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公開番号2024127983
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-09-20
出願番号2024107965,2022025086
出願日2024-07-04,2022-02-21
発明の名称情報処理システム、通信システム、画像共有方法、プログラム
出願人株式会社リコー
代理人弁理士法人ITOH
主分類H04N 7/18 20060101AFI20240912BHJP(電気通信技術)
要約【課題】通信端末からの撮像要求により撮像装置が撮像した広視野画像を、通信端末における視点情報と関連付けできる通信システムを提供すること。
【解決手段】本発明は、広範囲の視野角を有する広視野画像を撮像可能な撮像装置と、該撮像装置が撮像した第一の広視野画像を含む映像を複数の通信端末に送信する情報処理システムとを備える通信システムであって、前記情報処理システムは、前記通信端末から要求を受信した場合に、前記撮像装置に撮像要求を送信する通信部を有し、前記撮像装置は、 前記撮像要求に応じて第二の広視野画像を撮像する撮像部を有し、前記情報処理システムはさらに、前記第二の広視野画像と、前記通信端末において指定された広視野画像を表示する際の所定領域を特定する視点情報と、を関連付ける関連付け処理部を有する。
【選択図】図1

特許請求の範囲【請求項1】
広範囲の視野角を有する広視野画像を撮像可能な撮像装置と、該撮像装置が撮像した第一の広視野画像を含む映像を複数の通信端末に送信する情報処理システムとを備える通信システムであって、
前記情報処理システムは、
前記通信端末から要求を受信した場合に、前記撮像装置に撮像要求を送信する通信部を有し、
前記撮像装置は、
前記撮像要求に応じて第二の広視野画像を撮像する撮像部を有し、
前記情報処理システムはさらに、
前記第二の広視野画像と、前記通信端末において指定された広視野画像を表示する際の所定領域を特定する視点情報とを関連付ける関連付け処理部を有する通信システム。
続きを表示(約 1,400 文字)【請求項2】
前記関連付け処理部は、第一の通信端末から第二の広視野画像の撮像要求を受信する際、前記第一の通信端末において前記第一の広視野画像に対し任意に指定された視点情報を受信し、前記撮像装置に前記第二の広視野画像の撮像要求、保存先情報及び前記視点情報を送信し、
前記撮像装置は、
前記保存先情報が指定する保存先に、前記第二の広視野画像及び視点情報を保存する、ことを特徴とする請求項1に記載の通信システム。
【請求項3】
前記関連付け処理部は、前記第一の通信端末から第二の広視野画像の撮像要求を受信する際、前記第一の通信端末において前記第一の広視野画像に対し任意に指定された視点情報を受信し、前記撮像装置に前記第二の広視野画像の撮像要求及び前記視点情報を送信し、
前記撮像装置は、前記第二の広視野画像及び前記視点情報を前記情報処理システムに送信し、
前記通信部は、前記撮像装置から受信した前記第二の広視野画像及び前記視点情報を第二の通信端末に送信する、ことを特徴とする請求項2に記載の通信システム。
【請求項4】
前記関連付け処理部は、前記保存先情報を前記第一の通信端末に送信し、
前記第一の通信端末から前記保存先情報の共有要求を受信した場合、前記通信部は、前記保存先情報を前記第二の通信端末に送信することを特徴とする請求項3に記載の通信システム。
【請求項5】
前記情報処理システムは、
前記撮像装置による広視野画像の送信開始又は送信停止を受け付ける画面を通信端末に提供し、
通信端末からの送信開始要求又は送信停止要求に応じて、前記広視野画像の送信開始又は送信停止を前記撮像装置に要求することを特徴とする請求項1~4のいずれか1項に記載の通信システム。
【請求項6】
前記情報処理システムは、
テナントへの前記撮像装置の登録を受け付け、
前記テナントに予め登録されている通信グループのリストとテナントに登録されてる前記撮像装置を通信端末に提供する通信グループ管理部を有し、
前記通信グループ管理部は、前記通信端末が選択を受け付けた前記通信グループに、前記通信端末が選択を受け付けた前記撮像装置を対応付けることを特徴とする請求項1~5のいずれか1項に記載の通信システム。
【請求項7】
前記第二の通信端末は、
前記保存先情報が指定する保存先から前記第二の広視野画像及び前記視点情報を受信し、
前記視点情報で特定される前記第二の広視野画像の視点を画像欄の中央に一致させ表示することを特徴とする請求項3又は4に記載の通信システム。
【請求項8】
前記第二の通信端末は、
前記情報処理システムから前記保存先情報を受信し、前記保存先情報が示す保存先に保存されている前記第二の広視野画像の取得を受け付ける表示部品を表示することを特徴とする請求項7に記載の通信システム。
【請求項9】
前記第二の通信端末は、
前記情報処理システムから前記保存先情報及び前記第二の広視野画像のサムネイル画像を受信し、前記表示部品と共に前記サムネイル画像を表示することを特徴とする請求項8に記載の通信システム。
【請求項10】
前記広視野画像は全天球画像であることを特徴とする請求項1に記載の通信システム。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、情報処理システム、通信システム、画像共有方法、及びプログラムに関する。
続きを表示(約 3,000 文字)【背景技術】
【0002】
一方の拠点から1つ以上の他の拠点にリアルタイムに画像や音声を送信し、遠隔地にいるユーザー同士で画像や音声を用いた遠隔コミュニケーションを行う通信システムが知られている。この画像として、通常の画角では確認しきれないような箇所も含む撮像範囲として例えば360度の全周囲が撮像された360度画像(全天球画像、全方位画像、全周囲画像ともいう)を含む広い撮像範囲で撮像された広い視野角を有する広視野の画像が知られており、ユーザーは通信端末を操作して通信端末の表示画面に表示された広視野画像の一部の画像について、仮想的な視点を変更することで任意の仮想的な視点から広視野画像の一部の領域を見ることができる。
