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公開番号2024173671
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-12-12
出願番号2024058418,2023088377
出願日2024-04-01,2023-05-30
発明の名称情報処理装置及び情報処理方法
出願人KDDI株式会社
代理人弁理士法人創光国際特許事務所
主分類G06T 19/00 20110101AFI20241205BHJP(計算;計数)
要約【課題】仮想店舗に対するユーザの来店が抑制されないようにする。
【解決手段】情報処理装置1は、仮想空間上の施設である仮想施設に対応する仮想空間上のエリアに第1ユーザを匿名にした状態で第1ユーザのアバターである第1アバターが存在することを示す情報を表示する表示設定の要求を受け付けることにより、第1アバターの表示設定を行う設定部131と、設定部131が表示設定を行っていない場合に第1アバターと第2ユーザのアバターである第2アバターとがエリアに存在するとき、第2ユーザの端末に当該エリアを表示させるとともに当該エリアに第1アバターを表示させ、設定部131が表示設定を行った場合に第1アバターと第2アバターとがエリアに存在するとき、第2ユーザの端末に当該エリアを表示させるとともに第1アバターのユーザを匿名にした状態で第1アバターが存在することを示す情報を表示させる仮想空間制御部133と、を有する。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
仮想空間上の施設である仮想施設に対応する仮想空間上のエリアに第1ユーザを匿名にした状態で、前記第1ユーザと異なる第2ユーザの端末に、前記第1ユーザのアバターである第1アバターが存在することを示す情報を表示する設定である表示設定の要求を受け付けることにより、前記第1アバターの前記表示設定を行う設定部と、
前記設定部が前記表示設定を行っていない場合に前記第1アバターと前記第2ユーザのアバターである第2アバターとが前記エリアに存在するとき、前記第2ユーザの端末に前記エリアを表示させるとともに前記エリアに前記第1アバターを表示させ、前記設定部が前記表示設定を行った場合に前記第1アバターと前記第2アバターとが前記エリアに存在するとき、前記第2ユーザの端末に前記エリアを表示させるとともに前記第1アバターのユーザを匿名にした状態で、前記第1アバターが存在することを示す情報を表示させる仮想空間制御部と、
を有する情報処理装置。
続きを表示(約 1,700 文字)【請求項2】
前記仮想空間制御部は、前記設定部が前記表示設定を行った場合に、前記第1アバターと、前記仮想施設の関係者である前記第2ユーザの前記第2アバターとが前記エリアに存在するとき、前記第2ユーザの端末に前記エリアを表示させるとともに前記エリアに前記第1アバターを表示させないように制御する、
請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項3】
前記仮想空間制御部は、前記第1アバターと、前記第1ユーザ及び前記第2ユーザとは異なる、前記仮想施設の関係者ではない第3ユーザのアバターである第3アバターとが前記エリアに存在するとき、前記設定部が前記表示設定を行ったか否かに関わらず、前記第3ユーザの端末に前記エリアを表示させるとともに前記エリアに前記第1アバターを表示させる、
請求項2に記載の情報処理装置。
【請求項4】
前記設定部は、前記仮想空間を提供する仮想空間提供者又は前記仮想空間を管理する仮想空間管理者から、前記アバターの非表示に関連する設定である関連設定の要求を受け付けることにより、前記関連設定を行い、
前記仮想空間制御部は、前記関連設定に基づいて、前記第1アバターを表示させないように制御する、
請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項5】
前記設定部は、前記関連設定として、前記アバターの非表示期間を設定し、
前記仮想空間制御部は、前記設定部が前記表示設定を行った場合に前記第1アバターと前記第2アバターとが前記エリアに存在するとき、前記第2ユーザの端末に前記エリアを表示させるとともに、前記設定部が設定した前記非表示期間にわたって前記エリアに前記第1アバターを表示させないように制御する、
請求項4に記載の情報処理装置。
【請求項6】
前記設定部は、前記関連設定として、前記エリアに含まれる部分エリアにおいて前記第1アバターの前記表示設定の適用の可否を受け付けることにより、前記部分エリアにおける前記表示設定の適用の可否を設定し、
前記仮想空間制御部は、前記設定部が前記表示設定を行った場合に、前記第2アバターが前記エリアに存在し、かつ、前記第1アバターが前記エリアに含まれる部分エリアに存在するとき、当該部分エリアに設定されている前記表示設定の適用の可否に基づいて、前記第2ユーザの端末に前記第1アバターを表示させるか否かを制御する、
請求項4に記載の情報処理装置。
【請求項7】
前記設定部は、前記仮想空間を提供する仮想空間提供者又は前記仮想空間を管理する仮想空間管理者から、前記表示設定が可能なユーザの属性の条件である設定可能条件を受け付けることにより前記設定可能条件を設定し、前記ユーザの属性が前記設定可能条件を満たす場合に、前記ユーザの前記表示設定を行う、
