TOP
|
特許
|
意匠
|
商標
特許ウォッチ
Twitter
他の特許を見る
10個以上の画像は省略されています。
公開番号
2024122797
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-09-09
出願番号
2023030555
出願日
2023-02-28
発明の名称
服薬支援装置
出願人
株式会社リコー
代理人
個人
主分類
A61J
7/00 20060101AFI20240902BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約
【課題】介護施設等における看護師や介護士の服薬準備業務における業務時間の削減と業務負荷の軽減を図るとともに、誤薬を防止することを目的とする。
【解決手段】第1の服薬関連情報を読み取る服薬関連情報読取り部65と、第2の服薬関連情報を記憶する記憶部170と、を備え、服薬関連情報読取り部65により読み取られた第1の服薬関連情報と記憶部17に記憶されている第2の服薬関連情報とを比較して、第1の服薬関連情報が第2の服薬関連情報と一致するように、移送部90により配薬トレイ30における特定の区画33に特定の薬剤パック2を移送する服薬支援装置300であって、カートリッジトレイ20の一部にカートリッジ10がセットされていない箇所がある場合、カートリッジトレイ20の一部に対して、服薬関連情報読取り部65によって読み取り可能な、カートリッジ10未装着のブランク情報コード70を付加しておく。
【選択図】図19
特許請求の範囲
【請求項1】
薬剤パックを格納する第1の格納手段と、
複数の前記第1の格納手段を着脱自在に支持する第2の格納手段と、
特定の前記薬剤パックを特定の位置に配置するための複数の区画を有する配薬手段と、
前記特定の前記薬剤パックを前記第1の格納手段から取り出す取出し手段と、
前記第1の格納手段から取り出した前記薬剤パックを前記配薬手段の特定の区画に移送する移送手段と、
前記薬剤パック、前記第1の格納手段及び前記区画の少なくとも1つに付加されている第1の服薬関連情報を読み取る読取手段と、
前記薬剤パック、前記第1の格納手段及び前記区画の少なくとも1つに予め設定されている第2の服薬関連情報を記憶する記憶手段と、
を備え、
前記読取手段により読み取られた前記第1の服薬関連情報と前記記憶手段に記憶されている前記第2の服薬関連情報とを比較して、前記第1の服薬関連情報が前記第2の服薬関連情報と一致するように、前記移送手段により前記配薬手段における前記特定の前記区画に前記特定の前記薬剤パックを移送する服薬支援装置であって、
前記第2の格納手段の一部に前記第1の格納手段が装着されていない箇所がある場合、前記第2の格納手段の前記一部に対して、前記読取手段によって読み取り可能な、前記第1の格納手段未装着のブランク情報コードを付加しておく服薬支援装置。
続きを表示(約 1,500 文字)
【請求項2】
薬剤パックを格納する第1の格納手段と、
複数の前記第1の格納手段を着脱自在に支持する第2の格納手段と、
特定の前記薬剤パックを特定の位置に配置すべく複数の仕切りで区切られた区画を有する配薬手段と、
前記配薬手段における前記区画に対して着脱可能な筐体と、
前記特定の前記薬剤パックを前記第1の格納手段から取り出す取出し手段と、
前記第1の格納手段から取り出した前記薬剤パックを前記配薬手段の前記区画又は前記筐体に移送する移送手段と、
前記薬剤パック、前記第1の格納手段、前記区画及び前記筐体の少なくとも1つに付加されている第1の服薬関連情報を読み取る読取手段と、
前記薬剤パック、前記第1の格納手段、前記区画及び前記筐体の少なくとも1つに予め設定されている第2の服薬関連情報を記憶する記憶手段と、
を備え、
前記読取手段により読み取られた前記第1の服薬関連情報と前記記憶手段に記憶されている前記第2の服薬関連情報とを比較して、前記第1の服薬関連情報が前記第2の服薬関連情報と一致するように、前記移送手段により前記配薬手段における前記特定の区画又は前記特定の筐体に前記特定の薬剤パックを移送する服薬支援装置であって、
前記配薬手段の複数の前記区画の一部に対して、前記第1の服薬関連情報が付加されていない区画箇所がある場合、該区画箇所に対して前記読取手段によって読み取り可能なブランク情報コードを付加しておくことを特徴とする服薬支援装置。
【請求項3】
請求項2に記載の服薬支援装置において、
前記配薬手段における前記区画に対して着脱可能な筐体を有し、
前記配薬手段における前記区画の一部に、前記筐体が装着されていない区画箇所がある場合、前記区画箇所に対して前記読取手段によって読み取り可能なブランク情報コードを付加しておくことを特徴とする服薬支援装置。
【請求項4】
請求項1に記載の服薬支援装置において、
前記第1の格納手段未装着のブランク情報コードとして、該第1の格納手段の代わりに、前記第2の格納手段に装着することが可能な別部材に付加することを特徴とする服薬支援装置。
【請求項5】
請求項4に記載の服薬支援装置において、
前記別部材の高さ方向の厚さが、第2の格納手段への第1の格納手段の装着の妨げになる厚さであることを特徴とする服薬支援装置。
【請求項6】
請求項4に記載の服薬支援装置において、
