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公開番号2024133710
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-02
出願番号2024112223,2021553105
出願日2024-07-12,2020-03-19
発明の名称照明モジュール及びこれを備えた照明装置
出願人エルジー イノテック カンパニー リミテッド
代理人個人,個人,個人,個人,個人,個人,個人
主分類F21S 43/242 20180101AFI20240925BHJP(照明)
要約【課題】一方向にライン形態の面光を照射する照明モジュール及びこれを有する照明装置を提供する。
【解決手段】発明の実施例に開示された照明装置は、基板と、前記基板の上に配置された複数個の光源と、前記基板及び前記複数個の光源の上に配置された樹脂層と、前記樹脂層の上に配置された第1反射層と、を含み、前記樹脂層は、前記光源と対向する出射面を含み、前記樹脂層の出射面は、前記光源のそれぞれと対向する複数個の凸部、及び前記複数個の凸部の間にそれぞれ配置された複数個のリセス部を含み、前記複数個のリセス部のそれぞれに配置された凹面は、曲率を有し、前記凹面の曲率半径は、一方向に行くほど大きくなる。
【選択図】図5
特許請求の範囲【請求項1】
基板と、
前記基板の上に配置された複数個の光源と、
前記基板及び前記複数個の光源の上に配置された樹脂層と、
前記樹脂層の上に配置された第1反射層と、を含み、
前記樹脂層は、前記光源と対向する出射面を含み、
前記樹脂層の出射面は、前記光源のそれぞれと対向する複数個の凸部、及び前記複数個
の凸部の間にそれぞれ配置された複数個のリセス部を含み、
前記複数個のリセス部のそれぞれに配置された凹面は、曲率を有し、
前記凹面の曲率半径は、一方向に行くほど大きくなる領域を含む、照明装置。
続きを表示(約 1,000 文字)【請求項2】
前記樹脂層の出射面は、第1面であり、
前記樹脂層は、前記第1面と対向する第2面、前記第1及び第2面の両端部に延長され
る配置される第3及び第4面を含み、
前記第3面の長さは、前記第4面の長さより大きい、請求項1に記載の照明装置。
【請求項3】
前記樹脂層の出射面の厚さは、前記第2~第4面の厚さと同一である、請求項2に記載
の照明装置。
【請求項4】
前記凹面の曲率半径は、前記第4面方向に行くほど大きくなり、
前記凸部がなす仮想の円の直径は、前記凹面のうち一番大きい凹面の曲率半径と同一で
あるか、10%以下の差を有する、請求項2または3に記載の照明装置。
【請求項5】
前記凸部のうち前記第3面に隣接した第1凸部は、前記第1凸部がなす仮想の円の円周
との接触面積は、前記円周の長さの1/3以上であり、
前記凸部のうち前記第4面に隣接した第2凸部は、前記第2凸部がなす仮想の円の円周
との接触面積は、前記円周の長さの1/3未満である、請求項2または3に記載の照明装
置。
【請求項6】
前記第1凸部と前記第1凸部に隣接した凸部を連結した直線と、前記第2凸部と前記第
2凸部に隣接した凸部を連結した直線の間の内角は、鈍角である、請求項5に記載の照明
装置。
【請求項7】
前記複数個の光源を連結した仮想ラインは、前記凸部のうち前記第3面に隣接した第1
凸部と前記第4面に隣接した第2凸部を連結した直線に対して膨らんでいる、請求項2ま
たは3に記載の照明装置。
【請求項8】
隣接した光源を連結した第1直線と前記各光源の中心と各凸部がなす仮想の円の中心を
通る第2直線の間の角度は、鈍角である、請求項2または3に記載の照明装置。
【請求項9】
前記隣接した光源を連結した第1直線と第2直線の間の角度は、前記第4面方向に行く
ほど大きくなる、請求項8に記載の照明装置。
【請求項10】
前記樹脂層と前記基板の間に配置された第2反射層を含み、
前記樹脂層の凸部には、前記基板、前記第1及び第2反射層が配置される、請求項1か
ら3のいずれか一項に記載の照明装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
発明の実施例は、複数の光源を有する照明モジュール及びこれを有する照明装置に関す
るものである。発明の実施例は、ライン(line)形態の面光源を提供する照明モジュールに
関するものである。発明の実施例は、照明モジュールを有する照明装置、ライトユニット
、液晶表示装置または車両用ランプに関するものである。
続きを表示(約 4,700 文字)【背景技術】
【0002】
照明は車両用照明(light)だけではなく、ディスプレイ及び看板用バックライトを含む
。発光ダイオード(LED)は、蛍光灯、白熱灯等既存の光源に比べて低消費電力、半永久的
な寿命、はやい応答速度、安全性、環境にやさしい等の長所がある。このような発光素子
