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公開番号
2024171331
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-12-11
出願番号
2024086433
出願日
2024-05-28
発明の名称
移動通信ネットワークの制御装置、移動通信ネットワーク及びコンピュータプログラム
出願人
KDDI株式会社
代理人
弁理士法人大塚国際特許事務所
主分類
H04W
24/02 20090101AFI20241204BHJP(電気通信技術)
要約
【課題】第1機能及び第2機能の両方を実装する装置と、第1機能を実装するが第2機能を実装しない装置とが混在する状況において、コアネットワークを運用する。
【解決手段】基地局を収容する第1機能と、外部のデータネットワークに接続する第2機能と、を含む第1装置と、前記第1機能を含む第2装置と、前記第1装置を制御する第1制御装置と、を含む移動通信ネットワークにおいて前記第2装置を制御する制御装置は、ユーザ装置と前記第1装置とを接続するベアラの設定を要求する要求メッセージを受信する受信手段と、前記要求メッセージに含まれる情報に基づき、前記第2装置を経由する前記ベアラを設定するための第1処理と、前記第2装置を経由しない前記ベアラを設定するための第2処理と、のうちのいずれか1つを実行する処理手段と、を備えている。
【選択図】図8
特許請求の範囲
【請求項1】
基地局を収容する第1機能と、外部のデータネットワークに接続する第2機能と、を含む第1装置と、
前記第1機能を含む第2装置と、
前記第1装置を制御する第1制御装置と、
を含む移動通信ネットワークにおいて前記第2装置を制御する制御装置であって、
ユーザ装置と前記第1装置とを接続するベアラの設定を要求する要求メッセージを受信する受信手段と、
前記要求メッセージに含まれる情報に基づき、前記第2装置を経由する前記ベアラを設定するための第1処理と、前記第2装置を経由しない前記ベアラを設定するための第2処理と、のうちのいずれか1つを実行する処理手段と、
を備えている、制御装置。
続きを表示(約 1,100 文字)
【請求項2】
前記処理手段は、前記要求メッセージに含まれる前記情報から前記第2装置を経由する前記ベアラを設定するか否かを判定するための判定情報に基づき、前記第1処理と前記第2処理のうちのいずれか1つを実行する、請求項1に記載の制御装置。
【請求項3】
前記処理手段は、前記第1処理を実行する場合、複数の前記第2装置から前記ベアラを経由させる第2装置を前記ユーザ装置の識別子に基づき選択する、請求項1に記載の制御装置。
【請求項4】
前記処理手段は、前記第1処理を実行する場合、複数の前記第2装置から前記ベアラを経由させる第2装置を複数の前記第2装置それぞれの処理負荷に基づき選択する、請求項1に記載の制御装置。
【請求項5】
前記第1処理を行う場合、前記処理手段は、前記第1制御装置及び前記第2装置それぞれと制御シグナリングを送受信し、
前記第2処理を行う場合、前記処理手段は、前記第1制御装置と制御シグナリングを送受信するが、前記第2装置とは制御シグナリングを送受信しない、請求項1に記載の制御装置。
【請求項6】
記処理手段は、前記第2処理を行う場合、前記第1制御装置に前記ベアラの設定を通知し、前記第1制御装置から当該通知に対する応答を受信すると、当該応答に含まれる情報に基づき、前記要求メッセージに対する応答を作成する、請求項1に記載の制御装置。
【請求項7】
前記第1機能は、サービングゲートウェイ(SGW)のユーザプレーン機能(SGW-U)であり、前記第2機能は、パケットデータネットワークゲートウェイ(PGW)のユーザプレーン機能(PGW-U)であり、前記第1制御装置は、PGWの制御プレーン機能(PGW-C)を実装する装置であり、前記制御装置は、SGWの制御プレーン機能(SGW-C)を実装する装置である、請求項1から6のいずれか1項に記載の制御装置。
【請求項8】
前記要求メッセージに含まれる前記情報は、前記ベアラを終端する前記第2機能を判定するための情報を含む、請求項1から6のいずれか1項に記載の制御装置。
【請求項9】
前記要求メッセージに含まれる前記情報は、アクセスポイント名(APN)を示す情報を含む、請求項1から6のいずれか1項に記載の制御装置。
【請求項10】
前記受信手段が、ユーザ装置のハンドオーバに伴うベアラの経路変更を要求する変更要求メッセージを受信すると、前記処理手段は、当該変更要求メッセージに含まれる情報に基づき、変更後のベアラの経路において前記第2装置を経由させるか否かを判定する、請求項1から6のいずれか1項に記載の制御装置。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、移動通信ネットワークの制御構成に関する。
続きを表示(約 2,500 文字)
【背景技術】
【0002】
3GPP(登録商標)規格の移動通信ネットワークに関し、非特許文献1は、制御プレーン(CP)とユーザプレーン(UP)とを分離したCUPSアーキテクチャを開示している。
【0003】