前記別部材の上面に、第2の格納手段への第1の格納手段の装着の妨げになる凸部を設けたことを特徴とする服薬支援装置。
【請求項7】
請求項1に記載の服薬支援装置において、
前記第2の格納手段にブランク情報コード付加部材を配置し、
前記第2の格納手段への前記第1の格納手段の装着時に、前記ブランク情報コード付加部材が前記第2の格納手段に対する前記第1の格納手段の装着位置から退避し、前記第2の格納手段からの前記第1の格納手段の取外し時に、前記ブランク情報コード付加部材が前記第2の格納手段に対する前記第1の格納手段の取外し位置に出現する構成としたことを特徴とする服薬支援装置。
【請求項8】
請求項3に記載の服薬支援装置において、
前記筐体の未装着のブランク情報コードを、前記配薬手段における前記区画への前記筐体の装着時の当接面に付加することを特徴とする服薬支援装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、服薬支援装置に関する。
続きを表示(約 3,500 文字)
【背景技術】
【0002】
介護施設等で作業する看護師等の作業時間の低減や誤薬防止の目的で、所定の時間になったときに、薬剤一包化パックが収まった格納部(カートリッジ)から1パックを取出し、配薬手段(配薬トレイ)に配薬する技術が知られている(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
特許文献1記載の発明は、本発明とは確かに薬剤一包化パック(以下、「薬剤パック」ともいう)を配薬トレイに配薬させる点で類似する。
しかし、介護施設等の複数人が入居する施設で使用する場合には、入居者の健康状態により服薬関連情報(服薬タイミング等)を変更することがあり、服薬関連情報と配薬情報を同一にしてしまうと、入居者の健康状態に合わせた正しい服薬ができないという問題の発生が懸念される。
【0004】
そこで、薬剤パック、又は格納手段(カートリッジ)と、配薬手段(小分けボックス)とに服薬関連情報を付加し、その情報を読み取り、定められた入居者とタイミングに合わせた配薬を行うという方法が考えられる。
しかしながら、装置内のカートリッジや小分けボックスが全数必要でない場合もあり、カートリッジや小分けボックスがセットされていない箇所があることが懸念される。その場合、それぞれの情報読取り時に読取りエラーの発生やコード部(例えばQRコード(登録商標)そのもの)の破損などにより読み取りに失敗したのか、不要なカートリッジや小分けボックスがセットされていないのかを判別することができないという問題があった。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、それぞれの情報読取り時に読取りエラーの発生やコード部の破損などにより読み取りに失敗したのか、不要なカートリッジや小分けボックスがセットされていないのかを判別することができるようにし、介護施設等における看護師や介護士の服薬準備業務における業務時間の削減と業務負荷の軽減を図るとともに、誤薬を防止することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を達成するために、本発明は、薬剤パックを格納する第1の格納手段と、複数の前記第1の格納手段を着脱自在に支持する第2の格納手段と、特定の前記薬剤パックを特定の位置に配置するための複数の区画を有する配薬手段と、前記特定の前記薬剤パックを前記第1の格納手段から取り出す取出し手段と、前記第1の格納手段から取り出した前記薬剤パックを前記配薬手段の特定の区画に移送する移送手段と、前記薬剤パック、前記第1の格納手段及び前記区画の少なくとも1つに付加されている第1の服薬関連情報を読み取る読取手段と、前記薬剤パック、前記第1の格納手段及び前記区画の少なくとも1つに予め設定されている第2の服薬関連情報を記憶する記憶手段と、を備え、前記読取手段により読み取られた前記第1の服薬関連情報と前記記憶手段に記憶されている前記第2の服薬関連情報とを比較して、前記第1の服薬関連情報が前記第2の服薬関連情報と一致するように、前記移送手段により前記配薬手段における前記特定の前記区画に前記特定の前記薬剤パックを移送する服薬支援装置であって、前記第2の格納手段の一部に前記第1の格納手段が装着されていない箇所がある場合、前記第2の格納手段の前記一部に対して、前記読取手段によって読み取り可能な、前記第1の格納手段未装着のブランク情報コードを付加しておく服薬支援装置にある。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、介護施設等における看護師や介護士の服薬準備業務における業務時間の削減と業務負荷の軽減を図るとともに、誤薬を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
(a)は一実施形態に係る服薬支援装置を構成する配薬装置の要部の正面図、(b)は(a)の側面図である。
(a)は単一の薬剤一包化パックの平面図、(b)は(a)の薬剤一包化パックをA矢視方向から見た側面図、(c)は薬剤一包化パック結合体の側面図、(d)はパック連続体の一般的な形態を示す図である。
