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公開番号
2024127579
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-09-20
出願番号
2023036818
出願日
2023-03-09
発明の名称
ステアリング装置
出願人
日本精工株式会社
代理人
弁理士法人酒井国際特許事務所
主分類
B62D
1/18 20060101AFI20240912BHJP(鉄道以外の路面車両)
要約
【課題】ステアリングコラム内に浸入した液体を適切に排出することのできるステアリング装置を提供すること。
【解決手段】一端にステアリングホイール取付部82aを有し、ステアリングホイール81から入力されるトルクにより回転するステアリングシャフト82と、ステアリングシャフト82が内側に配置され、ステアリングシャフト82を回転自在に支持するハウジング20と、ハウジング20の内側に配置され、ステアリングシャフト82の回転に伴う物理量を検出するトルクセンサ50と、ステアリングシャフト82における、トルクセンサ50が配置される位置よりもステアリングホイール取付部82a寄りの位置で、ステアリングシャフト82の外周面82bに一周に亘って形成される排水ガイド90と、排水ガイド90に対応する位置に設けられ、ハウジング20の内側と外側とを連通するドレイン孔41と、を備える。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
一端にステアリングホイールが取り付けられるステアリングホイール取付部を有し、前記ステアリングホイールから入力されるトルクにより回転するステアリングシャフトと、
前記ステアリングシャフトが内側に配置され、前記ステアリングシャフトを回転自在に支持するハウジングと、
前記ハウジングの内側に配置され、前記ステアリングシャフトの回転に伴う物理量を検出するセンサと、
前記ステアリングシャフトにおける、前記センサが配置される位置よりも前記ステアリングホイール取付部寄りの位置で、前記ステアリングシャフトの外周面に一周に亘って形成される凹部または凸部を有する排水ガイドと、
前記排水ガイドに対応する位置に設けられ、前記ハウジングの内側と外側とを連通するドレイン孔と、
を備えるステアリング装置。
続きを表示(約 1,000 文字)
【請求項2】
前記ハウジングは、水平方向に延びる回動軸を中心として前記ステアリングシャフトと一体となって回動自在に車両に取り付けられ、
前記ドレイン孔は、前記回動軸を中心とする前記ハウジングの回動範囲内のいずれの回動状態においても、前記排水ガイドの重力方向下方に位置する請求項1に記載のステアリング装置。
【請求項3】
前記ステアリングシャフトには、前記ステアリングシャフトの回転を規制するロック装置が有するキーロックカラーが取り付けられ、
前記排水ガイドは、前記キーロックカラーが取り付けられる位置よりも前記ステアリングホイール取付部寄りの位置にある請求項1に記載のステアリング装置。
【請求項4】
前記排水ガイドは、前記ステアリングシャフトの前記外周面に一周に亘って凹む溝部を有する請求項1に記載のステアリング装置。
【請求項5】
前記外周面における前記溝部の前記ステアリングホイール取付部側の部分には、凹凸の高さが前記溝部の深さよりも低い複数の凹凸が設けられる請求項4に記載のステアリング装置。
【請求項6】
前記外周面における前記溝部の前記ステアリングホイール取付部側の部分には、塗布された撥水剤を有する請求項4に記載のステアリング装置。
【請求項7】
前記排水ガイドは、前記ステアリングシャフトの前記外周面に一周に亘って凸となっている鍔部により形成される請求項1に記載のステアリング装置。
【請求項8】
前記排水ガイドは、前記ステアリングシャフトの前記外周面に一周に亘って凸となって配置される環状部材である請求項1に記載のステアリング装置。
【請求項9】
前記環状部材は、角リングである請求項8に記載のステアリング装置。
【請求項10】
前記ステアリングシャフトは、
中空箇所を有する円筒形状で形成されて一端に前記ステアリングホイール取付部を有するアッパシャフトと、
前記アッパシャフトに対して前記ステアリングホイール取付部が位置する側の反対側に配置されると共に、前記アッパシャフト寄りの部分が前記アッパシャフトの内側に入り込んで前記アッパシャフトに連結されるロアシャフトとを有し、
前記アッパシャフトと前記ロアシャフトとは、軸方向に相対変位が可能に組み合わされ、
前記排水ガイドは、前記ロアシャフトに設けられる請求項1に記載のステアリング装置。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、ステアリング装置に関する。
続きを表示(約 2,100 文字)
