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公開番号
2024158288
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-11-08
出願番号
2023073372
出願日
2023-04-27
発明の名称
媒体処理装置
出願人
沖電気工業株式会社
代理人
個人
主分類
G07D
11/16 20190101AFI20241031BHJP(チェック装置)
要約
【課題】搬送部の操作性を保ちつつ破損を防止する。
【解決手段】紙幣入出金装置11は、上搬送部64と、ステー82と、ポスト摺動溝78gと、搬送部開放状態にあるときのポスト摺動溝78gにおけるステーポスト82pの位置に設けられたロック機構79とを設け、ロック機構79は、搬送部閉鎖状態から搬送部開放状態へ回動する際にステーポスト82pの外形とほぼ同一の間隔をポスト摺動溝78gの摺動溝上側縁部78guSとの間で空けることにより、ステーポスト82pの移動を許容し、搬送部開放状態において、第1実施形態第1ロック板ばね弾性力よりも大きい力が加わらない限り搬送部開放状態を維持する一方、第1実施形態第1ロック板ばね弾性力よりも大きい力が加わると、ポスト摺動溝78gにおいて摺動溝上側縁部78guSと対向する傾斜面78Sよりもポスト摺動溝78gの外側へ退避することにより、ステーポスト82pの移動を許容する。
【選択図】図14
特許請求の範囲
【請求項1】
媒体が搬送される搬送路を有し、前記搬送路を閉塞して前記媒体を搬送する搬送部閉鎖状態と、前記搬送路を開放する搬送部開放状態との間で本体部に対し回動可能である搬送部と、
一端側が前記搬送部に接続され他端側にステーポストが形成され、前記搬送部閉鎖状態と前記搬送部開放状態との間を回動する前記搬送部と連動して移動し、前記搬送部開放状態の前記搬送部を支持するステー部と、
前記本体部側に設けられ、内部において前記ステーポストを摺動させ、前記搬送部と連動した前記ステー部の移動軌跡を規定する溝部と、
前記搬送部が前記搬送部開放状態にあるときの前記溝部における前記ステーポストの位置に設けられたロック機構と
を有し、
前記ロック機構は、
前記搬送部が前記搬送部閉鎖状態から前記搬送部開放状態へ回動する際に前記溝部における前記ステーポストの移動を許容し、前記搬送部開放状態において、第1の弾性力よりも大きい力が加わらない限り前記搬送部開放状態を維持する
媒体処理装置。
続きを表示(約 1,800 文字)
【請求項2】
前記ロック機構は、
前記搬送部が前記搬送部閉鎖状態から前記搬送部開放状態へ回動する際に、前記ステーポストの外形とほぼ同一の間隔を前記溝部の一方の縁部との間で空けることにより前記溝部における前記ステーポストの移動を許容し、前記搬送部開放状態において、前記第1の弾性力よりも大きい力が加わると、前記溝部において前記一方の縁部と対向する他方の縁部よりも前記溝部の外側へ退避する
請求項1に記載の媒体処理装置。
【請求項3】
前記ロック機構は、
前記搬送部が前記搬送部閉鎖状態から前記搬送部開放状態へ回動する際に、前記第1の弾性力よりも小さい第2の弾性力よりも大きい力が加えられた場合に前記溝部における前記ステーポストの移動を許容し、前記搬送部開放状態において、前記第1の弾性力よりも大きい力が加わらない限り前記搬送部開放状態を維持する
請求項1に記載の媒体処理装置。
【請求項4】
前記ロック機構は、
前記搬送部が前記搬送部閉鎖状態から前記搬送部開放状態へ回動する際に、前記第2の弾性力よりも大きい力が加えられた場合に前記ステーポストの外形とほぼ同一の間隔を前記溝部の一方の縁部との間で空けることにより前記溝部における前記ステーポストの移動を許容し、前記搬送部開放状態において、前記第1の弾性力よりも大きい力が加わると、前記溝部において前記一方の縁部と対向する他方の縁部よりも前記溝部の外側へ退避する
請求項3に記載の媒体処理装置。
【請求項5】
前記ロック機構は、少なくとも第1のロック機構及び第2のロック機構を有し、
前記第1のロック機構は、
前記搬送部が前記搬送部閉鎖状態から前記搬送部開放状態へ回動する際に、前記第2の弾性力よりも大きい力が前記ステーポストから加えられた場合に前記溝部における前記ステーポストの移動経路から退避し、
前記第2のロック機構は、
前記第1のロック機構に対し前記溝部から離隔する側において前記第1のロック機構と少なくとも一部分に隙間を空けて配され、前記搬送部開放状態において、前記第1の弾性力よりも大きい力が加えられた前記第1のロック機構に当接され前記溝部から離隔する方向へ移動し、前記第1のロック機構を前記ステーポストの移動経路から退避させる
