置台と、
前記載置台よりも上方に配置され、前記載置台に載置された前記記録媒体に当接可能な当接部材と、
前記当接部材を前記載置台に対して第1の方向に接近および離反させる移動機構と、
前記載置台に対する前記当接部材の前記第1の方向の位置を検出する位置センサと、
前記記録媒体の前記第1の方向と直交する第2の方向の端部の位置または前記当接部材の前記第2の方向の位置を検出する検出装置と、
制御装置と、を備え、
前記制御装置は、
前記当接部材が前記載置台に載置された前記記録媒体に当接したときに前記検出装置によって前記記録媒体の前記第2の方向の端部の位置または前記当接部材の前記第2の方向の位置を検出する検出動作を実行することができる検出制御部と、
少なくとも前記位置センサによって検出された前記当接部材の前記第1の方向の位置に基づいて、前記記録媒体が第1の状態であるかまたは第2の状態であるかを判定する判定部と、を備え、
前記検出制御部は、前記判定部によって前記記録媒体が前記第1の状態と判定されたときに前記検出動作を実行し、かつ、前記判定部によって前記記録媒体が前記第2の状態と判定されたときに前記検出動作を実行しないように構成されている、プリンタ。
続きを表示(約 1,700 文字)【請求項2】
前記移動機構は、
手動で操作される操作レバーと、
前記操作レバーと連動し、かつ、前記当接部材を前記載置台に対して前記第1の方向に接近および離反させるリンク部材と、を備え、
前記操作レバーは、第1の位置、第2の位置および第3の位置に少なくとも移動可能に構成され、
前記操作レバーが前記第1の位置に位置するとき、前記当接部材は前記載置台に載置された前記記録媒体に当接し、
前記操作レバーが前記第2の位置および前記第3の位置に位置するとき、前記当接部材は前記載置台に載置された前記記録媒体から離隔し、
前記判定部は、前記操作レバーが前記第3の位置から前記第1の位置に移動したときに前記記録媒体が前記第1の状態であると判定し、かつ、前記操作レバーが前記第2の位置から前記第1の位置に移動したときに前記記録媒体が前記第2の状態であると判定する、請求項1に記載のプリンタ。
【請求項3】
前記制御装置は、前記検出動作によって検出された位置情報を記憶する記憶部を備え、
前記判定部は、前記記憶部に前記位置情報が記憶されかつ前記操作レバーが前記第2の位置から前記第1の位置に移動したときに前記記録媒体が前記第2の状態であると判定し、かつ、前記記憶部に前記位置情報が記憶されておらずかつ前記操作レバーが前記第2の位置から前記第1の位置に移動したときに前記記録媒体が前記第1の状態であると判定する、請求項2に記載のプリンタ。
【請求項4】
前記第2の位置は、前記第3の位置より下方かつ前記第1の位置より上方である、請求項2または3に記載のプリンタ。
【請求項5】
前記載置台に載置された前記記録媒体を加熱する加熱装置を備え、
前記制御装置は、前記操作レバーが前記第1の位置および前記第2の位置に位置するときに前記加熱装置によって前記記録媒体を加熱する加熱動作を実行し、かつ、前記操作レバーが前記第3の位置に位置するときに前記加熱動作を実行しない加熱制御部を備えている、請求項2または3に記載のプリンタ。
【請求項6】
前記制御装置は、
前記載置台に載置された前記記録媒体に当接した前記当接部材が前記記録媒体から離隔してから前記載置台に載置された前記記録媒体に再度当接するまでの経過時間を計数する計数部を備え、
前記判定部は、前記経過時間が所定の時間以上のときに前記記録媒体が前記第1の状態であると判定し、かつ、前記経過時間が前記所定の時間未満のときに前記記録媒体が前記第2の状態であると判定する、請求項1に記載のプリンタ。
【請求項7】
前記移動機構は、
手動で操作される操作レバーと、
前記操作レバーと連動し、かつ、前記当接部材を前記載置台に対して前記第1の方向に接近および離反させるリンク部材と、を備えている、請求項6に記載のプリンタ。
【請求項8】
前記制御装置は、
第1モードおよび第2モードを記憶する記憶部と、
前記第1モードまたは前記第2モードを選択するモード選択部と、を備え、
前記第1モードが選択された場合には、前記判定部は、前記経過時間が前記所定の時間以上のときに前記記録媒体が前記第1の状態であると判定し、かつ、前記経過時間が前記所定の時間未満のときに前記記録媒体が前記第2の状態であると判定し、
前記第2モードが選択された場合には、前記判定部は、前記経過時間に関係なく前記記録媒体が前記第1の状態であると判定する、請求項6または7に記載のプリンタ。
【請求項9】
前記載置台に載置された前記記録媒体を加熱する加熱装置を備え、
前記制御装置は、前記経過時間が前記所定の時間に達するまでの間前記加熱装置によって前記記録媒体を加熱する加熱動作を実行する加熱制御部を備えている、請求項6または7に記載のプリンタ。
【請求項10】
前記加熱制御部は、前記経過時間が前記所定の時間に達したときに前記加熱動作を停止する、請求項9に記載のプリンタ。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、プリンタに関する。
