TOP
|
特許
|
意匠
|
商標
特許ウォッチ
Twitter
他の特許を見る
公開番号
2024129731
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-09-27
出願番号
2023039120
出願日
2023-03-13
発明の名称
分析制御サーバを用いた分析方法、分析制御機能サーバ、プログラム及びコアシステム
出願人
KDDI株式会社
代理人
個人
主分類
H04L
41/042 20220101AFI20240919BHJP(電気通信技術)
要約
【課題】レポジトリ機能サーバの処理負荷を低減し、ネットワーク機能コンシューマからの分析要求における所望待ち時間をできる限り満たすことができるように、分析制御サーバを用いた分析方法等を提供する。
【解決手段】分析機能サーバ毎に、分析要求期間の時間長に応じた推論時間を記憶した推論時間テーブルを有するプロデューササーバとしての分析制御機能サーバを有する。分析制御機能サーバは、コンシューマサーバから、分析項目と、分析要求期間と、所望待ち時間とを含む分析要求を受信する第1のステップと、推論時間テーブルを用いて、分析要求期間の時間長に応じた推論時間が所望待ち時間以下となる第1の分析機能サーバを検索する第2のステップと、第1の分析機能サーバへ、当該分析要求を転送する第3のステップとを有する。
【選択図】図5
特許請求の範囲
【請求項1】
所定の分析項目について、ネットワークデータから学習モデルを用いて分析する複数の分析機能サーバを有するコアシステムの分析方法であって、
分析機能サーバ毎に、分析要求期間の時間長に応じた推論時間を記憶した推論時間テーブルを有するプロデューササーバとしての分析制御機能サーバを有し、
分析制御機能サーバが、コンシューマサーバから、分析項目と、分析要求期間と、所望待ち時間とを含む分析要求を受信する第1のステップと、
分析制御機能サーバが、推論時間テーブルを用いて、分析要求期間の時間長に応じた推論時間が所望待ち時間以下となる第1の分析機能サーバを検索する第2のステップと、
分析制御機能サーバが、第1の分析機能サーバへ、当該分析要求を転送する第3のステップと、
第1の分析機能サーバが、当該分析項目について、ネットワークデータから学習モデルを用いて推論処理を実行し、分析結果をコンシューマサーバへ送信する第4のステップと
を有することを特徴とするコアシステムの分析方法。
続きを表示(約 1,800 文字)
【請求項2】
推論時間テーブルの推論時間は、過去の分析要求期間の時間長に応じた推論時間から統計的に推定されたものである
ことを特徴とする請求項1に記載のコアシステムの分析方法。
【請求項3】
分析制御機能サーバは、分析機能サーバ毎に、分析要求期間の時間長に応じた、データソースからネットワークデータを取得するデータ収集時間を記憶した収集時間テーブルを更に有し、
第2のステップについて、分析制御機能サーバが、推論時間と、収集時間テーブルを用いて分析要求期間の時間長に応じたデータ収集時間との和が、所望待ち時間以下となる第1の分析機能サーバを検索候補とし、
第3のステップについて、分析制御機能サーバが、データソースへ、分析要求期間のネットワークデータを第1の分析機能サーバへ送信するべく要求するネットワークデータ要求を送信し、
第4のステップについて、第1の分析機能サーバが、データソースからネットワークデータを受信する
ことを特徴とする請求項1に記載のコアシステムの分析方法。
【請求項4】
収集時間テーブルのデータ収集時間は、過去の分析要求期間の時間長に応じたデータ収集時間から統計的に推定されたものである
ことを特徴とする請求項3に記載のコアシステムの分析方法。
【請求項5】
分析制御機能サーバが、分析機能サーバ毎に、自ら保持する学習モデルについて、当該学習モデルの取得に要するモデル取得時間を記憶したモデル取得テーブルを更に有し、
第2のステップについて、分析制御機能サーバが、モデル取得テーブルを用いて、第1の分析機能サーバが当該分析項目に基づく学習モデルを保持していないと判定した場合、当該学習モデルを保持する複数の他の分析機能サーバの中で、推論時間と、データ収集時間と、当該学習モデルの取得に要するモデル取得時間との和が、所望待ち時間以下となる第2の分析機能サーバを検索し、第2の分析機能サーバへ、当該学習モデルを第1の分析機能サーバへ送信するべく要求するモデル取得要求を送信する
