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公開番号2024168979
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-12-05
出願番号2023086120
出願日2023-05-25
発明の名称光学系およびそれを有する撮像装置
出願人キヤノン株式会社
代理人個人,個人,個人,個人,個人
主分類G02B 13/00 20060101AFI20241128BHJP(光学)
要約【課題】 小型かつ大口径でありながら高い光学性能を有する光学系を提供する。
【解決手段】 光学系L0は、物体側から像側へ順に配置された、前群、開口絞りSP、後群からなる光学系であって、前群は、物体側から像側へ順に配置された、第1正レンズL1、第2正レンズL2、物体側に凸面を向けたメニスカス形状の第1負レンズL3からなり、後群は、3つまたは4つのレンズからなり、後群の中で最も物体側に配置されたレンズは、物体側に凸面を向けたメニスカス形状の第2負レンズであり、前群の焦点距離をfF、全系の焦点距離をfとするとき、
0.40<fF/f<1.10
なる条件式を満たす。
【選択図】 図1
特許請求の範囲【請求項1】
物体側から像側へ順に配置された、前群、開口絞り、後群からなる光学系であって、
前記前群は、物体側から像側へ順に配置された、第1正レンズ、第2正レンズ、物体側に凸面を向けたメニスカス形状の第1負レンズからなり、
前記後群は、3つまたは4つのレンズからなり、
前記後群の中で最も物体側に配置されたレンズは、物体側に凸面を向けたメニスカス形状の第2負レンズであり、
前記前群の焦点距離をfF、全系の焦点距離をfとするとき、
0.40<fF/f<1.10
なる条件式を満たすことを特徴とする光学系。
続きを表示(約 1,100 文字)【請求項2】
前記第2負レンズの物体側のレンズ面の曲率半径をL4R1、前記第2負レンズの像側のレンズ面の曲率半径をL4R2とするとき、
-20.0<(L4R2+L4R1)/(L4R2-L4R1)<-1.0
なる条件式を満たすことを特徴とする請求項1に記載の光学系。
【請求項3】
前記第1正レンズの焦点距離をf1とするとき、
0.60<f1/f<0.90
なる条件式を満たすことを特徴とする請求項1または2に記載の光学系。
【請求項4】
前記第2正レンズの焦点距離をf2とするとき、
0.70<f2/f<1.10
なる条件式を満たすことを特徴とする請求項1または2に記載の光学系。
【請求項5】
前記第1負レンズの焦点距離をf3とするとき、
-1.50<f3/f<-0.40
なる条件式を満たすことを特徴とする請求項1または2に記載の光学系。
【請求項6】
前記第2負レンズの焦点距離をf4とするとき、
-1.50<f4/f<-0.40
なる条件式を満たすことを特徴とする請求項1または2に記載の光学系。
【請求項7】
前記光学系のバックフォーカスをBF、前記光学系における最も物体側のレンズ面から最終レンズ面までの距離にバックフォーカスを加えた光学全長をTTLとするとき、
0.10<BF/TTL<0.40
なる条件式を満たすことを特徴とする請求項1または2に記載の光学系。
【請求項8】
前記光学系における最も物体側のレンズ面から最終レンズ面までの距離にバックフォーカスを加えた光学全長をTTLとするとき、
0.80<TTL/f<1.10
なる条件式を満たすことを特徴とする請求項1または2に記載の光学系。
【請求項9】
前記第2正レンズの材料のd線におけるアッベ数をνdL2とするとき、
60<νdL2<90
なる条件式を満たすことを特徴とする請求項1または2に記載の光学系。
【請求項10】
前記後群は、最も像側に配置された第Nレンズ、該第Nレンズの物体側に隣り合って配置された第N-1レンズを有し、
前記第N-1レンズの物体側のレンズ面及び像側のレンズ面はそれぞれ、非球面形状であり、
前記第N-1レンズの物体側のレンズ面は、光軸近傍に凹面である領域を含み、
前記第N-1レンズの像側のレンズ面は、光軸近傍に凸面である領域を含むことを特徴とする請求項1または2に記載の光学系。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、光学系に関し、デジタルビデオカメラ、デジタルスチルカメラ、放送用カメラ、銀塩フィルム用カメラ、監視用カメラ等に好適なものである。
続きを表示(約 1,200 文字)【背景技術】
【0002】
近年、CCDやCMOSセンサ等の固体撮像素子の多画素化により、デジタルスチルカメラやビデオカメラに用いられる光学系には高い光学性能を有することが望まれている。また、ボケ味を活かした撮影を行うために大口径な光学系が求められている。さらに、撮像装置の小型化のために光学全長を短縮した光学系が求められている。
【0003】
特許文献1には、物体側より像側へ順に配置された、正の屈折力の第1レンズ群、負の屈折力の第2レンズ群、正の屈折力の第3レンズ群からなる比較的大口径な光学系が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2018-60003号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1の光学系をさらに大口径化する場合、球面収差などの諸収差の発生量が増大することで、諸収差を良好に補正することが困難になる。
【0006】
そこで本発明は、高い光学性能を有する光学系であって、小型で大口径な光学系を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の一側面としての光学系は、物体側から像側へ順に配置された、前群、開口絞り、後群からなる光学系であって、前記前群は、物体側から像側へ順に配置された、第1正レンズ、第2正レンズ、物体側に凸面を向けたメニスカス形状の第1負レンズからなり、前記後群は、3つまたは4つのレンズからなり、前記後群の中で最も物体側に配置されたレンズは、物体側に凸面を向けたメニスカス形状の第2負レンズであり、前記前群の焦点距離をfF、全系の焦点距離をfとするとき、
0.40<fF/f<1.10
なる条件式を満たすことを特徴とする。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、小型かつ大口径でありながら高い光学性能を有する光学系を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
実施例1の光学系の断面図である。
実施例1の光学系の収差図である。
実施例2の光学系の断面図である。
実施例2の光学系の収差図である。
実施例3の光学系の断面図である。
実施例3の光学系の収差図である。
実施例4の光学系の断面図である。
実施例4の光学系の収差図である。
撮像装置の概略図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本発明の好ましい実施形態について図面を参照しながら説明する。なお、各図面は、便宜的に実際とは異なる縮尺で描かれている場合がある。また、各図面において、同一の部材については同一の参照番号を付し、重複する説明を省略する。
(【0011】以降は省略されています)

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