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公開番号2024151540
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-25
出願番号2023064973
出願日2023-04-12
発明の名称回転センサ一体型軸受
出願人日本精工株式会社,多摩川精機株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類F16C 41/00 20060101AFI20241018BHJP(機械要素または単位;機械または装置の効果的機能を生じ維持するための一般的手段)
要約【課題】回転センサのセンサステータと軸受とを容易に一体化する。
【解決手段】回転センサ一体型軸受1は、回転軸6を支持する軸受2と、回転軸6の回転を検出する回転センサのセンサステータ3と、軸受2に係合する第1係合部41とセンサステータ3に係合する第2係合部42とを有し、センサステータ3と軸受2とを連結する連結部4と、を備える。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
回転軸を支持する軸受と、
前記回転軸の回転を検出する回転センサのセンサステータと、
前記軸受に係合する第1係合部と前記センサステータに係合する第2係合部とを有し、前記センサステータと前記軸受とを連結する連結部と、を備える、回転センサ一体型軸受。
続きを表示(約 960 文字)【請求項2】
前記軸受の外輪の内径面には係合溝が設けられており、
前記第1係合部は、径方向の外側に向って突出する形状を呈しており、
前記連結部は、前記第1係合部が前記係合溝に嵌め込まれることによって、前記外輪に係合する、請求項1に記載の回転センサ一体型軸受。
【請求項3】
前記第2係合部は、前記センサステータの樹脂部分に埋め込まれることによって、前記センサステータに係合する、請求項1に記載の回転センサ一体型軸受。
【請求項4】
前記第2係合部は、前記軸受側から前記センサステータ側に向うにしたがって径方向の外側に向って延びる又は径方向の内側に向って延びる形状を呈している、請求項3に記載の回転センサ一体型軸受。
【請求項5】
前記第2係合部は、径方向の外側に向って立ち上がる又は径方向の内側に向って立ち上がる立上り部を有している、請求項3に記載の回転センサ一体型軸受。
【請求項6】
前記回転センサは、レゾルバであり、
前記センサステータは、周方向に沿って並べて配置されるとともに、前記回転軸に設けられたロータの回転を検出する複数のコイルを備え、
前記連結部は、環状を呈しており、周方向に沿って並ぶ前記複数のコイルの外側に配置され、
前記第2係合部には、切欠部が複数設けられている、請求項3~5のいずれか一項に記載の回転センサ一体型軸受。
【請求項7】
前記切欠部は、径方向において前記コイルと対向する位置に設けられている、請求項6に記載の回転センサ一体型軸受。
【請求項8】
前記回転センサは、レゾルバであり、
前記センサステータは、周方向に沿って並べて配置されるとともに、前記回転軸に設けられたロータの回転を検出する複数のコイルを備え、
前記連結部は、環状を呈しており、周方向に沿って並ぶ前記複数のコイルの外側に配置され、
前記第2係合部は、径方向の内側に向って立ち上がる立上り部を有し、
前記立上り部における立ち上がり方向の先端側の端縁は、軸方向に沿って見たときに多角形状を呈している、請求項3に記載の回転センサ一体型軸受。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、回転センサのセンサステータと軸受とが一体に構成された回転センサ一体型軸受に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
回転軸を支持する軸受に近接した位置に、回転軸の回転を検出する回転センサが設けられることがある。軸受に近接した位置に回転センサを設ける構成が、例えば特許文献1に開示されている。この文献には、ハウジングに固定された固定部材が軸受の外輪を支持しつつ回転センサのセンサステータを保持することにより、センサステータを軸受に近接させて設ける構成が記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2011-172345号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
センサステータは、回転軸の回転を検出できるように適切な位置に設けられる必要がある。特許文献1に記載された構成では、センサステータが固定部材を介してハウジングに取り付けられている。このため、この構成では、ハウジングと回転軸との位置関係が適切となるように高い加工精度が求められ、センサステータを軸受に近接させて設けることが困難となる。
【0005】
そこで、本発明は、回転センサのセンサステータと軸受とを容易に一体化することが可能な回転センサ一体型軸受を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、[1]「回転軸を支持する軸受と、前記回転軸の回転を検出する回転センサのセンサステータと、前記軸受に係合する第1係合部と前記センサステータに係合する第2係合部とを有し、前記センサステータと前記軸受とを連結する連結部と、を備える、回転センサ一体型軸受。」である。
【0007】
この回転センサ一体型軸受において、連結部は、軸受に係合する第1係合部とセンサステータに係合する第2係合部とを有している。すなわち、センサステータは、連結部によって軸受に連結されている。これにより、回転センサ一体型軸受は、連結部を用いることによって、回転センサのセンサステータと軸受とを容易に一体化することができる。
【0008】
本発明の回転センサ一体型軸受は、[2]「前記軸受の外輪の内径面には係合溝が設けられており、前記第1係合部は、径方向の外側に向って突出する形状を呈しており、前記連結部は、前記第1係合部が前記係合溝に嵌め込まれることによって、前記外輪に係合する、上記[1]に記載の回転センサ一体型軸受。」であってもよい。この場合、回転センサ一体型軸受は、連結部の第1係合部を外輪の係合溝に嵌め込むことによって、連結部を外輪に容易に取り付けることができる。
【0009】
本発明の回転センサ一体型軸受は、[3]「前記第2係合部は、前記センサステータの樹脂部分に埋め込まれることによって、前記センサステータに係合する、上記[1]又は[2]に記載の回転センサ一体型軸受。」であってもよい。この場合、回転センサ一体型軸受では、ねじ等の固定具を用いることなく、インサート成形等の種々の方法によって連結部とセンサステータとを一体化させることができる。これにより、回転センサ一体型軸受は、ねじ等の部品点数の増加抑制しつつ、連結部とセンサステータとを係合させることができる。また、第2係合部が埋め込まれるセンサステータの樹脂部分は、連結部を保持するホルダとしての機能も兼ねている。このため、回転センサ一体型軸受は、連結部を備える場合であっても、軸方向の厚さが増加することを抑制できる。
【0010】
本発明の回転センサ一体型軸受は、[4]「前記第2係合部は、前記軸受側から前記センサステータ側に向うにしたがって径方向の外側に向って延びる又は径方向の内側に向って延びる形状を呈している、上記[3]に記載の回転センサ一体型軸受。」であってもよい。この回転センサ一体型軸受では、軸方向に対して第2係合部が傾斜している。これにより、回転センサ一体型軸受は、傾斜する第2係合部がセンサステータの樹脂部分に引っ掛かることによって、センサステータから連結部の第2係合部が抜け出る(脱落する)ことを抑制できる。
(【0011】以降は省略されています)

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