ように実行することを特徴とする請求項1に記載のコアシステムの分析方法。
【請求項6】
モデル取得テーブルのモデル取得時間は、過去の学習モデルに応じたモデル取得時間から統計的に推定されたものである
ことを特徴とする請求項5に記載のコアシステムの分析方法。
【請求項7】
第2のステップについて、
分析制御機能サーバが、データソースへ、分析要求期間のネットワークデータを第2の分析機能サーバへ送信するべく要求するネットワークデータ要求を送信し、
分析制御機能サーバが、第2の分析機能サーバへ、自らの学習モデルを更新するべく学習要求を送信し、
第2の分析機能サーバが、データソースから、分析要求期間のネットワークデータを受信し、自らの学習モデルを更新するべく訓練する
ように実行することを特徴とする請求項5に記載のコアシステムの分析方法。
【請求項8】
分析制御機能サーバは、分析機能サーバ毎に、現在の計算資源使用率を取得し、
第2のステップについて、分析制御機能サーバが、現在の計算資源使用率が高い順から所定条件を満たす複数の分析機能サーバを、第1の分析機能サーバの検索候補とする
ように実行することを特徴とする請求項1から7のいずれか1項に記載のコアシステムの分析方法。
【請求項9】
第2のステップについて、計算資源使用率が最も高い分析機能サーバを、第1の分析機能サーバの検索候補とする
ように実行することを特徴とする請求項8に記載のコアシステムの分析方法。
【請求項10】
分析制御機能サーバは、分析機能サーバ毎に、実行すべき分析項目の推論時間の時間帯をスケジュール管理しており、
第2のステップについて、分析制御機能サーバは、各分析項目の所望待ち時間以下となるように、各分析機能サーバが実行すべき推論時間の時間帯を分割してスケジューリング可能とする
ように実行することを特徴とする請求項1から7のいずれか1項に記載のコアシステムの分析方法。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、移動通信ネットワークのコアシステムに配置された分析制御サーバの技術に関する。特に、NWDAF(NetWork Data Analytics Function)の技術に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)
【背景技術】
【0002】
移動通信ネットワークは、5G(5th Generation)及び4G(4th Generation)の両規格に共通して、概念的に、ユーザ端末(UE(User Equipment))と、RAN(Radio Access Network)と、コアシステム(Core network System)とから構成される。
【0003】
図1は、従来技術におけるコアシステムの機能構成図である。
【0004】
コアシステムは、論理的なコントロールプレーン(Control Plane)ネットワーク装置群の仮想化基盤に、物理的なユーザプレーン(User Plane)ネットワーク装置群が配置されている。コントロールプレーンネットワーク装置は、RANを介して多数のユーザ端末を収容し、通信確立などの制御信号を送受信する。ユーザプレーンネットワーク装置は、RANを介してユーザ端末のユーザデータを送受信する。
また、コアシステムには、コントロールプレーンネットワーク装置群を制御するために、様々なNF(Network Function)サーバが配置されている。
【0005】
コアシステムには、通信設備装置としての様々なデータソースから、多種多様なログデータを取得して分析するNWDAF(分析制御サーバ)が配置されている。NWDAFは、他のNFコンシューマから分析要求を受信し、その分析結果を返信する。これは、3GPP(3rd Generation Partnership Project)(登録商標)に標準化されている(例えば非特許文献1参照)。
【0006】
図1によれば、以下のようなNFサーバから構成されている。
アプリケーション機能サーバ(NFコンシューマ)10
レポジトリ機能サーバ(NRF)11
分析機能サーバ(NWDAF)121、122、123
NFコンシューマ10は、分析要求の送信元となるNFである。
