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公開番号2024150229
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-23
出願番号2023063543
出願日2023-04-10
発明の名称直動案内装置
出願人日本精工株式会社
代理人弁理士法人栄光事務所
主分類F16C 29/06 20060101AFI20241016BHJP(機械要素または単位;機械または装置の効果的機能を生じ維持するための一般的手段)
要約【課題】信頼性を確保しながらも、製造が容易な直動案内装置を提供する。
【解決手段】直動案内装置は、案内レールと、前記案内レールに対して軸方向に相対移動するように配置されたスライダ本体と、前記案内レールと前記スライダ本体との間に形成される転動体転動路と、前記転動体転動路と並設された転動体戻し路とに沿って転動自在に配置される複数の転動体と、前記スライダ本体の移動方向端部に取り付けられたエンドキャップと、を備え、前記エンドキャップは、前記転動体転動路と前記転動体戻し路とを接続する方向転換路と、前記転動体転動路に向かって突出し前記転動体転動路に沿って転動する転動体を掬い上げて前記方向転換路に導くタング部とを有し、前記タング部は、前記タング部の先端から中心に向かって延在するスリット溝を有し、前記スリット溝内に閉塞部材が嵌合している。
【選択図】図8
特許請求の範囲【請求項1】
案内レールと、
前記案内レールに対して軸方向に相対移動するように配置されたスライダ本体と、
前記案内レールと前記スライダ本体との間に形成される転動体転動路と、前記転動体転動路と並設された転動体戻し路とに沿って転動自在に配置される複数の転動体と、
前記スライダ本体の移動方向端部に取り付けられたエンドキャップと、を備え、
前記エンドキャップは、前記転動体転動路と前記転動体戻し路とを接続する方向転換路と、前記転動体転動路に向かって突出し前記転動体転動路に沿って転動する転動体を掬い上げて前記方向転換路に導くタング部とを有し、
前記タング部は、前記タング部の先端から延在するスリット溝を有し、前記スリット溝内に閉塞部材が嵌合している、ことを特徴とする直動案内装置。
続きを表示(約 290 文字)【請求項2】
前記スリット溝内に閉塞部材が嵌合することによって、前記スリット溝が拡幅する方向に力が付与される、ことを特徴とする請求項1に記載の直動案内装置。
【請求項3】
前記案内レールは、前記転動体転動路の一部を形成する軌道溝内に、前記軌道溝に沿って形成された保持部材用溝を有し、前記保持部材用溝内に配置された保持部材の端部に、前記閉塞部材が取り付けられている、ことを特徴とする請求項1または2に記載の直動案内装置。
【請求項4】
前記閉塞部材と前記保持部材とは異なる素材からなる、ことを特徴とする請求項3に記載の直動案内装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、直動案内装置に関する。
続きを表示(約 1,100 文字)【背景技術】
【0002】
一般的な直動案内装置は、案内レールと、スライダと、複数のボールと、を有する。スライダは、案内レールの外側に配置されている。案内レールおよびスライダは、互いに対向する位置に、ボールの軌道を形成する軌道溝をそれぞれ有する。両軌道溝は案内レールの長手方向に延びている。
【0003】
スライダはスライダ本体と一対のエンドキャップを有し、スライダ本体にボールの軌道溝および戻し路が形成され、エンドキャップにボールの方向転換路が形成されている。軌道、戻し路、および方向転換路で構成される循環経路内にボールが配置され、軌道内を負荷状態で転動するボールを介して、スライダが案内レールに沿って直線移動する。
【0004】
エンドキャップのスライダ本体側の面に、方向転換路の外周面を成す、断面が円弧状の溝が形成されている。円弧溝の軌道側の端部に、軌道からボールをすくい上げて方向転換路に導くタング部が形成されている。
【0005】
直動案内装置において、ボールが方向転換路の端部に設けられたタング部によってすくい上げられる際に、ボールがタング部の先端に繰り返し衝突することで、特に高速駆動する際に発生する運転騒音を抑制したいという問題がある。
【0006】
その対策の一例として、特許文献1において、タング部の先端と方向転換路の曲率中心とを結んだ直線と、スライダの移動方向端面とがなす角度をαとしたとき、αを5゜~20゜の範囲に設定することで、作動性を悪化させることなく、運転騒音を抑制できる直動案内装置が提案されている。
【0007】
しかしながら、特許文献1の技術によれば、タング部の先端形状が鋭角となっていることで、ボールとの繰り返し衝突により破損などが生じやすくなるという問題がある。
【0008】
この問題に対する対策案は様々提案されており、例えば特許文献2では、方向転換路をターン部材に設け、このターン部材が、転動体が方向転換路に進入した際の力を和らげるクッション部を介して移動ブロックに保持される直動案内装置を提案している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0009】
特開2001-182745号公報
特開2010-14234号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0010】
しかしながら特許文献2の直動案内装置では、各部材を接合する手法の検討の余地がある。例えばターン部材をクッション部に接着剤を用いて接合するなどの手法が挙げられるが、接着剤による接合では、製造方法が複雑で製造コストが高いという問題を招いている。
(【0011】以降は省略されています)

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