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公開番号2024129548
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-09-27
出願番号2023038839
出願日2023-03-13
発明の名称後方物体確認装置及び後方物体確認システム
出願人株式会社慶洋エンジニアリング
代理人個人,個人
主分類G08G 1/16 20060101AFI20240919BHJP(信号)
要約【課題】車両の後退時に車両の後方に進入してくる物体の危険度を客観的に判定する後方物体確認装置を提供する。
【解決手段】後方物体確認システム1は、車両の後方を撮影するカメラ2と、カメラの画像を表示するモニター3と、後方物体確認装置7を有する。後方物体確認装置7は、車両の後端からの距離及び車幅を示す警告ラインWL2,WL1を調整しておき(図6~10)、後退時に警告ラインをモニターに表示させ、進入してくる物体の存在領域Aと警告ラインの位置関係に応じて物体の危険度を判定し、ブザー4で警報を発出する(図11、12)。警告ラインWL2,WL1は、道路上に設けた標識ラインSL1,2(図4、5)に合致するようにモニター上で調整する。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
車両の後方にある物体を確認する後方物体確認装置であって、
車両の後端からの距離及び車幅を示す警告ラインを任意に調整して表示装置に表示させるとともに、撮影装置により撮影されて前記表示装置に表示された物体と、調整された前記警告ラインの位置関係に応じて、物体の危険度を判定する手段を具備することを特徴とする後方物体確認装置。
続きを表示(約 930 文字)【請求項2】
車両の後方にある物体を確認する後方物体確認システムであって、
車両の後端部に設けられて車両の後方の画像を撮影する撮影装置と、
車両に搭載されて前記撮影装置が撮影した車両の後方の画像を表示する表示装置と、
車両の後端からの距離及び車幅を示す警告ラインを任意に調整して前記表示装置に表示させるとともに、前記表示装置に表示された物体と調整された前記警告ラインの位置関係に応じて物体の危険度を判定する後方物体確認装置と、
を具備することを特徴とする後方物体確認システム。
【請求項3】
前記後方物体確認装置による判定の結果に基づいて必要な警報を出力する警報出力装置を備えたことを特徴とする請求項2に記載の後方物体確認システム。
【請求項4】
前記後方物体確認装置は、
車両の後端からの距離及び車幅を示すために前記表示装置に表示した前記警告ラインを、車両の後方の路上に設定した標識ラインと適合するように調整して前記表示装置に表示させる警告ライン表示・調整部と、
車両が後退する際に前記表示装置に表示された物体の存在領域を検出し、前記表示装置に表示された調整済みの前記警告ラインと前記存在領域の位置関係に応じて物体の危険度を判定する障害物判定部と、
を有することを特徴とする請求項3に記載の後方物体確認システム。
【請求項5】
前記警告ラインは、車両の車幅を区画する車幅警告ラインと、前記車幅警告ラインと直交するラインであって車両が後退する方向に関する車両の後端からの距離を示す距離警告ラインを含んでおり、
標識ラインは、車両の車幅を区画する車幅標識ラインと、前記車幅標識ラインと直交するラインであって車両が後退する方向に関する車両の後端からの距離を示す距離標識ラインを含むことを特徴とする請求項4に記載の後方物体確認システム。
【請求項6】
前記存在領域は、物体の周囲を囲む表示であって、前記車幅警告ライン及び前記距離警告ラインとの位置関係に応じて異なる色彩で表示されることを特徴とする請求項5に記載の後方物体確認システム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、車両が後退する際に、車両の後方にある物体を確認し、必要であれば警報を出力することができる後方物体確認装置乃至システムに係り、特に車両の後方における物体の検出範囲を任意に設定することができる後方物体確認装置乃至システムに関するものである。
続きを表示(約 2,200 文字)【背景技術】
【0002】