続きを表示(約 2,100 文字)【背景技術】
【0002】
従来から、プラテン等の載置台に載置された記録媒体に印刷を行うプリンタにおいて、印刷時に載置台に載置された記録媒体に当接可能な当接部材が用いられている。例えば、特許文献1には、当接部材として記録媒体を押さえるピンチローラが開示されている。ピンチローラは、プリンタに設けられたレバーを操作することによって、載置台に載置された記録媒体に対して接近および離反可能に設けられている。
【0003】
通常、ピンチローラが載置台に載置された記録媒体に当接すると、プリンタにおいて記録媒体の主走査方向の端部の位置またはピンチローラの位置を検出する検出動作が実行される。これにより、プリンタは記録媒体の位置および幅(主走査方向の長さ)等の位置情報を取得して記憶する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2019-73005号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところで、位置情報を取得したプリンタにおいて、ユーザは記録媒体の位置を調整するためにピンチローラを記録媒体から離反させる(即ち上方に移動させる)ことがある。従来は、ピンチローラが記録媒体から離反すると、プリンタに記憶された上述の位置情報は削除されるようになっていた。このため、記録媒体の調整がわずかなものであり記録媒体の位置および幅等の位置情報に変更がないにもかかわらず、再度、検出動作を実行する必要があった。即ち、印刷を開始するまでに無駄な動作が発生することが問題となっていた。
【0006】
本発明はかかる点に鑑みてなされたものであり、その目的は、印刷開始前の無駄な検出動作の発生を抑制することができるプリンタを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明に係るプリンタは、記録媒体が載置される載置台と、前記載置台よりも上方に配置され、前記載置台に載置された前記記録媒体に当接可能な当接部材と、前記当接部材を前記載置台に対して第1の方向に接近および離反させる移動機構と、前記載置台に対する前記当接部材の前記第1の方向の位置を検出する位置センサと、前記記録媒体の前記第1の方向と直交する第2の方向の端部の位置または前記当接部材の前記第2の方向の位置を検出する検出装置と、制御装置と、を備え、前記制御装置は、前記当接部材が前記載置台に載置された前記記録媒体に当接したときに前記検出装置によって前記記録媒体の前記第2の方向の端部の位置または前記当接部材の前記第2の方向の位置を検出する検出動作を実行することができる検出制御部と、少なくとも前記位置センサによって検出された前記当接部材の前記第1の方向の位置に基づいて、前記記録媒体が第1の状態であるかまたは第2の状態であるかを判定する判定部と、を備え、前記検出制御部は、前記判定部によって前記記録媒体が前記第1の状態と判定されたときに前記検出動作を実行し、かつ、前記判定部によって前記記録媒体が前記第2の状態と判定されたときに前記検出動作を実行しないように構成されている。
【0008】
本発明に係るプリンタによると、制御装置の検出制御部は、判定部によって記録媒体が第1の状態と判定されたときに検出動作を実行し、かつ、判定部によって記録媒体が第2の状態と判定されたときに検出動作を実行しないように構成されている。このように、検出制御部は、判定部によって記録媒体が第2の状態と判定されたときに検出動作を実行せず、当接部材が載置台に載置された記録媒体に当接したときに毎回検出動作を実行しなくてもよい。このため、印刷開始前の無駄な検出動作の発生を抑制することができる。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、印刷開始前の無駄な検出動作の発生を抑制することができるプリンタを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
図1は、一実施形態に係るプリンタの正面図である。
図2は、一実施形態に係るプリンタの一部を模式的に示す縦断面図である。
図3は、一実施形態に係るプラテンおよびその周辺構造を示す斜視図である。
図4Aは、一実施形態に係るレバーユニットにおいて、操作レバーが第3の位置に位置する状態を模式的に示す側面図である。
図4Bは、一実施形態に係るレバーユニットにおいて、操作レバーが第2の位置に位置する状態を模式的に示す側面図である。
図4Cは、一実施形態に係るレバーユニットにおいて、操作レバーが第1の位置に位置する状態を模式的に示す側面図である。
図5は、一実施形態に係るプリンタの制御系のブロック図である。
図6は、一実施形態に係る印刷の手順を示すフローチャートである。
図7は、他の一実施形態に係るプリンタの制御系のブロック図である。
図8は、他の一実施形態に係る印刷の手順を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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