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公開番号2024126134
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-09-20
出願番号2023034328
出願日2023-03-07
発明の名称シート給送装置、及び、画像形成装置
出願人株式会社リコー
代理人個人
主分類B65H 5/06 20060101AFI20240912BHJP(運搬;包装;貯蔵;薄板状または線条材料の取扱い)
要約【課題】画像形成装置本体に対して給送トレイを離脱した状態のまま、搬送ローラ対によるシートの搬送を可能にする。
【解決手段】第1トレイ12(給送トレイ)の下流側の搬送経路K1に、駆動ローラ61aと従動ローラ61bとからなる第1搬送ローラ対61(搬送ローラ対)が設けられている。また、画像形成装置本体1に対して第1トレイ12(給送トレイ)が離脱される動作に連動して駆動ローラ61aに対して従動ローラ61bを離間させて、第1トレイ12が離脱された状態で駆動機構90によって駆動ローラ61aが回転駆動される動作に連動して駆動ローラ61aに対して従動ローラ61bを当接させる接離機構79が設けられている。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
画像形成装置本体に対して着脱可能に設置されて、シートを収納可能な給送トレイと、
前記画像形成装置本体の側に設置されて、前記画像形成装置本体に装着された状態の前記給送トレイから給送されたシートを搬送する搬送ローラ対と、
を備え、
前記搬送ローラ対は、
駆動機構によって回転駆動される駆動ローラと、
前記駆動ローラに当接して、前記駆動ローラの回転に連動して従動回転する従動ローラと、
を具備し、
前記画像形成装置本体に対して前記給送トレイが離脱される動作に連動して前記駆動ローラに対して前記従動ローラを離間させて、前記給送トレイが離脱された状態で前記駆動機構によって前記駆動ローラが回転駆動される動作に連動して前記駆動ローラに対して前記従動ローラを当接させる接離機構が設けられたことを特徴とするシート給送装置。
続きを表示(約 1,000 文字)【請求項2】
前記給送トレイとは異なる第2給送トレイを少なくとも1つ備え、
前記第2給送トレイから給送されるシートの搬送経路中に前記搬送ローラ対が配置されたことを特徴とする請求項1に記載のシート給送装置。
【請求項3】
前記駆動ローラは、前記駆動ローラとともに回転可能なピニオンギアが設置され、
前記接離機構は、
前記給送トレイが離脱される動作に連動して所定方向に移動することで前記従動ローラを離間方向に移動させるリンク部と、前記ピニオンギアに噛合するラックギアと、を具備した可動部材が設けられて、
前記駆動機構による前記駆動ローラの回転駆動に連動して前記ラックギアに噛合する前記ピニオンギアが回転することで、前記リンク部が前記所定方向の逆方向に移動するように前記可動部材が移動して、前記駆動ローラに対して前記従動ローラが当接することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のシート給送装置。
【請求項4】
前記接離機構は、前記リンク部が前記所定方向に移動するように前記可動部材を付勢する付勢部材を具備したことを特徴とする請求項3に記載のシート給送装置。
【請求項5】
前記給送トレイは、前記画像形成装置本体に装着された状態で前記可動部材の当接部に当接して、前記付勢部材の付勢に抗して前記可動部材の前記リンク部の前記所定方向への移動を制限する被当接部を具備したことを特徴とする請求項4に記載のシート給送装置。
【請求項6】
前記駆動機構は、前記給送トレイが離脱される動作に連動して前記駆動ローラを逆回転させることを特徴とする請求項3に記載のシート給送装置。
【請求項7】
前記ピニオンギアは、トルクリミッタを介して前記回転軸に設置されて、前記回転軸にかかる駆動トルクが所定値に達したときに前記回転軸に対して相対的に空転することを特徴とする請求項3に記載のシート給送装置。
【請求項8】
前記接離機構は、前記駆動機構によって前記駆動ローラが駆動された状態で前記画像形成装置本体に対して前記給送トレイが離脱されたときに、前記駆動ローラに対して前記従動ローラを離間させないことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のシート給送装置。
【請求項9】
請求項1又は請求項2に記載のシート給送装置を備えたことを特徴とする画像形成装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
この発明は、シートを給送するシート給送装置と、それを備えた複写機、プリンタ、ファクシミリ、又は、それらの複合機や印刷機等の画像形成装置と、に関するものである。
続きを表示(約 2,200 文字)【背景技術】
【0002】
従来から、複写機やプリンタや印刷機等の画像形成装置において、用紙などのシートが収容された給送トレイ(給紙カセット)が画像形成装置本体に対して着脱可能(引出し可能)に設置されたものが広く知られている(例えば、特許文献1参照。)。