請求項3又は請求項4に記載の媒体処理装置。
【請求項6】
前記ステーポストは、
前記搬送部が前記搬送部閉鎖状態から前記搬送部開放状態へ回動する際に、前記溝部における上側の縁部と当接しつつ移動して前記第2の弾性力よりも大きい力を前記第1のロック機構に加えて前記第1のロック機構を乗り越え、前記搬送部開放状態において、前記溝部における下側の縁部と当接しつつ移動して前記第1の弾性力よりも大きい力を前記第1のロック機構及び前記第2のロック機構に加えて前記第1のロック機構を乗り越える
請求項5に記載の媒体処理装置。
【請求項7】
前記ステーポストは、
前記搬送部が前記搬送部閉鎖状態から前記搬送部開放状態へ回動する際に、前記溝部における上側の縁部と当接しつつ移動して前記ロック機構を乗り越え、前記搬送部開放状態において、前記溝部における下側の縁部と当接しつつ移動して前記第1の弾性力よりも大きい力を前記ロック機構に加えて前記ロック機構を乗り越える
請求項1又は請求項2に記載の媒体処理装置。
【請求項8】
前記ステー部は、前記搬送部における回動軸方向の一方向側の端部に設けられ、
前記搬送部は、前記ステー部とは前記回動軸方向の逆方向側の端部に、前記搬送部閉鎖状態と前記搬送部開放状態との間で前記搬送部が回動する際に使用者により把持される取手が形成されている
請求項3又は請求項4に記載の媒体処理装置。
【請求項9】
前記ロック機構は、弾性部材を含む
請求項1乃至請求項4の何れかに記載の媒体処理装置。
【請求項10】
前記ロック機構は、板ばねである
請求項9に記載の媒体処理装置。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は媒体処理装置に関し、例えばスーパーマーケットやコンビニエンスストア等のような小売店舗の精算所において使用されるレジ釣銭システムに適用して好適なものである。
続きを表示(約 3,200 文字)
【背景技術】
【0002】
近年、レジ釣銭システムにおいては、POS(Point Of Sales)システム等に接続されたPOSレジに、紙幣や硬貨の入出金処理を行う釣銭機が組み合わされたものが普及している。この釣銭機のうち紙幣を処理する媒体処理装置としての紙幣入出金装置は、レジ係員との間で紙幣の授受を行う入出金部と、紙幣を搬送する搬送部と、投入された紙幣の金種及び真偽を鑑別する鑑別部と、再利用可能な紙幣を金種毎に収納する紙幣収納庫と、再利用すべきでない紙幣を収納するリジェクト庫とを有するものがある。また紙幣入出金装置としては、例えば搬送部に紙幣が詰まった際に、該紙幣入出金装置の内部を外部へ開放させるように搬送部が回動軸を軸として開放方向へ回動するものがある(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2016-157249号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
このような紙幣入出金装置においては、搬送部を容易に開閉可能とすると共に、搬送部に想定以上の大きな外力が加わった場合に搬送部の破損を防止することにより、搬送部の操作性を保ちつつ破損を防止することが望まれている。
【0005】
本発明は以上の点を考慮してなされたもので、搬送部の操作性を保ちつつ破損を防止し得る媒体処理装置を提案しようとするものである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
かかる課題を解決するため本発明の媒体処理装置においては、媒体が搬送される搬送路を有し、搬送路を閉塞して媒体を搬送する搬送部閉鎖状態と、搬送路を開放する搬送部開放状態との間で本体部に対し回動可能である搬送部と、一端側が搬送部に接続され他端側にステーポストが形成され、搬送部閉鎖状態と搬送部開放状態との間を回動する搬送部と連動して移動し、搬送部開放状態の搬送部を支持するステー部と、本体部側に設けられ、内部においてステーポストを摺動させ、搬送部と連動したステー部の移動軌跡を規定する溝部と、搬送部が搬送部開放状態にあるときの溝部におけるステーポストの位置に設けられたロック機構とを設け、ロック機構は、搬送部が搬送部閉鎖状態から搬送部開放状態へ回動する際に溝部におけるステーポストの移動を許容し、搬送部開放状態において、第1の弾性力よりも大きい力が加わらない限り前記搬送部開放状態を維持するようにした。
【0007】