【0003】
これら広視野画像には本来見せたくない被写体が写る場合もあり、見せたくない被写体をユーザーが見ることを防止する技術が考案されている(例えば特許文献1参照。)。特許文献1には、煩雑な操作をすることなく、より好適な範囲を広視野画像から切り出す技術が開示されている。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、従来の技術では、広視野画像の一部の範囲を切り出してしまうため、例えば、遠隔地と現場で協働するような遠隔コミュニケーションを行う中で、ある通信端末が、広視野画像を仮想的な特定の視点から見た場合に所定領域を表示している状況で、撮像装置によって撮像した広視野画像を保存や共有したい場合に、どの視点から見ていたのか特定できなかった。
【0005】
本発明は、上記課題に鑑み、撮像装置が撮像した広視野画像を、通信端末における視点情報と関連付けできるように効率化された通信システムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題に鑑み、本発明は、広範囲の視野角を有する広視野画像を撮像可能な撮像装置と、該撮像装置が撮像した第一の広視野画像を含む映像を複数の通信端末に送信する情報処理システムとを備える通信システムであって、
前記情報処理システムは、前記通信端末から要求を受信した場合に、前記撮像装置に撮像要求を送信する通信部を有し、前記撮像装置は、前記撮像要求に応じて第二の広視野画像を撮像する撮像部を有し、前記情報処理システムはさらに、前記第二の広視野画像と、前記通信端末において指定された広視野画像を表示する際の所定領域を特定する視点情報とを関連付ける関連付け処理部を有する。
【発明の効果】
【0007】
撮像装置が撮像した広視野画像を、通信端末における視点情報と関連付けできる通信システムを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
広視野画像を用いた遠隔コミュニケーションの一例を説明する図である。
通信システムの構成概略図の一例である。
撮像装置のハードウエア構成図の一例である。
通信端末、情報処理システムのハードウエア構成図の一例である。
(a)は撮像装置の左側面図であり、(b)は撮像装置の正面図であり、(c)は撮像装置の平面図である。
撮像装置の使用イメージ図である。
(a)は撮像装置で撮像された半球画像(前)、(b)は撮像装置で撮像された半球画像(後)、(c)は正距円筒図法により表された画像を示した図である。
(a)正距円筒射影画像で球を被う状態を示した概念図、(b)全天球画像を示した図である。
全天球画像を三次元の立体球とした場合の仮想カメラ及び所定領域の位置を示した図である。
(a)は図5の立体斜視図、(b)はディスプレイに所定領域の画像が表示されている状態を示す図である。
所定領域情報と所定領域Tの画像との関係を示した図である。
球座標による三次元ユークリッド空間内の点を示した図である。
通信システムの機能構成図の一例である。
画像管理情報記憶部に記憶される画像管理情報を示す概念図である。
仮想ルーム情報記憶部に記憶される仮想ルーム情報及びテナント情報記憶部に記憶されるテナント情報を示す概念図である。
(a)は入室画面の一例を示す図である。(b)はユーザーが仮想ルームに入室したことで、通信端末が表示する画像閲覧画面の一例を示す図である。
ユーザー(又は通信端末)が仮想ルームに入室する処理を説明するシーケンス図の一例である。
通信端末が表示するデバイス登録画面の一例を示す図である。
(a)は、撮像装置登録ダイアログを示す図の一例である。(b)は、二次元コード画面の一例を示す図である。
VRゴーグル登録ボタンが押下された場合に表示されるVRゴーグル登録画面の一例を示す図である。
仮想ルームに撮像装置を対応付けるための仮想ルーム対応付け画面(その1)の一例を示す図である。
仮想ルーム対応付け画面(その2)の一例を示す図である。
仮想ルーム対応付け画面(その3)の一例を示す図である。
通信端末が表示する広視野画像送信開始停止ダイアログの一例を示す図である。
ユーザーが仮想ルームに撮像装置を登録する手順を示すシーケンス図の一例である。
広視野画像が共有される流れを説明するシーケンス図の一例である。
通信端末が表示する画像閲覧画面の一例を示す図である。
通信端末において、撮像ボタンが押下されたことでダウンロードボタンが表示された画像閲覧画面の一例を示す図である。
(a)は、ユーザーがダウンロードボタンを押下する前に表示される画像閲覧画面を示す図の一例である。(b)は、ユーザーがダウンロードボタンを押下した後に表示される画像閲覧画面を示す図の一例である。
サムネイル画像が表示された画像閲覧画面を示す図の一例である。
3つの画像欄がある場合の画像閲覧画面の一例を示す図である。
広視野画像の共有時において、通信端末からユーザーが撮像装置に撮像を要求する処理を説明するシーケンス図の一例である。
広視野画像の共有時において、通信端末からユーザーが撮像装置に撮像を要求する処理を説明するシーケンス図の変形例を示す図である。
通信システムが遠隔医療に適用された遠隔コミュニケーションの一例を説明する図である。
遠隔医療の場合において仮想ルームに撮像装置を対応付けるための仮想ルーム対応付け画面(その1)の一例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本発明を実施するための形態の一例として、情報処理システムと情報処理システムが行う画像共有方法について説明する。
【0010】
<遠隔コミュニケーションの一例>
図1は、広視野画像を用いた遠隔コミュニケーションの一例を説明する図である。図1では、3つの拠点A~Cが情報処理システム50を介して通信している。拠点の数は一例に過ぎず、2拠点でも、4拠点以上でもよい。
(【0011】以降は省略されています)

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