【背景技術】
【0002】
従来のステアリング装置では、ステアリングホイールの高さ位置や前後位置を調整することができるものが知られている。例えば、特許文献1に記載されたステアリング装置は、アッパシャフトと中間シャフトと駆動シャフトとを備えるコラム軸と、コラム軸を回転可能に収容するステアリングコラムとを備えており、コラム軸における車両後方側端部にステアリングホイールが連結されている。このうち、コラム軸は、アッパシャフトと中間シャフトとが一体回転可能、且つ、軸方向に相対移動可能に連結されており、これにより、ステアリング装置は、ステアリングホイールの前後位置を調整することができる。また、ステアリングコラムは、車両幅方向に貫通した軸孔内に挿入されるボルト周りで回動することができ、これにより、ステアリング装置は、ステアリングホイールの高さ位置を調整することができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2022-21447号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ここで、コラム軸は、ステアリングホイールに連結される側の端部がステアリングコラムから露出し、それ以外の部分はステアリングコラムに収容されると共に、回転可能に支持されている。このため、ステアリングコラムにおける、コラム軸がステアリングコラムの内側から露出している部分では、ステアリングコラムとコラム軸との間に僅かながら隙間が形成されている。これにより、ステアリングホイール付近に不意に水等の液体がかかった場合、液体がステアリングコラムとコラム軸との間の隙間からステアリングコラムの中に浸入することがある。
【0005】
コラム軸は、通常、ステアリングホイールが連結される側の端部から、車両の前後方向における前側に向かいながら下側に向かう方向に、水平方向に対して傾斜して配置されている。このため、ステアリングコラム内に浸入した液体は、コラム軸を伝わって前側の方に流れていく。その際に、ステアリングコラム内には、トルクセンサ等の電装機器が配置されていることがあるが、電装機器は水等の液体が付着すると故障の原因になるため、ステアリングコラムには、内側に浸入した液体を外に排出するドレイン孔が形成されている。
【0006】
しかしながら、コラム軸を伝わって流れる液体をドレイン孔から排出するためには、コラム軸を伝わって流れる液体をドレイン孔の上方でコラム軸から落下させる必要があるが、液体を任意の位置で落下させることは困難なものとなっている。このため、ステアリングコラムにドレイン孔を形成したとしても、ステアリングコラム内に浸入した液体を適切に排出するのは困難なものとなっていた。
【0007】
本開示は、上記に鑑みてなされたものであって、ステアリングコラム内に浸入した液体を適切に排出することのできるステアリング装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本開示のステアリング装置は、一端にステアリングホイールが取り付けられるステアリングホイール取付部を有し、前記ステアリングホイールから入力されるトルクにより回転するステアリングシャフトと、前記ステアリングシャフトが内側に配置され、前記ステアリングシャフトを回転自在に支持するハウジングと、前記ハウジングの内側に配置され、前記ステアリングシャフトの回転に伴う物理量を検出するセンサと、前記ステアリングシャフトにおける、前記センサが配置される位置よりも前記ステアリングホイール取付部寄りの位置で、前記ステアリングシャフトの外周面に一周に亘って形成される凹部または凸部を有する排水ガイドと、前記排水ガイドに対応する位置に設けられ、前記ハウジングの内側と外側とを連通するドレイン孔と、を備える。
【0009】
この構成によれば、ハウジングにおけるステアリングホイール寄りの部分からステアリングコラム内に水等の液体が浸入した際に、液体が、排水ガイドの位置からセンサが位置する側に流れないようにすることができると共に、液体を排水ガイドの位置から落下させることができる。また、ハウジングおける排水ガイドに対応する位置には、ドレイン孔が形成されているため、排水ガイドの位置から落下した液体は、ドレイン孔からハウジングの外に排出することができる。この結果、ステアリングコラム内に浸入した液体を適切に排出することができる。
【0010】
望ましい形態として、前記ハウジングは、水平方向に延びる回動軸を中心として前記ステアリングシャフトと一体となって回動自在に車両に取り付けられ、前記ドレイン孔は、前記回動軸を中心とする前記ハウジングの回動範囲内のいずれの回動状態においても、前記排水ガイドの重力方向下方に位置する。
(【0011】以降は省略されています)
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