そして、給送トレイから給送されたシートは、その搬送方向下流側の近傍に配置された搬送ローラ対によって、さらに搬送方向下流側に搬送されることになる。
【0003】
一方、特許文献1には、搬送ローラ対の位置でジャム(紙詰まり)したシートの除去性(ジャム処理性)を向上させることを目的として、搬送ローラ対の近傍に設置された外装カバーを開放したときに、その開放動作に連動して、搬送ローラ対を構成する2つのローラのうち一方のローラを他方のローラから離間させる技術が開示されている。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
従来の画像形成装置は、給送トレイの下流側近傍に設置された搬送ローラ対の位置でジャムしたシートの除去性(ジャム処理性)を向上させるために、画像形成装置本体に対して給送トレイを離脱する動作(引き出す動作)に連動して、搬送ローラ対を構成する駆動ローラと従動ローラとのうち従動ローラを離間させるように構成する方策が考えられる。
しかし、そのように構成した場合には、搬送ローラ対の位置でシートのジャムが生じていなくて、単に給送トレイにシートを補充するために、画像形成装置本体に対して給送トレイを離脱してしまうと、その状態のまま搬送ローラ対によるシートの搬送をすることができなかった。
【0005】
この発明は、上述のような課題を解決するためになされたもので、画像形成装置本体に対して給送トレイを離脱した状態のまま、搬送ローラ対によるシートの搬送をすることができる、シート給送装置、及び、画像形成装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
この発明におけるシート給送装置は、画像形成装置本体に対して着脱可能に設置されて、シートを収納可能な給送トレイと、前記画像形成装置本体の側に設置されて、前記画像形成装置本体に装着された状態の前記給送トレイから給送されたシートを搬送する搬送ローラ対と、を備え、前記搬送ローラ対は、駆動機構によって回転駆動される駆動ローラと、前記駆動ローラに当接して、前記駆動ローラの回転に連動して従動回転する従動ローラと、を具備し、前記画像形成装置本体に対して前記給送トレイが離脱される動作に連動して前記駆動ローラに対して前記従動ローラを離間させて、前記給送トレイが離脱された状態で前記駆動機構によって前記駆動ローラが回転駆動される動作に連動して前記駆動ローラに対して前記従動ローラを当接させる接離機構が設けられたものである。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、画像形成装置本体に対して給送トレイを離脱した状態のまま、搬送ローラ対によるシートの搬送をすることができる、シート給送装置、及び、画像形成装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
この発明の実施の形態における画像形成装置を示す全体構成図である。
シート給送装置の一部を示す構成図である。
画像形成装置本体から第1トレイが引き出された後に第2トレイ又は第3トレイによる給送がおこなわれる動作を示す図である。
接離機構の構成・動作を示す図である。
搬送ローラ対や駆動機構や接離機構の要部を軸方向に示す図である。
変形例としての、接離機構の構成・動作を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、この発明を実施するための形態について、図面を参照して詳細に説明する。なお、各図中、同一又は相当する部分には同一の符号を付しており、その重複説明は適宜に簡略化ないし省略する。
【0010】
まず、図1にて、画像形成装置1における全体の構成・動作について説明する。
図1において、1は画像形成装置としてのプリンタ、2は感光体ドラム、3は感光体ドラム2の表面を帯電する帯電装置、6は帯電装置3によって帯電された感光体ドラム2の表面にレーザ光Lを照射して静電潜像を形成する露光装置、を示す。
また、4は感光体ドラム2の表面に形成された静電潜像を現像してトナー像を形成する現像装置、7は感光体ドラム2の表面に形成されたトナー像をシートPに転写する転写装置、を示す。また、5は感光体ドラム2の表面に残存する未転写トナーをクリーニングするクリーニング装置を示す。
また、11は3段の第1~第3トレイ12~14が設けられたシート給送装置、51は第1~第3トレイに収容されたシートPを給送するための給送機構、を示す。また、61~63は第1~第3搬送経路K1~K3に設置された搬送ローラ対、を示す。
また、17は転写装置7の位置に向けてシートPを搬送するレジストローラ対(タイミングローラ対)、20はシートP上に担持されたトナー像(未定着画像)を定着する定着装置、31は画像形成装置本体1から排出されたシートPが積載されるスタック部、を示す。
(【0011】以降は省略されています)

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