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公開番号2024129697
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-09-27
出願番号2023039055
出願日2023-03-13
発明の名称溶接装置
出願人コマツNTC株式会社
代理人弁理士法人磯野国際特許商標事務所
主分類B23K 37/00 20060101AFI20240919BHJP(工作機械;他に分類されない金属加工)
要約【課題】設備効率が良好でレーザ光が漏れないように遮蔽できる溶接装置を提供する。
【解決手段】第一のレール11,第二のレール12に沿って移動する治具5と、第一のレール11,第二のレール12の一部を覆うカバー17を有し、カバー17の一方の側壁18aに治具5が挿通する挿通開口19を形成した溶接室10と、溶接室10内において、治具5に装着された電池1を溶接するレーザ溶接機15と、を備える。治具5は、挿通開口19を塞ぐ遮蔽プレート16を有する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
所定経路と、
前記所定経路に沿って移動する治具と、
前記所定経路の一部を覆うカバーを有し、前記カバーの側壁に前記治具が挿通される挿通開口を形成した溶接室と、
前記溶接室内において、前記治具に装着されたワークを溶接する溶接機と、を備え、
前記治具は、前記挿通開口を塞ぐ遮蔽プレートを有する、
ことを特徴とする溶接装置。
続きを表示(約 380 文字)【請求項2】
複数の前記治具を有し、
一の前記治具が前記溶接室内で前記溶接機が前記ワークを溶接する溶接位置に到達する際、他の前記治具の前記遮蔽プレートが前記挿通開口を塞ぐ遮蔽位置に到達する、ことを特徴とする請求項1に記載の溶接装置。
【請求項3】
前記所定経路は、前記溶接機を挟んで一対のレールを平行に敷設するとともに、
前記溶接室内に前記治具を一対の前記レール間で折り返す折り返し機構を有し、
前記カバーの前記側壁には、一対の前記レールに対応して、前記挿通開口がそれぞれ形成されている、ことを特徴とする請求項2に記載の溶接装置。
【請求項4】
前記挿通開口は、前記カバーの外方に突出して設けられたトンネル部の外側端部に形成されている、ことを特徴とする請求項1~請求項3のいずれか一項に記載の溶接装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、溶接装置に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
従来の溶接装置としては、レーザ溶接機の照射するレーザ光が溶接位置(レーザ加工領域)から外部へ漏出しないように遮光カバーを備えたものが知られている(例えば特許文献1参照)。
遮光カバーの側壁部には、レールに沿って搬送されるワークを通過させる開口部が形成されている。開口部には、ワークが通過する際、サーボモータ等により開閉する可動ドアが設けられている。
そして、溶接位置に搬送されたワークをレーザ加工している間、サーボモータ等により開口部の可動ドアが閉じられてレーザ光が遮断されて遮光カバーの外部に漏出しないようにしている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
実用新案登録第3210066号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
このような従来の溶接装置では、可動ドアを開閉するためにサーボモータ等の開閉駆動機構を設けている。このため、製造設備を設置するために一定のスペースが必要とされる。また、製造設備の導入コストの増大に伴い製造コストが上昇するおそれがあり、更なる改善が必要であった。
そこで、本開示は、設備効率が良好でレーザ光が漏れないように遮蔽することが出来る溶接装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
このため、本開示の溶接装置は、所定経路と、所定経路に沿って移動する治具と、所定経路の一部を覆うカバーを有し、カバーの側壁に治具が挿通される挿通開口を形成した溶接室と、を備えている。また、溶接室内には、治具に装着されたワークを溶接するレーザ溶接機が備えられている。治具は、挿通開口を塞ぐ遮蔽プレートを有している。
【発明の効果】
【0006】
本開示の溶接装置は、設備効率が良好でレーザ光が漏れないように遮蔽することが出来る。
【図面の簡単な説明】
【0007】
実施形態1の溶接装置を示し、溶接装置が設けられた製造設備の全体の配置を説明する平面図である。
溶接室の側壁に形成された挿通開口および治具の構成を示す斜視図である。
挿通開口を治具の遮蔽プレートが塞いだ様子を示し、図2中矢視III方向から見た正面図である。
溶接室の側壁に形成されたトンネル部および治具の構成と位置関係を示し、図2中矢視IV方向から見た側面図である。
治具の遮蔽プレートが挿通開口を塞いでいる様子を示す斜視図である。
実施形態2の溶接装置で溶接室および治具の位置関係を示す平面図である。
実施形態3の溶接装置で溶接室および治具の位置関係を示す平面図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、本開示の溶接装置の実施形態について、適宜図面を参照しながら説明する。なお、本実施形態中で、上下,左右を示す際には、特に示さない限り基本的に治具の搬送方向を前後方向とした上下あるいは左,右に基づいて説明する。治具の「左右方向」は「幅方向」と同義であり、「左,右一対」とは、治具の長手方向中心線または一対のレールを挟んだ中心線を挟んだ左,右に対となることと同義である。また、同一の構成要素には同一の符号を付し、重複する説明を省略する。
【0009】
[実施形態1]
図1は、本開示の実施形態1の電池1の製造設備に設けられた溶接装置100を示すものである。
実施形態1の溶接装置100は、第一のレール11、第二のレール12を含む所定経路の一例としての循環路と、所定経路に沿って移動する複数の治具5と、溶接室10と、を備えている。
【0010】
このうち、治具5は、第一のレール11,第二のレール12上を移動するスライダと、スライダの左,右両側に設けられて、二組のワークとしての電池1を保持する凹状のホルダ部と、を有している。
電池1の筐体を構成するバッテリケース1aおよび蓋体1bは、左,右側のそれぞれホルダ部に装着される。そして、治具5は、第一のレール11,第二のレール12上を移動するとともに、後述する各位置に到達して停止することができる。
(【0011】以降は省略されています)

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