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公開番号
2024152414
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-10-25
出願番号
2023066597
出願日
2023-04-14
発明の名称
メッシュ復号装置、メッシュ復号方法及びプログラム
出願人
KDDI株式会社
代理人
フェリシテ弁理士法人
主分類
H04N
19/463 20140101AFI20241018BHJP(電気通信技術)
要約
【課題】効率的に符号化すること。
【解決手段】本発明に係るメッシュ復号装置200のアトラスデータ復号部207は、アトラスビットストリームを分離してパッチ情報ビットストリームとパッチ制御情報ビットストリームと制御情報ビットストリームとを生成して出力する分離部207Aと、パッチ情報ビットストリームを復号して復号済みのパッチ情報インデックスと差分インデックスとを加算して前記パッチ情報を復号するパッチ情報復号部207Bと、パッチ制御情報ビットストリームを復号してパッチ制御情報を出力するパッチ制御情報復号部207Cと、制御情報ビットストリームを復号して前記制御情報を出力する制御情報復号部207Dとを備える。
【選択図】図3
特許請求の範囲
【請求項1】
メッシュ復号装置であって、
アトラスビットストリームを復号して、パッチ情報とパッチ制御情報と制御情報とを生成して出力するように構成されているアトラスデータ復号部を備え、
前記アトラスデータ復号部は、
前記アトラスビットストリームを分離してパッチ情報ビットストリームとパッチ制御情報ビットストリームと制御情報ビットストリームとを生成して出力するように構成されている分離部と、
前記パッチ情報ビットストリームを復号して復号済みのパッチ情報インデックスと差分インデックスとを加算して、前記パッチ情報を復号するように構成されているパッチ情報復号部と、
前記パッチ制御情報ビットストリームを復号して前記パッチ制御情報を出力するように構成されているパッチ制御情報復号部と、
前記制御情報ビットストリームを復号して前記制御情報を出力するように構成されている制御情報復号部と、を備えることを特徴とするメッシュ復号装置。
続きを表示(約 1,600 文字)
【請求項2】
前記パッチ情報復号部は、
前記パッチ情報ビットストリームを復号して差分パッチ情報を出力するように構成されている可変長復号部と、
前記差分パッチ情報に基づいて、前記パッチ情報を復号して出力するように構成されている差分パッチ情報復号部を備えることを特徴とする請求項1に記載のメッシュ復号装置。
【請求項3】
前記差分パッチ情報復号部は、前記復号済みのパッチ情報インデックスと前記差分インデックスとを加算することで、再帰的に全ての前記パッチ情報を計算して出力することを特徴とする請求項2に記載のメッシュ復号装置。
【請求項4】
前記差分パッチ情報復号部は、開始インデックスと末尾インデックスとによって、前記パッチ情報を表現することを特徴とする請求項2に記載のメッシュ復号装置。
【請求項5】
前記パッチ制御情報復号部は、
前記パッチ制御情報ビットストリームに含まれる前記パッチ制御情報を格納するように構成されているパッチ制御情報バッファ部と、
前記パッチ制御情報バッファ部を参照して前記パッチ制御情報を取得するように構成されているパッチ制御情報参照部と、
前記パッチ制御情報参照部から入力された前記パッチ制御情報に基づいて、復号対象パッチの前記パッチ制御情報を予測して予測制御情報を生成して出力するように構成されているパッチ制御情報予測部と、
前記パッチ制御情報ビットストリームを復号して前記パッチ制御情報残差を出力する可変長復号部と、
前記パッチ制御情報残差と前記パッチ制御情報予測部から取得した前記予測制御情報とを加算することによって、前記パッチ制御情報を計算して出力するように構成されている特徴とする加算部を備えることを特徴とする請求項1に記載のメッシュ復号装置。
【請求項6】
メッシュ復号方法であって、
アトラスビットストリームを復号して、パッチ情報とパッチ制御情報と制御情報とを生成して出力する工程を備え、
前記工程は、
前記アトラスビットストリームを分離してパッチ情報ビットストリームとパッチ制御情報ビットストリームと制御情報ビットストリームとを生成して出力する工程と、
前記パッチ情報ビットストリームを復号して復号済みのパッチ情報インデックスと差分インデックスとを加算して、前記パッチ情報を復号する工程と、
前記パッチ制御情報ビットストリームを復号して前記パッチ制御情報を出力する工程と、
前記制御情報ビットストリームを復号して前記制御情報を出力する工程と、を有することを特徴とするメッシュ復号方法。
【請求項7】
コンピュータを、メッシュ復号装置として機能させるプログラムであって、
前記メッシュ復号装置は、アトラスビットストリームを復号して、パッチ情報とパッチ制御情報と制御情報とを生成して出力するように構成されているアトラスデータ復号部を備え、
前記アトラスデータ復号部は、
前記アトラスビットストリームを分離してパッチ情報ビットストリームとパッチ制御情報ビットストリームと制御情報ビットストリームとを生成して出力するように構成されている分離部と、
前記パッチ情報ビットストリームを復号して復号済みのパッチ情報インデックスと差分インデックスとを加算して、前記パッチ情報を復号するように構成されているパッチ情報復号部と、
前記パッチ制御情報ビットストリームを復号して前記パッチ制御情報を出力するように構成されているパッチ制御情報復号部と、
前記制御情報ビットストリームを復号して前記制御情報を出力するように構成されている制御情報復号部と、を備えることを特徴とするプログラム。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、メッシュ復号装置、メッシュ復号方法及びプログラムに関する。
続きを表示(約 2,700 文字)
【背景技術】
【0002】
非特許文献1では、メッシュを大まかな情報を表す基本メッシュと詳細な情報を表す変位量とに分けて復号しており、かかる変位量は、映像コーデックによって復号されている。
【先行技術文献】
【非特許文献】
【0003】
Khaled Mammou, Jungsun Kim, Alexis Tourapis, Dimitri Podborski, Krasimir Kolarov, “[V-CG] Apple’s Dynamic Mesh Coding CfP Response,” ISO/IEC JTC 1/SC 29/WG 7 m59281, April 2022.
