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公開番号2024136796
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-04
出願番号2023048045
出願日2023-03-24
発明の名称光成形用樹脂組成物、成形品、及び成形品を製造する方法
出願人住友化学株式会社
代理人個人,個人,個人,個人
主分類C08F 290/06 20060101AFI20240927BHJP(有機高分子化合物;その製造または化学的加工;それに基づく組成物)
要約【課題】本開示は、適度に低い硬度を有するとともに、高い強度及び高い破断伸度を示す成形品を光成形によって形成することのできる樹脂組成物に関する。
【解決手段】重合性不飽和基を有する重合性成分を含む光成形用樹脂組成物。重合性成分が、1000以上の分子量を有する高分子量多官能(メタ)アクリレートと、-10℃以上のガラス転移温度を有するホモポリマーを形成する単官能モノマーである反応性希釈剤とを含む。
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
重合性不飽和基を有する重合性成分を含み、
前記重合性成分が、
1000以上の分子量を有する高分子量多官能(メタ)アクリレートと、
-10℃以上のガラス転移温度を有するホモポリマーを形成する単官能モノマーである反応性希釈剤と、
を含む、光成形用樹脂組成物。
続きを表示(約 620 文字)【請求項2】
前記重合性成分が、-10℃未満のガラス転移温度を有するホモポリマーを形成する単官能(メタ)アクリレートを更に含む、又は、該単官能(メタ)アクリレートを含まず、
前記高分子量多官能(メタ)アクリレート、前記反応性希釈剤、及び前記単官能(メタ)アクリレートの合計の含有量が、前記重合性成分の量を基準として80質量%以上であり、
前記高分子量多官能(メタ)アクリレートの含有量が、前記高分子量多官能(メタ)アクリレート、前記反応性希釈剤、及び前記単官能(メタ)アクリレートの合計量を基準として5質量%以上90質量%以下であり、
前記反応性希釈剤の含有量が、前記高分子量多官能(メタ)アクリレート、前記反応性希釈剤、及び前記単官能(メタ)アクリレートの合計量を基準として10質量%以上95質量%以下である、
請求項1に記載の光成形用樹脂組成物。
【請求項3】
光重合開始剤を更に含む、請求項1又は2に記載の光成形用樹脂組成物。
【請求項4】
三次元光造形用組成物である、請求項1又は2に記載の光成形用樹脂組成物。
【請求項5】
請求項1又は2に記載の光成形用樹脂組成物を含む成形材料の光硬化物を含む、成形品。
【請求項6】
請求項1又は2に記載の光成形用樹脂組成物を含む成形材料を光硬化させることを含む、成形品を製造する方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、光成形用樹脂組成物、成形品、及び成形品を製造する方法に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
3Dプリンタを用いた三次元光造形等の光成形の分野において、高い破断伸度を有する成形品、又は臓器に近い触感の成形品を形成するための組成物が提案されている(例えば、特許文献1、2)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2019-99750号公報
特開2021-146657号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
樹脂成形品が適用される部材に関して、適度に低い硬度(例えば、タイプAのデュロメータによる硬度が10~80程度)を有することが求められることがある。そのような適度に低い硬度を有する成形品を光成形で形成すると、部材の用途によっては、強度又は破断伸度が不足することがあった。
【0005】
本開示は、適度に低い硬度を有するとともに、高い強度及び高い破断伸びを示す成形品を光成形によって形成することのできる樹脂組成物に関する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示は、少なくとも以下の事項を含む。
[1]
重合性不飽和基を有する重合性成分を含み、
前記重合性成分が、
1000以上の分子量を有する高分子量多官能(メタ)アクリレートと、
-10℃以上のガラス転移温度を有するホモポリマーを形成する単官能モノマーである反応性希釈剤と、
を含む、光成形用樹脂組成物。
[2]
前記重合性成分が、-10℃未満のガラス転移温度を有するホモポリマーを形成する単官能(メタ)アクリレートを更に含む、又は、該単官能(メタ)アクリレートを含まず、
前記高分子量多官能(メタ)アクリレート、前記反応性希釈剤、及び前記単官能(メタ)アクリレートの合計の含有量が、前記重合性成分の量を基準として80質量%以上であり、
前記高分子量多官能(メタ)アクリレートの含有量が、前記高分子量多官能(メタ)アクリレート、前記反応性希釈剤、及び前記単官能(メタ)アクリレートの合計量を基準として5質量%以上90質量%以下であり、
前記反応性希釈剤の含有量が、前記高分子量多官能(メタ)アクリレート、前記反応性希釈剤、及び前記単官能(メタ)アクリレートの合計量を基準として10質量%以上95質量%以下である、
[1]に記載の光成形用樹脂組成物。
[3]
光重合開始剤を更に含む、[1]又は[2]に記載の光成形用樹脂組成物。
[4]
三次元光造形用組成物である、[1]~[3]のいずれか一項に記載の光成形用樹脂組成物。
[5]
[1]~[4]のいずれか一項に記載の光成形用樹脂組成物を含む成形材料の光硬化物を含む、成形品。
[6]
[1]~[4]のいずれか一項に記載の光成形用樹脂組成物を含む成形材料を光硬化させることを含む、成形品を製造する方法。
【発明の効果】
【0007】
適度に低い硬度を有するとともに、高い強度及び高い破断伸びを示す柔軟な成形品を光成形によって形成することのできる樹脂組成物が提供される。
【発明を実施するための形態】
【0008】
本発明は以下の例に限定されない。
【0009】
樹脂組成物の一例は、重合性不飽和基を有する重合性成分を含む。重合性成分は、高分子量多官能(メタ)アクリレートと、反応性希釈剤とを含む。樹脂組成物は、光成形のための成形材料として用いることができる。
【0010】
高分子量多官能(メタ)アクリレートは、アクリロイルオキシ基又はメタクリロイルオキシ基のうち少なくとも一方の重合性不飽和基を複数有する化合物である。高分子量多官能(メタ)アクリレートが有する重合性不飽和基の数は、2以上であり、30以下、20以下、10以下又は5以下であってもよい。
(【0011】以降は省略されています)

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