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公開番号2024131407
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-09-30
出願番号2023041645
出願日2023-03-16
発明の名称ロッカーシステム、制御ユニットおよび情報処理方法
出願人グローリー株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類G07F 17/12 20060101AFI20240920BHJP(チェック装置)
要約【課題】売上機会を逃してしまうことを防止することができるロッカーシステム、制御ユニットおよび情報処理方法を提供する。
【解決手段】ロッカーシステム1は、収容部93と、収容部93の扉91の施錠を行う施錠部(ロック機構94)とをそれぞれ有する複数のロッカー90と、各ロッカー90の施錠部の制御を行う制御ユニット10とを備えている。制御ユニット10は、ロッカー90への荷物の預け入れ時に利用者を特定するための識別情報を取得し、ロッカー90からの荷物の取り出し時に識別情報を取得した場合にロッカー90の利用料金の一部または全部を受け付けたことを条件としてロッカー90の扉91を開状態にすることを認容する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
収容部と、前記収容部の扉の施錠を行う施錠部とをそれぞれ有する複数のロッカーと、
各前記ロッカーの前記施錠部の制御を行う制御ユニットと、
を備え、
前記制御ユニットは、前記ロッカーへの荷物の預け入れ時に利用者を特定するための識別情報を取得し、前記ロッカーからの荷物の取り出し時に前記識別情報を取得した場合に前記ロッカーの利用料金の一部または全部を受け付けたことを条件として前記ロッカーの扉を開状態にすることを認容する、ロッカーシステム。
続きを表示(約 1,900 文字)【請求項2】
前記制御ユニットは、前記ロッカーへの荷物の預け入れ時に預け入れ金を受け付け、前記ロッカーからの荷物の取り出し時に前記ロッカーの利用料金から前記預け入れ金を差し引いた金額を受け付けたことを条件として前記ロッカーの扉を開状態にすることを認容する、請求項1記載のロッカーシステム。
【請求項3】
前記預け入れ金の金額は、予め設定されている基本料金よりも低い金額である、請求項2記載のロッカーシステム。
【請求項4】
前記制御ユニットは、電子マネーを支払い可能な媒体から情報を読み取る情報読み取り部を有しており、
前記制御ユニットにおいて、前記ロッカーの利用料金は、前記情報読み取り部により前記媒体から電子マネーに関する情報が読み取られることにより当該電子マネーから支払われるようになっている、請求項1乃至3のいずれか一項に記載のロッカーシステム。
【請求項5】
前記媒体には利用者を特定するための識別情報が記憶されており、
前記制御ユニットにおいて、前記ロッカーへの荷物の預け入れ時に前記情報読み取り部により前記媒体から利用者を特定するための識別情報が読み取られることにより、利用者を特定するための識別情報が取得される、請求項4記載のロッカーシステム。
【請求項6】
前記制御ユニットは、前記ロッカーへの荷物の預け入れ時に前記情報読み取り部により読み取られた電子マネーの残高が前記基本料金よりも小さい場合に、前記基本料金よりも低い金額の預け入れ金を受け付ける、請求項4記載のロッカーシステム。
【請求項7】
前記預け入れ金の金額は、前記情報読み取り部により読み取られた電子マネーの残高に基づいて決められる、請求項6記載のロッカーシステム。
【請求項8】
前記制御ユニットは、電子マネーを支払い可能な媒体から情報を読み取る情報読み取り部を有しており、
前記制御ユニットは、前記ロッカーへの荷物の預け入れ時に預け入れ金を受け付け、前記ロッカーからの荷物の取り出し時に前記ロッカーの利用料金から前記預け入れ金を差し引いた金額を受け付けたことを条件として前記ロッカーの扉を開状態にすることを認容し、
前記制御ユニットは、前記ロッカーへの荷物の預け入れ時に前記情報読み取り部により読み取られた電子マネーの残高が前記基本料金よりも小さい場合に、前記基本料金よりも低い金額の預け入れ金を受け付け、
前記制御ユニットにおいて、前記ロッカーへの荷物の預け入れ時に前記情報読み取り部により読み取られた電子マネーの残高が前記基本料金よりも小さい場合に、預け入れ金を支払うか否かを利用者が選択することができるようになっている、請求項1記載のロッカーシステム。
【請求項9】
前記制御ユニットは、利用者の生体情報を取得する生体情報取得部を有しており、
前記制御ユニットにおいて、前記ロッカーへの荷物の預け入れ時に前記生体情報取得部により利用者の生体情報が取得されることにより、取得された利用者の生体情報が利用者を特定するための識別情報とされる、請求項1記載のロッカーシステム。