配薬トレイの一構成例を示す外観斜視図である。
(a)は小分けボックス内に配置するQRコード(登録商標)付きラベルの取付例を示す図、(b)はQRコード(登録商標)付きラベルの表示例について説明する図である。
(a)はカートリッジの一例の縦断面図、(b)は(a)の下面図である。
(a)は図5(a)とは別例のカートリッジの縦断面図、(b)は(a)のカートリッジの下面図である。
引出し部に設けられたカートリッジの着脱機構を示す要部の平断面図である。
引出し部に備えられているカートリッジの識別構成を説明する模式的な平面図である。
(a)はキャリッジの構成を示す正面図、(b)は(a)の平面図である。
(a)はキャリッジの動作推移を示す正面図である。
(b)~(g)は図10(a)に続くキャリッジの動作推移を示す正面図である。
(h)~(j)は図11(g)に続くキャリッジの動作推移を示す正面図である。
カートリッジの別の部位に表示された服薬関連情報を読み取る動作を示す正面図である。
(a)は移送部の要部構成を示す正面図、(b)は(a)の側面図である。
配薬装置の主な制御構成を示す制御ブロック図である。
服薬支援装置に係る制御ブロック図である。
参考例1に係る動作フローチャートである。
参考例2に係る動作フローチャートである。
実施例1の構成を示す図であって、(a)はカートリッジがカートリッジトレイにセットされている状態を示す正面断面図、(b)は(a)の下面図、(c)はカートリッジがカートリッジトレイにセットされていない状態を示す正面断面図、(d)は(c)に設けられているブランク情報コード付加部材の下面図である。
実施例1において問題発生の虞を説明する図である。
(a)は実施例2のブランク情報コード付加部材の取り付け状態を説明する正面断面図、(b)、(c)は実施例2に係るブランク情報コード付加部材の立体形状例を示す斜視図である。
(a)は実施例3に係るブランク情報コード付加部材の出現状態を示す断面図、(b)はブランク情報コード付加部材の退避状態を示す断面図である。
実施例4に関する配薬トレイの区画に対して第1の服薬関連情報をセットしていない不使用箇所に空き箇所のブランク情報コードを付加した状態を示す配薬トレイの斜視図である。
図23の不使用箇所にブランク情報コードを付加した状態を示した図である。
実施例5に関する配薬トレイに、小分けボックスがセットされていない空き箇所がある状態を示す斜視図である。
図25の配薬トレイの空き箇所にブランク情報コードを付加した状態を示す平面図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、図を参照して実施例を含む本発明の実施の形態を詳細に説明する。各実施形態、各実施例等に亘り、同一の機能及び形状等を有する構成要素(部材や構成部品)等については、混同の虞がない限り一度説明した後では同一符号を付すことによりその説明を省略する。
【0010】
図1を参照して本発明の一実施形態に係る服薬支援装置を構成する配薬装置の要部の主要な構成を説明する。図1(a)は配薬装置の要部の主要な構成を模式的に示す正面図、図1(b)は図1(a)の側面構成を模式的に示す側面図である。
配薬装置200の要部は、第1の格納部とも呼ばれるカートリッジ10と、第2の格納部とも呼ばれるカートリッジトレイ20と、引出し部80と、配薬トレイ30と、取出し部とも呼ばれるキャリッジ50と、移送部90と、第1出入り口部41~第4出入り口部44と、を備えている。
図1において、配薬装置200の左右方向ないしは横方向(幅方向でもある)をX方向と、前後方向ないしは奥行方向をY方向と、上下方向ないしは縦方向(鉛直方向でもある)をZ方向とする(後述の各図でも同じ)。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPatで参照する
関連特許
個人
男性用下着
3か月前
個人
穿刺補助具
4か月前
個人
錠剤撒き器
2か月前
個人
乗馬テラピー
11日前
個人
入れ歯
5か月前
個人
聴診器
5か月前
個人
蓋付きしびん
5か月前
個人
身体牽引装置
6日前
個人
介護浴槽
5か月前
個人
動体視力強化装置
17日前
個人
磁器治療器
10日前
個人
挟圧手工爪矯正具
2か月前
個人
鼻腔拡張具
2か月前
個人
入浴介護補助装置
5か月前
株式会社コロナ
脱臭機
2か月前
個人
排便漏れ予防装具
3か月前
個人
血管硬化度算出方法
24日前
個人
スプレー式目薬容器
6か月前
株式会社ナカニシ
生検針
10日前
個人
口腔ケア用歯ブラシ
2か月前
東レ株式会社
下肢着用具
10日前
個人
座椅子脱着式車椅子
5か月前
個人
マウスピース
4か月前
株式会社ニデック
眼科装置
20日前
株式会社ファンケル
化粧料
5日前
株式会社ファンケル
化粧料
1か月前
個人
唾液分泌促進具
19日前
株式会社ニデック
眼科装置
5か月前
株式会社ニデック
眼科装置
1か月前
個人
圧排器具
3か月前
株式会社ニデック
眼科装置
1か月前
株式会社ニデック
眼科装置
20日前
株式会社ニデック
眼科装置
1か月前
株式会社ダリヤ
皮膚洗浄剤
1か月前
大正製薬株式会社
内服液剤
10日前
大正製薬株式会社
固形組成物
5か月前
続きを見る
他の特許を見る