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公開番号
2024173409
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-12-12
出願番号
2023091811
出願日
2023-06-02
発明の名称
光デバイス、光増幅装置及び光通信システム
出願人
KDDI株式会社
代理人
弁理士法人大塚国際特許事務所
主分類
G02B
6/26 20060101AFI20241205BHJP(光学)
要約
【課題】MCF光通信システムにおける損失を減少させることができる光デバイスを提供する。
【解決手段】第1ポート、第2ポート、第3ポート及び第4ポートを有する光デバイスは、前記第1ポートに入力されたX個の信号光を前記第3ポートから出力し、前記第4ポートに入力されたY個の信号光を前記第2ポートから出力し、前記第3ポート及び前記第2ポートに入力された信号光をいずれのポートからも出力せず、前記第1ポートは、第1マルチコア光ファイバのX個のコアに接続され、かつ、前記第2ポートは、前記第1マルチコア光ファイバのY個のコアに接続される様に構成されている、或いは、前記第3ポートは、第2マルチコア光ファイバのX個のコアに接続され、かつ、前記第4ポートは、前記第2マルチコア光ファイバのY個のコアに接続される様に構成されている。
【選択図】図3
特許請求の範囲
【請求項1】
第1ポート、第2ポート、第3ポート及び第4ポートを有する光デバイスであって、
前記第1ポートに入力されたX個(Xは1以上の整数)の信号光を前記第3ポートから出力し、
前記第4ポートに入力されたY個(Yは1以上の整数)の信号光を前記第2ポートから出力し、
前記第3ポート及び前記第2ポートに入力された信号光をいずれのポートからも出力せず、
前記第1ポートは、第1マルチコア光ファイバのX個のコアに接続され、かつ、前記第2ポートは、前記第1マルチコア光ファイバのY個のコアに接続される様に構成されている、或いは、前記第3ポートは、第2マルチコア光ファイバのX個のコアに接続され、かつ、前記第4ポートは、前記第2マルチコア光ファイバのY個のコアに接続される様に構成されている、光デバイス。
続きを表示(約 2,500 文字)
【請求項2】
前記第1ポートが前記第1マルチコア光ファイバのX個のコアに接続され、かつ、前記第2ポートが前記第1マルチコア光ファイバのY個のコアに接続される様に構成されている場合、前記第3ポートは、X個のシングルコア光ファイバ又は第3マルチコア光ファイバのX個のコアに接続され、前記第4ポートは、Y個のシングルコア光ファイバ又は第4マルチコア光ファイバのY個のコアに接続される様に構成されている、請求項1に記載の光デバイス。
【請求項3】
前記第3ポートが前記第2マルチコア光ファイバのX個のコアに接続され、かつ、前記第4ポートが前記第2マルチコア光ファイバのY個のコアに接続される様に構成されている場合、前記第1ポートは、X個のシングルコア光ファイバ又は第3マルチコア光ファイバのX個のコアに接続され、前記第2ポートは、Y個のシングルコア光ファイバ又は第4マルチコア光ファイバのY個のコアに接続される様に構成されている、請求項1に記載の光デバイス。
【請求項4】
前記第1ポートからの第1信号光を第1偏波の第2信号光と前記第1偏波に直交する第2偏波の第3信号光とに分離する第1手段と、
通過する前記第1偏波の前記第2信号光及び前記第2偏波の前記第3信号光の偏波面を90度だけ回転させることで、前記第2偏波の前記第2信号光及び前記第1偏波の前記第3信号光を出力する回転手段と、
前記第2偏波の前記第2信号光と前記第1偏波の前記第3信号光とを合成して前記第3ポートに前記第1信号光を出力する第2手段と、
を備え、
前記第2手段は、前記第4ポートからの第4信号光を前記第1偏波の第5信号光と前記第2偏波の第6信号光とに分離し、
前記回転手段は、通過する前記第1偏波の前記第5信号光及び前記第2偏波の前記第6信号光の偏波面を回転させず、
前記第1手段は、前記第1偏波の前記第5信号光と前記第2偏波の前記第6信号光とを合成して前記第2ポートに前記第4信号光を出力する、請求項1に記載の光デバイス。
