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公開番号
2024134124
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-10-03
出願番号
2023044244
出願日
2023-03-20
発明の名称
スプリング取り付け構造、シート収容装置、廃トナー収容器及び画像形成装置
出願人
株式会社リコー
代理人
個人
主分類
G03G
21/16 20060101AFI20240926BHJP(写真;映画;光波以外の波を使用する類似技術;電子写真;ホログラフイ)
要約
【課題】圧縮スプリングの仮保持作業時に圧縮スプリングを圧縮させるという面倒な作業を不要にする。
【解決手段】圧縮スプリング42の一端に当接する第一当接面31aを含む第一構造部材31と、前記圧縮スプリングの他端に当接する第二当接面40aを含む第二構造部材40とが、前記圧縮スプリングの圧縮方向に対して交差する所定の組み付け方向Cから組み付けられる構造体における前記第一当接面と前記第二当接面との間に、前記第一構造部材の仮保持部31cに仮保持されている前記圧縮スプリングを所定の圧縮状態で取り付けるためのスプリング取り付け構造であって、前記第一構造部材の前記仮保持部は、前記圧縮スプリングを非圧縮状態で仮保持し、前記第二構造部材は、前記所定の組み付け方向からの組み付けの際に、前記仮保持部に仮保持された非圧縮状態の前記圧縮スプリングの前記他端を前記第二当接面に案内するテーパ面40eを有する。
【選択図】図14
特許請求の範囲
【請求項1】
圧縮スプリングの一端に当接する第一当接面を含む第一構造部材と、前記圧縮スプリングの他端に当接する第二当接面を含む第二構造部材とが、前記圧縮スプリングの圧縮方向に対して交差する所定の組み付け方向から組み付けられる構造体における前記第一当接面と前記第二当接面との間に、前記第一構造部材の仮保持部に仮保持されている前記圧縮スプリングを所定の圧縮状態で取り付けるためのスプリング取り付け構造であって、
前記第一構造部材の前記仮保持部は、前記圧縮スプリングを非圧縮状態で仮保持し、
前記第二構造部材は、前記所定の組み付け方向からの組み付けの際に、前記仮保持部に仮保持された非圧縮状態の前記圧縮スプリングの前記他端を前記第二当接面に案内するテーパ面を有することを特徴とするスプリング取り付け構造。
続きを表示(約 1,400 文字)
【請求項2】
請求項1に記載のスプリング取り付け構造において、
前記所定の組み付け方向からの組み付けの際に前記圧縮スプリングが圧縮方向に対して直交する方向に変形することを規制する変形規制部材を有することを特徴とするスプリング取り付け構造。
【請求項3】
請求項1又は2に記載のスプリング取り付け構造において、
前記圧縮スプリングの前記他端が前記第二当接面上の所定位置から外れて移動することを規制する移動規制部材を有することを特徴とするスプリング取り付け構造。
【請求項4】
請求項3に記載のスプリング取り付け構造において、
前記移動規制部材は、前記圧縮スプリングの前記他端が前記テーパ面から前記第二当接面へ移動するときに該他端と接触する接触端部に、該他端を前記所定位置に向けてガイドするガイド面を有することを特徴とするスプリング取り付け構造。
【請求項5】
請求項1又は2に記載のスプリング取り付け構造において、
前記圧縮スプリングは、線材を螺旋状に巻いた巻きバネ構造であり、
前記第二当接面は、前記圧縮スプリングの前記他端が前記テーパ面から前記第二当接面へ移動する際の移動方向前方に前記圧縮スプリングの前記他端に位置する線材端面が向くときに当該線材端面が通る箇所に、溝が形成されていることを特徴とするスプリング取り付け構造。
【請求項6】
請求項1又は2に記載のスプリング取り付け構造において、
前記組み付け開始から前記組み付け完了までの間に、前記テーパ面と前記第二当接面との境界位置が前記圧縮スプリングの中心軸を通過するように、構成されていることを特徴とするスプリング取り付け構造。
【請求項7】
請求項1又は2に記載のスプリング取り付け構造において、
前記圧縮スプリングは、線材を螺旋状に巻いた巻きバネ構造であり、
前記仮保持部は、前記圧縮スプリングの前記一端の内径よりも大きい外径を有し、前記圧縮スプリングの前記一端から該圧縮スプリングの内部へ挿入されるボス部であることを特徴とするスプリング取り付け構造。
【請求項8】
