TOP
|
特許
|
意匠
|
商標
特許ウォッチ
Twitter
他の特許を見る
公開番号
2024136637
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-10-04
出願番号
2023047804
出願日
2023-03-24
発明の名称
インクセット、及びインクジェット記録方法
出願人
キヤノン株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
C09D
11/38 20140101AFI20240927BHJP(染料;ペイント;つや出し剤;天然樹脂;接着剤;他に分類されない組成物;他に分類されない材料の応用)
要約
【課題】 耐擦過性が向上するとともに、粒状感が低減された画像を記録することができるインクセットなどの提供。
【解決手段】 第1インクが、特定の骨格を有する第1顔料、第1ワックス粒子、及びアセチレングリコール系界面活性剤である第1界面活性剤を含有するとともに、シアン、マゼンタ、又はイエローの色相を有する水性インクである。第2インクが、第1顔料とは異なる第2顔料、及びアセチレングリコール系界面活性剤である第2界面活性剤を含有するとともに、第1インクとは異なるカラー色相を有する水性インクであり、かつ、第2ワックス粒子を含有してもよい。第1インク中の第1ワックス粒子の含有量が、第2インク中の第2ワックス粒子の含有量よりも大きく、第1インク中の第1界面活性剤の含有量が、第2インク中の第2界面活性剤の含有量よりも小さいことを特徴とするインクセット。
【選択図】 なし
特許請求の範囲
【請求項1】
第1インク及び第2インクの組み合わせを有するインクジェット用のインクセットであって、
前記第1インクが、ハロゲン原子非置換フタロシアニン、キナクリドン、及びアゾからなる群より選択される骨格を有する第1顔料、第1ワックス粒子、及びアセチレングリコール系界面活性剤である第1界面活性剤を含有するとともに、シアン、マゼンタ、又はイエローの色相を有する水性インクであり、
前記第2インクが、前記第1顔料とは異なる第2顔料、及びアセチレングリコール系界面活性剤である第2界面活性剤を含有するとともに、前記第1インクとは異なるカラー色相を有する水性インクであり、かつ、第2ワックス粒子を含有してもよく、
前記第1インク中の前記第1ワックス粒子の含有量(質量%)が、前記第2インク中の前記第2ワックス粒子の含有量(質量%)よりも大きく、
前記第1インク中の前記第1界面活性剤の含有量(質量%)が、前記第2インク中の前記第2界面活性剤の含有量(質量%)よりも小さいことを特徴とするインクセット。
続きを表示(約 410 文字)
【請求項2】
前記第1インクにおける、前記第1顔料の体積基準の累積50%粒子径が、前記第1ワックス粒子の体積基準の累積50%粒子径に対する比率で、1.0倍以上5.0倍以下である請求項1に記載のインクセット。
【請求項3】
前記第1ワックス粒子の酸価が、20mgKOH/g以下である請求項1に記載のインクセット。
【請求項4】
前記第2インクにおける、前記第2界面活性剤の含有量(質量%)が、前記第2顔料の含有量(質量%)に対する質量比率で、0.10倍以上0.50倍以下である請求項1に記載のインクセット。
【請求項5】
インクをインクジェット方式の記録ヘッドから吐出して記録媒体に画像を記録するインクジェット記録方法であって、
前記インクが、請求項1乃至4のいずれか1項に記載のインクセットを構成する各インクであることを特徴とするインクジェット記録方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、インクセット、及びそれを用いたインクジェット記録方法に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)
【背景技術】
【0002】
インクジェット記録方法では、シアン、マゼンタ、及びイエローのカラーの基本色の各インクに、実質的に無彩色であるブラックインクを加えた4種のインクが用いられることが多い。色材として顔料を含有する顔料インクにより記録される画像の発色性を補うために、カラーインクとして、先に述べた基本色に加えて、レッド、オレンジ、グリーン、ブルーなどの中間色のインク(いわゆる特色インク)が用いられることがある。特色インクを追加することで、各インクで表現される色再現範囲を拡大することが可能である。
【0003】
