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公開番号2024127164
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-09-20
出願番号2023036125
出願日2023-03-09
発明の名称画像形成方法、画像形成装置、キャリア、及び現像剤
出願人株式会社リコー
代理人個人,個人,個人
主分類G03G 9/113 20060101AFI20240912BHJP(写真;映画;光波以外の波を使用する類似技術;電子写真;ホログラフイ)
要約【課題】長期間にわたって、トナーの飛散、画像かぶり、及びキャリア付着の発生を抑制することができる画像形成方法の提供。
【解決手段】
芯材粒子と、前記芯材粒子を被覆する、アンチモン含有粒子を含む被覆層と、を有するキャリア、及びトナーを含む現像剤を用いて、像担持体上に形成された静電潜像を現像する現像工程と、前記現像剤に対して、前記キャリアを補給するキャリア補給工程と、を含むことを特徴とする画像形成方法である。
【選択図】なし


特許請求の範囲【請求項1】
芯材粒子と、前記芯材粒子を被覆する、アンチモン含有粒子を含む被覆層と、を有するキャリア、及びトナーを含む現像剤を用いて、像担持体上に形成された静電潜像を現像する現像工程と、
前記現像剤に対して、前記キャリアを補給するキャリア補給工程と、を含むことを特徴とする画像形成方法。
続きを表示(約 570 文字)【請求項2】
余剰な前記現像剤を排出する現像剤排出工程を含む、請求項1に記載の画像形成方法。
【請求項3】
前記アンチモン含有粒子は、基体粒子、及びアンチモンをドープした酸化スズを含有し、
前記基体粒子が無機微粒子である、請求項1に記載の画像形成方法。
【請求項4】
前記基体粒子は、酸化アルミニウムである、請求項3に記載の画像形成方法。
【請求項5】
前記アンチモンは、五酸化二アンチモンである、請求項3に記載の画像形成方法。
【請求項6】
前記被覆層は、前記アンチモン含有粒子以外の無機粒子を含有する、請求項1に記載の画像形成方法。
【請求項7】
前記アンチモン含有粒子以外の無機微粒子は、白色である、請求項6に記載の画像形成方法。
【請求項8】
前記アンチモン含有粒子以外の無機微粒子は、硫酸バリウムを含む、請求項6に記載の画像形成方法。
【請求項9】
前記アンチモン含有粒子以外の無機微粒子は、硫酸バリウムのみからなる、請求項6に記載の画像形成方法。
【請求項10】
請求項1から9のいずれかに記載の画像形成方法に用いられることを特徴とするキャリア。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、画像形成方法、画像形成装置、キャリア、及び現像剤に関する。
続きを表示(約 2,300 文字)【背景技術】
【0002】
従来、画像形成装置における現像装置には、磁性材料を含むトナー粒子を用いて現像を行う一成分現像方式、又はトナー粒子及びキャリア粒子からなる現像剤を用いて現像を行う二成分現像方式が採用されている。これらのうち、現像性に優れる観点から、現在の画像形成装置においては二成分現像方式が主流となっている。特に近年では、フルカラーやマルチカラー画像を形成するカラー画像形成装置に多く採用されており、二成分現像方式の現像装置に対する需要は、さらに高まってきている。
【0003】
二成分現像方式の現像装置としては、例えば、キャリア補給装置と、トナー補給装置とを設けた電子写真複写機用現像装置が開示されている(例えば、特許文献1参照)。当該電子写真複写機用現像装置は、現像によって消費されるトナーと共にキャリアを補給し、現像装置内のキャリアを少しずつ入れ替えることにより、帯電量の変動を抑制して画像濃度を安定化させる、所謂トリクル現像方式の現像装置である。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明は、長期間にわたって、トナーの飛散、画像かぶり、及びキャリア付着の発生を抑制することができる画像形成方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
前記課題を解決するための手段としての本発明の画像形成方法は、以下の通りである。即ち、
芯材粒子と、前記芯材粒子を被覆する、アンチモン含有粒子を含む被覆層と、を有するキャリア、及びトナーを含む現像剤を用いて、像担持体上に形成された静電潜像を現像する現像工程と、
前記現像剤に対して、前記キャリアを補給するキャリア補給工程と、を含むことを特徴とする。
【発明の効果】
【0006】
本発明によると、長期間にわたって、トナーの飛散、画像かぶり、及びキャリア付着の発生を抑制することができる画像形成方法を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
図1は、本実施形態に係る画像形成装置の一例を示す概略図である。
図2は、本発明に係る現像手段の一例を示す拡大概略図である。
図3は、現像剤の流れの一例を説明するための斜視概略図である。
図4は、現像剤の流れの一例を説明するための模式図である。
図5は、本実施形態に係る画像形成装置の他の一例を示す概略図である。
図6は、本発明に係る現像手段、及びその周辺における構造の一例を示す概略図である。
図7は、本発明に係るキャリア補給手段の一例を示す概略図である。
図8Aは、本発明に係るキャリア補給手段に設けられるノズルの一例を示す概略図である。
図8Bは、図8A中の軸方向断面図である。
図8Cは、図8B中の符号A-Aで切断したときの断面図である。
図9は、本発明に係るキャリア補給手段におけるスクリューポンプの一例を示す概略断面図である。
図10は、本実施形態に係る現像剤収容部材に現像剤を充填した状態の一例を示す斜視図である。
図11は、本実施形態に係る現像剤収容部材内部の現像剤が排出されて減容した状態の一例を示す正面図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
一般的に、二成分現像方式は、以下の工程により行われる。
現像装置内にて、トナー粒子及びキャリア粒子が撹拌されることで生じる摩擦に起因して、当該トナー粒子は当該キャリア粒子から電荷を付与される。電荷を付与されたトナー粒子は、キャリア粒子表面に静電的に付着し、現像領域へと搬送される。現像バイアスが印加された条件下にて、当該トナー粒子は当該キャリア粒子より分離し、像担持体の潜像部分に静電的に付着することによりトナー画像が形成される。
【0009】
二成分現像方式によって画像を形成する場合、長期間の使用にわたって高耐久性かつ優れた安定性を有する画像を提供するためには、トナー粒子及びキャリア粒子の撹拌時において、当該キャリア粒子から当該トナー粒子に対して付与される帯電量を安定化させることが重要である。
また、二成分現像方式によって画像濃度が均一である画像を得るためには、キャリアの抵抗を適度に低下させることが必要である。当該キャリアの抵抗が高い場合、現像時における電界の歪みに起因して、形成される画像のエッジ部分が濃くなる、即ち、画像濃度の均一性が低下することがある。そのため、キャリアの抵抗を適度に低下させることは、画像形成において重要である。
【0010】
しかしながら、従来の二成分現像方式による画像形成方法においては、キャリア粒子の抵抗及び現像剤の帯電性が過度に低下することにより、画像形成においてトナー飛散や画像かぶりといった不具合が生じるという課題があった。具体的には、次の通りである。
トナー粒子は現像工程によって消費され続ける一方で、キャリア粒子は消費されずに現像槽内に残留する。そのため、トナー粒子及びキャリア粒子の撹拌頻度が多くなるにつれて、キャリア粒子表面をコートする樹脂被覆層の剥離や、キャリア粒子表面へのトナー粒子の融着等が生じて、キャリア粒子の抵抗及び現像剤の帯電性が過度に低下することがあり、それに起因してトナー飛散、画像かぶり、及びキャリア付着といった不具合が生じることがある。
(【0011】以降は省略されています)

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