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公開番号
2024152413
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-10-25
出願番号
2023066596
出願日
2023-04-14
発明の名称
メッシュ復号装置、メッシュ復号方法及びプログラム
出願人
KDDI株式会社
代理人
フェリシテ弁理士法人
主分類
G06T
9/00 20060101AFI20241018BHJP(計算;計数)
要約
【課題】符号化効率を向上させること。
【解決手段】本発明に係るメッシュ復号装置200の変位量復号部206は、変位量ビットストリームを映像コーデックによって復号することで映像を生成する変位量映像復号部2051と、映像をフレームごとに展開することによって係数レベル値を生成するように構成されている画像展開部2052と、係数レベル値に対して逆量子化を行うことによって変換係数を生成する逆量子化部2053と、変換係数に対して逆ウェーブレット変換を行うことによって復号変位量を生成する逆ウェーブレット変換部2054とを備え、画像展開部2052は、係数レベル値に定義された細分割レベルを用いて係数レベル値を並び替えながら前記映像を展開する。
【選択図】図3
特許請求の範囲
【請求項1】
メッシュ復号装置であって、
変位量ビットストリームを復号して変位量を生成して出力するように構成されている変位量復号部を備え、
前記変位量復号部は、
前記変位量ビットストリームを映像コーデックによって復号することで映像を生成するように構成されている変位量映像復号部と、
前記映像をフレームごとに展開することによって係数レベル値を生成するように構成されている画像展開部と、
前記係数レベル値に対して逆量子化を行うことによって変換係数を生成するように構成されている逆量子化部と、
前記変換係数に対して逆ウェーブレット変換を行うことによって復号変位量を生成するように構成されている逆ウェーブレット変換部と、を備え、
前記画像展開部は、前記係数レベル値に定義された細分割レベルを用いて前記係数レベル値を並び替えながら前記映像を展開することを特徴とするメッシュ復号装置。
続きを表示(約 1,200 文字)
【請求項2】
前記画像展開部は、各細分割レベルに所属する前記係数レベル値の個数と、前記細分割レベルが0である前記係数レベル値が配置された位置とを用いて、前記映像を展開するように構成されていることを特徴とする請求項1に記載のメッシュ復号装置。
【請求項3】
前記画像展開部は、ラスタ順とモートン順とを組み合わせて、或いは、前記ラスタ順と逆モートン順とを組み合わせて、或いは、前記逆ラスタ順と前記モートン順とを組み合わせて、或いは、前記逆ラスタ順と前記逆モートン順を組み合わせて、前記映像を展開するように構成されていることを特徴とする請求項2に記載のメッシュ復号装置。
【請求項4】
前記画像展開部は、ラスタ順或いは逆ラスタ順に、前記映像を展開するように構成されていることを特徴とする請求項2に記載のメッシュ復号装置。
【請求項5】
前記映像復号部は、変換及び量子化を常にスキップする映像コーデックを用いて前記映像を生成するように構成されていることを特徴とする請求項3に記載のメッシュ復号装置。
【請求項6】
メッシュ復号方法であって、
変位量ビットストリームを復号して変位量を生成して出力する工程を有し、
前記工程は、
前記変位量ビットストリームを映像コーデックによって復号することで映像を生成する工程Aと、
前記映像をフレームごとに展開することによって係数レベル値を生成する工程Bと、
前記係数レベル値に対して逆量子化を行うことによって変換係数を生成する工程Cと、
前記変換係数に対して逆ウェーブレット変換を行うことによって復号変位量を生成する工程Dと、を有し、
前記工程Bにおいて、前記係数レベル値に定義された細分割レベルを用いて前記係数レベル値を並び替えながら前記映像を展開することを特徴とするメッシュ復号方法。
【請求項7】
コンピュータを、メッシュ復号装置として機能させるプログラムであって、
前記メッシュ復号装置は、変位量ビットストリームを復号して変位量を生成して出力するように構成されている変位量復号部を備え、
前記変位量復号部は、
前記変位量ビットストリームを映像コーデックによって復号することで映像を生成するように構成されている変位量映像復号部と、
前記映像をフレームごとに展開することによって係数レベル値を生成するように構成されている画像展開部と、
前記係数レベル値に対して逆量子化を行うことによって変換係数を生成するように構成されている逆量子化部と、
前記変換係数に対して逆ウェーブレット変換を行うことによって復号変位量を生成するように構成されている逆ウェーブレット変換部と、を備え、
前記画像展開部は、前記係数レベル値に定義された細分割レベルを用いて前記係数レベル値を並び替えながら前記映像を展開することを特徴とするプログラム。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、メッシュ復号装置、メッシュ復号方法及びプログラムに関する。
続きを表示(約 2,300 文字)
【背景技術】
【0002】
非特許文献1には、メッシュを大まかな基本メッシュと詳細な変位量とに分けて復号し、変位量を映像に変換した後に、映像コーデックによって符号化する技術について開示されている。
【先行技術文献】
【非特許文献】
【0003】
Khaled Mammou, Jungsun Kim, Alexis Tourapis, Dimitri Podborski, Krasimir Kolarov, “[V-CG] Apple’s Dynamic Mesh Coding CfP Response,” ISO/IEC JTC 1/SC 29/WG 7 m59281, April 2022.
