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公開番号2024132975
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-01
出願番号2024037704
出願日2024-03-12
発明の名称微多孔質膜
出願人日星電気株式会社
代理人
主分類B01D 71/36 20060101AFI20240920BHJP(物理的または化学的方法または装置一般)
要約【課題】本発明の課題は、気体の透過性能に優れ、かつ、アルコールや油等の表面張力の低い液体においても透過する懸念が無い、微多孔質膜を提供することにある。
【解決手段】本発明の微多孔質膜は、ポリテトラフルオロエチレンを主成分とするふっ素樹脂からなる微多孔質膜であって、微多孔質膜の孔幅は1μm以下であることを特徴とする。また、表面層に厚さ100nm以下からなるスキン層を有することが好ましい。


【選択図】 図2

特許請求の範囲【請求項1】
ポリテトラフルオロエチレンを主成分とするふっ素樹脂からなる微多孔質膜であって、
該微多孔質膜の孔幅は1μm以下であることを特徴とする微多孔質膜。
続きを表示(約 570 文字)【請求項2】
該微多孔質膜の表面層に厚さ200nm以下からなるスキン層を有することを特徴とする、
請求項1に記載の微多孔質膜。
【請求項3】
該微多孔質膜の気孔率が20%以下であることを特徴とする、
請求項1または2に記載の微多孔質膜。
【請求項4】
該微多孔質膜のJIS Z 8807に準拠する比重が1.96以上であることを特徴とする、
請求項1~3の何れか1項に記載の微多孔質膜。
【請求項5】
25℃における窒素ガスの気体透過係数が800×10-10cm3・cm/cm2・sec・cmHg以上1800×10-10cm3・cm/cm2・sec・cmHg以下であることを特徴とする、
請求項1~3の何れか1項に記載の微多孔質膜。
【請求項6】
1MPaの内圧を10分間加えた時、メタノールの透過がないことを特徴とする、
請求項1~3の何れか1項に記載の微多孔質膜。
【請求項7】
チューブ形状から成ることを特徴とする、
請求項1~3の何れか1項に記載の微多孔質膜。
【請求項8】
脱気または給気に用いられることを特徴とする、
請求項1~3の何れか1項に記載の微多孔質膜。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、薬液やインク等の液体に含有される酸素等の溶存気体を取り除く脱気用途や、洗浄用機能水の製造時、水に二酸化炭素ガスを給気する等の給気用途、あるいは、混合気体から特定の気体を分離する気体分離用途などにおいて、好適に使用される微多孔質膜に関する。
続きを表示(約 910 文字)【背景技術】
【0002】
脱気や給気に用いられる分離膜としては、従前より様々なふっ素樹脂製多孔質膜が使用されている(特許文献1~3)。
【0003】
近年では、濾過層の外周面の平均孔径に対する、内周面の平均孔径との比率を定め、透水性と選択性に優れる中空糸膜が知られている(特許文献4)。
【0004】
特許文献1の多孔質チューブは、発泡ふっ素樹脂に発泡成形による独泡タイプの気泡であるため、気体透過性が劣る。
【0005】
特許文献2の多孔質ふっ素樹脂薄膜の孔径は非常に小さいが、ディスパージョン塗布により成形される薄膜のため、機械強度が弱く、耐水圧性が劣る。
【0006】
特許文献3、4は、スキン層を有するが気体透過性と液体透過性の両立に課題が残る。
【0007】
また、上述の特許文献の他に、非晶性ふっ素樹脂からなる分離膜も知られるが、脱気性能に優れる一方、柔軟性に乏しい点が課題となっている。
【0008】
以上のように、脱気・給気用途の分離用部材は気体透過性に優れ、かつ、液体が透過しないことが求められるが、気体透過性を改善すると液体の透過し易くなるなど両特性はトレードオフの関係にあり、気体の透過性能と液体の透過防止性能の両立は非常に困難であった。特にアルコール、油等の表面張力の低い液体に関しては、毛細管現象により浸透し易い傾向があり、更なる改善が切望されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0009】
特開2004-160291号公報
特開2010-94579号公報
特開平10-202074号公報
WO2020/059344号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0010】
本発明の課題は、気体の透過性能と液体透過防止性能の両方に優れ、かつ柔軟性についても優れる微多孔質膜を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
(【0011】以降は省略されています)

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