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公開番号
2024165780
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-11-28
出願番号
2023082272
出願日
2023-05-18
発明の名称
画像形成装置
出願人
キヤノン株式会社
代理人
弁理士法人近島国際特許事務所
主分類
B41J
2/01 20060101AFI20241121BHJP(印刷;線画機;タイプライター;スタンプ)
要約
【課題】ハロゲンヒータの黒化現象の発生を抑制できる構成を提供する。
【解決手段】定着ベルトユニットは、上ベルト21と下ベルトとの間でシートを挟持搬送するためのニップ部を形成する。第1のハロゲンヒータ及び第2のハロゲンヒータであるヒータ111、112、113、121、122、123、131、132、133は、上ベルト21の内側に上ベルト21に対し非接触に、且つ、幅方向に沿って配置され、熱を放射することで上ベルト21を加熱する。CPUは、シートへの定着動作の際に、シートの坪量が第1の坪量である場合には、第1のハロゲンヒータ及び第2のハロゲンヒータをオンにし、シートの坪量が第1の坪量よりも小さい第2の坪量である場合には、第1のハロゲンヒータと第2のハロゲンヒータとのうちの何れか一方のヒータをオンにすると共に他方のヒータをオフにする。
【選択図】図3
特許請求の範囲
【請求項1】
インクを吐出してシートに画像を形成する画像形成部と、
前記画像形成部により画像が形成されたシートを加熱して、該シートに画像を定着させる定着装置と、
制御部と、
前記定着装置で加熱するシートの坪量に関する情報を取得する取得部と、を備え、
前記定着装置は、
回転する無端状の第1ベルトと、
前記第1ベルトとの間でシートを挟持搬送するためのニップ部を形成し、回転する無端状の第2ベルトと、
前記第1ベルトの内側に前記第1ベルトに対し非接触に、且つ、前記第1ベルトの回転方向に交差する前記第1ベルトの幅方向に沿って配置され、熱を放射することで前記第1ベルトを加熱する第1のハロゲンヒータ及び第2のハロゲンヒータと、を有し、
前記制御部は、前記定着装置によるシートへの定着動作の際に、前記取得部により取得したシートの坪量が第1の坪量である場合には、前記第1のハロゲンヒータ及び前記第2のハロゲンヒータをオンにし、前記取得部により取得したシートの坪量が前記第1の坪量よりも小さい第2の坪量である場合には、前記第1のハロゲンヒータと前記第2のハロゲンヒータとのうちの何れか一方のヒータをオンにすると共に他方のヒータをオフにすることを特徴とする画像形成装置。
続きを表示(約 2,800 文字)
【請求項2】
前記第1のハロゲンヒータ及び前記第2のハロゲンヒータのそれぞれの点灯時間を積算した積算時間を格納する格納部を更に備え、
前記制御部は、前記定着動作の際に、前記取得部により取得したシートの坪量が前記第2の坪量である場合、前記第1のハロゲンヒータと前記第2のハロゲンヒータとのうち、前記格納部に格納された前記積算時間が短いヒータをオンにし、該ヒータ以外のヒータをオフにすることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項3】
前記第1ベルトの内側に前記第1ベルトに対し非接触に、且つ、前記幅方向に沿って配置され、且つ、前記第1のハロゲンヒータ及び前記第2のハロゲンヒータよりも前記幅方向に関する発熱領域の長さが長く、熱を放射することで前記第1ベルトを加熱する第3のハロゲンヒータ及び第4のハロゲンヒータと、
前記第1のハロゲンヒータ及び前記第3のハロゲンヒータを含む第1のヒータユニットと、
前記第2のハロゲンヒータ及び前記第4のハロゲンヒータを含む第2のヒータユニットと、
前記第1のハロゲンヒータ、前記第2のハロゲンヒータ、前記第3のハロゲンヒータ及び前記第4のハロゲンヒータを含む各ヒータのそれぞれの点灯時間を積算した積算時間を格納する格納部と、を更に備え、
前記取得部は、前記定着装置で加熱するシートの前記幅方向の長さに関する情報を取得し、
前記制御部は、
前記定着動作の際にオンにするヒータとして、前記取得部により取得したシートの前記幅方向の長さが第1の長さである場合には、前記第1のハロゲンヒータ及び前記第2のハロゲンヒータを選択可能であり、前記取得部により取得したシートの前記幅方向の長さが前記第1の長さよりも長い第2の長さである場合には、前記第3のハロゲンヒータ及び前記第4のハロゲンヒータを選択可能であり、