【請求項5】
前記回転手段は、通過する信号光の偏波面を45度だけ回転させる半波長板と、通過する信号光の偏波面を45度だけ回転させるファラデーローテータと、を有し、
前記第1偏波の前記第2信号光及び前記第2偏波の前記第3信号光が前記回転手段を通過する方向と、前記第1偏波の前記第5信号光及び前記第2偏波の前記第6信号光が前記回転手段を通過する方向は、互いに異なる、請求項4に記載の光デバイス。
【請求項6】
前記第1ポートからの第1信号光に含まれる第1偏波の成分を第1方向に偏向し、前記第1信号光に含まれる前記第1偏波とは直交する第2偏波の成分を偏向しないことで、前記第1偏波の第2信号光と、前記第2偏波の第3信号光と、を出力する第1光学部材と、
前記第1光学部材が出力する前記第1偏波の前記第2信号光及び前記第2偏波の前記第3信号光の内の前記第2偏波の前記第3信号光の偏波を90度だけ回転させることで、前記第1偏波の前記第2信号光及び前記第1偏波の前記第3信号光を出力する第2光学部材と、
前記第2光学部材が出力する前記第1偏波の前記第2信号光及び前記第1偏波の前記第3信号光の内の前記第1偏波の前記第3信号光の偏波を90度だけ回転させることで、前記第2偏波の前記第2信号光及び前記第1偏波の前記第3信号光を出力する第3光学部材と、
前記第3光学部材が出力する前記第1偏波の前記第3信号光を前記第1方向に偏向し、前記第2偏波の前記第2信号光を偏向しないことで、前記第1偏波の前記第3信号光と前記第2偏波の前記第2信号光とを合成して前記第3ポートに前記第1信号光を出力する第4光学部材と、
を備えている、請求項1に記載の光デバイス。
【請求項7】
前記第1光学部材及び前記第4光学部材は、複屈折デバイスであり、
前記第2光学部材及び前記第3光学部材は、半波長板とファラデーローテータとを含む、請求項6に記載の光デバイス。
【請求項8】
前記第2ポートからの第1信号光に含まれる第1偏波の成分を第1方向に偏向し、前記第1信号光に含まれる前記第1偏波とは直交する第2偏波の成分を偏向しないことで、前記第1偏波の第2信号光と、前記第2偏波の第3信号光と、を出力する第1光学部材と、
前記第1光学部材が出力する前記第1偏波の第2信号光及び前記第2偏波の第3信号光の内の前記第1偏波の前記第2信号光の偏波を90度だけ回転させることで、前記第2偏波の前記第2信号光及び前記第2偏波の前記第3信号光を出力する第2光学部材と、
前記第2光学部材が出力する前記第2偏波の前記第2信号光及び前記第2偏波の前記第3信号光を前記第1方向とは直交する第2方向に偏向する第3光学部材と、
前記第3光学部材が出力する前記第2偏波の前記第2信号光及び前記第2偏波の前記第3信号光の内の前記第2偏波の前記第3信号光の偏波を90度だけ回転させることで、前記第2偏波の前記第2信号光及び前記第1偏波の前記第3信号光を出力する第4光学部材と、
前記第4光学部材が出力する前記第1偏波の前記第3信号光を前記第1方向に偏向し、前記第2偏波の前記第2信号光を偏向しないことで、前記第1偏波の前記第3信号光と前記第2偏波の前記第2信号光とを合成して前記第2ポートに前記第2信号光を出力する第5光学部材と、
を備えている、請求項1に記載の光デバイス。
【請求項9】
前記第1光学部材、前記第3光学部材及び前記第5光学部材は、複屈折デバイスであり、
前記第2光学部材及び前記第4光学部材は、半波長板とファラデーローテータとを含む、請求項8に記載の光デバイス。
【請求項10】
請求項1から9のいずれか1項に記載の光デバイスを含む光増幅装置。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、マルチコア光ファイバ(MCF)を使用する光通信システムのための光デバイス、当該光デバイスを含む光増幅装置及び光通信システムに関する。
続きを表示(約 1,900 文字)
【背景技術】
【0002】
光通信システムの伝送容量を拡大させるため、MCFが利用されている。MCFは、複数のコアを有する光ファイバである。以下の説明において、MCFを用いた光通信システムをMCF光通信システムと表記する。MCF光通信システムにおいては、コア間でのクロストークが生じ得る。クロストークの影響を抑えるため、MCF光通信システムでは、1つのMCFに双方向の信号光を収容する。