請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項8】
前記設定部は、前記表示設定が行われている場合における前記第1ユーザに対して制限される行動である制限行動を設定し、
前記設定部が前記表示設定を行った場合に、前記設定部により設定された制限行動を前記第1ユーザが行うことを制限する行動制御部をさらに有する、
請求項4に記載の情報処理装置。
【請求項9】
前記設定部により前記表示設定が行われているか否かに関わらず、前記エリアにおける前記第1ユーザの行動履歴を示す行動履歴情報を記憶部に記憶させる記憶制御部と、
前記仮想空間を管理する仮想空間管理者に前記行動履歴情報を通知する通知部と、
をさらに有する、
請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項10】
前記仮想空間制御部は、前記設定部が前記表示設定を行った場合に前記第1アバターと、前記第2アバター又は前記エリアにおける障害物とが前記エリアに存在するとき、前記第1アバターと、前記第2アバター又は前記障害物とが干渉しないように制御する、
請求項1に記載の情報処理装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、情報処理装置及び情報処理方法に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
従来、店舗や商品、店員等の3Dモデリングデータを含む仮想モールを生成し、仮想モールにおいてユーザが自身に対応するアバターを操作することによりショッピングを可能とするシステムが開示されている(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2022-181630号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
従来のシステムでは、仮想店舗に来店したユーザのアバターに対し、仮想店舗に対応する店舗のアバターが接客を行うことができる。これに対し、仮想店舗に来店しようとするユーザの中には店員に声を掛けられることに抵抗を感じ、来店をためらうユーザが存在する。
【0005】
そこで、本発明はこれらの点に鑑みてなされたものであり、仮想店舗に対するユーザの来店が抑制されないようにすることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の第1の態様に係る情報処理装置は、仮想空間上の施設である仮想施設に対応する仮想空間上のエリアに第1ユーザを匿名にした状態で、前記第1ユーザと異なる第2ユーザの端末に、前記第1ユーザのアバターである第1アバターが存在することを示す情報を表示する設定である表示設定の要求を受け付けることにより、前記第1アバターの前記表示設定を行う設定部と、前記設定部が前記表示設定を行っていない場合に前記第1アバターと前記第2ユーザのアバターである第2アバターとが前記エリアに存在するとき、前記第2ユーザの端末に前記エリアを表示させるとともに前記エリアに前記第1アバターを表示させ、前記設定部が前記表示設定を行った場合に前記第1アバターと前記第2アバターとが前記エリアに存在するとき、前記第2ユーザの端末に前記エリアを表示させるとともに前記第1アバターのユーザを匿名にした状態で、前記第1アバターが存在することを示す情報を表示させる仮想空間制御部と、を有する。
【0007】
前記仮想空間制御部は、前記設定部が前記表示設定を行った場合に、前記第1アバターと、前記仮想施設の関係者である前記第2ユーザの前記第2アバターとが前記エリアに存在するとき、前記第2ユーザの端末に前記エリアを表示させるとともに前記エリアに前記第1アバターを表示させないように制御してもよい。
【0008】
前記仮想空間制御部は、前記第1アバターと、前記第1ユーザ及び前記第2ユーザとは異なる、前記仮想施設の関係者ではない第3ユーザのアバターである第3アバターとが前記エリアに存在するとき、前記設定部が前記表示設定を行ったか否かに関わらず、前記第3ユーザの端末に前記エリアを表示させるとともに前記エリアに前記第1アバターを表示させてもよい。
【0009】
前記設定部は、前記仮想空間を提供する仮想空間提供者又は前記仮想空間を管理する仮想空間管理者から、前記アバターの非表示に関連する設定である関連設定の要求を受け付けることにより、前記関連設定を行い、前記仮想空間制御部は、前記関連設定に基づいて、前記第1アバターを表示させないように制御してもよい。
【0010】
前記設定部は、前記関連設定として、前記アバターの非表示期間を設定し、前記仮想空間制御部は、前記設定部が前記表示設定を行った場合に前記第1アバターと前記第2アバターとが前記エリアに存在するとき、前記第2ユーザの端末に前記エリアを表示させるとともに、前記設定部が設定した前記非表示期間にわたって前記エリアに前記第1アバターを表示させないように制御してもよい。
(【0011】以降は省略されています)

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