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、非特許文献1では、メッシュの一部に対して別々に復号する機能や品質を制御する機能が実装されておらず、メッシュ全体に対して同一の処理を行うため、メッシュデータの局所的な特徴に応じた符号化を行うことができないという問題点があった。
【0005】
そこで、本発明は、上述の課題に鑑みてなされたものであり、効率的に符号化することができるメッシュ復号装置、メッシュ復号方法及びプログラムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の第1の特徴は、メッシュ復号装置であって、アトラスビットストリームを復号して、パッチ情報とパッチ制御情報と制御情報とを生成して出力するように構成されているアトラスデータ復号部を備え、前記アトラスデータ復号部は、前記アトラスビットストリームを分離してパッチ情報ビットストリームとパッチ制御情報ビットストリームと制御情報ビットストリームとを生成して出力するように構成されている分離部と、前記パッチ情報ビットストリームを復号して復号済みのパッチ情報インデックスと差分インデックスとを加算して、前記パッチ情報を復号するように構成されているパッチ情報復号部と、前記パッチ制御情報ビットストリームを復号して前記パッチ制御情報を出力するように構成されているパッチ制御情報復号部と、前記制御情報ビットストリームを復号して前記制御情報を出力するように構成されている制御情報復号部と、を備えることを要旨とする。
【0007】
本発明の第2の特徴は、メッシュ復号方法であって、アトラスビットストリームを復号して、パッチ情報とパッチ制御情報と制御情報とを生成して出力する工程を備え、前記工程は、前記アトラスビットストリームを分離してパッチ情報ビットストリームとパッチ制御情報ビットストリームと制御情報ビットストリームとを生成して出力する工程と、前記パッチ情報ビットストリームを復号して復号済みのパッチ情報インデックスと差分インデックスとを加算して、前記パッチ情報を復号する工程と、前記パッチ制御情報ビットストリームを復号して前記パッチ制御情報を出力する工程と、前記制御情報ビットストリームを復号して前記制御情報を出力する工程と、を有することを要旨とする。
【0008】
本発明の第3の特徴は、コンピュータを、メッシュ復号装置として機能させるプログラムであって、前記メッシュ復号装置は、アトラスビットストリームを復号して、パッチ情報とパッチ制御情報と制御情報とを生成して出力するように構成されているアトラスデータ復号部を備え、前記アトラスデータ復号部は、前記アトラスビットストリームを分離してパッチ情報ビットストリームとパッチ制御情報ビットストリームと制御情報ビットストリームとを生成して出力するように構成されている分離部と、前記パッチ情報ビットストリームを復号して復号済みのパッチ情報インデックスと差分インデックスとを加算して、前記パッチ情報を復号するように構成されているパッチ情報復号部と、前記パッチ制御情報ビットストリームを復号して前記パッチ制御情報を出力するように構成されているパッチ制御情報復号部と、前記制御情報ビットストリームを復号して前記制御情報を出力するように構成されている制御情報復号部と、を備えることを要旨とする。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、効率的に符号化することができるメッシュ復号装置、メッシュ復号方法及びプログラムを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
図1は、一実施形態に係るメッシュ処理システム1の構成の一例を示す図である。
図2は、一実施形態に係るメッシュ復号装置200の機能ブロックの一例を示す図である。
図3は、一実施形態に係るメッシュ復号装置200のアトラスデータ復号部207の機能ブロックの一例を示す図である。
図4は、一実施形態に係るメッシュ復号装置200のアトラスデータ復号部207のパッチ情報復号部207Bの機能ブロックの一例を示す図である。
図5は、一実施形態に係るメッシュ復号装置200のアトラスデータ復号部207のパッチ制御情報復号部207Cの機能ブロックの一例を示す図である。
図6は、一実施形態に係るメッシュ復号装置200の細分割部203の機能ブロックの一例を示す図である。
図7は、細分割頂点法線計算部203Cの動作の一例について説明するフローチャートである。
図8Aは、細分割頂点法線部計算部203Cによる細分割頂点法線の計算方法の一例について説明するための図である。
図8Bは、細分割頂点法線部計算部203Cによる細分割頂点法線の計算方法の一例について説明するための図である。
図9は、一実施形態に係るメッシュ復号装置200の変位量復号部205の機能ブロックの一例を示す図である。
図10は、一実施形態に係るメッシュ復号装置200の変位量復号部205で用いられる制御信号と変位量符号化方法との対応表の一例を示す図である。
図11は、一実施形態に係るメッシュ復号装置200の変位量復号部205の逆量子化部205Dの動作の一例を示すフローチャートである。
図12は、一実施形態に係るメッシュ復号装置200のメッシュ復号部204の動作の一例を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)
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