NRF11は、NFコンシューマからの発見要求に応じて、複数のNWDAF12の中から1つのNWDAFを選択して応答する。
NWDAF12は、分析項目に応じた学習(AI)モデルを保有し、分析要求に応じて推論処理を実行し、その分析結果を返信する。
尚、コントロールプレーンネットワーク装置群やユーザプレーンネットワーク装置群は、データリソースとなり、NWDAFが学習モデルを用いて推論処理を実行するための入力データとなる。
【0007】
図2は、従来技術における分析機能サーバによる分析のシーケンス図である。
【0008】
図2のシーケンスは、非特許文献1に基づくものである。
(S01)NFコンシューマ10は、分析項目αについて分析結果を得たいとする。このとき、NFコンシューマ10は、分析項目αを分析可能なNWDAFを、NRF11へ問い合わせる。NFコンシューマ10は、NRF11へ、発見要求(Discover Request)を送信する。
NFコンシューマ10は、発見要求に、NWDAF12から、その分析項目における分析結果を得るまでの時間のパラメータであるPreferred Supported Analytics Delayを設定する(例えば非特許文献2参照)。
【0009】
(S02)NRF11は、NWDAF12毎に、各分析項目についてSupported Analytics Delay(入力データ収集遅延+推論遅延)を管理する。
そして、NRF11は、NFコンシューマ10から発見要求を受信した際に、そのPreferred Supported Analytics Delay内に分析結果を応答可能なNWDAFを選択する。例えばNWDAF121を応答可能であるとして選択し場合、そのアドレスを、NFコンシューマ10へ返信する。
【0010】
(S03)NFコンシューマ10は、NRF11から返信されたNWDAFのアドレスへ、分析要求を送信する。分析要求には、以下の情報が含まれる。
分析項目(Analytics ID) :分析処理の指定
分析要求期間(Analytics target period):分析結果として要求する期間
所望待ち時間(expected waiting time) :分析処理の応答待ち時間
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPatで参照する
関連特許
KDDI株式会社
情報処理装置、情報処理方法及びプログラム
7日前
KDDI株式会社
点群復号装置、点群復号方法及びプログラム
21日前
KDDI株式会社
メッシュ復号装置、メッシュ復号方法及びプログラム
21日前
KDDI株式会社
メッシュ復号装置、メッシュ復号方法及びプログラム
21日前
KDDI株式会社
メッシュ復号装置、メッシュ復号方法及びプログラム
21日前
KDDI株式会社
メッシュ復号装置、メッシュ復号方法及びプログラム
21日前
KDDI株式会社
情報処理装置及び情報処理方法
9日前
個人
挿耳装置
18日前
個人
仮想アース
23日前
個人
ヘッドホン
1か月前
個人
車両の制御装置
1か月前
株式会社シグマ
撮像装置
1か月前
個人
投げ銭管理システム
22日前
キヤノン株式会社
撮像装置
22日前
キヤノン株式会社
撮像装置
21日前
キヤノン株式会社
撮像装置
1か月前
キヤノン株式会社
撮像装置
21日前
キヤノン電子株式会社
画像読取装置
7日前
太陽誘電株式会社
超音波装置
1か月前
パイオニア株式会社
音響装置
1か月前
パイオニア株式会社
音響装置
1か月前
個人
平面映像の回転による立体映像
1か月前
17LIVE株式会社
サーバ
9日前
パイオニア株式会社
音響装置
1か月前
キヤノン株式会社
画像読取装置
1か月前
ブラザー工業株式会社
読取装置
17日前
株式会社クボタ
作業車両
7日前
キヤノン株式会社
無線通信装置
21日前
ブラザー工業株式会社
印刷装置
1か月前
キヤノン電子株式会社
シート搬送装置
7日前
沖電気工業株式会社
画像形成装置
1か月前
株式会社ACSL
確認方法
17日前
ブラザー工業株式会社
利用管理システム
23日前
大日本印刷株式会社
写真撮影装置
1か月前
シャープ株式会社
表示装置
16日前
株式会社バッファロー
無線通信装置
1か月前
続きを見る
他の特許を見る