これにより本発明は、ステー部により搬送部開放状態の搬送部を支持し搬送部閉鎖状態へ回動しないようにできると共に、搬送部開放状態の搬送部に大きな外力が加わり第1の弾性力よりも大きい力がステーポストからロック機構に加わるとロック機構を溝部の外側へ退避させてステーポストの移動を許容することにより、搬送部に掛かる負荷を軽減できる。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、ステー部により搬送部開放状態の搬送部を支持し搬送部閉鎖状態へ回動しないようにできると共に、搬送部開放状態の搬送部に大きな外力が加わり第1の弾性力よりも大きい力がステーポストからロック機構に加わるとロック機構を溝部の外側へ退避させてステーポストの移動を許容することにより、搬送部に掛かる負荷を軽減でき、搬送部の操作性を保ちつつ破損を防止し得る媒体処理装置を実現できる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
レジ釣銭システムの外観構成を示す斜視図である。
紙幣入出金装置の内部構成を示す右側面図である。
搬送部閉鎖状態における紙幣入出金装置の構成を示す斜視図である。
搬送部開放状態における紙幣入出金装置の構成を示す斜視図である。
第1の実施の形態によるブラケット及びロック機構の構成を示す左側面図である。
第1の実施の形態による搬送部閉鎖状態における紙幣入出金装置の構成を示す左側面図である。
第1の実施の形態による搬送部閉鎖状態から搬送部開放状態へ遷移する途中の状態(1)であり、(A)は紙幣入出金装置、(B)は開放時ポスト収納空間近辺を示す左側面図である。
第1の実施の形態による搬送部閉鎖状態から搬送部開放状態へ遷移する途中の状態(2)であり、(A)は紙幣入出金装置、(B)は開放時ポスト収納空間近辺を示す左側面図である。
第1の実施の形態による搬送部閉鎖状態から搬送部開放状態へ遷移する途中の状態(3)であり、(A)は紙幣入出金装置、(B)は開放時ポスト収納空間近辺を示す左側面図である。
第1の実施の形態による搬送部閉鎖状態から搬送部開放状態へ遷移する途中の状態(4)であり、(A)は紙幣入出金装置、(B)は開放時ポスト収納空間近辺を示す左側面図である。
第1の実施の形態による搬送部開放状態であり、(A)は紙幣入出金装置、(B)は開放時ポスト収納空間近辺を示す左側面図である。
第1の実施の形態によるロック解除状態であり、(A)は紙幣入出金装置、(B)は開放時ポスト収納空間近辺を示す左側面図である。
第1の実施の形態による搬送部開放状態から搬送部閉鎖状態へ遷移する途中の状態であり、(A)は紙幣入出金装置、(B)は開放時ポスト収納空間近辺を示す左側面図である。
第1の実施の形態による第1ロック板ばね退避状態であり、(A)は紙幣入出金装置、(B)は開放時ポスト収納空間近辺を示す左側面図である。
従来のブラケットの構成を示す左側面図である。
従来の搬送部開放状態であり、(A)は紙幣入出金装置、(B)は開放時ポスト収納空間近辺を示す左側面図である。
第2の実施の形態によるブラケット及びロック機構の構成を示す左側面図である。
第2の実施の形態による搬送部閉鎖状態における紙幣入出金装置の構成を示す左側面図である。
第2の実施の形態による搬送部閉鎖状態から搬送部開放状態へ遷移する途中の状態(1)であり、(A)は紙幣入出金装置、(B)は開放時ポスト収納空間近辺を示す左側面図である。
第2の実施の形態による搬送部閉鎖状態から搬送部開放状態へ遷移する途中の状態(2)であり、(A)は紙幣入出金装置、(B)は開放時ポスト収納空間近辺を示す左側面図である。
第2の実施の形態による搬送部閉鎖状態から搬送部開放状態へ遷移する途中の状態(3)であり、(A)は紙幣入出金装置、(B)は開放時ポスト収納空間近辺を示す左側面図である。
第2の実施の形態による搬送部閉鎖状態から搬送部開放状態へ遷移する途中の状態(4)であり、(A)は紙幣入出金装置、(B)は開放時ポスト収納空間近辺を示す左側面図である。
第2の実施の形態による搬送部開放状態であり、(A)は紙幣入出金装置、(B)は開放時ポスト収納空間近辺を示す左側面図である。
第2の実施の形態によるロック解除状態であり、(A)は紙幣入出金装置、(B)は開放時ポスト収納空間近辺を示す左側面図である。
第2の実施の形態による搬送部開放状態から搬送部閉鎖状態へ遷移する途中の状態であり、(A)は紙幣入出金装置、(B)は開放時ポスト収納空間近辺を示す左側面図である。
第2の実施の形態によるロック板ばね退避状態であり、(A)は紙幣入出金装置、(B)は開放時ポスト収納空間近辺を示す左側面図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、発明を実施するための形態(以下実施の形態とする)について、図面を用いて説明する。
(【0011】以降は省略されています)
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