【0003】
非特許文献1は、N個のコア(Nは2以上の整数)を有するMCFを使用するMCF光通信システムの光増幅装置を開示している。非特許文献1によると、光増幅装置は、ファンイン・ファンアウト(FIFO)と呼ばれる光デバイスを2つと、N個の光アンプと、を有する。FIFOは、MCFのN個のコアとN個のシングルコア光ファイバ(SCF)のコアとを接続する光デバイスである。非特許文献1によると、第1FIFOは、第1MCFのN個のコアとN個の第1SCFとを接続し、第2FIFOは、第2MCFのN個のコアとN個の第2SCFとを接続する。N個の第1SCFは、N個の光アンプの第1ポートに接続され、N個の第2SCFは、N個の光アンプの第1ポートとは異なる第2ポートに接続される。
【先行技術文献】
【非特許文献】
【0004】
D.Soma et al.,"Transoceanic-Class Transmission over Step-Index Profile Standard Cladding 4-Core Fibre with Bidirectional Transmission Technology," ECOC2022
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
光アンプを通過した信号光の一部が反射して、再度、光アンプに入射すると、光アンプは反射光により発振し得る。光アンプに反射光が入射することを防ぐために、光デバイスである光アイソレータが使用される。つまり、MCF光通信システムの光増幅装置には、FIFOに加えて光アイソレータが必要になる。さらに、MCF光通信システムでは、MCFのN個のコアをN個の光通信装置と接続する際にもFIFOが使用される。光通信装置も内部に光アンプを有するためFIFOに加えて光アイソレータが必要になる。
【0006】
この様に、MCF光通信システムでは、多くのFIFO及び光アイソレータを使用するため、FIFO及び光アイソレータが信号光に与える損失が大きくなる。
【0007】
本開示は、MCF光通信システムにおける損失を減少させることができる光デバイス、当該光デバイスを含む光増幅装置及び光通信システムを提供するものである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本開示の一態様によると、第1ポート、第2ポート、第3ポート及び第4ポートを有する光デバイスは、前記第1ポートに入力されたX個(Xは1以上の整数)の信号光を前記第3ポートから出力し、前記第4ポートに入力されたY個(Yは1以上の整数)の信号光を前記第2ポートから出力し、前記第3ポート及び前記第2ポートに入力された信号光をいずれのポートからも出力せず、前記第1ポートは、第1マルチコア光ファイバのX個のコアに接続され、かつ、前記第2ポートは、前記第1マルチコア光ファイバのY個のコアに接続される様に構成されている、或いは、前記第3ポートは、第2マルチコア光ファイバのX個のコアに接続され、かつ、前記第4ポートは、前記第2マルチコア光ファイバのY個のコアに接続される様に構成されている。
【発明の効果】
【0009】
本開示によると、MCF光通信システムにおける損失を減少させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
幾つかの実施形態による光デバイスの機能の説明図。
幾つかの実施形態による光デバイスを含む光増幅装置の構成図。
一実施形態による光デバイスの構成図。
一実施形態による光デバイスの構成図。
一実施形態による光デバイスの構成図。
一実施形態による光デバイスを伝搬する信号光の状態を示す図。
一実施形態による光デバイスを伝搬する信号光の状態を示す図。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)
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