前記取得部により取得したシートの坪量が前記第2の坪量である場合、前記取得部により取得したシートの前記幅方向の長さに基づいて選択可能としたヒータのうち、前記格納部に格納された前記積算時間が最も短いヒータをオンにし、該ヒータ以外のヒータをオフにすることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項4】
前記第1ベルトの内側に前記幅方向に沿って配置され、前記第1のヒータユニットに含まれるヒータの輻射熱を反射して前記第1ベルトの前記ニップ部の領域に向けて照射する第1の反射部材と、
前記第1ベルトの内側に前記幅方向に沿って配置され、前記第2のヒータユニットに含まれるヒータの輻射熱を反射して前記第1ベルトの前記ニップ部の領域に向けて照射する第2の反射部材と、を更に備えたことを特徴とする請求項3に記載の画像形成装置。
【請求項5】
前記幅方向に沿って配置され、前記第1ベルトを張架する第1ローラ及び第2ローラと、
前記幅方向に沿って配置され、前記第2ベルトを張架する第3ローラ及び第4ローラと、を更に備え、
前記ニップ部は、前記第1ベルトのうちの前記第1ローラと前記第2ローラで張架された部分と、前記第2ベルトのうちの前記第3ローラと前記第4ローラで張架された部分とで形成され、
前記第1のハロゲンヒータは、前記第1ベルトの回転方向に関して前記第1ローラと前記第2ローラとの間に配置され、
前記第2のハロゲンヒータは、前記第1ベルトの回転方向に関して前記第1ローラと前記第2ローラとの間で、前記第1のハロゲンヒータの下流側に配置され、
前記制御部は、前記定着動作の際に、前記取得部により取得したシートの坪量が前記第2の坪量である場合、前記第1のハロゲンヒータをオンにし、前記第2のハロゲンヒータをオフにすることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項6】
前記第1ベルトの内側に前記第1ベルトに対し非接触に、且つ、前記幅方向に沿って配置され、且つ、前記第1のハロゲンヒータ及び前記第2のハロゲンヒータよりも前記幅方向に関する発熱領域の長さが長く、熱を放射することで前記第1ベルトを加熱する第3のハロゲンヒータ及び第4のハロゲンヒータと、
前記第1のハロゲンヒータ及び前記第3のハロゲンヒータを含む第1のヒータユニットと、
前記第2のハロゲンヒータ及び前記第4のハロゲンヒータを含む第2のヒータユニットと、
前記幅方向に沿って配置され、前記第1ベルトを張架する第1ローラ及び第2ローラと、
前記幅方向に沿って配置され、前記第2ベルトを張架する第3ローラ及び第4ローラと、を更に備え、
前記ニップ部は、前記第1ベルトのうちの前記第1ローラと前記第2ローラで張架された部分と、前記第2ベルトのうちの前記第3ローラと前記第4ローラで張架された部分とで形成され、
前記第1のヒータユニットは、前記第1ベルトの回転方向に関して前記第1ローラと前記第2ローラとの間に配置され、
前記第2のヒータユニットは、前記第1ベルトの回転方向に関して前記第1ローラと前記第2ローラとの間で、前記第1のヒータユニットの下流側に配置され、
前記取得部は、前記定着装置で加熱するシートの前記幅方向の長さに関する情報を取得し、
前記制御部は、
前記定着動作の際にオンにするヒータとして、前記取得部により取得したシートの前記幅方向の長さが第1の長さである場合には、前記第1のハロゲンヒータ及び前記第2のハロゲンヒータを選択可能であり、前記取得部により取得したシートの前記幅方向の長さが前記第1の長さよりも長い第2の長さである場合には、前記第3のハロゲンヒータ及び前記第4のハロゲンヒータを選択可能であり、
前記取得部により取得したシートの坪量が前記第2の坪量である場合、前記第1のヒータユニットにおいて前記取得部により取得したシートの前記幅方向の長さに基づいて選択可能としたヒータをオンにし、第2のヒータユニットのヒータをオフにすることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項7】
前記第1ベルトの内側に前記幅方向に沿って配置され、前記第1のヒータユニットに含まれるヒータの輻射熱を反射して前記第1ベルトの前記ニップ部の領域に向けて照射する第1の反射部材と、
前記第1ベルトの内側に前記幅方向に沿って配置され、前記第2のヒータユニットに含まれるヒータの輻射熱を反射して前記第1ベルトの前記ニップ部の領域に向けて照射する第2の反射部材と、を更に備えたことを特徴とする請求項6に記載の画像形成装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、インクにより形成された画像をシートに定着させる定着装置を備えた画像形成装置に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)
