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公開番号
2024157915
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-11-08
出願番号
2023072583
出願日
2023-04-26
発明の名称
グリース組成物及び転がり軸受
出願人
日本精工株式会社
代理人
弁理士法人栄光事務所
主分類
C10M
169/06 20060101AFI20241031BHJP(石油,ガスまたはコークス工業;一酸化炭素を含有する工業ガス;燃料;潤滑剤;でい炭)
要約
【課題】ベルト等による外輪回転の軸受であっても白色剥離の発生を抑制することができるグリース組成物、及びこのグリース組成物が潤滑油として封入された転がり軸受を提供する。
【解決手段】基油と、ウレア化合物と、脂肪酸金属塩と、を含むグリース組成物16であって、脂肪酸金属塩は、脂肪酸の銅塩、脂肪酸のアルミニウム塩、脂肪酸のマグネシウム塩及び脂肪酸のナトリウム塩から選択された少なくとも一種であり、グリース組成物全質量に対する脂肪酸金属塩の含有量が、0.2質量%以上10質量%以下である。また、上記グリース組成物16が潤滑油として封入された、転がり軸受10である。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
基油と、ウレア化合物と、脂肪酸金属塩と、を含むグリース組成物であって、
前記脂肪酸金属塩は、脂肪酸の銅塩、脂肪酸のアルミニウム塩、脂肪酸のマグネシウム塩及び脂肪酸のナトリウム塩から選択された少なくとも一種であり、
グリース組成物全質量に対する前記脂肪酸金属塩の含有量が、0.2質量%以上10質量%以下であることを特徴とする、グリース組成物。
続きを表示(約 180 文字)
【請求項2】
前記脂肪酸は、ステアリン酸であることを特徴とする、請求項1に記載のグリース組成物。
【請求項3】
前記基油は、ポリα-オレフィン油であることを特徴とする、請求項1に記載のグリース組成物。
【請求項4】
請求項1~3のいずれか1項に記載のグリース組成物が潤滑油として封入されたことを特徴とする、転がり軸受。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、グリース組成物、及び当該グリース組成物を潤滑油として用いた転がり軸受に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)
【背景技術】
【0002】
従来より、機械装置や車両等の分野において、転がり軸受が多用されている。転がり軸受が荷重を受けて回転すると、内輪と外輪の軌道面及び転動体の転動面に剥離等の損傷が発生することがある。転がり軸受が損傷すると、異音の発生や、装置の回転精度の低下の原因になり、損傷が大きくなると使用が困難になる場合がある。
【0003】
ところで、剥離には、異物の浸入が原因となってクラックが発生し、クラックの部分に応力が集中して剥離する表面起点剥離と、内輪、外輪又は転動体の内部でクラックが発生して剥離する内部起点剥離がある。転がり軸受においては、内部に異物が浸入しにくい構造となっているため、転がり軸受で発生する剥離は内部起点剥離である場合が多い。内部起点剥離は、鋼中の非金属介在物、高温、及び鋼の白色組織変化が原因であることが公知である。以下、鋼の白色組織変化による剥離を白層剥離又は白色剥離という。
【0004】
例えば、特許文献1には、白層剥離の発生を抑制することができるグリース組成物が開示されている。上記特許文献1に記載のグリース組成物は、基油と、増ちょう剤としてのジウレアと、脂肪酸亜鉛塩と、亜鉛ジチオホスフェートと、を含み、脂肪酸亜鉛塩及び亜鉛ジチオホスフェートの含有量が規定されたものである。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2020-204015号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、上記特許文献1に記載のグリース組成物を使用しても、要求される白色剥離の抑制効果を十分に得ることができないことがある。特に、ベルト駆動で使用されるモータ用の軸受や、ベルトを介して動力を伝達するプーリに使用される軸受において、白色剥離の発生率が上昇しており、上記のようなベルト駆動の軸受においても、より一層白色剥離を抑制することができるグリース組成物に対する要求が高くなっている。
【0007】
本発明は、かかる問題点に鑑みてなされたものであり、ベルト等による外輪回転の軸受であっても白色剥離の発生を抑制することができるグリース組成物、及びこのグリース組成物が潤滑油として封入された転がり軸受を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明の上記目的は、グリース組成物に係る下記(1)の構成により達成される。
【0009】
(1) 基油と、ウレア化合物と、脂肪酸金属塩と、を含むグリース組成物であって、
前記脂肪酸金属塩は、脂肪酸の銅塩、脂肪酸のアルミニウム塩、脂肪酸のマグネシウム塩及び脂肪酸のナトリウム塩から選択された少なくとも一種であり、
グリース組成物全質量に対する前記脂肪酸金属塩の含有量が、0.2質量%以上10質量%以下であることを特徴とする、グリース組成物。
【0010】
また、グリース組成物に係る本発明の好ましい実施形態は、以下の(2)及び(3)に関する。
(【0011】以降は省略されています)
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