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公開番号
2024172159
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-12-12
出願番号
2023089702
出願日
2023-05-31
発明の名称
光学部材、光源モジュール
出願人
日亜化学工業株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
G02B
3/00 20060101AFI20241205BHJP(光学)
要約
【課題】光制御部を有する光学部材において、光制御部が光源の上方に配置された場合に、光源と光制御部との位置ずれに起因する光軸ずれを低減する。
【解決手段】本光学部材は、複数の光制御部を有し、各々の前記光制御部は、第1面と、前記第1面とは反対側に位置し、前記第1面から離れる方向に湾曲する凸面と、前記第1面に開口し、前記第1面から前記凸面に向かって湾曲する凹面と、を備え、前記凹面の曲率半径は、前記凸面の曲率半径よりも小さく、平面視において、前記凹面の中心は、前記凸面の中心と一致し、前記第1面から前記凸面の最先端までの第1距離は、前記第1面から前記凹面の最深部までの第2距離の4.5倍以上である。
【選択図】図5
特許請求の範囲
【請求項1】
複数の光制御部を有し、
各々の前記光制御部は、
第1面と、
前記第1面とは反対側に位置し、前記第1面から離れる方向に湾曲する凸面と、
前記第1面に開口し、前記第1面から前記凸面に向かって湾曲する凹面と、を備え、
前記凹面の曲率半径は、前記凸面の曲率半径よりも小さく、
平面視において、前記凹面の中心は、前記凸面の中心と一致し、
前記第1面から前記凸面の最先端までの第1距離は、前記第1面から前記凹面の最深部までの第2距離の4.5倍以上である、光学部材。
続きを表示(約 600 文字)
【請求項2】
前記第1距離は、前記第2距離の6倍以下である、請求項1に記載の光学部材。
【請求項3】
前記凹面の曲率半径は、前記凸面の曲率半径の2/7倍以上1/2倍以下である、請求項1又は2に記載の光学部材。
【請求項4】
平面視において、前記凹面は前記凸面と重なる、請求項1又は2に記載の光学部材。
【請求項5】
隣接する前記光制御部の間に、前記第1面から離れる方向に延びる凸部を備える、請求項1又は2に記載の光学部材。
【請求項6】
前記第1面から前記凸部の最先端までの第3距離は、前記第1距離よりも長い、請求項5に記載の光学部材。
【請求項7】
隣接する前記光制御部の間に、前記第1面に近づく方向に窪む凹部を備える、請求項1又は2に記載の光学部材。
【請求項8】
基板と、前記基板に配置された複数の光源と、を備えた面状光源と、
前記光源の上方に配置された請求項1又は2に記載の光学部材と、を有する、光源モジュール。
【請求項9】
平面視において、前記光源は前記凹面と重なる、請求項8に記載の光源モジュール。
【請求項10】
前記光源のピッチは、前記光制御部のピッチと等しい、請求項8に記載の光源モジュール。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、光学部材、及び光源モジュールに関する。
続きを表示(約 2,000 文字)
【背景技術】
【0002】
発光ダイオードが二次元配列されて実装される基板と、発光ダイオードと一対一で形成され、発光ダイオードからの光束を収束させるレンズとを備えた表示装置が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2020-118925号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本開示は、光制御部を有する光学部材において、光制御部が光源の上方に配置された場合に、光源と光制御部との位置ずれに起因する光軸ずれを低減することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本開示の一実施形態に係る光学部材は、複数の光制御部を有し、各々の前記光制御部は、第1面と、前記第1面とは反対側に位置し、前記第1面から離れる方向に湾曲する凸面と、前記第1面に開口し、前記第1面から前記凸面に向かって湾曲する凹面と、を備え、前記凹面の曲率半径は、前記凸面の曲率半径よりも小さく、平面視において、前記凹面の中心は、前記凸面の中心と一致し、前記第1面から前記凸面の最先端までの第1距離は、前記第1面から前記凹面の最深部までの第2距離の4.5倍以上である。
【発明の効果】
【0006】
本開示の一実施形態によれば、光制御部を有する光学部材において、光制御部が光源の上方に配置された場合に、光源と光制御部との位置ずれに起因する光軸ずれを低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
第1実施形態に係る光学部材を例示する模式斜視図である。
第1実施形態に係る光学部材を例示する模式上面図である。
第1実施形態に係る光学部材を例示する模式下面図である。
図2のIV-IV線における模式断面図である。
第1実施形態に係る光学部材を例示する模式部分断面図である。
光制御部に入射する光の光路のシミュレーション結果である。
凸面から出射する光の角度分布を例示する図(その1)である。
凸面から出射する光の角度分布を例示する図(その2)である。
第1実施形態の変形例1に係る光学部材を例示する模式断面図である。
第1実施形態の変形例2に係る光学部材を例示する模式断面図である。
面状光源を例示する模式平面図である。
面状光源と光学部材とを備えた光源モジュールを例示する模式平面図である。
図12のXIII-XIII線における模式断面図である。
基板の上面と光制御部の第1面との好ましい距離について説明する図である。
面状光源に搭載される光源を例示する模式断面図である。
面状光源と光学部材とを備えた光源モジュールを例示する模式部分断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、図面を参照して発明を実施するための形態について説明する。なお、以下の説明では、必要に応じて特定の方向や位置を示す用語(例えば、「上」、「下」、及びそれらの用語を含む別の用語)を用いるが、それらの用語の使用は図面を参照した発明の理解を容易にするためであって、それらの用語の意味によって本発明の技術的範囲が制限されるものではない。又、複数の図面に表れる同一符号の部分は同一もしくは同等の部分又は部材を示す。
【0009】
また、以下に示す実施形態は、本発明の技術思想を具体化するための光学部材等を例示するものであって、本発明を以下に限定するものではない。又、以下に記載されている構成部品の寸法、材質、形状、その相対的配置等は、特定的な記載がない限り、本発明の範囲をそれのみに限定する趣旨ではなく、例示することを意図したものである。又、一の実施形態において説明する内容は、他の実施形態や変形例にも適用可能である。又、図面が示す部材の大きさや位置関係等は、説明を明確にするため、誇張している場合がある。さらに、図面が過度に複雑になることを避けるために、一部の要素の図示を省略した模式図を用いたり、断面図として切断面のみを示す端面図を用いたりすることがある。
【0010】
〈第1実施形態〉
(光学部材1)
図1は、第1実施形態に係る光学部材を例示する模式斜視図である。図2は、第1実施形態に係る光学部材を例示する模式平面図である。図3は、第1実施形態に係る光学部材を例示する模式底面図である。図4は、第1実施形態に係る光学部材を例示する、図2のIV-IV線における模式断面図である。図5は、第1実施形態に係る光学部材を例示する模式部分断面図である。図1から図5には、参考のため、互いに直交するX軸、Y軸、及びZ軸が示されている。
(【0011】以降は省略されています)
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