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公開番号
2024147961
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-10-17
出願番号
2023060748
出願日
2023-04-04
発明の名称
硬貨処理装置及び貨幣取扱装置
出願人
沖電気工業株式会社
代理人
個人
主分類
G07D
11/13 20190101AFI20241009BHJP(チェック装置)
要約
【課題】硬貨を安定的に搬送する。
【解決手段】硬貨処理装置4は、硬貨CNを収納すると共に、収納した硬貨CNを繰り出す複数の硬貨収納部30と、硬貨収納部30から繰り出された硬貨CNを載置する載置面40Sを有し、該硬貨CNを搬送する収納部搬送ベルト40を含む水平出金搬送部22とを設け、硬貨収納部30は、収納部搬送ベルト40と隣接する位置に対し着脱可能に設けられ、収納部搬送ベルト40と隣接する位置に装着された状態において載置面40Sの上方の少なくとも一部を覆う庇部70を有する。
【選択図】図7
特許請求の範囲
【請求項1】
硬貨を収納すると共に、収納した前記硬貨を繰り出す複数の硬貨収納庫と、
前記硬貨収納庫から繰り出された前記硬貨を載置する載置面を有し、該硬貨を搬送する搬送ベルトを含む搬送部と
を備え、
前記硬貨収納庫は、
前記搬送部と隣接する位置に対し着脱可能に設けられ、前記搬送部と隣接する位置に装着された状態において前記載置面の上方の少なくとも一部を覆う庇部を有する
ことを特徴とする硬貨処理装置。
続きを表示(約 1,100 文字)
【請求項2】
前記複数の硬貨収納庫は、前記搬送部を挟んで互いに対向する位置に設けられ、
一方の前記硬貨収納庫における前記庇部である第1庇部と、他方の前記硬貨収納庫における前記庇部である第2庇部とは、一方の前記硬貨収納庫及び他方の前記硬貨収納庫が前記搬送部と隣接する位置に装着された状態において互いに噛み合う
ことを特徴とする請求項1に記載の硬貨処理装置。
【請求項3】
前記硬貨収納庫は、繰り出す前記硬貨を前記搬送ベルトへ放出する放出口を備え、
前記庇部は、前記放出口の上方から、前記搬送部における前記硬貨の搬送方向に直交する搬送幅方向へ延伸して設けられる
ことを特徴とする請求項1に記載の硬貨処理装置。
【請求項4】
前記第1庇部と前記第2庇部との隙間における最も長い連続的な直線形状の部分は、前記硬貨処理装置において取り扱われる前記硬貨のうち最も直径が短い前記硬貨の直径よりも短い
ことを特徴とする請求項2に記載の硬貨処理装置。
【請求項5】
前記第2庇部は、前記搬送部における前記硬貨の搬送方向に直交する搬送幅方向に関し前記第1庇部よりも短く形成されており、
前記第1庇部と前記第2庇部とは、前記搬送ベルトにおける幅方向の中央部よりも前記他方の前記硬貨収納庫寄りにおいて噛み合う
ことを特徴とする請求項2に記載の硬貨処理装置。
【請求項6】
前記複数の硬貨収納庫は、前記搬送部と隣接する少なくとも何れか一方向側において、前記搬送部における前記硬貨の搬送方向に沿って設けられ、
一方の前記硬貨収納庫における前記庇部と、他方の前記硬貨収納庫における前記庇部とは、一方の前記硬貨収納庫及び他方の前記硬貨収納庫が前記搬送部と隣接する位置に装着された状態において互いに噛み合う
ことを特徴とする請求項1に記載の硬貨処理装置。
【請求項7】
硬貨の処理に関する操作を受け付ける操作部と、
前記硬貨が投入される投入口と、
前記硬貨を収納すると共に、収納した前記硬貨を繰り出す複数の硬貨収納庫と、
前記硬貨収納庫から繰り出された前記硬貨を載置する載置面を有し、該硬貨を搬送する搬送ベルトを含む搬送部と
を備え、
前記硬貨収納庫は、
前記搬送部と隣接する位置に対し着脱可能に設けられ、前記搬送部と隣接する位置に装着された状態において前記載置面の上方の少なくとも一部を覆う庇部を有する
ことを特徴とする貨幣取扱装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は硬貨処理装置及び貨幣取扱装置に関し、例えば貨幣(すなわち硬貨及び紙幣)を取り扱う貨幣取扱装置に適用して好適なものである。
続きを表示(約 1,400 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、比較的大規模の小売店(例えばスーパーマーケット等)では、顧客が精算処理を行う複数の精算所にそれぞれ紙幣及び硬貨を取り扱う貨幣取扱装置としてのレジスターが設置される場合がある。この貨幣取扱装置としては、例えば紙幣を処理する紙幣処理装置と、硬貨を処理する硬貨処理装置とを有するものがある。
【0003】
このうち硬貨処理装置は、投入された硬貨を1枚ずつ繰り出す硬貨投入部、硬貨を搬送する搬送部、硬貨の金種や真偽等を識別する認識部、金種毎に硬貨を収納する硬貨収納部、使用者へ釣銭を出金する硬貨出金部、及び使用者へ硬貨を返却する返却部等を有している。この硬貨処理装置は、認識部において金種毎に選別した硬貨を硬貨処理装置内部に収納する場合は硬貨収納部へ収納する一方、使用者へ返却する場合は返却部に収納する。またこの硬貨処理装置は、使用者へ釣銭として出金する硬貨を硬貨収納部から繰り出して硬貨出金部へ搬送する。
【0004】
このような硬貨処理装置においては、硬貨を収納する硬貨収納部を左右に振り分けて配置することにより装置奥行を短くし、左側に配置された硬貨収納部と右側に配置された硬貨収納部との間に、前後方向に沿う例えばベルト搬送機構である水平出金搬送部を設け、左右の硬貨収納部から水平出金搬送部へ硬貨を放出し、該水平出金搬送部により硬貨を硬貨出金トレイへ搬送するものがあった(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2022-189162号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながらそのような硬貨処理装置は、硬貨収納部から水平出金搬送部へ放出された硬貨が他の硬貨等に衝突して跳ね返り水平出金搬送部の外部等、予期せぬ場所へ飛び出してしまう可能性があった。
【0007】
本発明は以上の点を考慮してなされたもので、硬貨を安定的に搬送し得る硬貨処理装置及び貨幣取扱装置を提案しようとするものである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
かかる課題を解決するため本発明の硬貨処理装置においては、硬貨を収納すると共に、収納した硬貨を繰り出す複数の硬貨収納庫と、硬貨収納庫から繰り出された硬貨を載置する載置面を有し、該硬貨を搬送する搬送ベルトを含む搬送部とを設け、硬貨収納庫は、搬送部と隣接する位置に対し着脱可能に設けられ、搬送部と隣接する位置に装着された状態において載置面の上方の少なくとも一部を覆う庇部を有するようにした。
【0009】
また本発明の貨幣取扱装置においては、硬貨の処理に関する操作を受け付ける操作部と、硬貨が投入される投入口と、硬貨を収納すると共に、収納した硬貨を繰り出す複数の硬貨収納庫と、硬貨収納庫から繰り出された硬貨を載置する載置面を有し、該硬貨を搬送する搬送ベルトを含む搬送部とを設け、硬貨収納庫は、搬送部と隣接する位置に対し着脱可能に設けられ、搬送部と隣接する位置に装着された状態において載置面の上方の少なくとも一部を覆う庇部を有するようにした。
【0010】
本発明は、飛び跳ねた硬貨の上方への移動を規制でき、硬貨が搬送部の外部へ飛び出してしまうことを防止できる。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)
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