TOP
|
特許
|
意匠
|
商標
特許ウォッチ
Twitter
他の特許を見る
10個以上の画像は省略されています。
公開番号
2024133988
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-10-03
出願番号
2023044042
出願日
2023-03-20
発明の名称
発情兆候検出システム
出願人
太平洋工業株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
A01K
29/00 20060101AFI20240926BHJP(農業;林業;畜産;狩猟;捕獲;漁業)
要約
【課題】発情兆候の検出精度を向上させる。
【解決手段】本実施形態の発情兆候検出システム100は、発情兆候の有無を判定する際に、発情兆候有りと判定する発情判定条件が異なる2つのモードを備えていて、高発情期間中であることを条件に第1モードで判定を行い、不特定期間中であることを条件に第1モードよりも発情判定条件の内容が厳しい第2モードで判定を行う。つまり、発情判定条件を、発情兆候が発現する可能性が高い期間とそうではない期間とで使い分け、発情兆候が発現する可能性が高い期間に比較的緩い発情判定条件で判定を行うので、発情兆候の検出精度を向上させることができる。しかも第2モードでの判定は、高発情期間中に発情兆候無しと判定されたことを条件にして行われ、発情兆候ではないのに発情兆候の発現と誤検出する虞を軽減しつつ、変則的に発現する発情兆候を見逃してしまうことを抑制できる。
【選択図】図8
特許請求の範囲
【請求項1】
発情兆候が発現する可能性が高い概ね一定長の高発情期間が、前記可能性が低い概ね一定長の低発情期間をあけて繰り返される動物に装着され、前記発情兆候の発現により変化する物理量を検出する物理量検出装置と、
前記高発情期間か否かに応じて異なる発情判定条件を、前記物理量検出装置の検出結果が満たすか否かに基づいて前記発情兆候の有無を判定する発情判定部と、を備える発情兆候検出システム。
続きを表示(約 1,700 文字)
【請求項2】
前記低発情期間及び前記高発情期間及びそれらの起算点の各データを記憶する記憶部を有して、前記高発情期間になったか否かを判定するか、又は、前記低発情期間及び前記高発情期間の各データを記憶する記憶部を有して、前記発情判定部による前記発情兆候有りの判定タイミングに基づいて起算される前記低発情期間が経過したか否かにより前記高発情期間になったか否かを判定する期間判定部を備える請求項1に記載の発情兆候検出システム。
【請求項3】
前記発情判定部には、
前記高発情期間中であることを条件に、前記物理量検出装置の検出結果が、予め定められた第1発情判定条件を満たすか否かによって前記発情兆候の有無を判定する第1モードと、
前記発情兆候無しと判定されて前記高発情期間が終了したことを条件に、前記物理量検出装置の検出結果が、前記第1発情判定条件より厳しい内容に予め定められた第2発情判定条件を満たすたか否かによって前記発情兆候の有無を判定する第2モードとが備えられている請求項1に記載の発情兆候検出システム。
【請求項4】
前記発情判定部には、前記発情兆候有りと判定されて前記高発情期間が終了した後の前記低発情期間中であることを条件に、前記発情兆候の有無の判定を行わない休止モードが備えられている請求項1に記載の発情兆候検出システム。
【請求項5】
前記発情判定部には、前記発情兆候有りと判定されて前記高発情期間が終了した後の前記低発情期間中であることを条件に、前記物理量検出装置の検出結果が、前記第2発情判定条件より厳しい内容に予め定められた第3発情判定条件を満たすか否かによって前記発情兆候の有無を判定する第3モードが備えられている請求項3に記載の発情兆候検出システム。
【請求項6】
前記発情判定部は、前記発情兆候無しと判定して前記高発情期間が終了してから前記発情兆候有りと判定するまで継続して前記第2モードで前記発情兆候の有無の判定を行う請求項3に記載の発情兆候検出システム。
【請求項7】
前記発情判定部は、前記低発情期間の起算点が不明な発情兆候検出システムの起動後は、前記発情兆候有りと判定するまで継続して前記第2モードで前記発情兆候の有無の判定を行う請求項3に記載の発情兆候検出システム。
【請求項8】
前記発情判定部の判定から統計的に特定される実際の前記発情兆候の発現間隔に基づいて各動物に固有の前記発情兆候の発現周期を推定し、その発現周期に基づいて前記記憶部の前記低発情期間及び前記高発情期間の一方又は両方のデータを更新するデータ更新部を備える請求項1に記載の発情兆候監視システム。
【請求項9】
前記発情判定部で使用される前記発情判定条件を予め定められた範囲で変更し、変更された各発情判定条件下での前記発情判定部の判定から特定される実際の前記発情兆候の発現間隔のばらつきと、前記変更の内容とから機械学習により、前記ばらつきが小さくなるように前記発情判定条件を更新するデータ更新部を備える請求項1に記載の発情兆候監視システム。
【請求項10】
前記高発情期間中に前記物理量検出装置が検出した前記物理量と、実際の前記発情兆候の有無とに基づいて、前記物理量から前記発情兆候の有無を推定するように機械学習によって生成された第1の機械学習モデルと、
前記低発情期間中に前記物理量検出装置が検出した前記物理量と、実際の前記発情兆候の有無とに基づいて、前記物理量から前記発情兆候の有無を推定するように機械学習によって生成された第2の機械学習モデルと、が備えられ、
前記第1発情判定条件を満たすことは、前記第1の機械学習モデルが前記物理量から前記発情兆候が有りと推定することを意味し、
