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公開番号2024136078
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-04
出願番号2023047047
出願日2023-03-23
発明の名称光反射膜及び光反射膜の使用方法
出願人大阪瓦斯株式会社
代理人弁理士法人R&C
主分類E04F 13/08 20060101AFI20240927BHJP(建築物)
要約【課題】施工性が優れた構成にてヒートアイランド現象を抑制する光反射膜を提供する。
【解決手段】透光性の樹脂材料層Jと当該樹脂材料層Jの裏面側に位置する光反射層Bとを備え、樹脂材料層Jの表面に、断面視において、樹脂材料層Jの厚み方向と直交する交差方向において異なる位置から樹脂材料層Jの表面側に向けて直線状に延びて交わる長さが異なる短辺Sと長辺Tとを備える突条部Uが、交差方向に並ぶ状態に形成されている。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
透光性の樹脂材料層と当該樹脂材料層の裏面側に位置する光反射層とを備え、
前記樹脂材料層の表面に、断面視において、前記樹脂材料層の厚み方向と直交する交差方向において異なる位置から前記樹脂材料層の表面側に向けて直線状に延びて交わる長さが異なる短辺と長辺とを備える突条部が、前記交差方向に並ぶ状態に形成されている光反射膜。
続きを表示(約 1,000 文字)【請求項2】
前記突条部の前記短辺の基端と当該突条部に隣接する前記突条部の前記長辺の基端とが前記交差方向において同じ位置である請求項1に記載の光反射膜。
【請求項3】
前記断面視において、前記突条部の一つに関して、前記短辺の基端と前記長辺の基端とが前記樹脂材料層の厚み方向において同じ位置である請求項1に記載の光反射膜。
【請求項4】
前記断面視において、前記突条部の一つに関して、前記交差方向に沿い前記短辺の基端を通過する仮想面に対する前記短辺における前記長辺の存在側の角度が、80度から100度の範囲である請求項1~3のいずれか1項に記載の光反射膜。
【請求項5】
前記断面視において、前記突条部の一つに関して、前記交差方向に沿い前記長辺の基端を通過する仮想面に対する前記長辺における前記短辺の存在側の角度が、0度よりも大きく65度未満である請求項1~3のいずれか1項に記載の光反射膜。
【請求項6】
前記短辺の基端と前記長辺の基端とが、前記厚み方向において、前記樹脂材料層の中間部に位置する請求項1~3のいずれか1項に記載の光反射膜。
【請求項7】
前記短辺の基端と前記長辺の基端とが、前記厚み方向において、前記樹脂材料層における前記光反射層の存在側の端部に位置する請求項1~3のいずれか1項に記載の光反射膜。
【請求項8】
前記樹脂材料層の表面を覆う透光性の被覆層が、隣接する前記突条部の間の空間を充填して外面を平坦面とする形態で設けられ、
前記被覆層の形成する樹脂材料の屈折率が前記樹脂材料層を形成する樹脂材料の屈折率よりも小さい請求項1~3のいずれか1項に記載の光反射膜。
【請求項9】
前記光反射層の前記樹脂材料層の存在側の面が、前記断面視において、前記交差方向に沿い且つ前記樹脂材料層の前記表面と前記光反射層との間に位置する基準平面に関して、前記突条部を備える前記樹脂材料層の前記表面と面対称に形成されている請求項1~3のいずれか1項に記載の光反射膜。
【請求項10】
前記樹脂材料層が、放射面から赤外光を放射する赤外放射層であり、
前記赤外放射層が、吸収した太陽光エネルギーよりも大きな熱輻射エネルギーを波長8μmから波長14μmの帯域で放つ厚みに調整された赤外放射用樹脂材料からなる請求項1~3のいずれか1項に記載の光反射膜。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、太陽光を反射する光反射膜及び光反射膜の使用方法に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
太陽光が建物の壁等に反射して地表面を照射すると、道路等の地表部の蓄熱量が増加することにより、いわゆるヒートアイランド現象を招くものとなる。
このようなヒートアイランド現象を抑制するには、例えば、建物の壁に照射する太陽光を上方側(宇宙)に向けて反射させることが考えられる。
【0003】
かかる反射を目的として、基材の外面に太陽光反射性能を有する金属アルミニウムからなる太陽光反射層を備えた太陽光反射土木建築資材(例えば、瓦、タイル等)が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1には、太陽光反射土木建築資材を、太陽光を上方側(宇宙)に向けて反射する勾配を付与した状態で、ビルディングや家屋などにおける垂直な壁に取付けることが記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2007-192016号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
従来では、重量が大きくて設置が面倒な太陽光反射土木建築資材をビルディングや家屋などにおける垂直な壁に取付けることになるため、施工性が悪いものであり、改善が望まれている。
【0006】
本発明は、上記実状に鑑みて為されたものであって、その目的は、施工性が優れた構成にてヒートアイランド現象を抑制する光反射膜及びその光反射膜の使用方法を提供する点にある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の光反射膜の特徴構成は、透光性の樹脂材料層と当該樹脂材料層の裏面側に位置する光反射層とを備え、
前記樹脂材料層の表面に、断面視において、前記樹脂材料層の厚み方向と直交する交差方向において異なる位置から前記樹脂材料層の表面側に向けて直線状に延びて交わる長さが異なる短辺と長辺とを備える突条部が、前記交差方向に並ぶ状態に形成されている点を特徴とする。
なお、突条部とは、断面形状が短辺と長辺とを備える突部が細長く延びる形態を意味する。
【0008】
すなわち、光反射膜を、突条部の一つに関して短辺を長辺の上方に位置させる状態の立ち姿勢で設置すると、樹脂材料層の表面に照射されるあらゆる方向から来た太陽光(上方側から照射される太陽光)の多くを、突条部の存在により、突条部の長辺から短辺の方向に屈折させて、上方側に反射(照射)させることができる。
つまり、太陽光が、突条部を表面に備える光反射膜に入射すると、当該太陽光は樹脂材料層の内部を通過して光反射層にて反射し、その後、樹脂材料層の内部を通過して樹脂材料層の表面から照射されることになり、樹脂材料層の屈折率が空気の屈折率よりも大きいことにより、太陽光の多くの反射角(反射方向)は、長辺から短辺の存在方向にシフトすることになる(図2参照)。
【0009】
このように、光反射膜を、突条部の一つに関して短辺を長辺の上方に位置させる状態で、立ち姿勢状態で設置することにより、あらゆる方向から来た太陽光(上方側から照射される太陽光)の多くを上方側に反射(照射)させることができるので、ヒートアイランド現象の緩和を図ることができる。
【0010】
光反射膜を装着対象に設置する形態としては、例えば、反射膜を薄膜状(フィルム)に形成して、装着対象に対して接続する形態(接着剤や粘着剤にて接続する形態)が考えられるが、光反射膜は軽量で扱い易いため、施工性が優れている。
(【0011】以降は省略されています)

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