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公開番号
2024165641
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-11-28
出願番号
2023082003
出願日
2023-05-18
発明の名称
画像表示装置
出願人
キヤノン株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
主分類
G02B
27/02 20060101AFI20241121BHJP(光学)
要約
【課題】簡易な構成で良好な解像度を有する画像を表示する。
【解決手段】画像表示装置は、光源部21と、入射した光束を変調して画像光束を生成する画像生成素子22と、光源部からの光束を内部を伝搬させながら該光束の一部ずつを複数の領域から照明光束として画像生成素子に向けて出射する導光部材23と、画像生成素子から出射して導光部材を透過した画像光束を観察側または投射側に導く光学系24と、導光部材と画像生成素子との間に配置され、第1の偏光光に対する拡散度が該第1の偏光光とは異なる第2の偏光光に対する拡散度よりも大きい偏光性拡散部材25とを有する。照明光束は第1の偏光光として偏光性拡散部材に入射し、画像光束は第2の偏光光として偏光性拡散部材に入射する。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
光源部と、
入射した光束を変調して画像光束を生成する画像生成素子と、
前記光源部からの光束を内部を伝搬させながら該光束の一部ずつを複数の領域から照明光束として前記画像生成素子に向けて出射する導光部材と、
前記画像生成素子から出射して前記導光部材を透過した画像光束を観察側または投射側に導く光学系と、
前記導光部材と前記画像生成素子との間に配置され、第1の偏光光に対する拡散度が該第1の偏光光とは異なる第2の偏光光に対する拡散度よりも大きい偏光性拡散部材とを有し、
前記照明光束は、前記第1の偏光光として前記偏光性拡散部材に入射し、
前記画像光束は、前記第2の偏光光として前記偏光性拡散部材に入射することを特徴とする画像表示装置。
続きを表示(約 980 文字)
【請求項2】
前記第1の偏光光は、第1の偏光方向の直線偏光であり、
前記第2の偏光光は、前記第1の偏光方向に直交する第2の偏光方向の直線偏光であることを特徴とする請求項1に記載の画像表示装置。
【請求項3】
前記第1の偏光光は、第1の方向回りの円偏光であり、
前記第2の偏光光は、前記第1の方向回りとは逆の第2の方向回りの円偏光であることを特徴とする請求項1に記載の画像表示装置。
【請求項4】
前記導光部材と前記光学系との間に、前記第2の偏光光に対する透過率が前記第1の偏光光に対する透過率より高い偏光部材を有することを特徴とする請求項1に記載の画像表示装置。
【請求項5】
前記偏光性拡散部材と前記画像生成素子との間に、直線偏光と円偏光との間での変換を行う波長板が配置されていることを特徴とする請求項1に記載の画像表示装置。
【請求項6】
前記光源部から出射する光束の発散角をθ1、前記導光部材から前記画像生成素子に向かって出射する前記照明光束の発散角をθ2、前記偏光性拡散部材から出射する前記画像光束の発散角をθ3、前記光学系の取り込み角をθ4とするとき、
0.9≦θ2/θ1≦1.1
θ2<θ3
0.2≦θ3/θ4≦1.5
なる条件を満足することを特徴とする請求項1に記載の画像表示装置。
【請求項7】
前記導光部材において前記照明光束が出射する出射面の法線と前記導光部材から出射する前記照明光束の主光線とがなす角をω1、前記法線と前記画像生成素子から出射する前記画像光束の主光線とがなす角をω2とするとき、
20°≦|ω1-ω2|≦40°
なる条件を満足することを特徴とする請求項1に記載の画像表示装置。
【請求項8】
前記画像生成素子は、反射型液晶素子またはデジタルマイクロミラーデバイスであることを特徴とする請求項1に記載の画像表示装置。
【請求項9】
請求項1から8のいずれか一項に記載の画像表示装置と、
該画像表示装置からの前記画像光束を観察者の眼に導く接眼光学系または前記画像光束を投射面に投射する投射光学系とを有することを特徴とする画像表示システム。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、ヘッドマウントディスプレイやスマートグラス等の画像表示装置に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)
【背景技術】
【0002】
光源からの光を導光部材を介して広い配光特性のバックライトとして画像生成素子に入射させ、画像生成素子からの出射光を光学系を介して観察者の瞳や投射面に導く画像表示装置が、特許文献1に開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
米国特許公開2020/0341194号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1の画像表示装置では、画像生成素子と光学系との間に配光角を制御する素子(拡散板)が配置される。この結果、光学系から出射する光により形成される像の解像度が低下する。また、導光部材内に配光角を制御する素子が設けられているため、構成が複雑になる。
【0005】
本発明は、簡易な構成でありながらも、良好な解像度を有する画像を表示可能な画像表示装置を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の一側面としての画像表示装置は、光源部と、入射した光束を変調して画像光束を生成する画像生成素子と、光源部からの光束を内部を伝搬させながら該光束の一部ずつを複数の領域から照明光束として画像生成素子に向けて出射する導光部材と、画像生成素子から出射して導光部材を透過した画像光束を観察側または投射側に導く光学系と、導光部材と画像生成素子との間に配置され、第1の偏光光に対する拡散度が該第1の偏光光とは異なる第2の偏光光に対する拡散度よりも大きい偏光性拡散部材とを有する。照明光束は、第1の偏光光として偏光性拡散部材に入射し、画像光束は、第2の偏光光として偏光性拡散部材に入射することを特徴とする。なお、上記画像表示装置と、画像光束を観察者の眼に導く接眼光学系または画像光束を投射面に投射する投射光学系とを有する画像表示システムも、本発明の他の一側面を構成する。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、簡易な構成でありながらも、良好な解像度を有する画像を表示することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
実施例の画像表示装置の基本構成を示す図。
実施例における解像感を説明する図。
実施例における導光板の作用を示す図。
実施例における入射偏向素子の構成を示す図。
実施例における別の入射偏向素子の構成を示す図。
実施例における光源部から導光板への光の入射方法を示す図。
実施例における出射偏向素子の構成を示す図。
実施例における別の出射偏向素子の構成を示す図。
実施例における光源部の構成を示す図。
実施例における別の光源部の構成を示す図。
実施例における画像生成素子の種類に応じた構成例を示す図。
実施例における偏光性拡散板の作用を示す図。
実施例1の画像表示装置の構成を示す図。
実施例2の画像表示装置の構成を示す図。
実施例3の画像表示装置の構成を示す図。
実施例の画像表示装置の応用例を示す図。
実施例の画像表示装置の他の応用例を示す図。
実施例の画像表示装置のさらに他の応用例を示す図。
実施例の画像表示装置の別の応用例を示す図。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本発明の実施例について図面を参照しながら説明する。
【0010】
図1は、本発明の実施例の基本構成を示している。実施例の画像表示装置は、光束を出射する光源部21と、入射した光束を変調して画像光束を生成する画像生成素子22とを有する。また画像表示装置は、光源部21からの光束を内部反射により伝搬させながら、該光束を一部ずつ複数の領域から照明光束として画像生成素子22に向けて出射させる導光板(導光部材)23を有する。また画像表示装置は、画像生成素子22からの画像光束を観察側または投射側に導く光学系24を有する。さらに画像表示装置は、導光板23と画像生成素子22との間に配置された偏光性拡散部材(以下、偏光性拡散板という)25を有する。
(【0011】以降は省略されています)
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