国土交通省は、2021年6月9日に、「後退時車両直後確認装置に係る協定規則(第158号)」が国際連合欧州経済委員会自動車基準調和世界フォーラム(WP29)において新たに採択されたこと等を踏まえ、我が国においてもこれらの規則を導入するとともに、改正された他の規則を保安基準に反映させることなどを目的として保安基準の改正等を行うことを発表し、2021年6月10日には「後退時車両直後確認装置に係る基準」が施行された。これにより、トラック等の新車については、バックカメラなどの後退時車両直後確認装置の搭載が義務化されることになった。前記基準によれば、バックカメラの場合、車体の後方0.3mから3.5mまでの範囲が確認できるとともに、ポールや子供等を想定して高さ0.8mの物体を確認できる性能が必要とされることになる。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
車両の後部にカメラを取り付けて車両の後方の画像を運転席のモニターに表示し、車庫入れ時等、車両を後退させる際に、車両の後方の人物、物体等を視認して安全を確認するバックモニターは、既に広く使用されている。しかしながら、今般の法改正により搭載が義務化された後退時車両直後確認装置において、具体的な後方の距離を示して求められているように、車体の後方の所定範囲における安全を、バックモニター上におけるドライバーの肉眼による目測だけで誤りなく確認することは、実際には必ずしも容易とは言えなかった。
【0004】
本願発明は、以上説明した従来の技術及びその課題に鑑みてなされたものであり、車両が後退する際に、車両の後方に存在する物体を確認するための後方物体確認装置乃至システムであって、車両の後端からの距離を示す警告ラインを任意に調整してバックモニターに表示させることができ、車両が後退する際にモニターに表示された物体と、調整された警告ラインの位置関係に応じて、物体の危険度を客観的に判定することができる後方物体確認装置乃至システムを提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0005】
請求項1に記載された後方物体確認装置は、
車両の後方にある物体を確認する後方物体確認装置であって、
車両の後端からの距離及び車幅を示す警告ラインを任意に調整して表示装置に表示させるとともに、撮影装置により撮影されて前記表示装置に表示された物体と、調整された前記警告ラインの位置関係に応じて、物体の危険度を判定する手段を具備することを特徴としている。
【0006】
請求項2に記載された後方物体確認システムは、
車両の後方にある物体を確認する後方物体確認システムであって、
車両の後端部に設けられて車両の後方の画像を撮影する撮影装置と、
車両に搭載されて前記撮影装置が撮影した車両の後方の画像を表示する表示装置と、
車両の後端からの距離及び車幅を示す警告ラインを任意に調整して前記表示装置に表示させるとともに、前記表示装置に表示された物体と調整された前記警告ラインの位置関係に応じて物体の危険度を判定する後方物体確認装置と、
を具備することを特徴としている。
【0007】
請求項3に記載された後方物体確認システムは、請求項2に記載の後方物体確認システムにおいて、
前記後方物体確認装置による判定の結果に基づいて必要な警報を出力する警報出力装置を備えたことを特徴としている。
【0008】
請求項4に記載された後方物体確認システムは、請求項3に記載の後方物体確認システムにおいて、
前記後方物体確認装置が、
車両の後端からの距離及び車幅を示すために前記表示装置に表示した前記警告ラインを、車両の後方の路上に設定した標識ラインと適合するように調整して前記表示装置に表示させる警告ライン表示・調整部と、
車両が後退する際に前記表示装置に表示された物体の存在領域を検出し、前記表示装置に表示された調整済みの前記警告ラインと前記存在領域の位置関係に応じて物体の危険度を判定する障害物判定部と、
を有することを特徴としている。
【0009】
請求項5に記載された後方物体確認システムは、請求項4に記載の後方物体確認システムにおいて、
前記警告ラインは、車両の車幅を区画する車幅警告ラインと、前記車幅警告ラインと直交するラインであって車両が後退する方向に関する車両の後端からの距離を示す距離警告ラインを含んでおり、
標識ラインは、車両の車幅を区画する車幅標識ラインと、前記車幅標識ラインと直交するラインであって車両が後退する方向に関する車両の後端からの距離を示す距離標識ラインを含むことを特徴としている。
【0010】
請求項6に記載された後方物体確認システムは、請求項5に記載の後方物体確認システムにおいて、
前記存在領域は、物体の周囲を囲む表示であって、前記車幅警告ライン及び前記距離警告ラインとの位置関係に応じて異なる色彩で表示されることを特徴としている。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)

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