【請求項10】
収容部と、前記収容部の扉の施錠を行う施錠部とをそれぞれ有する複数のロッカーと、
各前記ロッカーの前記施錠部の制御を行う制御ユニットと、
を備え、
前記制御ユニットは、電子マネーを支払い可能な媒体から情報を読み取る情報読み取り部を有しており、
前記制御ユニットにおいて、前記ロッカーの利用料金は、前記情報読み取り部により前記媒体から電子マネーに関する情報が読み取られることにより当該電子マネーから支払われるようになっており、
前記制御ユニットは、前記ロッカーへの荷物の預け入れ時に前記情報読み取り部により読み取られた電子マネーの残高が予め設定されている基本料金よりも小さい場合に、前記基本料金よりも低い金額の預け入れ金を受け付け、前記ロッカーからの荷物の取り出し時に前記ロッカーの利用料金から前記預け入れ金を差し引いた金額を受け付けることを条件として前記ロッカーの扉を開状態にすることを認容する第1処理と、前記ロッカーへの荷物の預け入れ時に前記情報読み取り部により読み取られた電子マネーの残高が前記基本料金以上である場合にのみ前記ロッカーへの荷物の預け入れ時に前記基本料金を受け付けて荷物の預け入れを可能とする第2処理とのうち何れかの処理を選択的に実行する、ロッカーシステム。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、ロッカーシステム、制御ユニットおよび情報処理方法に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
駅構内等に配置される貸しロッカーとして、ICカード等の電子マネーで利用できるものが広く知られている。特許文献1には、操作レバーの操作をトリガとして電気錠を仮施錠するロッカーシステムにおいて、荷物の取り出し時の誤操作による仮施錠を回避して使い勝手を良くするために、ロッカーボックスにおいて解錠操作が行われてICカードのIDコードが認証された場合、電気錠を解錠するとともに、ロッカーボックスに対応する施錠禁止タイマをスタートさせる技術が開示されている(例えば、特許文献1等参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2014-125856号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
従来のロッカーシステムでは、ロッカーの基本料金に対してICカード等の電子マネーの残高が不足していたり現金が足りなかったりする場合は利用者はロッカーをすぐに利用することができず、ICカード等に電子マネーをチャージしたり現金を用意したりしなければならないという問題がある。この場合は、ロッカーシステムの売上機会を逃してしまうおそれがある。
【0005】
本開示は、このような点を考慮してなされたものであり、売上機会を逃してしまうことを防止することができるロッカーシステム、制御ユニットおよび情報処理方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示のロッカーシステムは、
収容部と、前記収容部の扉の施錠を行う施錠部とをそれぞれ有する複数のロッカーと、
各前記ロッカーの前記施錠部の制御を行う制御ユニットと、
を備え、
前記制御ユニットは、前記ロッカーへの荷物の預け入れ時に利用者を特定するための識別情報を取得し、前記ロッカーからの荷物の取り出し時に前記識別情報を取得した場合に前記ロッカーの利用料金の一部または全部を受け付けたことを条件として前記ロッカーの扉を開状態にすることを認容することを特徴とする。
【0007】
本開示のロッカーシステムにおいては、
前記制御ユニットは、前記ロッカーへの荷物の預け入れ時に預け入れ金を受け付け、前記ロッカーからの荷物の取り出し時に前記ロッカーの利用料金から前記預け入れ金を差し引いた金額を受け付けたことを条件として前記ロッカーの扉を開状態にすることを認容してもよい。
【0008】
また、前記預け入れ金の金額は、予め設定されている基本料金よりも低い金額であってもよい。
【0009】
また、前記制御ユニットは、電子マネーを支払い可能な媒体から情報を読み取る情報読み取り部を有しており、
前記制御ユニットにおいて、前記ロッカーの利用料金は、前記情報読み取り部により前記媒体から電子マネーに関する情報が読み取られることにより当該電子マネーから支払われるようになっていてもよい。
【0010】
また、前記媒体には利用者を特定するための識別情報が記憶されており、
前記制御ユニットにおいて、前記ロッカーへの荷物の預け入れ時に前記情報読み取り部により前記媒体から利用者を特定するための識別情報が読み取られることにより、利用者を特定するための識別情報が取得されてもよい。
(【0011】以降は省略されています)

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