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公開番号2024130193
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-09-30
出願番号2023039786
出願日2023-03-14
発明の名称六フッ化硫黄ガスの貯留構造及び貯留方法
出願人株式会社コエスコ
代理人個人,個人
主分類F17C 13/00 20060101AFI20240920BHJP(ガスまたは液体の貯蔵または分配)
要約【課題】六フッ化硫黄ガスを大気中へ排出せずに、大量の六フッ化硫黄ガスを安全、且つ、恒久的に地下に貯留するための六フッ化硫黄ガスの貯留構造及び貯留方法を提供する。
【解決手段】六フッ化硫黄ガスの貯留構造は、地下に六フッ化硫黄ガスを貯留するための六フッ化硫黄ガスの貯留構造である。この貯留構造は、六フッ化硫黄ガスを充填したボンベと、地下に存在すると共にボンベの周囲に存在し、六フッ化硫黄を吸着する多孔質材と、を備える。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
地下に六フッ化硫黄ガスを貯留するための六フッ化硫黄ガスの貯留構造であって、
六フッ化硫黄ガスを充填したボンベと、
地下に存在すると共に前記ボンベの周囲に存在し、六フッ化硫黄を吸着する多孔質材と、を備えた
ことを特徴とする六フッ化硫黄ガスの貯留構造。
続きを表示(約 620 文字)【請求項2】
前記ボンベを封入した密閉ケースを更に備えたことを特徴とする請求項1に記載の六フッ化硫黄ガスの貯留構造。
【請求項3】
前記密閉ケースの内部にドライ窒素が充填されたことを特徴とする請求項2に記載の六フッ化硫黄ガスの貯留構造。
【請求項4】
前記密閉ケースに、その内部の六フッ化硫黄ガスを検知するガスセンサを更に備えたことを特徴とする請求項2又は3に記載の六フッ化硫黄ガスの貯留構造。
【請求項5】
前記多孔質材が、大谷石であることを特徴とする請求項1に記載の六フッ化硫黄ガスの貯留構造。
【請求項6】
地下に六フッ化硫黄ガスを貯留するための六フッ化硫黄ガスの貯留方法であって、
六フッ化硫黄ガスをボンベに充填する充填工程と、
前記充填工程の後に実行され、前記ボンベを六フッ化硫黄を吸着する多孔質材が存在する地下空間に配置する配置工程と、を含む
ことを特徴とする六フッ化硫黄ガスの貯留方法。
【請求項7】
前記充填工程の後で且つ前記配置工程の前に実行され、前記ボンベを密閉ケースに封入する封入工程を更に含むことを特徴とする請求項6に記載の六フッ化硫黄ガスの貯留方法。
【請求項8】
前記封入工程において、前記密閉ケースの内部にドライ窒素を充填することを特徴とする請求項7に記載の六フッ化硫黄ガスの貯留方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、六フッ化硫黄ガスの貯留構造及び貯留方法に係り、さらに詳細には、六フッ化硫黄ガスを大気中へ排出せずに、大量の六フッ化硫黄ガスを安全、且つ、恒久的に地下に貯留するための六フッ化硫黄ガスの貯留構造及び貯留方法に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
二酸化炭素ガスや六フッ化硫黄ガスなどの温室効果ガスは、地球温暖化への影響が大きいため、大気中への排出を減らすことが求められている。六フッ化硫黄ガスは、その排出量が二酸化炭素ガスの排出量よりも少ないものの、その温暖化効果係数が二酸化炭素の温暖化効果係数の22,800倍と非常に大きいため、大気中への漏えいや放出が厳しく規制されている(地球温暖化防止法第2条参照)。
【0003】
二酸化炭素の排出量を抑制できる技術として、二酸化炭素の回収・貯留(Carbon dioxide Capture and Storage(CCS))が注目されている。CCSの一例として、炭酸ガスを溶媒に溶解させた状態で海底地盤中の帯水層に圧入し、貯留・隔離するための炭酸ガスの地中貯留システムが提案されている(特許文献1参照。)。
【0004】
一方で、六フッ化硫黄ガスは、回収された後に再利用されることが多かったため、恒久的に保管することが考えられていなかった。これに対して、本出願人は、ボンベにおいて六フッ化硫黄ガスを恒久的に保管するための密閉用キャップを提案している(特許文献2参照。)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2009-274047号公報
実用新案登録第3237687号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、特許文献1に記載されたCCSのように、大量の六フッ化硫黄ガスを、安全、且つ、恒久的に貯留するための技術開発は何らなされていなかった。
【0007】
本発明は、このような従来技術の有する課題に鑑みてなされたものであって、六フッ化硫黄ガスを大気中へ排出せずに、大量の六フッ化硫黄ガスを安全、且つ、恒久的に地下に貯留するための六フッ化硫黄ガスの貯留構造及び貯留方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明者は、前記目的を達成するため鋭意検討を重ねた結果、六フッ化硫黄ガスが充填されたボンベを六フッ化硫黄を吸着する多孔質材が存在する地下空間に配置することにより、前記目的が達成できることを見出し、本発明を完成するに至った。
【0009】
すなわち、本発明の六フッ化硫黄ガスの貯留構造は、地下に六フッ化硫黄ガスを貯留するための六フッ化硫黄ガスの貯留構造である。
この貯留構造は、六フッ化硫黄ガスを充填したボンベと、地下に存在すると共にボンベの周囲に存在し、六フッ化硫黄を吸着する多孔質材と、を備える。
【0010】
また、本発明の六フッ化硫黄ガスの貯留方法は、地下に六フッ化硫黄ガスを貯留するための六フッ化硫黄ガスの貯留方法である。
この貯留方法は、六フッ化硫黄ガスをボンベに充填する充填工程と、充填工程の後に実行される、ボンベを六フッ化硫黄を吸着する多孔質材が存在する地下空間に配置する配置工程と、を含む。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)

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