前記第2発情判定条件を満たすことは、前記第2の機械学習モデルが前記物理量から前記発情兆候が有りと推定することを意味する請求項3に記載の発情兆候監視システム。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、動物の発情兆候を検出する発情兆候検出システムに関する。
続きを表示(約 1,700 文字)
【背景技術】
【0002】
従来の発情兆候検出システムとして、発情兆候の発現により変化する物理量に基づいて発情兆候を検出するものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2022-125851号公報(段落[0032]~[0037]及び図4)
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上述した発情兆候検出システムに対して、発情兆候の検出精度を向上させることが求められている。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記課題を解決するためになされた本開示の第1の態様は、発情兆候が発現する可能性が高い概ね一定長の高発情期間が、前記可能性が低い概ね一定長の低発情期間をあけて繰り返される動物に装着され、前記発情兆候の発現により変化する物理量を検出する物理量検出装置と、前記高発情期間か否かに応じて異なる発情判定条件を、前記物理量検出装置の検出結果が満たすか否かに基づいて前記発情兆候の有無を判定する発情判定部と、を備える発情兆候検出システムである。
【発明の効果】
【0006】
本開示の第1の態様の発情兆候検出システムでは、発情兆候が発現する可能性が高い高発情期間が、発情兆候が発現する可能性が低い低発情期間をあけて繰り返される動物に対して、高発情期間か否かに応じて異なる発情判定条件を物理量検出装置の検出結果が満たすか否かに基づいて発情兆候の有無を判定する。このように、発情判定条件を、発情兆候が発現する可能性が高い期間か否かで使い分けて発情兆候の有無を判定するので、発情兆候の検出精度を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
本発明の一実施形態に係る発情兆候検出システムの全体構成を示す概略図
胃袋内端末及び監視端末の電気的な構成を示すブロック図
胃袋内端末の制御的な構成を示すブロック図
監視端末が実行する動作を示すフローチャート
監視端末の制御的な構成を示すブロック図
発情兆候検出プログラムのフローチャート
期間判定処理が実行するプログラムのフローチャート
発情判定処理が実行するプログラムのフローチャート
他の実施形態の発情判定処理の一部が実行するプログラムのフローチャート
【発明を実施するための形態】
【0008】
本開示の一実施形態に係る発情兆候検出システム100について、図1~図8を参照して説明する。図1に示した本実施形態の発情兆候検出システム100は、複数頭の牛10の胃袋10S(具体的には、第1胃又は第2胃)内に配置される複数の胃袋内端末20と、胃袋内端末20が取得した牛10の情報を検出する監視端末50と、監視端末50を介して胃袋内端末20が取得した情報の提供を受ける外部端末70と、を備えている。これらは、無線基地局400,401を含んだ通信ネットワーク101を介して接続されている。
【0009】
胃袋内端末20は、図2に示すように、温度センサ21A、加速度センサ21B、装置制御部22及び無線回路23等を備え、これらは、胃袋10S内のルーメン液や食渣等から保護するための図示しないケースに収容されている。なお、胃袋内端末20は、牛10の口から投入されて胃袋10S内に留置される。
【0010】
温度センサ21A及び加速度センサ21Bは、牛10の胃袋10S内の温度及び加速度を計測し、その計測結果を装置制御部22に送信する。装置制御部22は、温度センサ21A及び加速度センサ21Bから取得した計測結果に基づく信号を無線回路23に無線送信させる。なお、胃袋内端末20に、例えば、圧力センサ等も備えて、牛10の情報として胃袋10S内の加速度及び温度以外の情報も無線送信する構成であってもよい。なお、温度センサ21A及び加速度センサ21Bが、特許請求の範囲の「物理量検出装置」に相当する。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPatで参照する
関連特許
太平洋工業株式会社
発情兆候検出システム
2か月前
個人
草抜き機
19日前
個人
ルアー
5日前
個人
動物撃退装置
19日前
個人
ペット用リード
1か月前
個人
播種機と播種方法
6日前
個人
動物用トイレ
1か月前
株式会社シマノ
釣竿
1か月前
個人
蔬菜栽培器
19日前
個人
集積ゴミ用保護網
26日前
個人
植物栽培装置
6日前
個人
植物支持装置
6日前
株式会社ウエ・ルコ
ダニ捕獲器
1か月前
個人
回転式草刈刃
19日前
個人
養殖システム
1か月前
井関農機株式会社
作業車両
19日前
株式会社ブリーデン
ルアー
5日前
井関農機株式会社
作業車両
1か月前
東都興業株式会社
支持部材
1か月前
株式会社大貴
動物用トイレ
1か月前
松山株式会社
農作業機
26日前
株式会社土と野菜
芝生マット
25日前
有限会社トオヤ
魚釣り用ウキ
7日前
松山株式会社
農作業機
7日前
松山株式会社
農作業機
27日前
井関農機株式会社
営農管理システム
25日前
株式会社広瀬
植物の育成方法
12日前
個人
魚介類養殖システム
1か月前
株式会社クボタ
水分量測定装置
25日前
株式会社クボタ
水分量測定装置
25日前
株式会社ミラミラ
愛犬被服用型紙
19日前
中国電力株式会社
蜂の巣除去装置
27日前
株式会社シマノ
魚釣用電動リール
19日前
東京都公立大学法人
摘み取り装置
12日前
株式会社大阪製薬
ダニ捕獲具
1か月前
いであ株式会社
害鳥獣防除システム
1か月前
続きを見る
他の特許を見る