は、各種表示装置、室内灯または室外灯のような各種照明装置に適用されている。最近で
は、車両用光源として発光ダイオードのような発光素子を採用するランプが提案されてい
る。発光素子は、白熱灯に比べて消費電力が小さいという点で有利である。しかし、発光
素子から出射される光の出射角が小さいので、発光素子を車両用ランプとして使用する場
合には、発光素子を利用したランプの発光面積に増加に関する要求がある。発光素子は、
サイズが小さいので、ランプのデザインの自由度を高めることができ、半永久的な寿命に
より経済性もある。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
発明の実施例は、一方向にライン形態の面光を照射する照明モジュール及びこれを有す
る照明装置を提供する。発明の実施例は、複数の光源から放出された光をライン形態の光
源または面光源として照射する照明モジュール及びこれを有する装置を提供する。発明の
実施例は、基板と反射層の間に光源及び樹脂層を配置して、前記樹脂層の一方向に光を照
射する照明装置を提供する。発明の実施例は、複数の反射層の間に光源を有する樹脂層が
配置された照明装置を提供する。発明の実施例は、複数の反射層の間に光源及び樹脂層を
配置して、前記樹脂層の一面に光抽出構造を有する照明装置を提供する。発明の実施例は
、複数の反射層の間に光源及び樹脂層を配置して、前記反射層と前記樹脂層の一面に凸部
及びリセス部を配置した照明装置を提供する。発明の実施例は、照明モジュールを有する
ライトユニット、液晶表示装置、車両用ランプを提供することができる。
【課題を解決するための手段】
【0004】
発明の実施例に係る照明装置は、基板と、前記基板の上に配置された複数個の光源と、
前記基板及び前記複数個の光源の上に配置された樹脂層と、前記樹脂層の上に配置された
第1反射層と、を含み、前記樹脂層は、前記光源と対向する出射面を含み、前記樹脂層の
出射面は、前記光源のそれぞれと対向する複数個の凸部、及び前記複数個の凸部の間にそ
れぞれ配置された複数個のリセス部を含み、前記複数個のリセス部のそれぞれに配置され
た凹面は、曲率を有し、前記凹面の曲率半径は、一方向に行くほど大きくなる。
【0005】
発明の実施例によれば、前記樹脂層の出射面は、第1面であり、前記樹脂層は、前記第
1面と対向する第2面、前記第1及び第2面の両端部に延長される配置される第3及び第
4面を含み、前記第3面の長さは、前記第4面の長さより大きくてもよい。前記樹脂層の
出射面の厚さは、前記第2~第4面の厚さと同一であってもよい。前記凹面の曲率半径は
、前記第4面方向に行くほど大きくなり、前記凸部がなす仮想の円の直径は、前記凹面の
うち一番大きい凹面の曲率半径と同一であるか、10%以下の差を有することができる。
前記凸部のうち前記第3面に隣接した第1凸部は、前記第1凸部がなす仮想の円の円周と
の接触面積は、前記円周の長さの1/3以上であり、前記凸部のうち前記第4面に隣接し
た第2凸部は、前記第2凸部がなす仮想の円の円周との接触面積は、前記円周の長さの1
/3未満であってもよい。前記第1凸部と前記第1凸部に隣接した凸部を連結した直線と
、前記第2凸部と前記第2凸部に隣接した凸部を連結した直線の間の内角は、鈍角であっ
てもよい。
【0006】
発明の実施例によれば、前記複数個の光源を連結した仮想ラインは、前記凸部のうち前
記第3面に隣接した第1凸部と前記第4面に隣接した第2凸部を連結した直線に対して膨
らむことができる。隣接した光源の中心を連結した第1直線と前記各光源の中心と各凸部
がなす仮想の円の中心を通る第2直線の間の角度は、鈍角であってもよい。前記隣接した
光源を連結した第1直線と第2直線の間の角度は、前記第4面方向に行くほど大きくなっ
てもよい。前記樹脂層と前記基板の間に配置された第2反射層を含み、前記樹脂層の凸部
には、前記基板、前記第1及び第2反射層が配置される。
【発明の効果】
【0007】
発明の実施例によれば、照明モジュールまたは照明装置において薄い厚さと一方向に長
い長さを有するライン(line)形状の出射光の光度を改善することができる。発明の実施例
によれば、複数の反射層の間に樹脂層及び光源を配置して、ライン形状の面光源で提供す
ることができる。前記複数の反射層の間に光源を覆う樹脂層を形成することで、照明モジ
ュールの工程を単純化することができ、光損失を減らし、光効率を改善することができる
。また、薄い厚さの照明モジュールがライン光源形態で提供されるので、デザインの自由
度が増加する。
【0008】
発明の実施例によれば、複数の反射層の間で放出される面光源の光の均一度を改善する
ことができる。複数の光源のそれぞれの中心と前記樹脂層の凸部をなす仮想の円の中心が
整列されるようにすることで、光の出射方向に沿って光の均一度を改善することができる