近年、家庭やオフィス文書などの出力だけでなく、ポスターや広告などの掲示物の作製にもインクジェット記録装置が用いられるようになっている。このような用途では、記録される画像を外力から保護する必要があり、画像の耐擦過性を向上することが要求される。ワックス粒子を添加した顔料インクを用いることで、記録される画像の耐擦過性を向上し得ることが提案されている(特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2011-194823号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明者らは、特許文献1の記載を参考に、ワックス粒子を含有する基本色インク、及び、特色インクを用いて、インクジェット用の光沢紙に2次色画像を記録し、画像の耐擦過性を評価した。その結果、ワックス粒子を添加したことによって期待されるほどに画像の耐擦過性が向上していないだけでなく、ワックス粒子を含有するインクを用いたことで、画像にドットが目立つようになり、粒状感が生ずることがわかった。
【0006】
したがって、本発明の目的は、耐擦過性が向上するとともに、粒状感が低減された画像を記録することができるインクセット、及びこれを用いたインクジェット記録方法を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記の目的は以下の本発明によって達成される。すなわち、本発明にかかるインクセットは、第1インク及び第2インクの組み合わせを有するインクジェット用のインクセットであって、前記第1インクが、ハロゲン原子非置換フタロシアニン、キナクリドン、及びアゾからなる群より選択される骨格を有する第1顔料、第1ワックス粒子、及びアセチレングリコール系界面活性剤である第1界面活性剤を含有するとともに、シアン、マゼンタ、又はイエローの色相を有する水性インクであり、前記第2インクが、前記第1顔料とは異なる第2顔料、及びアセチレングリコール系界面活性剤である第2界面活性剤を含有するとともに、前記第1インクとは異なるカラー色相を有する水性インクであり、かつ、第2ワックス粒子を含有してもよく、前記第1インク中の前記第1ワックス粒子の含有量(質量%)が、前記第2インク中の前記第2ワックス粒子の含有量(質量%)よりも大きく、前記第1インク中の前記第1界面活性剤の含有量(質量%)が、前記第2インク中の前記第2界面活性剤の含有量(質量%)よりも小さいことを特徴とする。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、耐擦過性が向上するとともに、粒状感が低減された画像を記録することができるインクセット、及びこれを用いたインクジェット記録方法を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
本発明のインクジェット記録方法に用いられるインクジェット記録装置の一例を模式的に示す図であり、(a)はインクジェット記録装置の主要部の斜視図、(b)はヘッドカートリッジの斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下に、好ましい実施の形態を挙げて、さらに本発明を詳細に説明する。本発明においては、化合物が塩である場合は、インク中では塩はイオンに解離して存在しているが、便宜上、「塩を含有する」と表現する。また、インクジェット用の水性インクのことを、単に「インク」と記載することがある。物性値は、特に断りのない限り、常温(25℃)における値である。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPatで参照する
関連特許
キヤノン株式会社
トナー
23日前
キヤノン株式会社
トナー
1か月前
キヤノン株式会社
トナー
1か月前
キヤノン株式会社
トナー
23日前
キヤノン株式会社
トナー
1か月前
キヤノン株式会社
トナー
1か月前
キヤノン株式会社
定着装置
1か月前
キヤノン株式会社
撮像装置
1か月前
キヤノン株式会社
撮像装置
1か月前
キヤノン株式会社
検出装置
2日前
キヤノン株式会社
撮像装置
24日前
キヤノン株式会社
撮像装置
1か月前
キヤノン株式会社
撮像装置
2日前
キヤノン株式会社
印刷装置
9日前
キヤノン株式会社
記録装置
1か月前
キヤノン株式会社
電子機器
1か月前
キヤノン株式会社
電子機器
9日前
キヤノン株式会社
送液装置
23日前
キヤノン株式会社
記録装置
2日前
キヤノン株式会社
電子機器
1か月前
キヤノン株式会社
乾燥装置
3日前
キヤノン株式会社
定着装置
17日前
キヤノン株式会社
測距装置
9日前
キヤノン株式会社
撮像装置
1か月前
キヤノン株式会社
撮像装置
15日前
キヤノン株式会社
記録装置
1か月前
キヤノン株式会社
乾燥装置
16日前
キヤノン株式会社
電子機器
1か月前
キヤノン株式会社
発光装置
1か月前
キヤノン株式会社
通信装置
9日前
キヤノン株式会社
現像装置
9日前
キヤノン株式会社
撮像装置
16日前
キヤノン株式会社
測距装置
16日前
キヤノン株式会社
光学機器
16日前
キヤノン株式会社
防水構造体
2日前
キヤノン株式会社
分析デバイス
1か月前
続きを見る
他の特許を見る