請求項1又は2に記載のスプリング取り付け構造において、
前記第一構造部材又は前記第二構造部材には、前記組み付け完了後の前記圧縮スプリングを外部から視認するための視認窓が設けられていることを特徴とするスプリング取り付け構造。
【請求項9】
請求項8に記載のスプリング取り付け構造において、
前記視認窓は、前記圧縮スプリングの前記他端と前記第二当接面との接触箇所を視認可能に設けられていることを特徴とするスプリング取り付け構造。
【請求項10】
シートを収容するシート収容部材と、
前記シート収容部材に対して収納位置と引出位置との間で移動可能に取り付けられる取手部材と、
前記引出位置から収納位置へ向けて前記取手部材を付勢する圧縮スプリングと、
前記シート収容部材に取り付けられた前記取手部材を前記シート収容部材に保持する取手保持部材と、を備えたシート収容装置であって、
請求項1又は2に記載のスプリング取り付け構造を有し、
前記取手部材が前記第一構造部材であり、前記取手保持部材が前記第二構造部材であることを特徴とするシート収容装置。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、スプリング取り付け構造、シート収容装置、廃トナー収容器及び画像形成装置に関するものである。
続きを表示(約 3,200 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、圧縮スプリングの一端に当接する第一当接面を含む第一構造部材と、圧縮スプリングの他端に当接する第二当接面を含む第二構造部材とが、圧縮スプリングの圧縮方向に対して交差する所定の組み付け方向から組み付けられる構造体における第一当接面と第二当接面との間に、所定の圧縮状態で圧縮スプリングを取り付けるためのスプリング取り付け構造が知られている。
【0003】
例えば、特許文献1には、電動工具の電源として用いるバッテリパックを充電するための充電器において、バッテリパックが装着されるバッテリ取り付け部に端子カバーがスライド可能に取り付けられた構造が開示されている。この端子カバーは、接続端子に覆い被さる被覆位置と接続端子を外部露出させる露出位置との間でスライド可能であり、圧縮ばね(圧縮スプリング)によって被覆位置に向けて付勢されている。
【0004】
この圧縮ばねを取り付ける際、まず、圧縮ばねは、端子カバー(第一構造部材)の付勢受部(第一当接面)と端子カバーの仮止めリブ(仮保持部)との間に、圧縮された状態で仮保持される。そして、圧縮ばねが仮保持された状態の端子カバーは、圧縮ばねの圧縮方向に対して直交(交差)する方向(所定の組み付け方向)から、バッテリ取り付け部に組み付けられる。この組み付けるときの動きに応じて、端子カバーの仮止めリブに当接している圧縮ばねの支持基端(他端)は、バッテリ取り付け部の案内傾斜面(テーパ面)に接触し、案内傾斜面に沿って移動することで圧縮され、端子カバーの仮止めリブから離れていく。そして、圧縮ばねの支持基端は、バッテリ取り付け部の案内傾斜面を乗り越えると、バッテリ取り付け部(第二構造部材)に設けられるばね受けリブ(第二当接面)に到達する。これにより、圧縮ばねは、端子カバーの付勢受部とバッテリ取り付け部のばね受けリブとの間に、所定の圧縮状態で取り付けられる。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところが、従来のスプリング取り付け構造では、圧縮スプリングの仮保持作業が面倒であるという課題があった。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上述した課題を解決するために、本発明は、圧縮スプリングの一端に当接する第一当接面を含む第一構造部材と、前記圧縮スプリングの他端に当接する第二当接面を含む第二構造部材とが、前記圧縮スプリングの圧縮方向に対して交差する所定の組み付け方向から組み付けられる構造体における前記第一当接面と前記第二当接面との間に、前記第一構造部材の仮保持部に仮保持されている前記圧縮スプリングを所定の圧縮状態で取り付けるためのスプリング取り付け構造であって、前記第一構造部材の前記仮保持部は、前記圧縮スプリングを非圧縮状態で仮保持し、前記第二構造部材は、前記所定の組み付け方向からの組み付けの際に、前記仮保持部に仮保持された非圧縮状態の前記圧縮スプリングの前記他端を前記第二当接面に案内するテーパ面を有することを特徴とする。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、所定の組み付け方向から第一構造部材と第二構造部材とを組み付ける際に、第二構造部材のテーパ面により、第一構造部材の仮保持部に仮保持された圧縮スプリングの他端が第二構造部材の第二当接面へと案内されるスプリング取り付け構造において、圧縮スプリングの仮保持作業時に、圧縮スプリングを圧縮させるという面倒な作業が不要となる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
