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公開番号
2024173394
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-12-12
出願番号
2023091779
出願日
2023-06-02
発明の名称
撮像装置およびその制御方法
出願人
キヤノン株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
主分類
G02B
7/28 20210101AFI20241205BHJP(光学)
要約
【課題】撮像素子からの信号を用いて取得する焦点等の情報の精度の低下を抑制する。
【解決手段】撮像装置120は、光学系の互いに異なる瞳領域を通過した光束のそれぞれを光電変換する複数の画素を有し、第1の方向の画素からの信号読出しが第2の方向に順次行われる撮像素子122を有する。検出手段125,129は、複数の画素のうち少なくとも一部から読み出された信号により生成された対の検出信号の位相差を検出して焦点または距離に関する情報を取得し、第1の方向で位相差を検出する第1の検出と、第2の方向で位相差を検出する第2の検出とを行う。シャッタースピードが所定時間より長い場合は、第1および第2の検出のいずれかにより上記情報を取得する第1の処理を行い、シャッタースピードが所定時間より短い場合は、第2の検出によらず第1の検出により上記情報を取得する第2の処理を行う。所定時間をF値が大きいほど長く設定する。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
光学系の互いに異なる瞳領域を通過した光束のそれぞれを光電変換する複数の画素を有し、第1の方向の前記画素からの信号読出しが第2の方向に順次行われる撮像素子と、
前記複数の画素のうち少なくとも一部から読み出された信号により生成された対の検出信号の位相差を検出することで焦点または距離に関する情報を取得する検出手段とを有し、
前記検出手段は、
前記第1の方向で前記位相差を検出する第1の検出と、前記第2の方向で前記位相差を検出する第2の検出とを行うことが可能であり、
前記対の検出信号が生成される時間を含むシャッタースピードが所定時間より長い場合は、前記第1および第2の検出のいずれかにより前記情報を取得する第1の処理を行い、
前記シャッタースピードが前記所定時間より短い場合は、前記第2の検出によらず前記第1の検出により前記情報を取得する第2の処理を行い、
前記所定時間を、前記光学系のF値が大きいほど長く設定することを特徴とする撮像装置。
続きを表示(約 1,600 文字)
【請求項2】
前記撮像素子のうち前記対の検出信号を生成する検出領域において、前記第2の方向での読出し時間が前記第1の方向での読出し時間より長いことを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
【請求項3】
前記検出領域内の前記画素から前記第2の方向における間引き無しで前記信号を読み出す読出しモードとして、第1の読出しモードと、該第1の読出しモードよりも前記第2の方向での読出し時間が長い第2の読出しモードとの切り替えが可能であり、
前記検出手段は、前記第2の読出しモードにおける前記所定時間を、前記第1の読出しモードにおける前記所定時間より長く設定することを特徴とする請求項2に記載の撮像装置。
【請求項4】
前記検出手段は、前記情報の取得を繰り返し行う間に、前記第1の処理と前記第2の処理のうち前記取得の開始時に設定した処理を継続して行うことを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
【請求項5】
前記検出手段は、
前記位相差に変換係数を乗じることで前記情報を取得し、
前記所定時間を、前記変換係数が大きいほど長く設定することを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
【請求項6】
前記検出手段は、前記所定時間を、前記位相差の検出を行う像高が高いほど長く設定することを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
【請求項7】
前記検出手段は、前記所定時間を、前記撮像素子上での被写体像の移動速度が大きいほど長く設定することを特徴とする請求項1に記載の撮像装置
【請求項8】
前記検出手段は、前記所定時間を、前記光学系の焦点距離が長いほど長く設定することを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
【請求項9】
光学系の互いに異なる瞳領域を通過した光束のそれぞれを光電変換する複数の画素を有する撮像素子と、
前記複数の画素のうち少なくとも一部から読み出された信号により生成された対の検出信号の位相差を検出することで焦点または距離に関する情報を取得する検出手段とを有し、
前記検出手段は、
第1の方向で前記位相差を検出する第1の検出と、前記第1の方向とは異なる第2の方向で前記位相差を検出する第2の検出とを行うことが可能であり、
前記撮像素子のうち前記対の検出信号を生成する検出領域において、前記第1の方向での読出し時間が前記第2の方向での読出し時間より短い場合は、前記第1の検出により前記情報を取得し、
前記第2の方向での読出し時間が前記第1の方向での読出し時間より短い場合は、前記第2の検出により前記情報を取得することを特徴とする撮像装置。
【請求項10】
光学系の互いに異なる瞳領域を通過した光束のそれぞれを光電変換する複数の画素を有し、第1の方向の前記画素からの信号読出しが第2の方向に順次行われる撮像素子を有する撮像装置の制御方法であって、
前記複数の画素のうち少なくとも一部から読み出された信号により生成された対の検出信号の位相差を検出することで焦点または距離に関する情報を取得し、
前記第1の方向で前記位相差を検出する第1の検出と、前記第2の方向で前記位相差を検出する第2の検出とを行うことが可能であり、
前記対の検出信号が生成される時間を含むシャッタースピードが所定時間より長い場合は、前記第1および第2の検出のいずれかにより前記情報を取得する第1の処理を行い、