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、非特許文献1に開示されている技術では、生成された映像が映像コーデックによる符号化には適しておらず、符号化効率が低下するという問題点があった。 そこで、本発明は、上述の課題に鑑みてなされたものであり、符号化効率を向上させることができるメッシュ復号装置、メッシュ復号方法及びプログラムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明の第1の特徴は、メッシュ復号装置であって、変位量ビットストリームを復号して変位量を生成して出力するように構成されている変位量復号部を備え、前記変位量復号部は、前記変位量ビットストリームを映像コーデックによって復号することで映像を生成するように構成されている変位量映像復号部と、前記映像をフレームごとに展開することによって係数レベル値を生成するように構成されている画像展開部と、前記係数レベル値に対して逆量子化を行うことによって変換係数を生成するように構成されている逆量子化部と、前記変換係数に対して逆ウェーブレット変換を行うことによって復号変位量を生成するように構成されている逆ウェーブレット変換部と、を備え、前記画像展開部は、前記係数レベル値に定義された細分割レベルを用いて前記係数レベル値を並び替えながら前記映像を展開することを要旨とする。
【0006】
本発明の第2の特徴は、メッシュ復号方法であって、変位量ビットストリームを復号して変位量を生成して出力する工程を有し、前記工程は、前記変位量ビットストリームを映像コーデックによって復号することで映像を生成する工程Aと、前記映像をフレームごとに展開することによって係数レベル値を生成する工程Bと、前記係数レベル値に対して逆量子化を行うことによって変換係数を生成する工程Cと、前記変換係数に対して逆ウェーブレット変換を行うことによって復号変位量を生成する工程Dと、を有し、前記工程Bにおいて、前記係数レベル値に定義された細分割レベルを用いて前記係数レベル値を並び替えながら前記映像を展開することを要旨とする。
【0007】
本発明の第3の特徴は、コンピュータを、メッシュ復号装置として機能させるプログラムであって、前記メッシュ復号装置は、変位量ビットストリームを復号して変位量を生成して出力するように構成されている変位量復号部を備え、前記変位量復号部は、前記変位量ビットストリームを映像コーデックによって復号することで映像を生成するように構成されている変位量映像復号部と、前記映像をフレームごとに展開することによって係数レベル値を生成するように構成されている画像展開部と、前記係数レベル値に対して逆量子化を行うことによって変換係数を生成するように構成されている逆量子化部と、前記変換係数に対して逆ウェーブレット変換を行うことによって復号変位量を生成するように構成されている逆ウェーブレット変換部と、を備え、前記画像展開部は、前記係数レベル値に定義された細分割レベルを用いて前記係数レベル値を並び替えながら前記映像を展開することを要旨とする。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、符号化効率を向上させることができるメッシュ復号装置、メッシュ復号方法及びプログラムを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1は、一実施形態に係るメッシュ処理システム1の構成の一例を示す図である。
図2は、一実施形態に係るメッシュ復号装置200の機能ブロックの一例を示す図である。
図3は、一実施形態に係るメッシュ復号装置200の変位量復号部206の機能ブロックの一例を示す図である。
図4は、変位量ビットストリームの構成の一例について示す図である。
図5は、DPSのシンタックス構成の一例について示す図である。
図6は、ラスタ順とモートン順とを組み合わせて係数レベル値を並べる場合の画像展開の一例について示す図である。
図7は、逆ラスタ順と逆モートン順とを組み合わせて係数レベル値を並べる場合の画像展開の一例について示す図である。
図8は、変位量復号部205の動作の一例について示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、以下の実施形態における構成要素は、適宜、既存の構成要素等との置き換えが可能であり、また、他の既存の構成要素との組み合わせを含む様々なバリエーションが可能である。したがって、以下の実施形態の記載をもって、特許請求の範囲に記載された発明の内容を限定するものではない。
(【0011】以降は省略されています)
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