非特許文献1によると、サービングゲートウェイ(SGW)は、制御プレーン(CP)の機能であるSGW-Cと、ユーザプレーン(UP)の機能でSGW-Uに分離され、パケットデータネットワークゲートウェイ(PGW)は、CPの機能であるPGW-Cと、UPの機能でPGW-Uに分離されている。SGW及びPGWは、第4世代(ロングタームエボリューション(LTE)としても参照される)のコアネットワークの機能/装置である。LTEのコアネットワークは、EPCとしても参照される。
【0004】
SGW-Cは、1つ以上のSGW-Uを制御することができる。同様に、PGW-Cは、1つ以上のPGW-Uを制御することができる。SGW-Uは、基地局(BS)を収容し、PGW-Uは、SGW-Uを収容する。PGW-Uは、インターネット等の外部のデータネットワーク(DN)にも接続される。BSは、ユーザ装置(UE)と無線で通信する。UEは、無線デバイス(WD)とも呼ばれる。EPCではUEとDNとを接続するために、"EPSベアラ"と呼ばれるコネクションが、UEとDNに接続するPGW-Uとの間で設定される。EPSベアラの内のUEとBSとの間の区間は"データ無線ベアラ"として参照される。EPSベアラの内のBSとSGW-Uとの間の区間は"S1ベアラ"として参照される。EPSベアラの内のSGW-UとPGW-Uとの間の区間は"S5/S8ベアラ"として参照される。以下では、EPSベアラを単に"ベアラ"と表記する。なお、非特許文献1は、SGW-U及びPGW-Uの機能を1つの装置に実装し、SGW-C及びPGW-Cの機能を1つの装置に実装する構成も開示している。
【0005】
第5世代(ニューレディオ(NR)としても参照される)のコアネットワーク(5GC)においては、セッション管理機能(SMF)と、ユーザプレーン機能(UPF)が定義される。UPFは、DNに接続され得る。5GCにおいては、UEとDNとを接続するために、プロトコルデータユニット(PDU)セッションと呼ばれるコネクションが、UEとDNに接続するUPFとの間で設定される。SMFはPDUセッションの設定等の制御を行う。5GCにおけるSMFは、EPCにおけるPGW-Cに対応し、5GCにおけるUPFは、EPCにおけるPGW-Uに対応する。このため、非特許文献2は、SMF及びPGW-Cの機能を1つの装置に実装し、UPF及びPGW-Uの機能を1つの装置に実装する構成を開示している。
【先行技術文献】
【非特許文献】
【0006】
3GPP TS 23.214 V16.2.0 (2020-09)
3GPP TS 23.501 V16.10.0 (2021-09)
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
図1は、非特許文献1に記載のCUPSアーキテクチャを採用したEPCの一例を示している。なお、BSは、コアネットワークの装置ではないが、構成の理解のために表示している。図1において、点線は制御シグナリングの経路を示しており、実線はユーザパケットの経路を示している。なお、装置間を接続する線には、当該装置間のインタフェース名を記載している。図1は、SGW-U、PGW-U、SGW-C、PGW-Cそれぞれの機能を個別の装置とした場合の構成である。モビリティ管理機能(MME)は、UEの位置を管理すると共に、UEがコアネットワークに送信する制御シグナリングの窓口としての機能を有する。例えば、UEが送信するベアラの設定を要求する制御シグナリングは、MMEに転送される。MMEは、ベアラの設定を要求する制御シグナリングをUEから受信すると、SGW-C及びPGW-Cと連携して、UEとPGW-Uとの間でBS及びSGW-Uを介するベアラを設定する。MMEは、例えば、移動通信ネットワークがサービス提供する地理的範囲を分割したエリアに関連付けられる。MMEは、関連付けられたエリアに在圏するUEと制御シグナリングを送受信する。
【0008】
図2は、非特許文献1に記載のCUPSアーキテクチャを採用したEPCの他の例を示している。図2のSGW-U+PGW-Uは、SGW-U及びPGW-Uの機能を実装した装置を示し、SGW-C+PGW-Cは、SGW-C及びPGW-Cの機能を実装した装置を示している。
【0009】
図2の構成では、DNとUEとの間でユーザパケットを転送する装置が図1の構成より少ないため、図2の構成の方が図1の構成よりパケットの転送効率は高くなる。しかしながら、SGW-Cは、MMEと同様に、エリアに関連付けられ、UEがエリア間を移動する際に当該UE向けのベアラを制御するSGW-Cは変更され得る。一方、PGW-Cは、DNに関連付けられ、UEが移動しても当該UE向けのベアラを制御するPGW-Cは変更されない。したがって、SGW-CとPGW-Cの機能を1つの装置に実装すると、UEの移動に伴い、本来では不要なPGW-Cの変更が生じ、制御が複雑となる。
【0010】
さらに、SGW-UとPGW-Uを1つの装置に実装するとしても、既存のSGW-U及び既存のPGW-Uを一度にSGW-U及びPGW-Uの両方を実装する装置に置き換えることは難しい。したがって、SGW-U(第1機能)及びPGW-U(第2機能)の両方の機能を実装する装置と、SGW-U(第1機能)を実装するがPGW-U(第2機能)を実装しない装置が混在する状況でコアネットワークを運用する必要がある。
(【0011】以降は省略されています)
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