前記シャッタースピードが前記所定時間より短い場合は、前記第2の検出によらず前記第1の検出により前記情報を取得する第2の処理を行い、
前記所定時間を、前記光学系のF値が大きいほど長く設定することを特徴とする制御方法。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、撮像面位相差検出方式の焦点検出を行う撮像装置に関する。
続きを表示(約 2,400 文字)
【背景技術】
【0002】
撮像面位相差検出方式では、被写体を撮像するための撮像素子を瞳分割を行う焦点検出センサとして用いて位相差検出方式の焦点検出を行う。特許文献1、2には、互いに異なる第1および第2の瞳分割方向のそれぞれで焦点検出を行う撮像装置が開示されている。
【0003】
特許文献2には、焦点検出性能とライブビュー表示時間の確保のため、撮像素子からの高速読出しを行う際に連写速度が速い、F値が明るい又は被写体輝度が明るい等の条件下では第2の瞳分割方向による焦点検出信号を間引く又は生成しないことが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2010―263568号公報
特許第7027133号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
第2の瞳分割方向は撮像素子からの信号読出し方向に対応する第1の瞳分割方向と異なるため、位相差を検出する相関方向での読出し時間差が大きくなる。相関方向での読出し時間差が大きくなると、焦点検出信号に対して時間差による誤差が重畳するため、焦点検出精度が低下する。焦点検出精度の低下度合いが大きくなる条件としては、撮像素子上での被写体像の移動速度が速いとき、読出し速度がシャッタースピードに対して遅いとき、F値が暗いとき等が挙げられる。特許文献2の撮像装置では、相関方向の読出し時間差に起因する焦点検出精度低下を撮像条件に応じて抑制することは困難である。
【0006】
本発明は、撮像素子からの信号を用いて取得する焦点等に関する情報の精度の低下を抑制できるようにした撮像装置を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の一側面としての撮像装置は、光学系の互いに異なる瞳領域を通過した光束のそれぞれを光電変換する複数の画素を有し、第1の方向の前記画素からの信号読出しが第2の方向に順次行われる撮像素子と、複数の画素のうち少なくとも一部から読み出された信号により生成された対の検出信号の位相差を検出することで焦点または距離に関する情報を取得する検出手段とを有する。検出手段は、第1の方向で位相差を検出する第1の検出と、第2の方向で位相差を検出する第2の検出とを行うことが可能であり、対の検出信号が生成される時間を含むシャッタースピードが所定時間より長い場合は、第1および第2の検出のいずれかにより上記情報を取得する第1の処理を行い、シャッタースピードが所定時間より短い場合は、第2の検出によらず第1の検出により上記情報を取得する第2の処理を行う。この際、所定時間を、光学系のF値が大きいほど長く設定することを特徴とする。
【0008】
また本発明の他の一側面として撮像装置は、光学系の互いに異なる瞳領域を通過した光束のそれぞれを光電変換する複数の画素を有する撮像素子と、複数の画素のうち少なくとも一部から読み出された信号により生成された対の検出信号の位相差を検出することで焦点または距離に関する情報を取得する検出手段とを有する。検出手段は、第1の方向で位相差を検出する第1の検出と、第1の方向とは異なる第2の方向で位相差を検出する第2の検出とを行うことが可能である。撮像素子のうち対の検出信号を生成する検出領域において、第1の方向での読出し時間が第2の方向での読出し時間より短い場合は、第1の検出により上記情報を取得し、第2の方向での読出し時間が第1の方向での読出し時間より短い場合は、第2の検出により上記情報を取得することを特徴とする。
【0009】
また本発明の他の一側面としての制御方法は、光学系の互いに異なる瞳領域を通過した光束のそれぞれを光電変換する複数の画素を有し、第1の方向の画素からの信号読出しが第2の方向に順次行われる撮像素子を有する撮像装置に適用される。該制御方法は、複数の画素のうち少なくとも一部から読み出された信号により生成された対の検出信号の位相差を検出することで焦点または距離に関する情報を取得し、第1の方向で位相差を検出する第1の検出と、第2の方向で前記位相差を検出する第2の検出とを行うことが可能である。該制御方法は、対の検出信号が生成される時間を含むシャッタースピードが所定時間より長い場合は、第1および第2の検出のいずれかにより上記情報を取得する第1の処理を行い、シャッタースピードが所定時間より短い場合は、第2の検出によらず第1の検出により上記情報を取得する第2の処理を行う。この際、所定時間を、光学系のF値が大きいほど長く設定することを特徴とする。
【0010】
また本発明の他の一側面としての制御方法は、光学系の互いに異なる瞳領域を通過した光束のそれぞれを光電変換する複数の画素を有する撮像素子を有する撮像装置に適用される。該制御方法は、複数の画素のうち少なくとも一部から読み出された信号により生成された対の検出信号の位相差を検出することで焦点または距離に関する情報を取得し、第1の方向で位相差を検出する第1の検出と、第1の方向とは異なる第2の方向で位相差を検出する第2の検出とを行うことが可能である。該制御方法は、撮像素子のうち対の検出信号を生成する検出領域において、第1の方向での読出し時間が第2の方向での読出し時間より短い場合は、第1の検出により上記情報を取得し、第2の方向での読出し時間が第1の方向での読出し時間より短い場合は、第2の検出により上記情報を取得することを特徴とする。なお、上記各制御方法に従う処理を撮像装置のコンピュータに実行させるプログラムも、本発明の他の一側面を構成する。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)
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