実施形態に係るプリンタを示す概略構成図。
同プリンタにおいて給紙トレイがプリンタ本体に収納されている状態を示す斜視図。
同プリンタにおいて給紙トレイがプリンタ本体から引き出された状態を示す斜視図。
本実施形態における給紙トレイを示す斜視図。
同給紙トレイのロック機構の周辺を装置下方から見たときの斜視図。
(a)は、ロック位置をとるロック機構を装置側方から見たときの斜視図。(b)は、非ロック位置をとるロック機構を装置側方から見たときの斜視図。
同給紙トレイのロック機構と連動して給紙トレイをプリンタ本体内に収納した状態にロックするプリンタ本体側の構成を示す斜視図。
(a)は、収納位置をとる取手部材を示す下面図。(b)は、引出位置をとる取手部材を示す下面図。
同取手部材及びトレイ部材の断面図。
同取手部材とホルダとが互いに組付けられた構造体を、プリンタ本体の内部側(裏側)から見たときの斜視図。
(a)は、同取手部材が収納位置をとるときの図10に示す構造体を上方から見たときの斜視図。(b)は、同取手部材が引出位置をとるときの図10に示す構造体を上方から見たときの斜視図。
(a)は、圧縮スプリングが仮保持される前の取手部材を下方から見たときの斜視図。(b)は、圧縮スプリングが仮保持された状態の取手部材を下方から見たときの斜視図。
(a)は、取手部材が組み付けられる前のトレイ部材を下方から見たときの斜視図。(b)は、取手部材が挿入された状態(未組み付け状態)のトレイ部材を下方から見たときの斜視図。(c)は、ホルダが取手部材に組み付けられてトレイ部材に対する取手部材の組み付けが完了した状態を下方から見たときの斜視図。
(a)~(c)は、上下逆さまの姿勢のトレイ部材に向けてホルダを上から下へ向かう所定の組み付け方向Cに沿って挿入して組み付けるとともに、圧縮スプリングが取り付けられるときの動きを示す断面図。
組み付け完了時における圧縮スプリングとホルダのホルダ側押圧面及びテーパ面との位置関係を示す説明図。
(a)は、同ホルダを上方から見たときの斜視図。(b)は、同ホルダを下方から見たときの斜視図。
(a)は、同ホルダのホルダ側押圧面に圧縮スプリングの他端が当接している箇所を拡大した斜視図。(b)は、同ホルダに設けられる視認窓から見える圧縮スプリングを示す説明図。
取手部材の仮保持部の一変形例において、取手部材が挿入された状態(未組み付け状態)のトレイ部材を下方から見たときの斜視図。
(a)は、本発明のスプリング取り付け構造を適用した廃トナー収容器の一例において、同廃トナー収容器が画像形成装置本体から引き出された状態を示す模式図。(b)は、同例において、同廃トナー収容器が画像形成装置本体に収納された状態を示す模式図。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本発明のスプリング取り付け構造を適用した画像形成装置として、電子写真方式で画像を形成する電子写真プリンタ(以下、単にプリンタという)について説明する。
本実施形態では、本発明のスプリング取り付け構造を、画像形成装置のシート収容装置に適用した例であるが、画像形成装置に搭載される他の装置、部材(廃トナー収容器など)、あるいは、画像形成装置以外の装置などにも、広く適用することが可能である。
【0010】
すなわち、本発明は、圧縮スプリングの一端に当接する第一当接面を含む第一構造部材と、圧縮スプリングの他端に当接する第二当接面を含む第二構造部材とが、圧縮スプリングの圧縮方向に対して交差する所定の組み付け方向から組み付けられる構造体における前記第一当接面と前記第二当接面との間に、第一構造部材の仮保持部に仮保持されている圧縮スプリングを所定の圧縮状態で取り付けるためのスプリング取り付け構造において、適用可能である。
(【0011】以降は省略されています)
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