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公開番号
2024172505
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-12-12
出願番号
2023090270
出願日
2023-05-31
発明の名称
光学系およびそれを有する撮像装置
出願人
キヤノン株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
G02B
13/00 20060101AFI20241205BHJP(光学)
要約
【課題】 小型でありながら画面中心から周辺まで良好な光学性能を有する光学系を提供すること。
【解決手段】 6つ以下のレンズからなる光学系L0であって、複数の正レンズと、最も像側に配置された負の屈折力の最終レンズGRnを有し、光学系L0における最も物体側のレンズ面から最終レンズ面までの距離にバックフォーカスを加えた光学全長をTL、半画角をω[°]、全系の焦点距離をf、前記複数の正レンズのうち屈折率が最も大きいレンズ及び屈折率が2番目に大きいレンズの屈折率の平均値をnp12aveとするとき、
0.50<TL/(f×tanω)<1.90
1.80<np12ave<2.20
なる条件を満足する。
【選択図】 図1
特許請求の範囲
【請求項1】
6つ以下のレンズからなる光学系であって、
複数の正レンズと、最も像側に配置された負の屈折力の最終レンズを有し、
前記光学系における最も物体側のレンズ面から最終レンズ面までの距離にバックフォーカスを加えた光学全長をTL、半画角をω[°]、全系の焦点距離をf、前記複数の正レンズのうち屈折率が最も大きいレンズ及び屈折率が2番目に大きいレンズの屈折率の平均値をnp12aveとするとき、
0.50<TL/(f×tanω)<1.90
1.80<np12ave<2.20
なる条件を満足することを特徴とする光学系。
続きを表示(約 1,000 文字)
【請求項2】
前記光学系を構成するレンズによって形成される空気レンズの中で最も負の屈折力の強い空気レンズの焦点距離をfnairとするとき、
-1.00<fnair/f<-0.05
なる条件を満足することを特徴とする請求項1に記載の光学系。
【請求項3】
前記光学系の最も物体側から順に、第1正レンズを含む正レンズ要素、第1負レンズが配置されており、
前記正レンズ要素は単レンズまたは接合レンズであることを特徴とする請求項1に記載の光学系。
【請求項4】
前記正レンズ要素の焦点距離をfGp、前記第1負レンズの焦点距離をfGnとするとき、
-10.00<fGp/fGn<-1.45
なる条件を満足することを特徴とする請求項3に記載の光学系。
【請求項5】
前記光学系を構成するレンズによって形成される空気レンズの中で最も負の屈折力の強い空気レンズの焦点距離をfnair、前記正レンズ要素の焦点距離をfGpとするとき、
-1.50<fnair/fGp<-0.01
なる条件を満足することを特徴とする請求項3に記載の光学系。
【請求項6】
前記正レンズ要素の最も物体側のレンズ面の曲率半径をGpR1、前記正レンズ要素の最も像側のレンズ面の曲率半径をGpR2とするとき、
-2.00<(GpR2+GpR1)/(GpR2-GpR1)<20.00
なる条件を満足することを特徴とする請求項3に記載の光学系。
【請求項7】
前記第1負レンズの像側に第2正レンズが配置されていることを特徴とする請求項3に記載の光学系。
【請求項8】
前記第2正レンズの像側に第3正レンズが配置されていることを特徴とする請求項7に記載の光学系。
【請求項9】
前記正レンズ要素の焦点距離をfGpとするとき、
0.05<f/fGp<2.00
なる条件を満足することを特徴とする請求項3に記載の光学系。
【請求項10】
前記第1負レンズの焦点距離をfGnとするとき、
-1.00<fGn/f<-0.15
なる条件を満足することを特徴とする請求項3に記載の光学系。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、光学系に関し、デジタルビデオカメラ、デジタルスチルカメラ、放送用カメラ、銀塩フィルム用カメラ、監視用カメラ等に好適なものである。
続きを表示(約 1,400 文字)
【背景技術】
【0002】
固体撮像素子を用いたデジタルスチルカメラ、ビデオカメラ等の撮像装置に用いられる光学系において、小型でありながら画面中心から周辺までの良好な光学性能を有するレンズが要求されている。
【0003】
特許文献1には、光学系を小型化するため、複数の屈折力の強い正レンズを配置した光学系が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開昭62-125312号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、特許文献1の光学系をさらに小型化するために各正レンズの屈折力をより強くする場合、像面湾曲を良好に補正することが困難となる。結果として、画面周辺において十分な光学性能が得られないおそれがある。
【0006】
そこで、小型でありながら画面中心から周辺まで良好な光学性能を有する光学系を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の光学系は、6つ以下のレンズからなる光学系であって、複数の正レンズと、最も像側に配置された負の屈折力の最終レンズを有し、前記光学系における最も物体側のレンズ面から最終レンズ面までの距離にバックフォーカスを加えた光学全長をTL、半画角をω[°]、全系の焦点距離をf、前記複数の正レンズのうち屈折率が最も大きいレンズ及び屈折率が2番目に大きいレンズの屈折率の平均値をnp12aveとするとき、
0.50<TL/(f×tanω)<1.90
1.80<np12ave<2.20
なる条件を満足することを特徴とする。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、小型でありながら画面中心から周辺まで良好な光学性能を有する光学系を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
実施例1の光学系の無限遠合焦時の断面図である。
実施例1の光学系の縦収差図である。
実施例2の光学系の無限遠合焦時の断面図である。
実施例2の光学系の縦収差図である。
実施例3の光学系の無限遠合焦時の断面図である。
実施例3の光学系の縦収差図である。
実施例4の光学系の無限遠合焦時の断面図である。
実施例4の光学系の縦収差図である。
実施例5の光学系の無限遠合焦時の断面図である。
実施例5の光学系の縦収差図である。
実施例6の光学系の無限遠合焦時の断面図である。
実施例6の光学系の縦収差図である。
実施例7の光学系の無限遠合焦時の断面図である。
実施例7の光学系の縦収差図である。
撮像装置の概略図である。
レンズ装置の概略図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本発明の好ましい実施形態について図面を参照しながら説明する。なお、各図面は、便宜的に実際とは異なる縮尺で描かれている場合がある。また、各図面において、同一の部材については同一の参照番号を付し、重複する説明を省略する。
(【0011】以降は省略されています)
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