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公開番号2024173483
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-12-12
出願番号2023091927
出願日2023-06-02
発明の名称姿勢矯正メガネ
出願人個人
代理人個人
主分類G02C 7/16 20060101AFI20241205BHJP(光学)
要約【課題】着座姿勢を効果的に矯正できるとともに必要に応じて手元以外を視認できる、姿勢矯正メガネを提供する。
【解決手段】姿勢矯正メガネ10は、着座姿勢専用のメガネであって、フレーム12と、フレーム12によって保持されるレンズユニット14とを備える。レンズユニット14は、遮蔽部材24と、遮蔽部材24より少なくとも下方に設けられるレンズ22とを含む。遮蔽部材24は、レンズユニット14の上縁からレンズユニット14の中心Aより下方に至るように形成され、遮蔽部材24の下縁のうち幅方向の中央部は、上方に凹むように形成される。レンズ22のうち遮蔽部材24とは重ならない箇所は、横方向に延びる横長部26と、横長部26から上方に突出する突出部28とを含む。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
着座姿勢専用の姿勢矯正メガネであって、
フレームと、
前記フレームによって保持されるレンズユニットとを備え、
前記レンズユニットは、遮蔽部材と、前記遮蔽部材より少なくとも下方に設けられるレンズとを含み、
前記遮蔽部材は、前記レンズユニットの上縁から前記レンズユニットの中心より下方に至るように形成され、
前記遮蔽部材の下縁のうち幅方向の中央部は、上方に凹むように形成され、
前記レンズのうち前記遮蔽部材とは重ならない箇所は、横方向に延びる横長部と、前記横長部から上方に突出する突出部とを含む、姿勢矯正メガネ。
続きを表示(約 280 文字)【請求項2】
前記遮蔽部材の下縁のうち幅方向の中央部は、前記レンズユニットの中心より上方まで凹むように形成され、
前記突出部は、前記レンズユニットの中心を含むように前記横長部から上方に突出する、請求項1に記載の姿勢矯正メガネ。
【請求項3】
前記レンズは、前記フレームによって保持され、
前記遮蔽部材は、前記レンズに重なるように設けられる、請求項1または2に記載の姿勢矯正メガネ。
【請求項4】
前記遮蔽部材の面積は、前記レンズユニットの面積の4分の3以上である、請求項1から3のいずれかに記載の姿勢矯正メガネ。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
この発明は姿勢矯正メガネに関し、より特定的には着座姿勢において使用される姿勢矯正メガネに関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
椅子やソファに着座した姿勢で、携帯端末を操作したり手で書物を持ちながら読書する際、使用者は、頭部を下げて前屈みになったり、背中を丸めて猫背になりがちである。このような姿勢を継続すると、心身に悪影響を及ぼすおそれがあるので、姿勢を矯正することが望ましい。
【0003】
不正姿勢を矯正するための技術として、特許文献1において姿勢矯正メガネが提案されている。この姿勢矯正用メガネは、レンズと、使用者が頭部に掛けることでレンズを使用者の眼前に保持するフレームとを備え、レンズの正面側の表面と背面側の表面とのうちの少なくとも一方におけるレンズの中心からずれた位置に、レンズを2つの領域に分ける難視領域が設けられている。
【0004】
特許文献1に開示された姿勢矯正メガネは、日常生活において特段に支障をきたすことなく普通に安全に使用できることを主目的の一つとし、そのために、難視領域は、中心からずれた位置から端部にかけて設けられるのではなく、レンズを2つの領域に分けるように設けられて、難視領域を基準としてレンズの中心側はもちろん、中心から遠い側にもレンズとして普通に使用できる領域が残されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2012-73485号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
このような特許文献1に開示された姿勢矯正メガネは、レンズの上下左右の端部近傍にも通常に見える視野を確保することができ、日常生活において普通のメガネと同様に使用可能となるものであり、着座姿勢専用のメガネではない。
【0007】
それゆえにこの発明の主たる目的は、着座姿勢を効果的に矯正できるとともに必要に応じて手元以外を視認できる、姿勢矯正メガネを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上述の目的を達成するために、着座姿勢専用の姿勢矯正メガネであって、フレームと、フレームによって保持されるレンズユニットとを備え、レンズユニットは、遮蔽部材と、遮蔽部材より少なくとも下方に設けられるレンズとを含み、遮蔽部材は、レンズユニットの上縁からレンズユニットの中心より下方に至るように形成され、遮蔽部材の下縁のうち幅方向の中央部は、上方に凹むように形成され、レンズのうち遮蔽部材とは重ならない箇所は、横方向に延びる横長部と、横長部から上方に突出する突出部とを含む、姿勢矯正メガネが提供される。
【0009】
この発明では、レンズユニット全体としてみると、遮蔽部材によって視界が遮られ、レンズの横長部および突出部を通して物を見ることができる。椅子やソファに着座した姿勢で、携帯端末を操作したり手で書物を持ちながら読書する際、通常、使用者は目を左右に動かしながら対象物を視認する。したがって、使用者がこの発明に係る姿勢矯正メガネを掛けた状態では、目を左右に動かしても違和感なく視認できるように、レンズユニットの下部に位置して左右に延びるレンズの横長部を通して対象物を視認しようとする。この場合、視線をやや下方に落とすことになるので、手元の携帯端末を操作したり書物を読む際には、自ずと頭部をやや上げ背筋を伸ばす姿勢となり、その結果、猫背が解消され、着座姿勢を効果的に矯正できる。また、レンズの突出部は、横長部から上方に突出するので、この領域を通して、必要に応じて、手元の携帯端末や書物から目を離して、たとえば前方などの手元以外を視認でき、携帯端末の操作や読書以外の作業を行うことができる。
【0010】
好ましくは、遮蔽部材の下縁のうち幅方向の中央部は、レンズユニットの中心より上方まで凹むように形成され、突出部は、レンズユニットの中心を含むように横長部から上方に突出する。この場合、レンズの突出部を通して、手元以外をより一層視認でき、携帯端末の操作や読書以外の作業をさらに容易に行うことができる。
(【0011】以降は省略されています)

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