。発明の実施例によれば、仮想の曲線または斜線方向に沿って配置される光源と樹脂層の
凸部が対応するように整列させることで、光の均一度を改善することができる。発明の実
施例に係る照明モジュール及びこれを有する照明装置の光学的信頼性を改善することがで
きる。発明の実施例に係る照明モジュールを有する車両用照明装置、ライトユニット、各
種表示装置、面光源照明装置または車両用ランプに適用することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1は、発明の第1実施例に係る照明装置を示した斜視図である。
図2は、図1の照明装置のB-B側断面図である。
図3は、図1の照明装置のC-C側断面図である。
図4は、図1の照明装置の平面図の例である。
図5は、発明の第2実施例に係る照明装置の平面図の例である。
図6は、図5の照明装置の第1領域A1の拡大図である。
図7は、図5の照明装置の第2領域A2の部分拡大図である。
図8は、図5の照明装置の第3領域A3の拡大図である。
図9は、図8の照明装置の第3領域A3におけるリセス部を説明した図面である。
図10は、発明の実施例に係る照明装置において光源と樹脂層の凸部がターゲット方向に整列された例を説明した図面である。
図11の(A)、(B)は、発明の実施例において、第1大きさを有する光源の位置に応じた凸部における光出射角を説明した図面である。
図12の(A)、(B)は、発明の実施例において、第2大きさを有する光源の位置に応じた凸部における光出射角を説明した図面である。
図13の(A)、(B)は、発明の実施例において、第2方向に長い楕円形状の凸部における光源の位置に応じた出射角を比較した図面である。
図14の(A)、(B)は、発明の実施例において、第1方向に長い楕円形状の凸部における光源の位置に応じた出射角を比較した図面である。
図15の(A)、(B)は、発明の実施例において、非球面レンズ形状を有する凸部における光源の位置を変更した例である。
図16は、発明の実施例において、凸部が第2方向を基準として徐々に離隔する例を示した図面である。
図17は、発明の実施例において、凸部が第2方向を基準として徐々に離隔する例を示した図面である。
図18は、発明の実施例において、光源が三角形形態に配列した例を示した図面である。
図19は、発明の実施例において、光源が三角形形態に配列した例を示した図面である
図20の(A)~(E)は、発明の実施例において、光源の位置と凸部の中心の間の距離の差に応じた光の経路を説明した図面である。
図21は、発明の実施例において、樹脂層の凸部と光源の位置に応じた光の出射角を説明するための図面である。
図22は、発明の実施例において、フレキシブルな照明装置の例である。
図23は、発明の実施例において、フレキシブルな照明装置の例である
図24は、発明の実施例に係る照明装置が適用されたランプの例である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、添付された図面を参照して、本発明が属する技術分野で通常の知識を有した者が
本発明を容易に実施できる好ましい実施例を詳しく説明する。ただし、本明細書に記載さ
れた実施例と図面に図示された構成は、本発明の好ましい一実施例に過ぎず、本出願時点
においてこれらを代替できる多様な均等物と変形例があり得ることを理解されたい。本発
明の好ましい実施例に対する動作原理を詳しく説明することにおいて、かかわる公知機能
または構成に対する具体的な説明が本発明の要旨を必要以上不明確にすると判断される場
合には、その詳しい説明を省略する。後述される用語は、本発明における機能を考慮して
定義された用語として、各用語の意味は、本明細書全般にわたった内容に基づいて解釈さ
れるべきである。図面全体にわたって類似機能及び作用をする部分に対しては、同じ図面
符号を付する。本発明による照明装置は、照明を必要とする多様なランプ装置、例えば車
両用ランプ、家庭用照明装置、産業用照明装置に適用可能である。例えば車両用ランプに
適用される場合、ヘッドランプ、車幅灯、サイドミラー灯、フォグランプ、尾灯(Tail la
mp)、制動灯、補助制動灯、方向指示灯、ポジションランプ、昼間走行灯、車両室内照明
、ドアスカッフ、リアコンビネーションランプ、バックアップランプ、ルームランプ、ダ
ッシュボード照明等に適用可能である。本発明の照明装置は、室内、室外の広告装置、表
示装置、及び各種電動車分野にも適用可能であり、その他にも現在開発されて商用化され
ているか、今後の技術発展により具現可能な全ての照明にかかわる分野や広告にかかわる
分野等に適用可能であるといえる。
(【0011】以降は省略されています)

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