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公開番号2024153472
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-29
出願番号2023067388
出願日2023-04-17
発明の名称金銭処理機
出願人富士電機株式会社
代理人弁理士法人酒井国際特許事務所
主分類G07D 11/26 20190101AFI20241022BHJP(チェック装置)
要約【課題】入力操作及びキーの使用をせずに、発生したエラーのエラー解析に必要なログ情報の外部の記録媒体への転送を容易かつ短時間に行うことができる金銭処理機を提供する。
【解決手段】エラーの種別ごとにエラー解析に必要なログ情報を予め対応付けて設定したログ情報選択テーブル53と、エラーが発生した場合、ログ情報選択テーブル53をもとにエラーに対応するログ情報を自動選択してUSBメモリ2のUSBポート70への接続待ち状態とし、USBメモリ2がUSBポート70に接続された場合、自動選択したログ情報を取得してUSBメモリ2に転送するログ情報取得制御部62と、を備える。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
動作情報をログ情報として収集及び蓄積し、該ログ情報を外部の記録媒体に転送することができる金銭処理機であって、
エラーの種別ごとにエラー解析に必要なログ情報を予め対応付けて設定したログ情報選択テーブルと、
エラーが発生した場合、前記ログ情報選択テーブルをもとに前記エラーに対応するログ情報を自動選択して前記記録媒体の接続待ち状態とし、前記記録媒体が前記記録媒体の接続ポートに接続された場合、自動選択したログ情報を取得して前記記録媒体に転送するログ情報取得制御部と、
を備えたことを特徴とする金銭処理機。
続きを表示(約 180 文字)【請求項2】
前記ログ情報取得制御部は、エラー復帰後にエラー履歴表示操作を行った場合、前記ログ情報選択テーブルをもとに、現在のエラー履歴に対応するログ情報を自動選択して前記記録媒体の接続待ち状態とし、前記記録媒体が前記記録媒体の接続ポートに接続された場合、自動選択したログ情報を取得して前記記録媒体に転送することを特徴とする請求項1に記載の金銭処理機。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、入力操作及びキーの使用をせずに、発生したエラーのエラー解析に必要なログ情報の外部の記録媒体への転送を容易かつ短時間に行うことができる金銭処理機に関するものである。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
昨今のスーパーマーケットやコンビニエンスストア等の店舗には、客さばきや現金管理の厳正化のため、自動釣銭機として金銭処理機が設置されている。この金銭処理機は、通常、大型店舗などでは、POS(Point Of Sales)レジスタ装置等の上位装置に接続されており、上位装置からの指令に応じて紙幣や硬貨等の金銭の入出金処理を行うようにしている(特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2015-162121号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、上記の金銭処理機では、エラーが発生した場合、保守担当者はUSBメモリなどの記録媒体を接続して金銭処理機のログ情報をダウンロードして取得することができる。ここで、ログ情報の全てを取得しようとする場合、例えば30分以上の時間がかかるため、金銭処理機の操作キーを用いて、発生したエラーに対応した必要なログ情報を判断し、この判断したログ情報を操作キーの入力により選択指定して取得するようにしている。
【0005】
しかしながら、必要なログ情報を保守担当者が判断し、しかも必要なログ情報の選択を手動操作で行うため、人為的な判断ミスや操作ミスが発生しやすく、必要なログ情報を取得できない場合があった。そして、ログ情報が必要なものであるか否かは、ログ情報を用いたエラー解析後に判明するため、ログ情報が必要なものでない場合、結果としてエラー解析を行うことができないことになる。
【0006】
また、ログ情報の取得には、動作モードを保守モードに切り替える必要がある。この動作モードの切替にはキー(鍵)が必要であるため、ログ情報の取得には手間がかかるとともに、このキーを用いて金銭収納庫の開放等のアクセスが可能であるため、保守担当者に不要な精神的負担をかけてしまうことになる。
【0007】
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、入力操作及びキーの使用をせずに、発生したエラーのエラー解析に必要なログ情報の外部の記録媒体への転送を容易かつ短時間に行うことができる金銭処理機を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上述した課題を解決して目的を達成するために、本発明に係る金銭処理機は、動作情報をログ情報として収集及び蓄積し、該ログ情報を外部の記録媒体に転送することができる金銭処理機であって、エラーの種別ごとにエラー解析に必要なログ情報を予め対応付けて設定したログ情報選択テーブルと、エラーが発生した場合、前記ログ情報選択テーブルをもとに前記エラーに対応するログ情報を自動選択して前記記録媒体の接続待ち状態とし、前記記録媒体が前記記録媒体の接続ポートに接続された場合、自動選択したログ情報を取得して前記記録媒体に転送するログ情報取得制御部と、を備えたことを特徴とする。
【0009】
また、本発明は、上記の金銭処理機において、前記ログ情報取得制御部は、エラー復帰後にエラー履歴表示操作を行った場合、前記ログ情報選択テーブルをもとに、現在のエラー履歴に対応するログ情報を自動選択して前記記録媒体の接続待ち状態とし、前記記録媒体が前記記録媒体の接続ポートに接続された場合、自動選択したログ情報を取得して前記記録媒体に転送することを特徴とする。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、入力操作及びキーの使用をせずに、発生したエラーのエラー解析に必要なログ情報の外部の記録媒体への転送を容易かつ短時間に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

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