【背景技術】
【0002】
シート及び画像を加熱して画像をシートに定着させる定着装置として、複数のハロゲンヒータを備えたものが従来から知られている(例えば、特許文献1)。特許文献1に記載の構成の場合、画像の定着を行うシートのサイズに応じて複数のハロゲンヒータの点灯を制御している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2019-101358号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ここで、坪量が小さいシートに対して定着動作を行う場合、坪量が大きいシートよりも定着部材から熱を奪う量が小さい。このため、従来から、坪量が大きいシートの場合よりも坪量が小さいシートの場合の方がヒータの温調温度を下げる制御が行われている。しかしながら、ヒータとしてハロゲンヒータを使用した場合、ヒータの温度を下げた状態で使い続けると、ハロゲンヒータの特性から黒化現象が発生し、寿命が短くなる可能性がある。
【0005】
本発明は、ハロゲンヒータの黒化現象の発生を抑制できる構成を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の画像形成装置は、インクを吐出してシートに画像を形成する画像形成部と、前記画像形成部により画像が形成されたシートを加熱して、該シートに画像を定着させる定着装置と、制御部と、前記定着装置で加熱するシートの坪量に関する情報を取得する取得部と、を備え、前記定着装置は、回転する無端状の第1ベルトと、前記第1ベルトとの間でシートを挟持搬送するためのニップ部を形成し、回転する無端状の第2ベルトと、前記第1ベルトの内側に前記第1ベルトに対し非接触に、且つ、前記第1ベルトの回転方向に交差する前記第1ベルトの幅方向に沿って配置され、熱を放射することで前記第1ベルトを加熱する第1のハロゲンヒータ及び第2のハロゲンヒータと、を有し、前記制御部は、前記定着装置によるシートへの定着動作の際に、前記取得部により取得したシートの坪量が第1の坪量である場合には、前記第1のハロゲンヒータ及び前記第2のハロゲンヒータをオンにし、前記取得部により取得したシートの坪量が前記第1の坪量よりも小さい第2の坪量である場合には、前記第1のハロゲンヒータと前記第2のハロゲンヒータとのうちの何れか一方のヒータをオンにすると共に他方のヒータをオフにすることを特徴とする。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、ハロゲンヒータの黒化現象の発生を抑制できる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
第1の実施形態の画像形成システムの概略構成断面図。
第1の実施形態に係る定着ベルトユニットの概略構成断面図。
(a)第1の実施形態に係る上ベルトユニットの概略構成断面図、(b)同じく上ベルトユニットの各ヒータユニットを上方から見た状態を模式的に示す図。
第1の実施形態に係る定着ベルトユニットのヒータ制御に関するブロック図。
第1の実施形態に係る定着ベルトユニットのヒータ制御のフローチャート。
坪量とヒータの点灯数との関係を示す表。
シートサイズと点灯するヒータの長さとの関係を示す表。
各ヒータユニットの点灯時間の一例を示す表。
第2の実施形態に係る定着ベルトユニットのヒータ制御のフローチャート。
第3の実施形態に係る定着ベルトユニットのヒータ制御のフローチャート。
【発明を実施するための形態】
【0009】
<第1の実施形態>
第1の実施形態について、図1ないし図8を用いて説明する。まず、本実施形態の画像形成システムの概略構成について、図1を用いて説明する。
【0010】
[画像形成システム]
本実施形態の画像形成装置としての画像形成システム1は、インクを吐出してシートに画像を形成するインクジェット記録方式を用いており、反応液とインクとの2液を用いてシートにインク像を形成する、所謂枚葉式のインクジェット記録装置である。シートは、例えば普通紙や厚紙等の紙、オーバーヘッドプロジェクタ用シート等のプラスチックフィルム、封筒やインデックス紙等の特殊形状のシート、並びに布など、インクを受容可能な記録材であればよい。
(【0011】以降は省略されています)
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